ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

TOYOTA LEXUS LFA 2011 JAPAN

TOYOTA LEXUS LFA
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA LEXUS LFA


MINICHAMPS 400166020 1/43 105㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.51m 全幅約1.9m エンジン 変速機: DOHC V型10気筒 4.8L 560HP 6段半自動変速
性能: 最高速323km/h  データーベースでレクサス LFAのミニカー検索

トヨタ レクサス LFA 日本 2011年

 

 国産初のスーパーカーとしてトヨタが2000年頃から開発を進めていたレクサスのスポーツカーは、2005年と2007年にコンセプトカー LF-Aとして公開されました。LF-Aの市販車レクサス LFAは2010年から販売されました。デザインはトヨタ(レクサス)流のオーソドックスなもので、この手のスーパーカーとしてはやや地味で、リアサイドのエアスクープだけがやけに目立ちました。リアには車速感応式のスポイラーが装備されていましたが、これも低速時には目立ちませんでした。(実車画像→ コンセプトカー トヨタ LF-A)

 

 シャーシはカーボンモノコックでボディはCFRP(炭素繊維強化プラスチック)製で軽量です。この車の為にヤマハ発動機が開発したV型10気筒4.8Lエンジンは過給なしで560HPと高性能でした。(2000GTやトヨタ 7など高性能エンジンは全てヤマハが開発していました) フロントミドシップ搭載したエンジンとトランスアクスルによる後輪駆動というオーソドックスなFR駆動方式で、最近はやりの電子制御式4WD方式はあえて使わなかったようです。

 

 

 電子制御のトラクションコントロールやABSなどの車体総合コントロールシステムを搭載し、オート/スポーツ/ノーマル/ウエットの走行モードを選択できました。またオーディオ、エアコン、パワーシートなど快適装備や5個のエアバックにより安全装備も完備していました。国内の工場で熟練工の手作業で1日1台のペースで生産していたとのことで、2012年末までに約500台が生産されました。車両開発段階のLF-Aの頃からレースに参戦していて、2015年頃までレース仕様車が活躍していました。

 ミニカーはミニチャンプス製で2012年に発売されました。ミニチャンプスらしいそつのない造形で、実車がうまく再現されていて良く出来ていました。ただ2000年頃に発売されていた同社製のミニカーと比べると、内装の仕上げなど細部を簡素化したように感じられました。このミニカーで左サイドウインドーが閉じているのは、憶測ですが、室内の仕上げを簡素化したことを示唆していました。(ミニカーの出来ばえには型職人など関与した人の意思が微妙に反映されているもので、ミニチャンプスの1/43の乗用車は室内などの仕上げが以前より少し雑になりました) これ以外のLFAのミニカーはエブロ(レジン製)、オートアート(1/18)、京商(1/64)、MARK43(レジン製)、WIT'S(レジン製)、トミカ プレミアムの1/62などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA LEXUS LFA 1
TOYOTA LEXUS LFA 2

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MAZDA DEMIO SPORT 2011 JAPAN

MAZDA DEMIO SPORT
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA DEMIO SPORT


WIT’S CMZ439 1/43 ㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.9m 全幅約1.69m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.5L 103HP 5段変速/4段自動変速/CVT
性能: 最高速174km/h (輸出仕様)  データーベースでマツダ デミオのミニカー検索

マツダ デミオ スポーツ 日本 2011年

 

 2007年にマツダ デミオ 3代目が登場しました。初代と2代目はSUV的なトールワゴンでしたが、3代目は一般的な小型ハッチバックセダンとなりました。外観は先代より車高が下がり、欧州風のダイナミックでスタイリッシュなデザインとなりました。国内は5ドアハッチバック、海外向けは3ドアハッチバックと4ドアセダンがありました。プラットフォームが変更され、エンジンはDOHC 4気筒1.3L/1.3L(低燃費ミラーサイクル)と高性能版スポーツ用のDOHC 4気筒1.5L(113HP)が搭載され、変速機は5段変速/4段自動変速/CVTでした。2007年のRJC カー オブ ザ イヤーとワールド カー オブ ザ イヤーを受賞しています。

 

 2011年のマイナーチェンジで後期型となり、フロントグリルがマツダの統一デザインである5角形タイプに変更されました。同時にマツダ独自の技術である「スカイアクティブ(SKYACTIV)テクノロジー」を適用した高圧縮比の直噴4気筒1.3L(92HP)エンジンが搭載され、30.0L/㎞の低燃費を達成しました。またボディ剛性強化や足回りの改良が行われ操縦安定性が向上しました。2012年にデミオをベースにしてリチウムイオン電池を搭載した電気自動車デミオ EVがリース販売されました。2014年にデミオ 4代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2011年に発売されたWIT'S製(レジン製)です。デミオ 3代目後期型で高性能版のスポーツをモデル化しています。ミニカーの画像はWEBショップのサンプル画像を借用させていただきました。(新興ブランド製で出来ばえが価格に見合っていないレジン製ミニカーはほとんど購入しませんので、このミニカーは持っていません) 画像を見ただけですがレジン製ミニカーの標準的な出来ばえで、実車の雰囲気がうまく再現されていると思います。これ以外のデミオ 3代目のミニカーはトミカの1/60、スパーク(レジン製)のマツダ特注品などがあります。

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GM CHEVROLET CAMARO RS 2012 USA

GM CHEVROLET CAMARO RS
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CAMARO RS


IXO MOC173 1/43 113㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.84m 全幅約1.92m エンジン 変速機: V型8気筒 6.2L 432HP 6段変速/6段自動変速
性能: 最高速248m/h  データーベースでシボレー カマロ 4代目以降のミニカー検索

GM シボレー カマロ RS アメリカ 2012年

 

 1993年にGM シボレー カマロ 4代目が登場しました。先代のボディを曲線的なラインで置き換えたような空力的なスタイルに変わりました。2ドアハッチバッククーペとコンバーチブルがありました。標準のエンジンはV型6気筒3.4L(160HP)で、高性能版Z28にはコルベットと同じV型8気筒5.7L(275HP)が搭載され、6段変速機で最高速255㎞/hの性能でした。(実車画像→ GM シボレー カマロ 1993)  1998年の大幅なマイナーチェンジで、フロントのデザインが大きく変更されました。Z28のエンジンは新開発のV型8気筒5.7L(305HP)に変更され、このエンジンをさらに320HPにパワーアップしたSSもありました。スポーティなクーペタイプの車の販売が低迷したことから、2002年でカマロは生産中止となりました。(実車画像→ GM シボレー カマロ 1998)

 

 2005年にフォード マスタング 初代のデザインをモチーフにしたマスタング 5代目が登場し話題となりました。これに対抗してカマロ 初代のデザインをを現代風にアレンジしたカマロのコンセプトカーが2006年に公開されました。このコンセプトカーは映画 トランスフォーマー(2007年公開)に登場しました。(実車画像→ GM シボレー カマロ コンセプトカー 2006)

 

 

 コンセプトカーをベースにしたカマロ 5代目が2010年に登場しました。当初はクーペだけでしたが、2011年に電動開閉式ソフトトップを持つコンバーチブルが追加されました。エンジンはLSとLTにV型6気筒3.6L(312HP)、高性能版SSにはV型8気筒6.2L(426HP)が搭載され、変速機は6段変速/6段自動変速でした。2012年にカマロとしては最強のV型8気筒6.2Lスーパーチャージャー付(580HP)エンジンが搭載されたレース仕様のZL1が追加されました。2013年のマイナーチェンジで、フロントとリアの意匠が少し変更され、V型8気筒7L(505HP)エンジンが搭載されるZ/28が追加されました。2016年にカマロ 6代目にモデルチェンジしました。6代目もデザイン的には5代目を踏襲していました。(実車画像→ GM シボレー カマロ 2018)

 ミニカーは2015年に発売されたイクソ製です。フロントグリル右端に小さいですが「RS」の金色ロゴが付いているので、カマロ 5代目 RS パッケージをモデル化しているようです。イクソの標準的な良い出来ばえで、フロントグリル/灯火類/室内などの細部がリアルに仕上げてありました。ただしウエストラインから下の部分が少し大き目で、プロポーション的にはややアンバランスな感じがします。(以下の実車との側面比較画像参照) イクソはWTCC セーフティカーやドバイ ポリス仕様、コンバーチブルなどもモデル化しています。これ以外のカマロ 5代目のミニカーは国産名車コレクションがこのイクソ製を流用してカマロ SSやマイナーチェンジ後のコンバーチブルをモデル化しています。それ以外ではトミカとトミカ リミッテドの1/65、WELLYの1/24、グリーンライトの1/64などがあります。カマロ 4代目のミニカーはマッチボックスの1/63、ジョニーライトニングの1/64、WELLYの1/24などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

GM CHEVROLET CAMARO 1
GM CHEVROLET CAMARO 1

以下は実車とミニカーの側面を比較してみた画像です。ミニカーの緑色輪郭線が実車の輪郭線よりも下にはみ出しているので、ボディ下半分が大き目にできていて車高が高いことが分かります。(画像のマウスオーバー又はタップでミニカーの緑色輪郭線が実車上に移動します)
GM CHEVROLET CAMARO 3

 以下は2015年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションのGM シボレー カマロ SS 2010 (1/43 No.249)の画像です。上述のイクソ製を流用してコストダウンで室内の仕上げを簡素化していました。またナンバープレートとフロントグリルのRSのロゴが外されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CAMARO CONVERTIBLE
GM CHEVROLET CAMARO CONVERTIBLE

 以下は2017年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションのGM シボレー カマロ コンバーチブル 2014 (1/43 No.297)の画像です。マイナーチェンジ後のコンバーチブルをモデル化しているので、フロントグリル/バンパー、テールライトなどが変更されています。オープンカーなので室内の造形が良くわかります。これもイクソのカマロ コンバーチブル(型番MOC203)を流用しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CAMARO CONVERTIBLE 1
GM CHEVROLET CAMARO CONVERTIBLE 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET CAMARO CONVERTIBLE 3
GM CHEVROLET CAMARO CONVERTIBLE 4

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GM CHEVROLET VOLT (EV) 2012 USA

GM CHEVROLET VOLT (EV)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET VOLT (EV)


KYOSHO KG004S 1/18 mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.79m エンジン 変速機: 電動モーター 111kW(149hp)
エンジン DOHC 4気筒 1.4L (103HP) 電気式無段変速
性能: 最高速160km/h   データーベースでGM シボレー ボルトのミニカー検索

GM シボレー ボルト (電気自動車) アメリカ 2012年

 

  1998年にアメリカ カリフォルニア州で制定されたZEV法は州内で販売する自動車の2%、2003年には10%をZEV(Zero Emission Vehicle:排ガス0の車=電気自動車)とする事を義務付けるものでした。当時これに対応して電気自動車トヨタ(RAV4 EV)/日産自動車(アルトラEV)/ホンダ(EV PLUS)が販売されました。GMはEV1という電気自動車を1996年にリース方式で販売しました。(実車画像→ GM EV1)

 EV1はスタイリッシュな2ドアクーペ(2シーター!)で、モーター102kW(137HP)による前輪駆動 航続距離 約120km(初期の鉛蓄電池)-240km(ニッケル水素電池)といった性能でした。ただこの性能では市場に受け入れられず、1999年に生産中止となりました。その後ZEV法は実情に合わせて排ガスがクリーンな車やハイブリット車もZEVに含めるなど規制緩和が行われました。

 

 GMのハイブリッド電気自動車ボルトが2011年に登場しました。ボルトには電池とモーターだけで動作するモードがあるので、GMはレンジエクステンダー付電気自動車と称しています。(レンジエクステンダーとはエンジンで発電しながらその電力で走行すること) この車はトヨタ プリウスのようなモーターとエンジンを併用するモードもあり、商用電源で充電できることからプラグインハイブリットカーとも言えます。電池は韓国製のリチウムイオン電池で容量16kWh 電池だけで約50kmの走行が可能とのことで、ガソリンが満タンであれば約550kmの走行が可能でした。現在、アメリカではテスラ社の高級電気自動車が売れるなど、ZEV法に関係なくハイブリッド車も含めてさまざまな電気自動車が発売されています。ただ2025年現在では電気自動車の販売が減少し、ハイブリッドカーの人気が高まっています。

 

 

 ミニカーは2012年に発売された京商製のマスターピースコレクション (1/18)です。画像は京商のWEBサイトから借用しました。4ドア/ボンネット/ハッチバックが開閉できるギミック付きで、1/18としては標準的な出来ばえのようです。これ以外のボルトのミニカーはGREENLIGHやマイストが1/64でモデル化しています。

テスラのミニカー検索データーベースでテスラのミニカー検索

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LAND ROVER RANGE ROVER EVOQUE  2012 UK

LAND ROVER RANGE ROVER EVOQUE
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LAND ROVER RANGE ROVER EVOQUE


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 285 1/43 103㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.37m 全幅約1.9m 全高 1.64m エンジン 変速機: 4気筒2.2L ディーゼル ターボ  187HP 6段自動変速 4WD
性能: 最高速198km/h  データーベースでレンジローバー イヴォークのミニカー検索

ランドローバー レンジローバー イヴォーク イギリス 2012年

 

 ランドローバーのSUV レンジローバー イヴォークが2011年に登場しました。2008年の北米国際自動車ショーで発表されたクーペ風のスタイリッシュなデザインのコンセプトカー LRXをベースとしていて、コンセプトカーと同じ3ドアと5ドアのモデルがありました。レンジローバーの名前が付いていますが、レンジローバーよりも小型で、同社のフリーランダーのシャーシをベースにしていました。低燃費を実現する為、アルミ製ボンネットやプラスチック製リアハッチを採用し、フリーランダーより100㎏軽量化していました。(実車画像→ ランドローバー LRX コンセプトカー )

 

 エンジンは低燃費の4気筒2L/2.2Lディーゼル ターボと4気筒2Lガソリン ターボがありました。トランスミッションはアイシン製の6段変速/自動変速で、駆動方式は前輪駆動の2WDとフルタイム4WDがありました。面白い装備として、小さなリアウインドーで見えづらい後方やオフロードでの車外の状況を5台の車載カメラの画像でドライバーに知らせるシステムが備わっていました。2014年に世界初の乗用車用9段自動変速機(ZF製)が搭載されました。2016年にSUVとしては世界初のソフトトップルーフを持つコンバーチブルが追加されました。2018年に2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ レンジローバー イヴォーク 2018)

 

 

 ミニカーは2016年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションです。メーカーはイクソでイヴォーク 5ドアの左ハンドルをモデル化しています。イクソは型番MOC145でイヴォーク 5ドアをモデル化しているので、それを流用しています。安価な雑誌付きミニカーなので内装の仕上げは簡素化されていますが、プロポーションが良く大きな半透明のサンルーフやフロントグリル/灯火類は結構うまく再現されていました。イクソは3ドア、5ドア、コンバーチブル(PREMIUMX レジン製)もモデル化しています。イクソ以外のイヴォークのミニカーはオックスフォードの1/76、WELLYの1/24)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LAND ROVER RANGE ROVER EVOQUE 1
LAND ROVER RANGE ROVER EVOQUE 2

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