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シトロエン C6 フランス 2005年
2000年に生産中止となったシトロエン XMの後継としてシトロエンの最上級車 C6が2005年に登場しました。6気筒エンジンを横置き搭載する前輪駆動車で、5ドアハッチバックのように見えますが、リアに小さなトランクリッドを持つ4ドアセダンでした。Wシェブロンのエンブレムを配したフロントグリル、大きなヘッドライト、サイドに回り込んだリアライト、凹面形状のリアウインドーなどシトロエンらしい個性的なデザインでした。サスペンションはシトロエン独自の電子式油圧制御であるハイドラクティブ 3+が採用されました。当初のエンジンはDOHC V型6気筒3LとV型6気筒2.7L(208HP)ディーゼルでした。
2006年に4気筒2.2L(170HP)ツインターボディーゼルエンジンと6段手動変速が追加されました。2009年には2.7Lディーゼルが3L(240HP)に切り替わり、パワーが劣るガソリンエンジンは搭載されなくなりました。C6は発売後すぐに、大統領専用車として採用され、シラク大統領とオランド大統領が使用しました。C6は約23000台が生産され、2012年に生産中止となりました。2016年にC6の名前で中国向けの新型車が発売され、この車は中国だけで2023年まで販売されました。(ただしC6の正式な2代目ではないようです)
ミニカーは2007年頃に発売されたノレブ製で、立派な専用化粧箱に収められたシトロエン特注品です。(型番155612で通常品もあります) 実車が大きいのでミニカーも全長約120㎜と大柄なサイズで、さすがはシトロエンの最上級車という感じがします。プロポーションが良く、塗装が綺麗で、灯火類や室内などの細部の仕上げも良く全体的にレベルの高い出来ばえとなっています。特に個性的なテールライト周りの造形も良く再現されています。C6のミニカーはノレブが独占していて、フランス国旗の付いた大統領専用車も含めて1/18と1/43と1/87で10種類以上をモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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プジョー 107 フランス 2005年
2005年にプジョー 106の後継車として107が登場しました。PSA(プジョー シトロエン グループ)とトヨタ自動車の合弁会社である、TPCA(トヨタ プジョー シトロエン オートモービル)が開発した小型車で、トヨタ アイゴ、シトロエン C1とは兄弟車でした。ボディは先代よりも小さくなり、3ドア/5ドアハッチバック(4人乗り)の構成で、同時期のプジョーに共通する顔つきの小粋なデザインとなりました。
エンジンは3気筒1L(69HP)と4気筒1.4L(54HP)ディーゼルがあり、5段変速で最高速158km/h(69HP)の性能でした。2009年のマイナーチェンジでフロントグリルが拡大されフロントバンパーの意匠が変更されました。2012年のマイナーチェンジでもフロントグリルとフロントバンパーの意匠が変更されました。2014年まで生産され、総生産数は約82万台でした。後継車は2014年に登場した108でした。(実車画像→ プジョー 108)
ミニカーは2005年に発売されたノレブ製の当時物です。特徴的なフロント/テールゲートの造形などがリアルで、実車の雰囲気が良く再現されていました。室内の個性的な2眼メーターも良く再現されています。ノレブは5ドアハッチバックもモデル化していて、107のミニカーはノレブ製が独占していました。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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フィアット グランデ プント イタリア 2005年
1999年にフィアット プント 2代目が登場しました。プント 初代のグリルの無いフロントや縦長テールライトなどのデザインを踏襲した3/5ドアハッチバックでした。エンジンはDOHC 4気筒1.2L/1.4Lと4気筒1.3L/1.9Lターボディーゼルなどで、高性能版のアバルト仕様はDOHC 1.8L(130HP)が搭載されました。2003年のマイナーチェンジで、フロントにグリルが付きヘッドライトが大型化されました。2005年に後継車のグランデ プントが登場しましたが、2010年まで併売されました。(実車画像→ フィアット プント 1999)
フィアット プント 3代目はグランデ プントとして2005年に登場しました。(グランデ プントとは大きなプントの意でボディが大きくなっていました) イタル デザインによる3/5ドアハッチバックのボディは、従来のイメージを発展させた感じでした。フィアット グループのアルファ ロメオ ミトと同じプラットフォームを使用する前輪駆動車で、エンジンは4気筒1.2L/1.4L(77HP)と4気筒1.3L/1.6L/1.9L(130HP)ターボディーゼルなどで、高性能版のアバルト仕様にはDOHC 4気筒1.4L(155-180HP)エンジンが搭載されました。2009年のマイナーチェンジでフロントの意匠を小変更し、名前をプント エヴォ(EVO)に変更しました。2012年のマイナーチェンジでフロントの意匠を小変更し、名前がプントに戻りました。2018年に生産中止となりました。(後継車は無い)
ミニカーはモンドモータース製で2008年に購入しました。プント 2代目の後期型をモデル化しています。モンド モータースはイタリアの玩具メーカーのブランドで、2006年頃から比較的安価な1/43、1/24、1/18のダイキャスト製ミニカーを発売していて、このプントも定価約1000円の安価なミニカーでした。プロポーションは良く細部もまあまあなのですが、ドアミラーの取付け位置が実車と違っています。実車のドアミラーはサイドウインドウの前端ではなく、サイドウインドウ下のドア部分に付いています。ドアミラーをドアと一体成型してコストダウンするという廉価版ミニカーで良く見られる手法ですが、実車と見た目が変わるのであまり良い手法ではありません。モンドモータースは1/18と1/24でアバルト仕様もモデル化しています。これ以外のグランデ プントのミニカーはノレブの3/5ドアとエヴォ、イクソのレース仕様S2000のラリー仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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アルファ ロメオ 159 3.2 V6 JTS Q4 イタリア 2005年
" 大ヒットしたアルファ ロメオ 156の後継車として159が2005年に登場しました。盾型のグリルの左右に3連式の丸形ヘッドライトを配した印象的なフロントは、同時期に登場したイタルデザインのG.ジウジアーロがデザインしたアルファ ロメオ ブレラとほぼ同じでした。156に比べてボディが大型化され、特に車幅が大幅に拡大されているのは、このフロントのデザインを成立させる為だったそうです。(実車画像→ アルファ ロメオ ブレラ)"
" 4気筒1.8L/1.9L/2.2L、V型6気筒3.2L、4気筒1.9Lターボ ディーゼル、5気筒2.4Lターボディーゼル エンジンを搭載する前輪駆動車で、6気筒エンジン搭載車にはQ4と称する4WD仕様もありました。トラクションコントロール、ブレーキアシスト、ABSなどを総合制御するスタビリティ コントロール システム VDCを装備していました。2009年に新型の4気筒1.75L直噴ターボ、4気筒2Lターボディーゼルエンジンが追加されました。2011年にはガソリンエンジンが廃止され、ディーゼルエンジンだけとなり同年に生産中止となりました。2007年に166が生産中止となっていたので、159はアルファ ロメオの最上級車となり、ポリスカーや官庁の公用車に多く採用されました。2015年に後継車のジュリア 2代目が登場しました。(実車画像→ アルファ ロメオ ジュリア 2代目)"
ミニカーは2007年に発売されたM4製です。イタリアのミニカーメーカー M4にはリオ、ベストモデル、アートモデルのブランドがありますが、M4 ブランドでも同じようなモデルを少し安価で販売しています。リアの車名ロゴ 「159 Q 3.2 JTS」から、V型6気筒エンジンを搭載する最上級仕様 3.2 V6 JTS Q4をモデル化しているようです。プロポーションが良く、実車の雰囲気がうまく再現されていました。最大の特徴であるヘッドライト周りの造形はリアルで、内装などの細部もきちんと作ってあり、値段(定価約3700円)以上の良い出来ばえでした。これ以外の159のミニカーは、ミニチャンプスのセダン/ワゴン、ノレブ、Bブラーゴのセダン/ワゴン、京商のセダン/ワゴン 1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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フェラーリ 575M スーパーアメリカ イタリア 2005年
2005年にフェラーリ 575M マラネロのコンバーチブル仕様として、575M スーパーアメリカが登場しました。リアウインドーと一体化したガラス製のルーフが電動で後方に回転して、トランクリッドの上に重なることで、オープンカーになるという量産車としては世界初の変わった構造を採用していました。この構造は2000年に公開されたアルファ ロメオのコンセプトカー VOLA(元ピニンファリーナのチーフデザイナー L.フィオラヴァンティのデザイン)で提案されたものを実現したものでした。 (実車画像→ アルファ ロメオ VOLA) なおスーパー アメリカという名前は1950年代に生産された超高級車410 スーパーアメリカにちなんだものでした。
エンジンは575M マラネロのV型12気筒を5.7L(540HP)にパワーアップしていました。変速機は575M マラネロと同じ6段変速/6段半自動変速で、半自動はステアリングホイールのパドルで変速するF1マチックを採用していました。最高速は320km/hで、フェラーリは当時世界最速のコンバーチブルであるとしていました。599台の限定生産で2006年に製産中止となり、599 GTB フィオラノにモデルチェンジしました。(実車画像→ フェラーリ 599 GTB フィオラノ)
ミニカーは2007年に発売されたイクソ製です。イクソの型番FER***のフェラーリ シリーズの1台で、このシリーズに共通するそつの無い良い出来ばえです。プロポーションが良く、最大の特徴であるルーフの回転動作をギミックとして再現しています。ルーフを開くとリアルに再現されたパドル付ステアリングホイールやメーターなどの内装が良く見えます。なおミニカー付雑誌フェラーリ コレクションのスーパーアメリカは、これと同じ型ですがワイパーやライト類の仕上げを簡素化した廉価版となっています。イクソ以外のスーパーアメリカのミニカーとしては、全てレジン製ですが、ルックスマート、レッドライン、BBRなどがあります。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変わります)
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