ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

VOLVO XC60 T6 2017 SWEDEN

VOLVO XC60 T6
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLVO XC60 T6


KYOSHO 03672R 1/43 108㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.69m 全幅約1.9m エンジン 変速機: 4気筒 2L ターボ+スーパーチャージャー 320HP 8段自動変速 4WD
性能: 最高速224km/h  データーベースでボルボ XCのミニカー検索

ボルボ XC60 T6 スウェーデン 2017年

 

 ボルボ初のコンパクトSUV XC60が2008年に登場しました。ステーションワゴンのXC70をベースとしており、XC70のフロントのイメージを引き継いで高い車高ながらクーペのようなスタイルをしたSUVでした。エンジンは4気筒2L、5気筒2L/2.5L、6気筒2.9L/3.2L、4気筒2L ターボ ディーゼル、5気筒2.4L ターボ ディーゼルなどで、駆動方式は前輪駆動と4輪駆動(パートタイム)がありました。高級なSUVとして上質な内装を備え、死角となった後続車の接近警告や低速での追突を回避するオートブレーキシステムなどのボルボらしい安全装備が標準装備されていました。2009年にはボルボのベストセラーモデルとなりました。(実車画像→ ボルボ XC60 2010ボルボ XC70 2008)

 

 2017年にXC60は2代目にモデルチェンジしました。大型化されたボディは最近のSUVに共通するデザインながら、「トールハンマー」と称するLED式デイタイム ランニング ライト付のヘッドライトとテールゲートまで回り込んだテールライトでボルボの個性を出していました。エンジンは4気筒2L ガソリン ターボ/ディーゼル ターボで、スーパーチャージャー付もあります。また後輪を電気モーターで駆動するプラグイン ハイブリッド仕様もあります。安全装備は運転支援機能が大幅に強化され、レベル2の自動動運転システムを実現しています。それらの先進技術が評価されて、2017年の日本 カー オブ ザ イヤーを受賞しています。これは2013年のフォルクスワーゲン ゴルフ VIIに次ぐ外国車として2台目の受賞となりました。

 

 

 ミニカーは2018年に発売された京商製です。XC60 2代目でガソリンエンジンの高性能版T6をモデル化しています。プロポーションが良く、特徴的なヘッドライト/テールライトなどの細部もうまく再現してあり、良い出来ばえでした。京商の1/43が外国車をモデル化するのはベンツなどの高級車がほとんどなのですが、このボルボ XC60は日本 カー オブ ザ イヤーを受賞したから(実車販促用プロモーションモデルとして?)モデル化したと思われます。なおこれ以外のXC60 2代目のミニカーは、トミカの1/64があります。XC60 初代はノレブやMOTORARTなどがモデル化しています。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

VOLVO XC60 1
VOLVO XC60 2

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VOLVO XC40 2017 SWEDEN

VOLVO XC40
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLVO XC40


KYOSHO KS03673GR 1/43 ㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.43m 全幅約1.88m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L ターボ 190/252HP 8段自動変速 4WD
性能: 最高速180km/h (リミッター作動)  データーベースでボルボ XCのミニカー検索

ボルボ XC40 スウェーデン 2017年

 

 前述したボルボのコンパクトSUV XC60よりも、サイズの小さなXC40が2017年に登場しました。エンジンは3気筒1.5L、4気筒2L、4気筒2L ターボ ディーゼル、3気筒1.5Lと電気モーターのPHEVがあり、駆動方式は前輪駆動と4輪駆動です。2018年ヨーロッパ カー オブ ザ イヤーと2018年の日本 カー オブ ザ イヤーを受賞しました。ボルボは2017年の日本 カー オブ ザ イヤーをXC60で受賞していて、ボルボとしては2年連続した受賞となりました。

 

 解説追加 予定

 

 

 ミニカーは京商製で2017年に発売されました。画像は京商のWEBショップから借用しました。

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TOYOTA TS050 HYBRID LE MANS 2017 JAPAN

TOYOTA TS050 HYBRID LE MANS
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA TS050 HYBRID LE MANS


LE MANS RACING CAR COLLECTION No.1 1/43 108㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.65m 全幅約1.9m エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 2.4L ツインターボ 500HP
 前後輪モーター 367kW(500HP) ハイブリッド方式 6段変速
性能: 最高速 330㎞/h  データーベースでトヨタ TS0*のミニカー検索

トヨタ TS050 ハイブリッド ルマン 日本 2017年

 

 トヨタはGT-ONE(TS020)で1998年のルマンに参戦しました。GT-ONEは当時のGT1規格のマシンで、F1マシンにカバーをかけたような独特のデザインで話題となりました。レースではファーステストラップを記録し早かったのですが、最終的に9位でした。1999年ルマンではGTP(プロトタイプ)クラスに変更したGT-ONEで参戦し、ファーステストラップを記録するも、2位で終わりました。この後トヨタはレース活動の主軸をF1に移し、ルマン参戦は2011年まで中断となりました。

 

 トヨタは2012年にTS030 ハイブリッドでルマンに復帰しました。決勝でトップ争いをしましたが、出場した2台ともトラブルでリタイアしました。2013年は前年と同じTS030 ハイブリッドで2位となりました。2014年は新型のTS040 ハイブリッドで参戦し、予選で中嶋一貴が日本人初のポールポジションを獲得し、決勝では3位に入賞しました。2015年もTS040 ハイブリッドで参戦しましたが、6位と8位でした。2016年は新型のTS050 ハイブリッドで参戦し、ポルシェに競り勝ち初の総合優勝かと思われた残り3分の時点でマシントラブルによりストップしてしまい、ポルシェが逆転優勝し残った1台が2位となりました。

 

 

 2017年はTS050 ハイブリッド 3台で参戦し、ポールポジションでスタートしレースをリードしましたが、2台はトラブルでリタイヤし、残り1台もモーターのトラブルで遅れ8位でレースを終えました。2018年はTS050 ハイブリッド 2台で参戦し、8号車がポールポジションでスタートし最後までトップを譲らず、7号車と1-2フィニッシュで優勝しました。日本人がドライブする日本車が優勝したのは初めてのことでした。ただ強豪のポルシェやアウディが参戦していなかったので、いまひとつ盛り上がりに欠ける優勝でした。2019年のルマンでは7号車がポールポジションでスタートしましたが、タイヤ交換のピットインで遅れ、8号車が1位となりルマン2連覇となりました。2020年のルマンではいくつかのトラブルがありましたが、8号車が1位、7号車が3位となり、ルマン3連覇を果たしました。2021年からは世界耐久選手権(WEC)の最高峰クラスがLMP1クラスからルマン ハイパーカー(LMH)クラスに変更されたので、それに対応してトヨタ GR010 ハイブリッドが開発されました。2021年のルマンではGR010 ハイブリッド 7号車と8号車が1-2フィニッシュで優勝し、ルマン4連覇となりました2022年のルマンもGR010ハイブリッドで優勝し5連覇となり、2023年のルマンではフェラーリが優勝し、GR010ハイブリッドは2位となりました。

 ミニカーは2018年に発売が開始されたアシェット製 ルマン24時間レースカーコレクションの創刊号です。メーカーはスパークで、同社の主力であるレジン製ではなくダイキャスト製です。2017年に8位となった8号車をモデル化しています。スパークは同じ車をレジン製でモデル化しているので、それのダイキャスト版ということになり、デカール(タンポ印刷も含む)などの細部のパーツは流用していると思います。エッティング材のワイパーやアンテナなどは従来の雑誌付きミニカーに比べるとレベルの高い出来ばえでした。ただその分定価が2499円と雑誌付きミニカーとしては少しだけ高かったですが、この類のミニカーが好きな方にはお買い得でした。スパークは2016年のルマン出場車や2018年のルマン優勝車などTS050を数種類モデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA TS050 HYBRID GAZOO RACING #8 LE MANS 2017 1
TOYOTA TS050 HYBRID GAZOO RACING #8 LE MANS 2017 2

 以下は2021年に発売されたアシェット製 ルマン24時間レースカーコレクションのトヨタ TS050 ハイブリッド 2018 (1/43 No.75)です。2018年に優勝した8号車をモデル化しています。上述した2017年の8号車と同じTS050なので、外形は同じですがカラーリングが異なっています。このルマン24時間レースカーコレクションは創刊号のTS050で始まり、このNo.75のTS050が最終号で終了しました。このシリーズは主に1970年代以降のルマン参戦車をモデルしていたので、それ以前の古いレースカーがモデル化されなかったのは個人的にはやや期待外れでした。ただモデル化されたミニカーはいずれも従来の雑誌付きミニカーのレベルを超える良い出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA TS050 HYBRID GAZOO RACING #8 LE MANS 2018 1
TOYOTA TS050 HYBRID GAZOO RACING #8 LE MANS 2018 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。実車に即したロゴ/レタリングは細部まで実に良く仕上げてあると思います。(タンポ印刷/デカール貼付技術が向上した賜物です) なおテールフィンが少し傾いているのはご愛敬レベルのものですので、気にしないでください。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA TS050 HYBRID GAZOO RACING #8 LE MANS 2018 3
TOYOTA TS050 HYBRID GAZOO RACING #8 LE MANS 2018 4

データーベースで歴代のルマン 優勝車 1970年以前のミニカー検索
データーベースで歴代のルマン 優勝車 1971年-1994年のミニカー検索
データーベースで歴代のルマン 優勝車 1995年以降のミニカー検索

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LEVC TX (TX5) TAXI 2018 UK

LEVC TX (TX5) TAXI
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LEVC TX (TX5) TAXI


OXFORD 43TX5001 1/43 mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.86m 全幅約2m エンジン 変速機: 100kW(150HP) + 3気筒 1.5L ターボ (81HP) 
性能: 最高速128km/h シリーズ ハイブリッド 航続距離600㎞ データーベースでロンドン タクシーのミニカー検索

LEVC TX (TX5) ロンドン タクシー (ハイブリッド車) イギリス 2018年

 

 2007年に登場したロンドン タクシー TX4の後継となる、LEVC TX(TX5)が2018年に登場しました。LEVC TX(TX5)はレンジエクステンダー用ガソリンエンジンを搭載したプラグイン シリーズ ハイブリッドカーで、製造は中国の自動車会社ジーリー(Geely)社傘下のLEVC(London EV Company)が行いました。外観は従来のロンドン タクシーのスタイルを継承しつつ、車椅子での乗降りを配慮した6座席の広い室内を確保し優れた操縦性も有するとのことです。(実車画像→ ロンドン タクシー TX4)

 

 基本は電気モーターで走行する電気自動車ですが、搭載するボルボ製3気筒1.5Lターボチャージャーエンジンでリチウムイオン バッテリーを充電します。また電動パワートレインシステムもボルボ製を使っています。バッテリーの容量は31kWh(400V)でバッテリーだけでの走行距離は130㎞ですが、エンジンで充電しながらの走行距離は600㎞とのことです。ちなみにプリウス PHV 2代目のバッテリーだけの走行距離は68㎞なので、プリウスよりもかなり大型の電池を搭載しているようです。なおLEVCはこのLEVC TXをロンドン以外の欧州都市にも売り込むようです。

 日本ではトヨタが2017年にタクシー専用車 JPN TAXI(ジャパンタクシー)を発売しました。外観的には似ていますが、JPN TAXIは4気筒1.5L LPGエンジンと電気モーターのトヨタ流のハイブリッドカーです。最近このタクシーも良く見かけるようになりましたが、将来的にはこれも電動化されるのでしょう。(実車画像→ JPN TAXI)

 

 

 ミニカーは2018年に発売されたオックスフォード製です。特に凝ったところはないのですが、実車の雰囲気がうまく再現され、良く出来ていました。室内も未彩色ながら良く再現されています。ステアリングホイールの左横にスマホのようなディスプレー/コントローラーが再現されています。驚くのは定価が2500円と雑誌付きミニカー並みに安いことです。1/43のダイキャスト製ミニカーであればこのぐらいの値段で作ることができるのですから、このオックスフォードのような安価な1/43ミニカーを国産ブランドでも作ってほしいものです。(レジン製でやたらと高価なミニカーは買う気がしませんので) 2023年現在でLEVC TX5のミニカーはこれしかないようです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LEVC TX5 TAXI 1
LEVC TX5 TAXI 2

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NISSAN LEAF (EV) 2018 JAPAN

NISSAN LEAF (EV)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN LEAF (EV)


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) No.320 1/43 103mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.48m 全幅約1.79m エンジン 変速機: 電動モーター 110kW(150PS) バッテリー容量 40kWh 航続距離 400km
性能: 最高速 140㎞/h(リミッター制限)  データーベースで日産 リーフのミニカー検索

日産 リーフ (電気自動車) 日本 2018年

 

 日産の本格的な量産電気自動車であるリーフの2代目が2017年に登場しました。初代リーフと同じプラットフォームに、今風のフロントグリルとテールライトでリニューアルしたデザインになりました。初代のモーター(80kW)より強力なモーター(110kW)が採用され、電気自動車としての性能が向上していました。搭載するバッテリー容量は2種類あり、エントリー仕様は48kWh(初代は30kWh)、上級仕様は60kWhです。上級仕様の60kWhバッテリーによる航続距離は550kmで、初代 後期型の280㎞から大幅に向上していました。

 

 先進的な装備としては、アクセルペダルのみの操作で、発進、加減速、停止/停止保持が可能な「Eペダル」システムや、国産車としては初めての自動駐車システムでアクセル、ブレーキ、ハンドル、パーキングブレーキまでを自動制御する「プロパイロット パーキング」システムを搭載しています。アメリカの電気自動車テスラのように走行性能が高性能スポーツカー並みということはないですが、一般的なユーザー向けの実用的な設定がされていると思います。

 

 

 ミニカーは2018年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションでメーカーはイクソです。このリーフが国産名車コレクション シリーズ最終号のミニカーとなりました。約12年間続いたシリーズの最後にふさわしく、雑誌に付属する安価なミニカーとしては申し分のない良い出来ばえとなっていました。フロントグリル、特徴的な黒いルーフとテールライト部の造形、室内の造形などリアルにできていました。これ以外のリーフ 2代目のミニカーは、これと同じ型のイクソ、トミカの1/63、ホットホイールのニスモ RC_02 1/64があります。なお日産自動車の特注品の1/43もありますが、これと同じ型をつかった物のようです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN LEAF 1
NISSAN LEAF 2

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