ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

OPEL ASTRA G HATCHBACK 1998 GERMANY

OPEL ASTRA G HATCHBACK
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL ASTRA G HATCHBACK


SCUCO 4361 1/43 96㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.11m 全幅約1.71m エンジン 変速機: 4気筒 1.6L 100HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速188km/h  データーベースでオペル アストラのミニカー検索

オペル アストラ G ハッチバック ドイツ 1998年

 

 オペル アストラの2代目アストラ Gは1998年に登場しました。先代のシンプルな造形から少し個性的なデザインに変わりました。ボディ形式は5ドアハッチバック、4ドアセダン、5ドアワゴン(キャラバン)、2ドアクーペ(2000年追加 ベルトーネのデザイン)、2ドアカブリオレ(2001年追加 ベルトーネのデザイン)と多く、特にハッチバックのデザインはユニークでした。エンジンも4気筒1.2L/1.4L/1.6L/1.8L/2L、4気筒1.7L/1.2Lディーゼルとたくさんありました。(実車画像→ オペル アストラ G カブリオレ 2001)

 

 2001年以降に全エンジンが新型に変わり、性能が向上しました。2001年にスポーツ仕様にDOHC 4気筒2.2L(147HP)エンジンが追加されました。2002年のマイナーチェンジで、フロント/リアのライトなどの意匠が少し変更されました。OPC(オペル パフォーマンス センター)が開発した高性能車(従来はGSi)の第一弾がアストラ G OPCで、DOHC 4気筒2L(160HP)エンジンを搭載し2002年に登場しました。またクーペにV型8気筒4Lエンジン(キャディラック製)を搭載したレース仕様車で2000年からDTMに参戦し、初年度にはマニファクチャーズタイトルを獲得しています。2004年にアストラ Hにモデルチェンジしました。(実車画像→ オペル アストラ H 2004)

 

 

 ミニカーは1999年に発売されたシュコー製の当時物です。シュコーは1970年代に一度倒産しましたが、1990年代にブランドが復活しました。深みのあるしっかりした塗装で、リアルながらも少し癖のある独特の作風が新生シュコーの特徴でした。このアストラ Gも個性的なデザインがうまく再現されていてとても良く出来ていました。灯火類や室内などの細部も良く再現されています。シュコーはセダンとキャラバンもモデル化していました。これ以外のアストラ Gのミニカーはミニチャンプスのクーペとカブリオレがありますので、オペルがモデル化ライセンス供与でシュコーとミニチャンプスにミニカーを作り分けさせたのだと思われます。なおV8 クーペ レース仕様はミニチャンプスとシュコー(1/43と1/87)で約60種類もモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

OPEL ASTRA G HATCHBACK 1
OPEL ASTRA G HATCHBACK 2

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FORD FOCUS MK I 1998 GERMANY

FORD FOCUS MK I
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD FOCUS MK I


MINICHAMPS 430087020 1/43 98㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.18m 全幅約1.70m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 100HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速175km/h  データーベースでフォード フォーカスのミニカー検索

フォード フォーカス MK I ドイツ 1998年

 

 1998年にフォード エスコートの後継車 フォーカスが登場しました。フォードがシエラから続けてきた丸みのあるエアロルックデザインから鋭角的なラインを特徴とするニューエッジデザインにかわり、個性的なヘッドライト/リアライトで雰囲気が一変しました。ボディ形状は3/5ドアハッチバック、5ドアワゴン、4ドアセダンの構成でした。当初のエンジンは、4気筒1.4L、DOHC 4気筒1.6L/1.8L/2L(130HP)、4気筒1.8L(75HP)ディーゼルがありました。新設計されたシャーシは走行性能に優れ専門家の評価も高く、1999年ヨーロッパ カー オブ ザ イヤーを受賞しています。

 

 2001年のマイナーチェンジで、ヘッドライトまわりの意匠が少し変わりました。2002年にコスワースがチューンした4気筒2L(167HP)エンジンを搭載したスポーツ仕様のST170が設定され、2002年に4気筒2L(212HP)ターボ エンジンを搭載した高性能版 RSが限定生産されました。またエスコートのラリー仕様車の後継として、フォーカス RS WRCが1999年に登場し、ラリーで活躍しました。フォーカスはヨーロッパで大ヒットし、アメリカ、南アメリカ、ロシアなど世界中で生産されました。2005年に2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ フォード フォーカス MK II 2005)

 

 

 ミニカーは1999年頃に発売されたミニチャンプス製の当時物です。初期型の5ドアハッチバックをモデル化しています。ミニチャンプスらしいそつのないリアルな造形で、個性的なボディがうまく再現され良く出来ていました。実車に即したカラーリング、ホイールや室内などの細部もリアルに再現されています。(ただテールライトが少し大きめかなと思いますが) ミニチャンプスはマイナーチェンジ前後の3/5ドア、ワゴン、ラリー仕様など40種類以上のバリエーションを作っています。(ミニチャンプスが1/43のモデル化の権利をほぼ独占していたようです) それ以外のフォーカス 初代のミニカーはラリー仕様が多いですが、オートアートの1/18、Bブラーゴの1/24と1/43、ビテス、イクソ、リーツェの1/87などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD FOCUS 1
FORD FOCUS 2

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MERCEDES-BENZ CL 500 COUPE (C215) 1999 GERMANY

MERCEDES-BENZ CL 500 COUPE (C215)
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MERCEDES-BENZ CL 500 COUPE (C215)


MINICHAMPS 430038026 1/43 118㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m 全幅約1.86m エンジン 変速機: V型8気筒 5L 306HP 7/5段自動変速
性能: 最高速250km/h  データーベースでメルセデス ベンツ C215のミニカー検索

メルセデス ベンツ CL 500 クーペ (C215) ドイツ 1999年

 

 メルセデス ベンツ SクラスのクーペであるCLクラスの2代目CL 600(C215)が1999年に登場しました。ベンツの新しい顔である楕円4灯式ヘッドライトを採用したスタイリッシュなクーペスタイルは、従来のSクラスクーペにないスポーティなイメージでした。Sクラス(W220)のホイールベースを短縮し、サスペンションを電子制御する「Active Body Control」やレーザーで先行車を検出するクルーズコントロールなどベンツの先進技術が採用されていました。当初のエンジンはV型8気筒5LとV型12気筒5.8L(367HP)でした。

 

 2000年に高性能版のV型8気筒5.4Lエンジン搭載のCL 55 AMGが追加されました。2002年のマイナーチェンジでフロントの意匠が変更され、12気筒エンジンはツインターボ付V型12気筒5.5L(500HP)に、8気筒のCL 55 AMGはスーパーチャージャー付(500HP)に変更されました。2003年にはツインターボ付V型12気筒6L(612HP)エンジン搭載のCL 65 AMGが追加されました。2006年に3代目のCLクラス(C216)にモデルチェンジしました。(実車画像→ メルセデスベンツ CLクラス (C216))

 

 

 ミニカーは2000年に発売されたミニチャンプス製の当時物です。特徴的なクーペスタイルが良く再現されていて非常に良い出来ばえです。室内もかなりリアルに再現されています。ミニチャンプス流のデフォルメで車高を下げているので、実車以上にかっこよく見えます。ミニチャンプスは9色もカラーバリエーションを出していて、かっこいいのでカラーバリエーションは買わない私が銀色も買ってしまいました。これ以外のC215のミニカーではオートアートの1/18、ホンウェルの1/72、スパークのAMGなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ CL 500 COUPE (C215) 1
MERCEDES-BENZ CL 500 COUPE (C215) 2

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MERCEDES-BENZ ML320 (W163) 1999 GERMANY

MERCEDES-BENZ ML320 (W163)
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MERCEDES-BENZ ML320 (W163)


VITESSE VMC99013 1/43 109㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.59m 全幅約1.83m エンジン 変速機: V型6気筒 3.2L 218HP 5段変速/5段自動変速
性能: 最高速180km/h  フルタイム4WD データーベースでメルセデス ベンツ Mクラスのミニカー検索

メルセデス ベンツ ML320 (W163) ドイツ 1999年

 

 メルセデス ベンツのSUVとしてMクラスが1997年に登場しました。メルセデス ベンツには軍用車ベースの本格派オフロード車のGクラスがありますが、Mクラスは一般向けです。3列シート仕様では7人乗りとなる4ドアハッチバックで、デザイン的にはリアクオーターの処理などトヨタのハリヤーとよく似ていました。走行状態に応じて前後輪トルクを制御する電子制御式フルタイム4WDシステムを備えていました。6気筒3.2Lエンジン搭載のML320が北米で発売され、その後4気筒2.3Lエンジン搭載のML230がヨーロッパで発売されました。

 

 5気筒2.7Lターボ ディーゼルエンジン搭載のML270、V型8気筒4.3Lエンジン搭載のML430、V型8気筒5.4L(347HP)エンジン搭載のML 55 AMGなどが追加されました。2002年のマイナーチェンジでライトやバンパーの意匠が変更されて2005年まで生産され、2代目(W164)にモデルチェンジしました。メルセデス ベンツとして初めて本国以外のアメリカ工場で製造されたMクラス初代は、車両完成度が低いと評価されブランドの信頼性を著しく落としました。なおMクラスなのにMLという名前が付いているのは、Mシリーズを持つBMWがMという名前にクレームをつけたからだそうです。2015年からMクラスはGLEクラス(EクラスのSUV)に改名されました。

 

 

 ミニカーは1999年に発売されたビテス製の当時物です。ビテスが倒産する少し前に発売されたビテスとして一番出来が良かった時期の物で、3列シート仕様のML320をモデル化しています。プロポーションが良く灯火類や室内などの細部もリアルに再現されていて、かなり良い出来ばえでした。ビテスはバリエーションでML430もモデル化していました。ビテス以外のMクラス(W163)のミニカーはジク(1/55)、シュコー ジュニア、ブッシュの1/87、イクソのML500などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ ML320 (W163) 1
MERCEDES-BENZ ML320 (W163) 2

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BMW Z8 (E52) 1999 GERMANY

BMW Z8 (E52)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW Z8 (E52)


SOLIDO 1561 1/43 104㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.4m 全幅約1.8m エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 4.9L 400HP 6段変速
性能: 最高速250km/h  データーベースでBMW Z8のミニカー検索

BMW Z8 (E52) ドイツ 1999年

 

 1950年代のスポーツカー BMW 507をモチーフにして、アメリカのデザインセンターがデザインしたコンセプトカー BMW Z07が1997年に発表されました。この車は507のイメージを現代風に焼き直したノスタルジックな美しさを持つ2座スポーツカーでした。このZ07をほとんどそのままで量産化したのがZ8で1999年に登場しました。(実車画像→ BMW Z07)

 ボディだけではなくシャーシも全てアルミニウム製という高度な構造(車重1585kg)で、M5(E39)用のV型8気筒4.9L(400HP)エンジンを搭載していました。6段変速機で最高速は250km/h(リミッター解除で290km/h)と高性能でした。室内はセンターメーターが採用され、ややクラシックな感じがするシンプルな内装でした。標準装備されるリアデフロスター付のハードトップは、手動で脱着しました。

 

 2002年まで生産され、2003年はアルピナがチューンしたV型8気筒4.8L(381HP)エンジンを搭載し5段自動変速機に変更したアルピナ V8 ロードスターとして生産されました。総生産台数は約5700台(アルピナ V8は555台)でした。1999年に公開された映画「007 ワールド イズ ノット イナフ」のボンドカーに採用されました。

 

 

 ミニカーは2000年に発売されたソリド製の当時物です。ソリドの型番1500番台の1500シリーズは、定価2000円ほどと安価ながらも、老舗らしいツボを抑えた出来の良いミニカーに仕上がっていました。このZ8もプロポーションが良く、灯火類や室内などの細部もリアルに再現された良い出来ばえでした。(特に赤/黒の内装とインパネは値段相応以上に良く仕上げてあります) バリエーションでハードトップ付(型番1581)もありました。これ以外のZ8のミニカーはオートアートの1/18、京商の1/12と1/18と1/64、ミニチャンプス、シュコー、イクソ、国産名車コレクションなどがあります。アルピナ V8 ロードスターはヘルパがモデル化しています。ボンドカー仕様はコーギーの1/36、オートアートの1/18、京商の1/12などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BMW Z8 (E52) 1
BMW Z8 (E52) 2

 以下は2018年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションのBMW Z8 (1/43 No.315)の画像です。メーカーはイクソで、イクソのカタログモデル(型番MOC076)を流用しています。カタログモデルはハードトップが付いていないので、そこは変えているようです。安価な雑誌付きミニカーながら、上記のソリド製とほぼ同等レベルの良い出来ばえとなっています。値段を考えるとお買い得なミニカーです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW Z8 (E52) 3
BMW Z8 (E52) 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BMW Z8 (E52) 5
BMW Z8 (E52) 6

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