Sorry Japanese Only
ランボルギーニ エストーケ イタリア 2008年
ランボルギーニ エストーケは2008年のパリ サロンで発表されたコンセプトカーでした。ランボルギーニ初のフロントエンジン搭載の4ドアセダンを提案しており、2009年に発売されたポルシェ パナメーラと似たようなコンセプトの車でした。発表時点でエンジンなどのパワートレーンは、ガヤルドのものを流用していましたが、将来的にはV型12気筒エンジンやV型8気筒エンジンでのハイブリッドを検討していたようです。
この車は発表されてから16年経ちましたが、市販化する予定はないそうです。新規シャーシを熟成する必要があることと、従来のランボルギーニのユーザー層に4ドアセダンが支持されるかどうかを危ぶんでいることが理由だと思われます。ランボルギーニは従来のユーザー層にも受け入れられそうなSUVのウルス(2012年発表)のほうを先に市販化することにし、2018年にウルスが発売されました。(実車画像→ ランボルギーニ ウルス)
ミニカーは2015年に発売されたイクソ製です。イクソのミニカーとしては標準的な良い出来ばえでした。ランボルギーニのロゴが付いたステアリングホイールと白/灰色の内装、リアライト/リアエンブレムなど細かい部分も結構良く出来ていました。値段がレジン製のように高くなく、安定した製造品質で個体差がほとんどないイクソはお薦めのブランドのひとつです。(ダイキャスト製で製造不良品を少なくする品質管理がきちんとできているから、そこそこリーズナブルな値段を設定できるのです) エストーケはコンセプトカーですが、モンドモータースの1/18、1/24、1/43など約十種類のミニカーが出ています。またウルスはトミカの1/66、オートアートの1/18、アイドロン(レジン製)などから50種類以上のミニカーが出ています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1853
日産 フェアレディ Z クーペ Z34型 日本 2008年
フェアレディ Z 6代目 Z34型が2008年に登場しました。デザイン的には先代を踏襲していましたが、初代Zの持つロングノーズというイメージに近づける為に、ホイールベースが100㎜短縮されました。確かに前車軸より先のノーズ部分が少し長くなっていましたが、個人的にはそれほどロングノーズになったとは思えませんでした。それよりもヘッドライトとリアライトがブーメラン型になったのが見た目では大きく変わりました。先代同様に2シーターのみで、電動ソフトトップのロードスターが2009年に追加されました。
エンジンは先代と同じV型6気筒でしたが、排気量が3.7Lに拡大され、国外では370Zの名前で販売されました。2012?のマイナーチェンジで、はフロントバンパーのデザインが変?されLEDのデイライト(昼間点灯ライト)が追加されました。2009?にサスペンションをチューンしエンジンを355HPにパワーアップし、リアスポイラーなどの空力パーツを装備したバージョン ニスモ(アメリカではニスモ 370Z)が追加されました。2013年にバージョン ニスモはニスモに変わりました。2022年のビッグ マイナーチェンジで、エンジンがV型6気筒3Lターボ に変更され、外観が大きく変更されたRZ34型となりました。(実車画像→ 日産 フェアレディ Z RZ34型)
ミニカーは2010年に発売されたアシェット製 日産名車コレクションです。メーカーはノレブで、ノレブらしい上手い造形で特徴的な灯火類がリアルに再現され、実車の雰囲気がうまく再現されていました。安価な雑誌付きミニカーなのでコストダウンで彩色はされていませんが、室内もそこそこ良く再現されていました。ノレブは自社ブランド(型番420150)で、内装等の仕上げをレベルアップした370Z(左ハンドル)を発売していました。ノレブ以外ではトミカ、トミカ リミッテド、エブロ、レジン製ではハイストーリーやWIT'Sなどがあります。ロードスターはトミカと京商がモデル化しています。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1938
トヨタ クラウン ロイヤル サルーン (S200) 日本 2008年
2008年にトヨタ クラウン 13代目(S200)/クラウン マジェスタ 5代目(S200)が登場しました。デザインは先代のゼロ クラウンでイメージチェンジしたスタイルを継承し、より曲面的なデザインとなりました。エンジンは先代より排気量を拡大したDOHC V型6気筒2.5L/3L/3.5L(315HP)が搭載され、3.5Lのロイヤルサルーンには電気モーターを併用するハイブリッド仕様がありました。(先代ではアスリートにハイブリッド仕様が設定されていました)
先進機器としてはハイブリッドに世界初の全面液晶パネルの「ファイングラフィックメータ」、車体挙動を常時監視しブレーキやトラクションを制御する統合車両姿勢安定制御システム「VDIM」(マジェスタでは先代で採用)が搭載されました。上級車のマジェスタはボディが大きくなり、同じようなデザインながら先代同様に縦型リアライトでクラウンと差別化していました。マジェスタのエンジンはV型6気筒4.3L/4.6L(280HP)で4.6Lが追加されました。クラウンは2010年のマイナーチェンジでフロント/リアの意匠が小変更されました。2012年にクラウン 14代目(S210)、2013年にクラウン マジェスタ 6代目(S210)にモデルチェンジしました。
ミニカーは2012年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションです。最上級仕様のロイヤルサルーンをモデル化しています。メーカーはイクソで、イクソがOEMしていた京商 Jコレクション製のクラウン(S200)を流用していました。プロポーションが良く、フロントの顔付きがうまく再現されているなど、実車の雰囲気が良く再現されていました。安価な雑誌付きミニカーでしたのでJコレクション製より仕上げレベルを落としてありましたが、それでもインパネのメーターを印刷しているなど細部も値段なりに仕上げてありました。これ以外のクラウン(S200)のミニカーは、これのベースとなった京商 Jコレクションのアスリートとロイヤルサルーン、トミカ、ダイヤペットのタクシーとポリス仕様、カーネルの ロイヤルサルーン、RAI'Sのポリス仕様、WIT'S(レジン製)のアスリートなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1449
トヨタ レクサス LS600hL F46型 日本 2008年
トヨタのレクサス ブランドの日本国内展開に伴い、セルシオ 3代目の後継車としてレクサス LS 4代目が2006年に登場しました。先代の少し癖のあるフロント周りがすっきりとしたデザインになりました。新規開発のプラットフォームにアルミ合金製のマルチリンク式サスペンションを採用していました。エンジンは新型のDOHC V型8気筒4.6L(385HP)を搭載し、量産乗用車では世界初のシーケンシャルシフト付8段自動変速機を採用していました。2008年に海外仕様に設定されていたロングボディ仕様LS460Lが国内にも追加されました。同時にセンターデフにトルクスプリット型LSDを持つ機械式AWD(4WD)仕様が追加されました。
2007年にハイブリッド仕様のLS600hとそのロングボディ仕様のLS600hLが追加されました。ハイブリッド システムは基本的にはプリウスと同じ構成でしたが、DOHC V型8気筒5L(394HP)エンジンとモーター165KW(224HP)は極めてハイパワーなので、2WDはなくトルクスプリット型LSDを持つ機械式AWD(4WD)だけとなっていました。なおロングボディ仕様はトヨタ車としては最大の全長で、LS600hLは一番高価でした。LSシリーズは2012年の大幅なマイナーチェンジで、レクサス共通のスピンドルグリルを採用したデザインに変わりました。同時にサスペンションなどの設定をスポーティにしたLS460 F スポーツが設定されました。2017年にレクサス LS 5代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ トヨタ レクサス LS500 2017)
ミニカーは2009年に発売された京商Jコレクション製です。ハイブリッドのロングボディ仕様のLS600hLをモデル化しています。プロポーションが良く、実車の雰囲気がうまく再現されていました。灯火類や室内などの細部もリアルで良く出来ていました。京商は同じ型でLS460L 前期型と後期型のLS600hLとLS460 F スポーツもモデル化していました。これ以外のレクサス LS 4代目 前期型のミニカーはノレブのLS460と国産名車コレクションのLS460Lがあり、レクサス LS 4代目 後期型はオートアートのLS600hL 1/18があります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1493
マツダ アテンザ 日本 2008年
マツダ アテンザ 2代目が2008年に登場しました。外観は先代をさらにリファンしたデザインで、ボディが一回り大きくなっていました。先代と同じ4ドアセダン、5ドアハッチバック、5ドアワゴンの3タイプ(北米仕様はセダンのみ)がありました。シャーシは先代を改良したもので、エンジンは4気筒2L/2.3Lから4気筒2L/2.5Lに変更されました。欧州仕様には4気筒2L/2.2L(129HP)ディーゼルターボ、北米仕様にはV型6気筒3.7L(272HP)エンジンが搭載されました。
上級車にはトラクションコントロールシステムやレーダーで後方から接近する車を検知し、車線変更時に警告する日本初の運転支援システムなどの先進機能が装備されました。初代ではワゴンだけだった4WD仕様がワゴン以外にも適用されました。2010年のマイナーチェンジで、フロントのデザインが小変更されました。2012年にアテンザ 3代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは2011年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションでメーカーはノレブです。プロポーションが正確で、フロントグリルやライト類の細部もリアルに再現された良い出来ばえでした。国産名車コレクションではワゴンもモデル化していますが、それもノレブ製です。どちらもノレブのカタログモデルとしても発売されていて、カタログモデルでは左ハンドルのマツダ 6として内装などの仕上げが変えられています。なおアテンザ 2代目のミニカーは2023年現在でこのノレブ製しかないようです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)