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BMW 645 Ci カブリオレ (E64) ドイツ 2005年
BMW 6シリーズ(E63/E64)の2代目が2003年に登場しました。先代の6シリーズ(E24)は美しい2ドアクーペでしたが、2代目は2ドアクーペと電動式のソフトトップを持つコンバーチブルでした。デザインは1999年に公開されたBMW Z9 コンセプトカーに基づいたもので、7シリーズ(E65)で初めて採用された斬新なフロント/リアのデザインを引き継いでいました。このトランクリッドだけが大きく盛り上がったデザインは「バングルバッド(Bangle-butt)」(盛土の意)と呼ばれ賛否両論があるデザインでした。(実車画像→ BMW Z9 コンセプトカー)
エンジンは630iがDOHC 6気筒3L(272HP)、645iがDOHC V型8気筒4.4L(333HP)、2005年に追加された650iはDOHC V型8気筒4.8L(367HP)を搭載していました。2007年に635dで6気筒3L(282HP)ツインターボ ディーゼル エンジンが追加されました。レーダークルーズコントロール、ヘッドアップディスプレイ、車線逸脱警報、ナイトビジョン(暗視)などの先進システムを搭載していました。高性能版のM6はDOHC V型10気筒5L(500HP)エンジンを搭載して2005年にクーペ、2007年にカブリオレが登場しました。2008年のマイナーチェンジで前後の意匠が小変更され、2011年に6シリーズ 3代目(F06/F12/F13)にモデルチェンジしました。2代目6シリーズの総生産台数(M6は除く)は約11万台でした。(実車画像→ BMW 6シリーズ (F06/F12/F13))
ミニカーは2005年頃に発売された京商製の当時物です。特徴的なフロント/リアの造形がうまく再現され、灯火類や室内などの細部もそこそこリアルで良い出来ばえです。ボンネット開閉ギミック付で、エンジンもリアルに再現されています。なおこれはBMWディーラー向けの特注品ということで、京商の型番K03512を特別の展示台付ケースに収めたものでした。これ以外の6シリーズ(E63/E64)のミニカーは、京商の1/18のクーペ/カブリオレ、ミニチャンプスのクーペ/カブリオレ、ヘルパの1/87のクーペ/カブリオレなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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アウディ Q7 ドイツ 2005年
アウディのSUVであるQシリーズのラインナップはQ2、Q3、Q5、Q7、Q8の5車種です。以下はQシリーズの簡単な概要です。
2005年に登場したQ7 初代は大型のSUVで、3列シートの5/7人乗りで、グループ内のフォルクスワーゲン トゥアレグとシャーシを共用していました。エンジンはV型8気筒4.2L、V型6気筒3L/3.6L、 V型8気筒4.2Lターボ ディーゼル、V型6気筒3Lターボ ディーゼル、V型12気筒6Lターボ ディーゼル(2008年追加)などがあり、アウディ独自の4WD クワトロシステムを採用していました。 2010年のマイナーチェンジで前後のライト周りの意匠が変更され、内装も変更されました。2015年に2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ アウディ Q7 2017)
ミニカーは2016年に発売されたアシェット製の国産名車コレクションのアウディ Q7でメーカーはイクソです。プロポーションが良く、フロントグリル周りの造形もリアルで、実車の雰囲気がうまく再現されていました。安価な雑誌付きミニカーですので、室内の仕上げは簡素ですが、全体的には値段相応以上の良い出来ばえでした。(当時の定価が1800円ほどでしたから、今となってはお買い得なミニカーだったと思いますた) これ以外のQ7のミニカーはシュコー、京商の1/18などがあります。 以下はフロントとリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ポルシェ ケイマン S (987C) ドイツ 2005年
エンジンをミドシップ配置したオープンカーのポルシェ ボクスター 2代目(987型)のクーペ仕様として、2005年にポルシェ ケイマン S (987C型)が登場しました。サスペンションや変速機はボクスターの部品を共用していて、ボディもボクスターにハードトップを付けてヘッドライトとフロントバンパーのグリルを少し変えたようなデザインでした。エンジンはボクスター Sの3.2L(272HP)を3.4L(295HP)に変更していました。(実車画像→ ポルシェ ボクスター 2代目(987型))
価格はボクスターより高価でしたが、上級車の911(997)よりは安い設定となっていました。性能的にも値段と同じ序列で、911の性能を超えることはなく、911の廉価版的な位置づけでした。2006年のマイナーチェンジで、2.7L(245HP)エンジンを搭載した廉価版のケイマンが追加されました。2008年にはケイマン Sを303HPにパワーアップしたケイマン S スポーツが追加されました。2009年にボクスターのマイナーチェンジと同時にエンジン排気量を2.9L/3.45Lに拡大した後期型に変わりました。2010年に330HPにパワーアップした高性能版ケイマン Rが追加されました。2013年にケイマン 2代目 (981C型)にモデルチェンジしました。(実車画像→ ポルシェ ケイマン 2代目(981C型))
ミニカーは2006年に発売されたシュコー製です。ポルシェのミニカーとしてはミニチャンプスが定番でしたが、1996年に復活したシュコーのポルシェも同時期のミニチャンプスとほぼ同等レベルの良い出来ばえとなっていました。このケイマンもプロポーションが良く、赤いブレーキキャリパーの見えるホイールや室内のインパネなどの細部もリアルで、実車では120㎞/hを超えると自動的に立ち上がる小さなリアスポイラーが可動するギミックがついています。(この類のちょっとしたギミックがあるのは楽しいです) シュコーはケイマン 初代を1/43だけではなく1/18や1/87などで約20種類モデル化しています。シュコー以外のケイマン 初代のミニカーはミニチャンプス、ノレブなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像とリアスポイラーの動作ギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ルノー ベルサティス (ヴェルサティス) 3.5 V6 フェーズ II フランス 2005年
ルノーの最上級車サフランの後継車として2001年にベルサティスが登場しました。常識的なデザインであったサフランに対して、前述したアバンタイムに代表される当時のルノーのデザイントレンドに沿ったリアエンドを持つ前衛的なデザインとなっていました。エスパス IVをベースにした前輪駆動車で、ボディは5ドアハッチバックのみ、1.58mと高い車高のワンボックス的なキャビンは居住性に優れていました。エンジンは4気筒2.0Lと日産製のDOHC V型6気筒3.5L、ディーゼルでは4気筒2L/2.2L(150HP)とイスズ製6気筒3L(177HP)がありました。(ルノーは1999年に日産自動車と資本提携し傘下に収めていますので、日産製エンジンを採用していました)
2005年のマイナーチェンジで、フロントグリルのクロームメッキが控えめに変更されました。ベルサティスのデザインは高級車としては前衛的過ぎて不評だったようです。アウディなどのドイツ流高級車に対抗するフランス流のアンチテーゼだったのですが、結局大統領専用車など国内の公用車や社有車として使われただけで、商業的には失敗作でした。2009年に生産中止となり、生産台数は約6万台でした。後継車として韓国のサムスン自動車のSM5をベースにしたラティテュード(LATITUDE)が2010年に登場しました。(実車画像→ ルノー ラティテュード 2010)
ミニカーは2005年に発売されたノレブ製の当時物です。マイナーチェンジ後(フェイズ II)の2005年式をモデル化しています。プロポーションが良く、細部も良く再現されていてノレブらしいとても良い出来ばえでした。ベルサティスのミニカーはノレブが独占していて、初期型も含めて約10数種類をモデル化していました。ノレブは2000年頃からレベルの高いミニカーを次々と発売するようになりましたが、それらの多くはディーラー向け特注品の販促用プロモーションモデルにもなっていました。(一時期はメルセデス ベンツの特注品も作っていました) 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ルノー クリオ III フランス 2005年
ルノー クリオの3代目が2005年に登場しました。大ヒットした先代のデザインを継承しつつ、メガーヌ IIなどと同じルノーのトレンドが感じられるデザインでした。グループ傘下の日産のマーチなどとシャーシを共有する世界戦略車で、当初は3/5ドアハッチバックだけでした。エンジンはDOHC 4気筒1.2L/1.4L(98HP)/1.6L、4気筒1.5L(106HP)ディーゼルがありました。メガーヌ II同様に安全性(ヨーロッパ自動車衝突安全性テストで最高の5星評価)や実用性が評価され、2006年のヨーロッパ カー オブ ザ イヤーを受賞しています。(1991年の初代に次ぐ2回目の受賞!)
2006年にDOHC 4気筒2L(197HP)エンジンを搭載し、トレッドを拡大した高性能版のRS(ルノー スポール)が追加されました。2007年にはスポール ツアラーと称する5ドアのエステート仕様が追加されました。2009年のマイナーチェンジで、フロント下部の意匠が変更されました。同時にDOHC 4気筒1.6L(126HP)エンジンを搭載しリアスポイラーを付けたGTが追加されました。2012年に4代目にモデルチェンジしました。総生産台数は約240万台でした。なお2004年に登場したセニックの小型版 モデュス(MODUS)はクリオ IIIがベースとなっていました。
(実車画像→ ルノー クリオ IV 2012)(実車画像→ ルノー モデュス 2004)
ミニカーは2006年に発売されたソリド製の当時物です。同時期のミニチャンプス製などと比べる比較的安価(当時は約2500円)ながらも、老舗らしいシャープな造形で細部もある程度リアルでレベルの高い出来ばえでした。個人的には1/43サイズであればこのレベルの出来ばえでこの程度の値段のダイキャスト製ミニカーが、コレクション用としては最適ではないかと考えます。(2023年現在では値段は5000円程度までなら許容できますが、最近のミニカーは高価すぎます) これ以外のクリオ IIIのミニカーはエリゴールがプロモーション用と思われる衝突安全テスト仕様車を含めて3ドアと5ドアを10種類ほどモデル化しています。またノレブが3ドア、5ドア、エステート、ラリー仕様、派生車でノッチバックセダン型のシンボル(クリオ IIがベース)など10種類以上をモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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