ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

TOYOTA CELICA GT-FOUR (T160) 1986 JAPAN

TOYOTA CELICA GT-FOUR (T160)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CELICA GT-FOUR (T160)


TROFEU 19 1/43 100㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.37m 全幅約1.69m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L ターボ 185HP 5段変速/4段自動変速 4WD
性能: 最高速220km/h (輸出仕様)  データーベースでトヨタ セリカ 4代目のミニカー検索

トヨタ セリカ GT-FOUR T160型 日本 1986年

 

 セリカ 4代目(T160型)が1985年に登場しました。コロナやカリーナ FFとプラットフォームを共有する横置エンジンの前輪駆動車となりました。デザインはアメリカのデザイン スタジオ CALTYによるもので、先代の直線的なボディを滑らかな曲面で覆ったような感じとなり、優れた空力特性のボディでした。セリカはリフトバックのみとなり、従来のクーペはコロナ クーペ(T160)となりました。また姉妹車として4ドアハードトップのカリーナ EDが登場しました。当初のエンジンは4気筒DOHC 1.6L(130HP)/SOHC 1.8L/DOHC 2L(160HP)の3種類でした。(実車画像→ トヨタ コロナ クーペ (T160))

 

 1986年にベベルギア式センターデフを持つフルタイム4WD GT-FOURが追加されました。1987年のマイナーチェンジで、1.6Lエンジンが廃止され、GT-FOURがビスカス式センターデフ方式となりました。1987年にはアメリカでオープンカーに改造されたコンバーチブルが国内で販売されました。(実車画像→ トヨタ セリカ コンバーチブル) 1988年には1.8LもDOHC化され全車がDOHCエンジンとなりました。1989年に5代目にモデルチェンジしました。

 先代のセリカのGr.B仕様はラリー選手権で活躍していましたが、1987年にGr.Bが廃止されました。TTE(トヨタ チーム ヨーロッパ)はスープラのGr.A仕様で活動を続けましたが、成績は芳しくありませんでした。1988年にはST165型をベースとしたGT-FOUR Gr.A仕様で参戦し、1990年に日本車初のドライバーズ タイトルを獲得しました。

 

 

 ミニカーは1990年に発売されたトロフュー製の当時物です。プロポーションが良くセリカ 4代目の雰囲気がうまく再現されています。トロフューは主にラリーカーをモデル化していますので、このノーマル仕様のセリカもラリー用の大きなタイヤフラップがついています。またラリーカーはデカールを変更してバリエーション展開するので、その関係でトロフューはテールライトやサイドマーカーなどの灯火類も全てデカールで表現しています。その為灯火類がややリアルさに欠けます。トロフューはセリカ GT FOURのラリー仕様を十数種類ほどモデル化しています。これ以外のセリカ 4代目のミニカーは、ダイヤペット、トミカ、アオシマ DISMの前期/後期型、CM'Sのラリー仕様、イクソ、国産名車コレクション、最近のレジン製ではhpiレーシングやMARK43などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
 

TOYOTA CELICA GT-FOUR (T160) 1
TOYOTA CELICA GT-FOUR (T160) 2

 以下は2012年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製のトヨタ セリカ GT FOUR (1/43 No.177) の画像です。ミニカーの底板にDISMのロゴが表示されていますので、アオシマ DISM製のセリカ GT-FOURを流用しています。細部の仕上げを少し簡素化しているようですが、オリジナル同様に前輪操舵ギミック付きです。オリジナルの出来が良いので、これも雑誌付きミニカーとしては良い出来ばえとなっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CELICA GT-FOUR (T160) 3
TOYOTA CELICA GT-FOUR (T160) 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CELICA GT-FOUR (T160) 5
TOYOTA CELICA GT-FOUR (T160) 6

 以下は前輪操舵ギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CELICA GT-FOUR (T160) 7

 以下は1986年に発売されたダイヤペット製の当時物 トヨタ セリカ 2000 GT-R (1/40 型番G47)の画像です。ダイヤペットの協力工場の11番工場製です。この11番工場製は、こんな具合に全体的に太目のデフォルメ?がされたものが多く、現在のスケールモデル的な基準ではあまり良い評価にはなりません。ただし実車のイメージから大きくは外れていないので、当時のミニカーとしては許容範囲で並みの出来ばえでした。室内のインパネは結構リアルに再現しています。ボンネット/ドア/テールゲート開閉とリトラクタブルライトの開閉ギミックが付いています。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CELICA 2000 GTR (T160) 9
TOYOTA CELICA 2000 GTR (T160) 10

  以下はフロント(リトラクタブルライトの開閉)/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/テールゲート開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CELICA 2000 GTR (T160) 11
TOYOTA CELICA 2000 GTR (T160) 12

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TOYOTA SOARER 3000GT LIMITED (Z20) 1986 JAPAN

TOYOTA SOARER 3000GT LIMITED (Z20)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA SOARER 3000GT LIMITED (Z20)


DIAPET G49 1/40 117mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.68m 全幅約1.73m エンジン 変速機: DOHC 6気筒 3L 230HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速180km/h (リミッター制限)  データーベースでトヨタ ソアラ Z20のミニカー検索

トヨタ ソアラ 3000GT  リミテッド Z20型 日本 1986年

 

 1986年にトヨタ ソアラ 2代目が登場しました。初代のデザインを踏襲しつつさらに洗練させたデザインとなりましたが、個人的にはその分だけやや目新しさが足りない感じもしました。エンジンは6気筒2L(1G)/3L(7M)で、新開発されたインタークーラー付ターボの7M-GTEU(230HP)は、当時日本最強のエンジンでした。トヨタ 2000GTで使われた4?ダブルウィッシュボーン方式サスペンションを採用し、最上級車には空気バネによる電子制御式エアサスペンションが装備されました。それ以外の先進装備も、鏡による虚像表示を使って奥行きを深くしたデジタルメーター、エアコンやオーディオを液晶タッチパネルで操作するマルチコントロールパネルなどてんこ盛りでした。

 

 1988?のマイナーチェンジで、内外装を変?して後期型となりました。エンジンがパワーアップし(7M-GTEU 240HP、1G-GTEU 200HP)、サスペンションが強化され、2Lクラス最上級車に2.0GTツインターボLが追加されました。1989?に電動格納式折畳みハードトップを採用したエアロキャビン(トップを収容する為に後席を廃止した2シーター車)が500台の限定?として設定されました。ソアラ 2代目の登場した時期はバブルの絶頂期だったので、初代同様に2代目も大ヒットしました。1991年にソアラ 3代目(レクサス SCの初代)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1986年に発売されたダイヤペット製の当時物です。ダイヤペットの協力工場の144番工場製で、プロポーションが良くフロントグリル/灯火類も結構リアルで、金色のサイドモールの塗装もきれいです。ドアミラーが付くようになり、室内も当時としてはかなりリアルに再現されていました。(メーターの印刷表示はまだ一般的ではなかったので、メーター表示がないこの状態でも当時としてはかなりリアルでした) 当時のダイヤペットとしてこれ以上は望めないレベルの良い出来ばえでした。ドア/ボンネット/トラックが開閉するギミック付です。(ただしボンネット内のエンジンはあまりリアルではないですが) ソアラ 2代目の当時物ミニカーはこれしかなく、トミカでもモデル化されていません。当時物以外ではいずれも高価なレジン製ですが、MARK43、HI-STORY、ホビージャパンの1/18などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA SOARER 3000GT LIMITED (Z20) 1
TOYOTA SOARER 3000GT LIMITED (Z20) 2

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TOYOTA STARLET TURBO-S (P71) 1986 JAPAN

TOYOTA STARLET TURBO-S (P71)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA STARLET TURBO-S (P71)


AOSHIMA DISM 75210 1/43 89mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.7m 全幅約1.59m エンジン 変速機: 4気筒 1.3L ターボ 105HP 5段変速
性能: 最高速160km/h?  データーベースでトヨタ スターレットのミニカー検索

トヨタ スターレット ターボ-S P71型 日本 1986年

 

 1984年にスターレット 3代目(P70型)が登場しました。コルサ/ターセルで前輪駆動車の実績を積んだことで、スターレットに横置エンジンの前輪駆動方式が採用されました。3ドア/5ドアハッチバックのボディは同時期のカローラ IIをスポーティにしたようなデザインでした。前輪駆動方式を採用したことで室内は広くなっていました。当初のエンジンは先代と同じ4気筒1.3L(93HP)で、希薄燃焼方式(リーンバーン)の低燃費仕様がありました。

 

 1986年にインタークーラー付ターボエンジンを搭載したGP ターボが追加されました。このターボは過給圧を2段階に変えられ、ローモードで91HP、標準モードで105HPとハイパワーで、「かッとび スターレット」と呼ばれました。1987年のマイナーチェンジで後期型となり、フロントグリル/バンパーの意匠が変更され、4気筒1.5L(55HP)ディーゼルエンジンが追加され、ターボ仕様には電子制御サスペンションTEMSが設定されました。1988年には電動キャンバストップ仕様が追加され、ターボは110HPにパワーアップしました。先代のKP型スターレットと同様に、サーキット、ジムカーナ、ダートトライアルなどの幅広いモータースポーツの入門車としても人気がありました。1989年に4代目(P80型)にモデルチェンジしました。(実車画像→ トヨタ スターレット 1994)

 

 

 ミニカーは2006年に発売されたアオシマ DISM製です。プロポーションが良く、室内などの細部も結構リアルに再現されていてかなり良い出来ばえです。このDISMシリーズにはそれぞれちょっと変わったギミックが付いていたのですが、このスターレットには小型の水銀電池2個で前後ライトを点灯させるギミックが付いていました。ライトを点灯させるギミックは配線や導光板など結構複雑な構造となるのですが、これはその構造を底板部分にうまくまとめています。点灯させるスイッチは底板部にあります。アオシマ DISMは後期型もモデル化しています。これ以外のスターレット 3代目のミニカーは、DISMの型を流用した国産名車コレクションの前期型ターボ、BM CREATIONSのターボ S 1/64があります。 以下はフロント/リアの拡大画像と前後ライトの点灯ギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA STARLET TURBO-S (P71) 1
TOYOTA STARLET TURBO-S (P71) 2

 以下は2013年に発売されたアシェット 国産名車コレクションのスターレット 3代目 前期型ターボ (1/43 No.187)の画像です。上記のアオシマ DISM製を流用して、内装などの仕上げレベルを簡素化した廉価版になります。ライト点灯ギミックも省かれています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA STARLET TURBO-S (P71) 3
TOYOTA STARLET TURBO-S (P71) 4

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OPEL SENATOR B 1987 GERMANY

OPEL SENATOR B
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
OPEL SENATOR B


GAMA 1133 1/43 113㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.85m 全幅約1.77m エンジン 変速機: 6気筒 3L 177HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速220km/h  データーベースでセネター/モンザのミニカー検索

オペル セネター B ドイツ 1987年

 

 オペル セネターの2代目セネター Bが1987年に登場しました。前年に登場したオメガ Aをベースにしてホイールベースを延長し居住性を向上させていました。ボディ形式は4ドアセダンのみで、キャラバン(ワゴン)が設定されていないのも最上級車ゆえでした。空力に優れたデザインの後輪駆動車ながら、ライバルの前輪駆動車アウディ 100よりも室内が広かったそうです。当初は6気筒2.5L/3Lエンジンを搭載していました。上級仕様のCDは豪華な内装で電子制御サスペンションやクルーズコントロールなどの先進機器を装備していました。

 

 1989年に3LエンジンがDOHC化(204HP)され、1990年に2.5Lは2.6Lに変わりました。イギリスではヴォクスホール セネターとしても販売されました。中身が実質的にはオメガ Aであったことから6気筒版のオメガ Aとユーザーがかぶり、販売はあまり振るわなかったようです。1994年にオメガ Bが登場した際に、オメガに統合されて最上級車セネターの名前は消えました。セネター Bの総生産台数は約7万台でした。 (この当時のオペルはやたらと車名が変わっていたのですが、車を売るのにはマイナス要因だったと思います)

 

 

 ミニカーは1988年に発売されたガマ製の当時物です。フロントグリル造形や滑らかなボディ造形など実車の雰囲気がうまく再現されていて良く出来ていました。同じガマ製のオメガ Aのミニカーと並べてみると、オメガ Aをベースにしていることがわかります。ドア/トランクが開閉するギミック付きです。実車の人気を反映しているのか、セネター Bの当時物ミニカーはこれしか無いようです。当時物以外のミニカーでもNEO(レジン製少量生産)とミニカー付雑誌「OPEL COLLECTION」のNo.58(イクソ ALTAYA製)でモデル化しているぐらいです。 以下はフロント/リアの拡大画像とトランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

OPEL SENATOR B 1
OPEL SENATOR B 2

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RENAULT 21 2L TURBO 1987 FRANCE

RENAULT 21 2L TURBO
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 21 2L TURBO


UNIVERSAL HOBBIES E2291 1/43 105㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.73m エンジン 変速機: 4気筒 2L ターボ 175HP 5段変速
性能: 最高速227km/h  データーベースでルノー 21のミニカー検索

ルノー 21 2L ターボ フランス 1987年

 

 1986年にルノー 18の後継車としてルノー 21が登場しました。シンプルで無国籍な感じのするボディデザインはイタルデザインのG.ジウジアーロによるもので、ボディの大型化で居住性が向上しました。先代と同様に世界戦略車として多くの国で生産され、アメリカではAMC(後のクライスラー)のメダリオンとして販売されました。当初は4ドアセダンのみで後にワゴンのネバダが追加されました。(実車画像→ AMC メダリオン 1990)

 

 この車はエンジンによって縦置きと横置きを変えていました。理由はルノーには2Lエンジン以上のトルクに対応できる前輪駆動横置き用ギヤボックスがなかったからで、2Lクラス以上は縦置きでした。 そのエンジンは4気筒1.7L/2L、2.1Lディーゼルの3タイプでした。1987年には2Lターボ仕様が追加され、1988年にはパートタイム4WD、1989年マイナーチェンジで後期型に変わり5ドアハッチバックが追加されました。その後も高級仕様のバカラ、フルタイム4WDのクワドラなどが追加され、1993年に後継車ラグナにモデルチェンジしました。総生産台数は約200万台でした。

 

 

 ミニカーは2006年頃に発売されたユニバーサルホビー製です。ユニバーサルホビーは最近は農機関係のミニカーがメインですが、フランスのメーカーですので以前はルノーの乗用車も手掛けていました。現在の農機のミニカーはかなり良い出来で、乗用車のミニカーもレベルの高いものでした。このルノー 21もプロポーションが良く室内など細部の仕上げもリアルで良い出来ばえでした。1980年代後半はまともなミニカーが少なかった時代でしたので、ルノー 21の当時物ミニカーはありませんでした。これ以外のルノー 21のミニカーはノレブがネバダを、スパークがレース仕様を作っています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT 21 2L TURBO 1
RENAULT 21 2L TURBO 2

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