Sorry Japanese Only
マツダ カペラ セダン 2000 GT-X ( GC型) 日本 1982年
1982年にカペラ 4代目(GC型)が登場しました。最大の変更点は横置きエンジンの前輪駆動方式が採用されたことでした。ボディは大きな角形ヘッドライトのシンプルなデザインで、4ドアセダン、2ドアクーペ、1985年に追加された5ドアハッチバックがありました。新開発されたマグナムと呼ばれる4気筒1.6L/1.8L/2Lエンジンが搭載され、3段AT/5段MTで最高速180km/h(2L)の性能でした。1982年の日本カー オブ ザ イヤーを受賞しています。1982年にマツダの新しい販売網として設立されたオートラマ店専売車として提携先のフォード ブランドの姉妹車フォード テルスター 初代が登場しました。(実車画像→ フォード テルスター 初代)
1983年にに2Lディーゼルと2Lターボ(145HP)が追加されました。ターボ搭載車はヘッドライトが角型4灯に変更されました。1985年のマイナーチェンジで、カペラにもテルスターと同じようなデザインの5ドアハッチバックが追加されました。1987年にカペラ 5代目(GD/GV型)にモデルチェンジしました。
ミニカーは2020年に発売されたハイストーリー製です。高価なレジン製ミニカーは特別に気に入ったモデル以外は購入しませんので、ここではWEBショップの画像を拝借しました。画像を見る限りでは最近のレジン製ミニカーの標準的な出来ばえで良く出来ていると思います。これ以外のカペラ 4代目のミニカーはドイツのリーツェ(1/87)が輸出仕様の626を当時物ミニカーとしてモデル化していました。ドイツで626の人気が高かったことを反映して、リーツェはセダン、ハッチバック、タクシー、ポリスなど数種類をモデル化していました。それ以外ではカペラ 4代目をベースにした韓国起亜自動車のコンコード(CONCORD)を韓国のクローバートイ(CLOVER TOYS)が1/35でモデル化しています。(あまり良い出来ではないですが) 以下はそのリーツェ製のセダン(銀M)とクローバートイ製のコンコード(黄)の画像です。画像はどちらも海外のWEBショップの画像を拝借しました。
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1380
三菱 コルディア XG 1600 ターボ 日本 1982年
三菱 コルディアはランサー セレステの後継車として、1982年に登場しました。ミラージュ IIのシャーシにハッチバッククーペボディを載せ、世界初の液晶式デジタルメーターを採用したスペシャルティカーでした。エンジンは4気筒1.8L(135HP)/1.6L/1.6Lターボ(115HP)を搭載し、3段AT/4段MTで最高速168km/h(1.8L)の性能でした。カープラザ店ではコルディア XP(プラザ店のP)、ギャラン店ではコルディア XG(ギャラン店のG)として販売され、フロントマスクに多少の違いがありました。
1983年のマイナーチェンジで1.6Lターボが1.8Lターボ(135HP)に変更され、販売店によるサブネーム(XPとXG)がなくなりました。1984年には1.8Lターボにパートタイム4輪駆動仕様が追加され、それ以外の前輪駆動と1.6Lエンジンは廃止されました。コルディアは国内ではあまり売れませんでしたが、北米やオーストラリアなどの輸出先では高性能なパートタイム4輪駆動車として評価されました。1987年に生産中止となり一代限りの車となりました。
ミニカーは1982年に発売されたダイヤペット製の当時物で、ギャラン店のXG ターボをモデル化しています。元々は販促用ノベルティとして作られたもので、他の三菱の販促品ミニカー(パジェロなど)と同じ11番工場製で、実車のイメージをうまく再現した良い出来ばえになっています。ボンネット/ドア/ハッチバックが開閉するギミック付きです。ダイヤペットはカープラザ店のXP ターボも販促用ノベルティとして1/28でモデル化しており、三菱特注品の輸出仕様(箱が英語表記でミニカーは同じ)もありました。コルディアのミニカーは現在でも、それらの当時物しかありません。以下はフロント/ボンエットを開いたエンジンルームの画像とリア/ハッチバック開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1045
三菱 トレディア 日本 1982年
三菱 トレディアはミラージュ IIをベースにしたセダンで、前述したコルディアと同時に1982年に発表されました。自社のランサー フィオーレと競合する車で、多分フィオーレよりも上級な車という位置づけだったのでしょうが、あまり存在感のない車でした。エンジンはコルディアと同じ4気筒1.8L(135HP)/1.6L/1.6Lターボ(115HP)と1.4Lを搭載し、3段AT/5段MTで最高速165km/h(1.8L)の性能でした。
コルディア同様にマイナーチェンジでパートタイム4輪駆動仕様が追加されるなどしましたが、目立った特徴がなかったこともあって営業的には失敗した車だったようです。1987年に生産中止となりコルディア同様に一代限りの車となりました。
ミニカーは1982年に発売されたダイヤペットの当時物です。これも元々は販促用ノベルティとして作られたもので、コルディアと同じ11番工場製です。このトレディアはフロントグリルなどはまずまずの良い出来ばえですが、キャビン部分がやや小さ目な感じがしてプロポーション的にいま一つです。塗装の下地処理が悪かったのでしょう、経年変化で左前フェンダーなど塗装の一部が荒れています。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。実車の人気がなかったことを反映して、コルディアのミニカーはこの当時物しかありません。三菱が販促用ノベルティとして使わなければ、トレディアのミニカーはたぶん作られなかったことでしょう。 以下はフロント/ボンエットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1046
三菱 パジェロ 日本 1982年
三菱を代表するSUV(スポーツ ユーティリティ ビークル) パジェロが1982年に登場しました。ピックアップトラックのフォルテをベースにした本格派のアウトドア用4輪駆動車で、ジープの居住性を向上させたような車でした。当初は4ナンバーの商用車登録で、ハードトップとキャンバストップの2タイプがありました。エンジンは4気筒2L、2.3Lディーゼル、2.3Lディーゼルターボ(95HP)の3種類、5段変速、駆動方式はパートタイム4WD、最高速145km/h(ターボ)の性能でした。
1983年に乗用車登録の2/5ドアワゴンが追加され、ガソリンターボエンジンも設定されました。1985年にパジェロがパリ-ダカール ラリーで優勝したことがきっかけとなったのかどうか定かではないですが、1980年代の後半にアウトドア用4輪駆動車のブームが起こります。(当時の私にはどこがいいのか理解できませんでしたが) パジェロはそのブームの中心となって大ヒットしました。エンジンのハイパワー化と乗用車的な高級化が行われ、パジェロはSUVというジャンルを一般化させた車となりました。このブームの中でトヨタ ハイラックス サーフ、日産 テラノなどのSUVも生まれました。1991年にパジェロ 2代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは1982年に発売されたダイヤペット製の当時物です。ダイヤペットの11番工場(製造委託先)製で、初期の2ドア車をモデル化しています。実車の雰囲気がうまく再現されていて、タイヤが少し大きめで車高が高いのはこの車のデフォルメとしては悪くないと思います。同時期のランサーやギャランのミニカーと同様に、これも三菱自動車の販促用ノベルティとして使われたようです。ボンネット/ドアが開閉するギミック付きです。タイヤなどを変更したパリ-ダカール ラリー仕様もありました。初代パジェロの当時物ミニカーではトミカが初期の2ドア車をモデル化していました。当時物以外では、ドイツのリーツェ(1/87)の2ドア ラリー仕様と5ドア車、国産名車コレクションの2ドア、hpiレーシングのラリー仕様などがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1048
ホンダ プレリュード XZ 日本 1982年
1982年にホンダ プレリュード 2代目が登場しました。先代と同じ前輪駆動のノッチバッククーペながら、前輪のダブルウィッシュボーン式サスペンションと当時流行だったリトラクタブルヘッドライトを採用して低いノーズのスタイリッシュなデザインとなりました。日本初の4輪ABSや車速感応式のパワーステアリング、クルーズコンピュータなど先進技術が採用されていました。CVCC 4気筒1.8L(125HP)エンジンを搭載し、4段AT/5段MTで最高速180km/hと高性能でした。
当初はフェンダーミラーが付いていましたが、1983年に国産車のドアミラーが解禁されたのでマイナーチェンジ後の後期型でドアミラーとなりました。1985年にアコード用のDOHC 4気筒2L(160HP)エンジンを搭載する2.0Siが追加されました。低いノーズのかっこいいデザインが好評で、初代以上に大ヒットしました。このデザインは女性にも人気があったのでデートに使われる車という意味で「デートカー」と呼ばれました。1987年にプレリュード 3代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは1983年に発売されたダイヤペット製の当時物です。ダイヤペットの協力工場の中ではややあくの強い造形をしていた11番工場製で、少しごつい感じに仕上がっています。黒いプラスチック製のヘッドライトカバー部分が大き目で、低いノーズのイメージがいまひとつですが、それ以外はなかなかの良い出来ばえです。ボンネット/ドア/トランクが開閉するフルギミックに加えて、サンルーフも開閉します。プレリュード 2代目の当時物ミニカーはこれしかありません。当時物以外ではアオシマのコールドキャスト製、コナミの1/64、トミカ リミッテドの前期型と後期型、ハイストーリー(レジン製)の後期型、MARK43(レジン製)の後期型などがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルーム画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1062
ページ « 前へ 1...247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 ...372 次へ »
当サイト掲載記事の無断転載を禁じます。
Copyright(C) 2004-2024 MINIATURECAR MUSEUM All rights reserved.