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フォルクスワーゲン トゥアレグ V10 TDi ドイツ 2003年
フォルクスワーゲンのクロスオーバーSUV トゥアレグが2002年に登場しました。ポルシェとの共同開発でポルシェ カイエンとプラットフォームをを共用する姉妹車でした。デザイン的にはこのクラスのSUVの標準的なスタイルで目立つ特徴はありません。エンジンは5気筒2.5L TDI/V型6気筒3L TDI/V型10気筒5L TDI(313HP)ディーゼルとV型6気筒3.2L/V型8気筒4.2L(310HP)ガソリンがありました。4WDシステムが標準搭載で、車高を手動で設定できる4輪エアサスペンション(オプション)など悪路走破性に優れていました。
2005年にW型12気筒6L(450HP)エンジンを搭載するW12 スポーツが世界限定500台で発売され、その後限定は外されました。2006年にはグループ内のアウディから姉妹車のアウディ Q7が登場しました。2006年のマイナーチェンジで、フロントグリルとヘッドライトの意匠が変更され、V型6気筒3.2LがV型6気筒3.6L FSI(直噴式)に、V型8気筒4.2LがV型8気筒4.2L FSIに変更されました。2010年に姉妹車のポルシェ カイエンとともにトゥアレグ 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ フォルクスワーゲン トゥアレグ 2010)
ミニカーは2004年に発売されたミニチャンプス製の当時物です。ミニチャンプスらしいそつのないうまい造形で、実車が良く再現されています。灯火類や室内などの細部もリアルに仕上げられています。ミニチャンプスはマイナーチェンジ版やパリ-ダカール ラリー仕様など10数種類をモデル化しています。これ以外のトゥアレグのミニカーはシュコーの1/87、ヴィーキングの1/87、ノレブの1/43と1/18などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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フォルクスワーゲン ゴルフ V ドイツ 2003年
フォルクスワーゲン ゴルフの5代目が2003年に登場しました。基本的なスタイルに変更はありませんでしたが、フロントグリルに呼応して窪ませたボンネットとエッジの効いたヘッドライトでより精悍になっていました。先代同様にアウディ A3をベースにしており、ボディが大きくなり居住性や操縦性を向上させていました。ボディは3/5ドアハッチバックで、2007年にワゴンのバリアントが追加されました。当初のエンジンは直噴式の4気筒1.4L(90HP)/1.6L、4気筒1.9L(104HP)ターボディーゼルがあり、6段変速が採用されました。
ゴルフ Vにはターボとスーパーチャージャーを併用してパワーアップした小排気量の1.4LエンジンとDSGと称する高効率のデュアルクラッチ式自動変速機の組み合わせで、高性能ながら低燃費を達成する新しい手法(ダウンサイジング)が採用されました。高性能版ではブラックアウトした精悍なフロントグリルを持ちDOHC 4気筒2L(200HP)ターボエンジンを搭載したGTIが2004年に登場しました。2006年にDOHC 6気筒3.2L(250HP)エンジン搭載で4WD化され専用サスペンションを持つレース仕様のR32も登場しました。派生車として車高を1.61mまで拡大したミニバン的なゴルフ プラス、ゴルフ プラスの最低地上高を高くしたSUV風のクロス ゴルフ、電動格納式ハードトップを持つクーペ/カブリオレのイオスなどがありました。2008年にゴルフ 6代目にモデルチェンジしました。総生産台数は約万台でした。(実車画像→ フォルクスワーゲン イオス 2006)
ミニカーは2005年に発売されたシュコー製です。3ドアのモデル化で、プロポーション、塗装、細部の仕上げに至るまで非常に良くできています。新しいということもありますが、前述したミニチャンプス製のゴルフ IVに比べてもレベルが高いように思います。ゴルフ IVの1/43のモデル化のライセンスはミニチャンプスがほぼ独占していましたが、ゴルフ Vはシュコー、ノレブ、オートアート、ヴィーキングなどが、3/5ドア、GTI、バリアントなどをモデル化していました。特に精悍な顔つきになったGTIは人気が高いようです。ミニチャンプスはゴルフ V R32とゴルフ プラスをモデル化していましたが、ミニチャンプスの天下が終わりに近づいたことが感じられました。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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メルセデス ベンツ CLSクラス (C219) ドイツ 2004年
メルセデス ベンツEクラス(W211)の派生車として、セダンながらクーペのようなデザインを特徴とするCLSクラスが2004年に登場しました。このデザインは外部の車両開発メーカー(IVM Automotive)に委託したもので、見た目重視のかっこいいものでしたので室内は狭くなっていました。その為Eクラスよりサイズが大きいのですが、後席は2人用で4人乗りでした。エンジンはV型6気筒3.5L(272HP)、V型8気筒5L(306HP)と高性能版AMG用のV型8気筒5.5Lスーパーチャージャー(476HP)でした。
チューナーのブラバスがCLSをベースに2006年に開発したブラバス CLS-V12 S ROCKETはV型12気筒ツインターボ(730HP!!)エンジンを搭載し、最高速は365.7km/hと世界最速の4ドア車だったそうです。2006年のマイナーチェンジで、5Lは5.5L、AMG用の5.5Lは6.2L(CLS63 AMG)に変わりました。CLSのデザインは当初は奇抜だと思われましたが、市場では評判が良かったようで、その後アウディ A7(2010)やフォルクスワーゲン パサート CC (2008)など同じようなスタイルの車が出てきました。(実車画像→ アウディ A7 (2010)) この4ドア クーペの概念は1970年代の日本で流行った4ドアピラードハードトップと似たようなもので、高級車では後席が多少狭くてもかっこいいデザインが受けるようです。2011年にCLS 2代目(C218)にモデルチェンジしました。(実車画像→ メルセデス ベンツ CLS 350 (C218))
ミニカーは2007年に発売されたミニチャンプス製の当時物です。ミニチャンプスはメルセデス ベンツを作らせるといい仕事をしますが、このC219も特徴的なかっこいいボディが実にうまく再現されています。フロントグリル周りの造形もリアルで、室内も彩色されて細部までリアルに再現されています。これ以外のC219のミニカーはヘルパの1/87、京商の1/18、マイストの1/18などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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BMW 120i (E87) ドイツ 2004年
BMWのエントリーモデルであった3シリーズ コンパクトの後継車として、2004年に新しい1シリーズ (E87)が登場しました。他社の同じクラスの車は、横置きエンジンの前輪駆動車ばかりでしたが、1シリーズは後輪駆動車でBMWらしい走りを楽しめる車となっていました。同時期に開発されていた3シリーズ(E90)とエンジン/シャーシを共用していました。当初は5ドアハッチバックだけで、エンジンは116i/118iがDOHC 4気筒1.6L(115HP)、120iがDOHC 4気筒2L(156HP)、118d/120dが4気筒2Lディーゼルターボを搭載していました。2006年にはDOHC 6気筒3L(265HP)エンジンを搭載した130iが追加されました。
2007年のマイナーチェンジで、キドニーグリルを大きくした意匠変更が行われ、3ドアハッチバックと3ドアクーペ/電動開閉式ソフトトップを持つ3ドアカブリオレが設定されました。同時に4気筒1.6L/2Lは新設計されたエンジンに変わりました。2008年にDOHC 6気筒3L(306HP)ツインターボ エンジンを搭載した135i クーペが追加されました。2011年に6気筒3Lエンジンを335HPまでパワーアップした1シリーズ クーペの高性能版である1M クーペが登場しました。2011年に1シリーズ 2代目(F20/F21)にモデルチェンジしました。なおクーペとカブリオレの2代目は2014年に新しい2シリーズ(F22/F23)として登場しました。(実車画像→ BMW 118i (F20/F21)、BMW 235i (F22/F23))
ミニカーは2005年に発売されたオートアート製の当時物です。特徴的なフロントの造形がうまく再現されていて、灯火類や室内などの細部もリアルで良く出来ています。オートアートの1/43ではほとんどに備わっている前輪操舵ギミックに加えて、ボンネットが開閉するギミック付きです。オートアート以外の1シリーズ(E87)のミニカーは、京商のクーペ/カブリオレ 1/18、ミニチャンプスのクーペ/カブリオレ、ヘルパのハッチバック/クーペ/カブリオレ 1/87などがあります。ミニチャンプスはM クーペもモデル化しています。以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像と前輪の操舵ギミック動作画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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アウディ A4 (B7) クワトロ ドイツ 2004年
2000年にアウディ A4の2代目(B6)が登場しました。外観は先代とほとんど同じで、構造的にも同じ縦置きエンジンの前輪駆動車/4輪駆動車で、DOHC 4気筒2LとDOHC 6気筒3L(220HP)エンジンが新しく追加されました。2002年にはDOHC V型8気筒4.2L(344HP)エンジンを搭載する高性能版のS4が設定されました。従来のセダンとワゴンのアバントに加えて、2000年には生産中止となっていたカブリオレの後継車となるA4 カブリオレが2005年に設定されました。(実車画像→ アウディ A4 B6 2000)
2004年にA4の3代目(B7)が登場しました。同年に登場したA6 3代目で初めて採用された大きく開口したフロントグリル(日本人デザイナー和田 智氏のデザインでシングルフレームグリルと呼ばれる)を採用したアウディの新しい顔になりました。先代(B6)をベースとして、サスペンションなどが改良されました。エンジンは従来のDOHC 4気筒1.6L/1.8L/2Lに2.0L(200HP)直噴ターボ、V型6気筒3.2L直噴(256HP)が追加され、ディーゼルでは4気筒1.9L/2L V型6気筒2.5L/3L(204HP)ターボなどがありました。ボディ形式はセダンとワゴンのアバント、2006年にカブリオレも設定されました。先代同様DOHC V型8気筒4.2Lエンジンを搭載する高性能版のS4が2005年に設定され、さらに高性能なRS4も2006年に設定されました。2007年に4代目 B8型にモデルチェンジしました。(実車画像→ アウディ A4 B8 2007)
ミニカーは2005年に発売されたミニチャンプス製です。A4 (B7) セダンをモデル化しています。ミニチャンプスらしいそつのない造形で、実車の雰囲気がうまく再現されています。フロントグリル、灯火類、室内などの細部もリアルに再現されていて良く出来ていました。ミニチャンプスはアバントとDTMレース仕様もモデル化しています。ミニチャンプス以外では、ブッシュ、ヘルパがセダンやアバントをモデル化しています。カブリオレはノレブ、ジク、ヴィーキングがモデル化しています。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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