ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

SUBARU LEGACY B4 2010 JAPAN

SUBARU LEGACY B4
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUBARU LEGACY B4


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 260 1/43 112mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.73m 全幅約1.78m エンジン 変速機: 水平対向 DOHC 4気筒 2.5L ターボ 285HP 6段変速/5段自動変速 フルタイム4WD
性能: 最高速240km/h (輸出仕様)  データーベースでスバル レガシィのミニカー検索

スバル レガシィ B4 日本 2010年

 

 2009年にスバル レガシィー 5代目と派生車のアウトバック(ワゴンのSUV仕様) 4代目が登場しました。先代同様にセダン B4、ツーリングワゴンの構成で、北米市場の要望でボディが大型化されました。ボディは先代のスタイルを踏襲したデザインで、先代まではブラックアウトされていたツーリングワゴンのDピラーがボディ共色となりました。当初は水平対向SOHC 4気筒2.5L/DOHC 4気筒2.5Lターボ(285HP)エンジンを搭載し、すべてフルタイム4WDでした。SOHC 2.5Lエンジンには世界初のチェーン式のCVT「リニアトロニック」が採用されました。

 

 2010?のマイナーチェンジで先代に装備された衝突回避システム「アイサイト(EyeSight)」の改良版である「アイサイト Ver.2」が全モデルに設定されました。アイサイト Ver.2は先??に追従する「全?速追従機能付クルーズコントロール」、ペダルの踏み間違いによる誤発進を抑制する「AT誤発進抑制制御」などの先進の機能を備えていました。2012年のマイナーチェンジで後期型となり、フロントの意匠が変更され、DOHC 2Lターボエンジンが追加されました。2013年にレガシィー初代から使われてきたEJ型SOHC 2.5Lエンジンが廃止されました。2014年にレガシィー 6代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ スバル レガシィー 2014)

 

 

 ミニカーは2015年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、イクソがOEM製造していた京商 Jコレクション製のB4 2.5GT S-パッケージ(型番JCP70001)を流用しているようです。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されています。Jコレクション製との違いはフロントバンバー部分の形状が少し違っていて、ホイールが変更されドアハンドルや室内などの仕上げが簡素化されています。バンバー形状の違いは実車のグレードによる違いを再現しているようですが、国産名車コレクションはこんな具合に流用した市販品を少しだけ変更していることがあります。これ以外のレガシィ 5代目のミニカーはトミカのB4 1/60、これのベースとなった京商 JコレクションのB4、RAI'SのB4 ポリス仕様、WIT'S(レジン製)のB4とワゴンなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SUBARU LEGACY B4 1
SUBARU LEGACY B4 2

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LAMBORGHINI AVENTADOR LP700-4 2011 ITALY

LAMBORGHINI AVENTADOR LP700-4
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LAMBORGHINI AVENTADOR LP700-4


MATTEL MT7429V 1/43 112㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.78m 全幅約2.03m エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 6.5L 700HP 7段半自動変速 フルタイム4WD
性能: 最高速350km/h 0-100km/h 2.9秒    データーベースでランボルギーニ アヴェンタドールのミニカー検索

ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 イタリア 2011年

 

 2011年にランボルギーニ ムルシエラゴの後継車として、アヴェンタドールが登場しました。カーボンファイバーモノコック構造のボディ構造で、先行試作車のレヴェントンとほぼ同じボディデザインです。エンジンは新設計のV型12気筒(700HP)を搭載し、前後の駆動力を自動配分する4WDを採用し、マニュアル変速はなくすべて7段セミオートのみでした。車名はスペイン闘牛場において活躍した雄牛の名前にちなんだ物で、ランボルギーニの従来通りの命名でした。

 

 2012年に1台だけのオープン仕様の特注車アヴェンタドール J (イオタ)が制作され、その量産型であるLP700-4 ロードスタが同年に発表されました。2013年に創業50周年記念モデルのLP720-4 50°アニヴェルサリオが200台限定されました。2015年に750HPにパワーアップしたLP750-4 スーパーヴェローチェ(SV)が600台限定生産され、そのロードスターが500台限定生産されました。2016年にかつての名車ミウラをイメージさせるアヴェンタドール LP700-4 ミウラ オマージュが50台限定生産されました。(実車画像→ ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 ミウラ オマージュ)

 2016年にアヴェンタドール Sにモデルチェンジしました。外観の一部が変更され、エンジンが740HPにパワーアップし、4輪操舵システム「LRS」、コクピットの見た目をカスタマイズできる「TFTデジタルダッシュボード」などの最新技術が採用されました。2022年に生産中止となり、後継車のレヴエルト(REVUELTO)が2023年に登場しました。(実車画像→ ランボルギーニ アヴェンタドール Sランボルギーニ レヴエルト)

 

 

 ミニカーは2011年に発売されたマテル製で、エリートシリーズと称するマニア向けのものでした。レヴェントンのミニカーの解説で記載したように原型はMRコレクションが担当しているらしいので、このミニカーも良く出来ていました。ただしレヴェントンほど凝った作りにはなっていません。室内の画像を見るとステアリングホイールが見当たりません。(剥げ落ちた様な跡がありますが) これは欠品だと思いますが、見難いとはいえ検品していればわかるような欠品があるということは、製造工場におけるマテルの品質管理が雑なことがわかります。(価格が何千円もする商品でこんな欠品があるのはミニカーぐらいかも) これ以外では、トミカ、ブラーゴの1/43と1/18、オートアートの1/18と1/43、京商の1/18、レジン製ではアイドロンやルックスマートなどがあります。ミニカーではないですが、最近復活した精密組立てキットのポケールが600点以上のパーツを組立てるアヴェンタドールの超精密モデル(1/8)を発売していて、これは一見の価値があります。(WEB動画→ ランボルギーニ アヴェンタドール 超精密モデル) 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LAMBORGHINI REVENTON LP700-4 1
LAMBORGHINI REVENTON LP700-4 2

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JAGUAR XJ (X351) 2011 UK

JAGUAR XJ (X351)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
JAGUAR XJ (X351)


IXO MOC148 1/43 119㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.12m 全幅約1.89m エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 5L スーパーチャージャー 510HP 6段自動変速
性能: 最高速250km/h(リミッター付)  データーベースでジャガー XJ(X351)のミニカー検索

ジャガー XJ (X351) イギリス 2011年

 

 2003年にジャガー XJシリーズの3代目(X350)が登場しました。丸形4灯ヘッドライトなど基本的なデザインが踏襲され、アルミニウム製ボディを採用して大幅に軽量化されました。エンジンはV型8気筒3.6L/4.2L(300HP/390HPスーパーチャージャー付)で、6段自動変速、最高速250km/h(リミッター付)の性能でした。この際にディムラー版は一時的になくなりましたが、2005年にスーパー 8の名前で復活しました。2004年にV型6気筒3L(240HP)エンジンを搭載したXJ6が追加され、XJ8にロングホイールベース版が追加されました。2007年のマイナーチェンジでX358型となり、前後バンパー形状がややごつい物に変更され、フロントフェンダー側面にエアベントが追加されました。(実車画像→ ジャガー XJ (X350))

 

 2009年にXJシリーズの4代目(X351)が登場しました。伝統的な丸形4灯ヘッドライトやキャビン形状が一新され、高級セダンに流行りのクーペ風キャビンを持つ従来とは全く異なるデザインとなりました。内装はレザー張りで、12インチ液晶ディスプレーでスピードメーター/タコメーターを表示するiTechと称するインパネを採用していました。大きな開口部を持つサンルーフも採用されました。エンジンはDOHC V型6気筒3L(275HP)ターボディーゼルとDOHC V型8気筒5L(385HP/510HP スーパーチャージャー付)で、6段自動変速、最高速250km/h(リミッター付)の性能でした。2013?にはダウンサイジングで、4気筒2L(240HP)ターボとV型6気筒3L(340HP)スーパーチャージャーが追加されました。2019年に生産中止となり、2023年現在で後継車は出ていません。

 

 

 ミニカーは2013年に発売されたイクソ製で、XJ (X351)をモデル化しています。プロポーションが良く、一新されたフロント周りの雰囲気がうまく再現されていました。大きな開口部のガラスサンルーフ、エッチング材を使ったフロントグリルやリアのエンブレムなど細かいところも良く再現されていました。ただ室内の仕上げが黒一色なのがいまひとつ物足りない感じでやや残念です。(なお色違いの灰メタリックはシートが白で彩色されているようです) これ以外のXJ(X351)のミニカーは、同じイクソのジャガーディーラー特注品、WELLYの1/24、オックスフォードの1/76、GREAT LIGHTNING(レジン製)のロングホイールベース版リムジーンぐらいしかないようです。 以下はフロント/リア(エンブレム拡大)の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

JAGUAR XJ (X351) 1
JAGUAR XJ (X351) 2

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TOYOTA ALPHARD 350S C-PACKAGE 2011 JAPAN

TOYOTA ALPHARD 350S C-PACKAGE
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TOYOTA ALPHARD 350S C-PACKAGE


KYOSHO KS03661BK 1/43 111㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.93m 全幅約1.85m エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 3.5L 280HP 6段自動変速
性能: 最高速180km/h (国内仕様) ハイブリッド 4WD仕様有り データーベースでトヨタ アルファード/ヴェルファイアのミニカー検索

トヨタ アルファード 350S C パッケージ 日本 2011年

 

 2008年にトヨタ アルファード 2代目が登場しました。アルファード 初代は販売店によりアルファードGと姉妹車のアルファードVがありました。このモデルチェンジでアルファードVはヴェルファイア(初代)の名前で独立しました。アルファードは先代と同じようなデザインでしたが、ヴェルファイアは2段式ヘッドランプを採用してアルファードより派手なデザインになりました。(このデザインは日産 エルグランドに似ていましたが) 7人乗りと8人乗りがあり、7人乗りの2列目は左右が独立してひじ掛けの付いたキャプテンシートとなっていました。

 

 V型6気筒エンジンがエスティマと同じ3.5L(280HP)になり、4気筒エンジンは先代を継承していました。2011年のマイナーチェンジでフロント/リアの意匠が変更され内装が豪華になりました。車を真上からみたような画像を表示して駐車をサポートするトヨタ初の「パノラミックビューモニター」がオプション設定されました。同時にプリウスと同じTHS-IIシステムを採用したハイブリッド車が追加され、後輪をモーターで駆動する「E-Four(電気式4輪駆動)」が採用されました。2015年にアルファード3代目(ヴェルファイア 2代目)にモデルチェンジしました。どちらも大きく威圧感のあるフロントグリルを持つ強面デザインになりました。(実車画像→ トヨタ アルファード 2017)

 

 

 ミニカーは2016年に発売された京商 Jコレクション製です。マイナーチェンジ後の上級グレード 350S C パッケージをモデル化しています。プロポーションが良くフロント周りの造形もリアルで、実車がうまくモデル化されています。室内もインパネのメーター類やキャプテンシートが再現されています。京商のJコレクション シリーズは国産車のミニカーを比較的安価(約4000円)で作ってくれていたのですが、これは同じような出来ばえで6400円と少々お高くなりました。京商はJコレクションのバリエーションでヴェルファイアとアルファードの1/18(レジン製)もモデル化しています。これ以外のアルファード 2代目(ヴェルファイア 初代)のミニカーはトミカとトミカ リミッテドのアルファード 1/59、トミーテックのアルファード 1/150、WIT'S(レジン製)のヴェルファイア、カーネル(CARNEL)のヴェルファイア、ピーコ(PEAKO)のヴェルファイア 1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA ALPHARD 350S C-PACKAGE 1
TOYOTA ALPHARD 350S C-PACKAGE 2

 以下は2016年に発売された京商 Jコレクション製のトヨタ ヴェルファイア 3.5Z Gエディション 2011 (1/43 型番KS03646BK)の画像です。これも上級グレード 3.5Z Gエディションをモデル化しています。上記のアルファードのフロント/リアを変更してヴェルファイアに仕立てています。アルファードはガラスサンルーフ仕様になっていましたがこちらは通常のルーフに変えてあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA VELLFIRE 3.5Z G EDITION 1
TOYOTA VELLFIRE 3.5Z G EDITION 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA VELLFIRE 3.5Z G EDITION 3
TOYOTA VELLFIRE 3.5Z G EDITION 4

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TOYOTA LEXUS LFA 2011 JAPAN

TOYOTA LEXUS LFA
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA LEXUS LFA


MINICHAMPS 400166020 1/43 105㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.51m 全幅約1.9m エンジン 変速機: DOHC V型10気筒 4.8L 560HP 6段半自動変速
性能: 最高速323km/h  データーベースでレクサス LFAのミニカー検索

トヨタ レクサス LFA 日本 2011年

 

 国産初のスーパーカーとしてトヨタが2000年頃から開発を進めていたレクサスのスポーツカーは、2005年と2007年にコンセプトカー LF-Aとして公開されました。LF-Aの市販車レクサス LFAは2010年から販売されました。デザインはトヨタ(レクサス)流のオーソドックスなもので、この手のスーパーカーとしてはやや地味で、リアサイドのエアスクープだけがやけに目立ちます。リアには車速感応式のスポイラーが装備されていますが、これも低速時には目立ちません。(実車画像→ コンセプトカー トヨタ LF-A)

 

 シャーシはカーボンモノコックでボディはCFRP(炭素繊維強化プラスチック)製で軽量です。この車の為にヤマハ発動機が開発したV型10気筒4.8Lエンジンは過給なしで560HPと高性能です。(2000GTやトヨタ 7など高性能エンジンは全てヤマハが開発していました) フロントミドシップ搭載したエンジンとトランスアクスルによる後輪駆動というオーソドックスなFR駆動方式で、最近はやりの電子制御式4WD方式はあえて使わなかったようです。

 

 

 電子制御のトラクションコントロールやABSなどの車体総合コントロールシステムを搭載し、オート/スポーツ/ノーマル/ウエットの走行モードを選択できました。またオーディオ、エアコン、パワーシートなど快適装備や5個のエアバックにより安全装備も完備していました。国内の工場で熟練工の手作業で1日1台のペースで生産していたとのことで、2012年末までに約500台が生産されました。車両開発段階のLF-Aの頃からレースに参戦していて、2015年頃までレース仕様車が活躍していました。

 ミニカーはミニチャンプス製で2012年に発売されました。ミニチャンプスらしいそつのない造形で、実車がうまく再現されていて良く出来ています。ただ2000年頃に発売された同社製のミニカーと比べると、内装の仕上げなど細部を手抜きした感じが少し感じられます。このミニカーで左サイドウインドーが閉じているのは、憶測ですが、室内の仕上げを手抜きしたことを示唆しています。(ミニカーの出来ばえには型職人など関与した人の意思が微妙に反映されているものです) 2012年頃からミニチャンプスの1/43の乗用車は室内などの仕上げが以前より雑になりました。 これ以外のLFAのミニカーはエブロ(レジン製)、オートアート(1/18)、京商(1/64)、MARK43(レジン製)、WIT'S(レジン製)、トミカ プレミアムの1/62などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA LEXUS LFA 1
TOYOTA LEXUS LFA 2

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