ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

FORD MERCURY MARAUDER X100 1969 USA

FORD MERCURY MARAUDER X100
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD MERCURY MARAUDER X100


MINICHAMPS 400082120 1/43 129㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.56m 全幅約2m エンジン 変速機: V型8気筒 7L 360HP 3段変速/3段自動変速
性能: 最高速210km/h  データーベースでフォード マーキュリーのミニカー検索

フォード マーキュリー マローダー X100 アメリカ 1969年

 

 1960年代のマーキュリーのラインアップは下位からコンパクトカーのコメット、中級車のメテオ、フルサイズカーのモントレー、モンテクレア、パークレーン、S-55、ワゴンのコロニーパークなどがありました。S-55は1962年から1963年と1966年から1967年の各2年間だけ生産された特別仕様の高性能車でした。1963年にフルサイズカーの高性能仕様としてマローダーが設定されました。1969年にマローダーはS-55の後継車として独立したブラントとなりました。(実車画像→ マーキュリー S-55 1966)

 

 マローダーはV型8気筒6.4L/7L(360HP)エンジンを搭載したマッスルカーで、3段変速で最高速210km/h(7L)と高性能でした。デザイン的には同時期の高級車リンカーンとよく似たフロントなど見た目は上品な豪華車でした。ただ1970年頃ののアメリカのフルサイズカーはこのような感じのデザインばかりでしたが。1970年代になるとこの類のマッスルカーの需要がなくなり1970年に生産中止となりました。2003年にDOHC V型8気筒6.4Lエンジンを搭載した高性能車でマローダーの名前が復活しましたが、販売は芳しくなく2004年に生産中止となりました。(実車画像→ マーキュリーマローダー 2003)

 

 

 ミニカーは2004年に発売されたミニチャンプス製で、高性能版のX-100をモデル化しています。このミニカーは2004年に発売された12台セットのフォード100周年記念セットの1台としてモデル化されたもの(茶色)で、この型番400082120は色違いで単品販売されたものです。100周年記念に選択された車ですので、マローダーはフォードの歴史上重要なモデルなのでしょう。ミニチャンプスらしいそつのない良い出来ばえで、プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されていました。X-100に装備されたリアフェンダーに追加されたスカートと室内のセンターコンソール部の自動変速機のU字型シフトレバー、床下部分のサスペンションなどの細部も再現されています。シンプルな外観の大型車のミニカーは大雑把な感じになりやすいのですが、このミニカーは細部まできちんと再現されているのでリアリティがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD MERCURY MARAUDER X100 1
FORD MERCURY MARAUDER X100 2

 以下は床下部分の画像です。床下部分のサスペンションもそこそこリアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD MERCURY MARAUDER X100 3

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FORD THUNDERBIRD 1969 USA

FORD THUNDERBIRD
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD THUNDERBIRD


DINKY(FR) 1419 1/43 121mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.26m 全幅約1.96m エンジン 変速機: V型8気筒 6.4L 315HP 3段自動変速
性能: 最高速205km/h  データーベースでフォード サンダーバードのミニカー検索

フォード サンダーバード アメリカ 1969年

 

 フォード サンダーバード 5代目が1967年に登場しました。ボディは大きくなり、フロント全面をグリルにしてヘッドライトをグリル内に格納するといった独創的なデザインが採用されました。テールライトも先代譲りの大きな物が使われました。1968-70年には格納式ヘッドライトを採用してフロント全面をグリルにするデザインの車がたくさん出ているのですが、このサンダーバードはその代表的な車でした。(実車画像→ヘッドライト開閉の動画)

 

 1964年に登場したマスタングとの差別化を計るため、観音開きの4ドアセダン仕様が設定され高級車として内装も豪華になっていきました。ボディが大型化されたことで、サンダーバード 5代目(4ドアセダン)は上級車のリンカーン コンチネンタル MK IIIとボディを共通化するようになりました。標準のエンジンはV型8気筒6.4L(315HP)、1968年にV型8気筒7L(360HP)が追加されました。1970年に大幅なデザインの変更がされ、特にフロントグリルは中央部が大きく突き出したデザインに変わりました。(実車画像→サンダーバード 1970年式)1972年に7代目にモデルチェンジし、サンダーバードとしては最大のサイズ(全長5.73m)となりました。(実車画像→サンダーバード 1972年式)

 

 

 ミニカーは1969年に発売されたディンキー(仏)製で、2ドアクーペ(ランドー)をモデル化しています。大柄なアメリカ車を1/43でモデル化しているので、全長121㎜と大きなサイズになっています。当時最盛期であったディンキー(仏)はリアルな造形が特徴でしたので、このサンダーバードも当時としてはかなり良い出来ばえでした。(ランドージョイントを付けてあれば、さらにリアルになったのですが) 単4電池を使用してボディを下に押し下げると、テールライトが点灯するギミックがついていました。当時のアメリカ車はあまりミニカーになっていないので、このサンダーバードは当時物ミニカーとして貴重です。これ以外のサンダーバード 5代目のミニカーはナコラルの当時物、最近ではJOHNNY LIGHTNINGの1/64やNEO(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。リアの拡大画像はテールライトが点灯します。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD THUNDERBIRD 1
FORD THUNDERBIRD 2

 以下は底板の電池収納部と取り扱い説明書の画像です。
FORD THUNDERBIRD 3

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FORD GT40 (MK I) 1969 USA

FORD GT40 (MK I)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD GT40 (MK I)


JOUEF 7204 1/43 97㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.29m 全幅約1.78m エンジン 変速機: V型8気筒 7L 475HP 5段変速
性能: 最高速330km/h  データーベースでフォード GT40のミニカー検索

フォード GT40 (MK I) アメリカ 1969年

 

 フォード社は自社のイメージを上げる為に、耐久レース(ルマン、デイトナ、セブリングなど)に参戦することを計画しました。その手っ取り早い方法としてイタリアのフェラーリを買収する交渉を始めましたが、この交渉は失敗しました。そこでイギリスのローラ社と提携し、フォードのエンジンを搭載するローラ MK VI GTをベースにしたレーシングカーの自社開発に乗り出しました。(実車画像→ ローラ MK VI GT 1963)

 

 1964年にフォード GT (MK I)が完成しました。鋼鉄製モノコックシャーシにFRP製ボディを載せる構造で、エンジンはインディカー用に開発されたV型8気筒4.7L(350HP)をミドシップ搭載していました。 この車は公開時に車高が40インチ(1016mm)であることに驚いた記者がつけたGT40という通称で呼ばれるようになりました。(正式な名前はGTで、GT40とは厳密にはスポーツカークラスに認証された市販レーシングカーを示すようですが、当サイトでは全て通称のGT40で統一しています)

 

 

 1964年のデビュー戦はニュルブルクリングでリタイア、ルマンでもリタイアといった結果でした。1965年にはキャロル シェルビーがレースを統括することになり、デイトナで初めて勝利しましたが、あとは散々な結果でした。この経験を踏まえて、エンジンを7L(472HP)にパワーアップしたMK IIが1966年に登場しました。1966年ルマンでMK IIは1-2-3フィニッシュで優勝し、これはルマンでのアメリカ車の初優勝でした。

 1967年にJカーという名前で新規開発した車がMK IVとして登場し、ルマンとセブリングに出場しどちらも優勝しました。(実車画像→ フォード Jカー) 1968年のレギュレーション変更で5Lを超える大排気量エンジンが使えなくなったので、フォードは1967年限りでワークス活動を中止しました。その後もフォード系列のレーシングチームがMK I(5Lエンジン搭載)で1968年と1969年に優勝し、ルマン4連覇を達成しました。なおスポーツカークラスの認証用に生産されたMK Iの市販仕様がMK IIIで、ヘッドライトが丸形4灯になり、内装などが変更されていました。2005年にフォード100周年を記念して、GT40をリメイクしたGTが限定生産されました。(実車画像→ フォード MK III 1966) (実車画像→ フォード GT 2005)

 ミニカーは1992年頃に発売されたジョエフ製で、細部まで精密に再現したことを売り物にして数種類だけ製作されたシリーズの1台です。 GT40(MK I) 1969年ルマン優勝車(GULFカラー)をモデル化しています。ドアや前後パネルが開閉し、1/43サイズながらエンジンやシャーシなどがかなりリアルに再現されていました。プロポーション的にはややダイナミックさが物足りない感じも少しありますが、メカ部分の精密な再現は非常に高く評価できます。ルーフと一体化されたドアがスムーズに開閉し、室内もインパネが良く再現されています。フロントパネルの下にはスぺタイヤやエアダクトが再現されています。リアカウルを開くとエンジンと複雑な形状の排気管、ギヤボックス、リアサスペンションのコイルスプリングなどが実にリアルに再現されています。以下は/フロント/フロントパネルを開いた画像と/リア/リアカウルを開いたエンジンルームの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD GT40 (MK I) 1
FORD GT40 (MK I) 2

 フォード GT40のミニカーは非常にたくさんあります。当時物ではメーベトイ、ソリド、ディンキーなどがあり、少し古いところでバン(BANG)、ボックスモデルなど、最近ではイクソ、ミニチャンプス、スパーク(レジン製)などがあります。またGT40の前身である ローラ MK VI GTとMK IVのプロトタイプであるJカー(GT J)をポリトーイが当時物でモデル化していました。以下は1989年頃に発売されたボックスモデル製のフォード GT40(1/43 型番8453)の画像です。1966年のルマンで、エンジンのトラブルで完走できなかった59号車をモデル化しています。ボックスモデルらしいリアルな造形で、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。リアカウルが開きエンジン部が再現されていますが、簡素な造形のエンジンだけなのであまりリアルではありません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD GT40 (MK I) 5
FORD GT40 (MK I) 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD GT40 (MK I) 7
FORD GT40 (MK I) 8

 以下は2018年に発売されたルマン24時間レース カーコレクションのフォード GT40 #9 ルマン 優勝 1968 (1/43 No.4)の画像です。メーカーはスパークで、スパークのミニカーはレジン製がメインですが、これはダイキャスト製です。スパークがレジン製でモデル化しているGT40をベースにしているので、とても良く出来ています。また雑誌付きの安価なミニカーながらタイヤ/ホイールがリアルで、細かいところまでデカールがきちんと貼られています。(ただこれはヘッドライト左側の取付けがやや雑ですが) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD GT40 (MK I) 9
FORD GT40 (MK I) 10

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD GT40 (MK I) 11
FORD GT40 (MK I) 12

 以下は1968年に発売された、メーベトイ製の当時物 フォード GT40 MK II (1/43 型番A24)の画像です。フォード GT40 MK IIをモデル化していますので、リアカウルの形状などが GT40 (MK I)と異なっています。プロポーションが良く、実車の雰囲気が良く再現され、1960年代のミニカーとしてとても良い出来ばえでした。ドアとフロント/リアカウルが開閉するギミック付きです。リアカウル下のエンジンも当時としてはリアルな造形になっていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD GT40 (MK I) 13
FORD GT40 (MK I) 14

 以下はフロント/フロントパネルを開いた画像と/リア/リアカウルを開いたエンジンルームの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD GT40 (MK I) 15
FORD GT40 (MK I) 16

 以下は2002年に発売されたデルプラド カーコレクションシリーズのフォード GT40 MK II(1/43 No.69)の画像です。これも上記メーベトイ製と同じGT40 MK IIをモデル化しています。ボディ起伏形状がややオーバー気味にデフォルメされているので、実車より迫力ある感じに仕上がっています。製造メーカーは不詳ですが、安価な雑誌付きミニカーながら細部もそこそこきちんと仕上げてあって、このカーコレクションシリーズのなかでは上出来の部類でした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD GT40 (MK I) 17
FORD GT40 (MK I) 18

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD GT40 (MK I) 19
FORD GT40 (MK I) 20

 以下は1966年に発売されたソリド製の当時物 フォード GT40 ルマン 1965 (1/43 型番146)の画像です。1965年ルマンでリタイアした2号車をモデル化しているようです。フロントノーズの位置が上がり過ぎていることと、デカールで表現したヘッドライトがリアルさに欠けることなど、当時の一級品であったソリド製ミニカーとしてはやや残念な出来ばえでした。リアパネルが開閉するギミック付きで、エンジンは上記のメーベトイ製と同じようなレベルで再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD GT40 (MK I) 21
FORD GT40 (MK I) 22

 以下はフロントの画像とリア/リアカウルを開いたエンジンルームの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD GT40 (MK I) 23
FORD GT40 (MK I) 24

 以下は1967年に発売されたディンキー(英)製の当時物 フォード 40 RV (1/45 型番132)の画像です。モデル化しているフォード 40 RVとはGT40をベースにして特別なクライアント向けに作られたロードカーでした。ディンキー(英)は1966年に型番215でGT40をモデル化していますが、この40 RVはそれとはフロントカウルの形状を大幅に変えてあります。これも実車の雰囲気がうまく再現されていて当時のミニカーとしては良く出来ていました。フロントパネル/フロントカウル/リアカウルが開閉するギミック付きです。エンジンは別パーツではなく塗装で再現していますので、上述したソリド製などよりややしょぼい造形です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD 40 RV GT 1
FORD 40 RV GT 2

 以下はフロント/フロントパネルを開いた画像と/リア/リアカウルを開いたエンジンルームの画像です。フロントパネルは中央部分の取り外しもできます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD 40 RV GT 3
FORD 40 RV GT 4

 以下は1967年に発売されたポリトーイ製の当時物 ローラ MK VI GT(1/43 型番534)の画像です。ローラ MK VI GTは上述したようにフォード GT40のベースとなった車でした。(実車画像→ ローラ MK VI GT 1963) 実車画像と見比べるとまずまずの良い出来ばえであると思います。リアウィンドー下に見えるエンジンがリアルに再現されているなどポリトーイらしい仕上げとなっています。ドアが開閉するギミック付きです。これ以外のローラ MK VIのミニカーはスパーク(レジン製)があります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LOLA GT 1
FORD LOLA GT 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LOLA GT 3
FORD LOLA GT 4

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CHRYSLER DODGE CHARGER R/T 1969 USA

CHRYSLER DODGE CHARGER R/T
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER DODGE CHARGER R/T


MATCHBOX YMC10 1/43 124mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.28m 全幅約1.95m エンジン 変速機: V型8気筒 7L 4251HP 3/4段手動変速/3段自動変速
性能: 最高速190km/h  データーベースでダッジ チャージャーのミニカー検索

クライスラー ダッジ チャージャー R/T アメリカ 1969年

 

 アメリカでは1960年代後半から1970年代にかけて、マッスルカーと呼ばれたハイパワーエンジンを搭載した高性能車がたくさん登場しました。代表的な車はフォードのトリノ GT、GMのシボレー シェベル SSポンティアック GTO、クライスラーのダッジ ダートやプリムス ロードランナーなどでした。マッスルカーの始まりとされるのは1955年式クライスラー 300で、V型8気筒5.4L(300HP)の高性能エンジンを搭載し、NASCAR(アメリカで人気のあるストックカーレース)で活躍しました。ただこの車は高価な大型車クラスでしたので、本来の意味での中型車クラスのマッスルカーの始まりは、1962年に登場したV型8気筒6.8L(415HP)エンジンを搭載したダッジ ダート 440 ラムチャージャーとするようです。(実車画像→ クライスラー ダッジ ダート 440 ラムチャージャー)

 

 ダッジ チャージャー 初代は1966年にダッジ コロネットのファーストバッククーペ(格納式ヘッドライト採用)にV型8気筒5.2L(230HP)エンジンを搭載して登場しました。この車にはV型8気筒7L(425HP)のレース仕様のヘミ エンジンも搭載されました。(実車画像→ クライスラー ダッジ チャージャー 1966) 1968年にダッジ チャージャー 2代目が登場しました。高性能版のR/TにはV型8気筒7.2L(375HP)エンジンが標準で、オプションで425HPのヘミ エンジンも搭載できました。R/Tをベースにしたレース仕様のチャージャー 500はNASCARに参戦していました。1971年にチャージャー 3代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ クライスラー ダッジ チャージャー 1971) 

 

 

 ミニカーはマッチボックス製のマニア向けのマッスルカーシリーズで1998年に発売されました。マッスルカーシリーズは十数種類のマッスルカーをモデル化していて、室内や床下のサスペンションなどがリアルに再現され、良い出来ばえでした。(中国で製造されていました) このマッチボックス製の型を流用して床下の仕上げなどを簡素化したマテル製もありました。このチャージャー R/Tは1969年式をモデル化していますので、この年式で変更されたフロントグリルと横長テールライトが正確に再現されていました。かっこいい実車の雰囲気がうまく再現されていて、当時のミニカーとしてはかなり良いばえでした。ダッジ チャージャーは人気の高い車ですので、ミニカーはERTLの1/18、ミニチャンプスの/43、グリーンライトの1/64、ジョニーライトニングの1/64、マテルの1/64などたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CHRYSLER DODGE CHARGER R/T 1
CHRYSLER DODGE CHARGER R/T 2

 以下は俯瞰と床下部分の画像です。エンジン/ギヤボックス/ドライブシャフトやサスペンションなどがそこそこリアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER DODGE CHARGER R/T 3

 以下は1990年に発売されたフランクリン ミント製のクライスラー ダッジ チャージャー R/T 1968 (1/43 型番RJ58)の画像です。こちらはチャージャー1968年式をモデル化しています。1960年代の代表的な車を1/43でモデル化したフランクリン ミントの60年代シリーズの1台でした。全体的にすこしメタボ気味(太め)の造形でスマートさが足りませんが、それでも実車の雰囲気はそこそこ再現されていました。ボンネットとドアが開閉するギミック付きで、室内/エンジンなどの細部がリアルに再現されていました。その細部の仕上げは当時の1/43サイズのミニカーとしては、レベルの高い出来ばえでした。床下のエンジン/ギヤボックス/ドライブシャフト/サスペンションなどは、上記のマッチボックス製よりもさらに立体的でリアルに再現されていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER DODGE CHARGER R/T 5
CHRYSLER DODGE CHARGER R/T 6

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/室内の画像です。エンジン部分はラジエーターやオルタネーターなどの補器類が判別できるほどリアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER DODGE CHARGER R/T 7
CHRYSLER DODGE CHARGER R/T 8

以下は俯瞰と床下部分の画像です。エンジン/ギヤボックス/ドライブシャフトやサスペンションなどがリアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER DODGE CHARGER R/T 9

 以下は2018年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションのクライスラー ダッジ チャージャー 1968 (1/43 No.313)の画像です。メーカーはイクソで、イクソはPREMIUMXブランドで同じチャージャーをモデル化しているので、それの廉価版です。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されていましたが、廉価版ですので、室内などの仕上げは簡素化されていました。(個人的には、カラーリングもいまひとつだと思います) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER DODGE CHARGER R/T 11
CHRYSLER DODGE CHARGER R/T 12

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER DODGE CHARGER R/T 13
CHRYSLER DODGE CHARGER R/T 14

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CHRYSLER DODGE CHARGER DAYTONA HEMI 1969 USA

CHRYSLER DODGE CHARGER DAYTONA HEMI
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER DODGE CHARGER DAYTONA HEMI


UNIVERSAL HOBBIES E1415 1/43 130mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.74m 全幅約1.95m エンジン 変速機: V型8気筒 7L 425HP 4段手動変速/3段自動変速
性能: 最高速237km/h(公道仕様)  データーベースでダッジ チャージャーのミニカー検索

クライスラー ダッジ チャージャー デイトナ ヘミ アメリカ 1969年

 

 前述したようにダッジ チャージャーはチャージャー 500でNASCARレースに参戦していました。しかしチャージャー 500はボディの空力的な問題(ボディがリフトする)で、芳しい成績が出せませんでした。そこでフロントグリル全体をカバーするノーズコーンと、リアに大きなウイングを付けてダウンフォースを発生させたレース仕様のチャージャー デイトナが1969年に開発されました。チャージャー デイトナはNASCARレースで勝つためだけに作られたホモロゲーション モデルで、500台が市販されました。エンジンはベースとなっているR/Tと同じで、標準はV型8気筒7.2L(375HP)、オプションで425HPのヘミ エンジンが搭載できました。

 

 デイトナの空力仕様は伊達ではなく、この車はNASCARとして初めて200mph(320km/h)を越えるスピード記録を達成しました。また目論見どうりに初戦のNASCARレースで勝利していて、圧倒的に強かったようです。姉妹車で同じ空力スタイルをしたプリムス スーパーバードもありました。ただこのような空力処理をしたレースカーが圧倒的に強かったので、NASCARでは排気量を5Lに制限するなどして実質的に禁止となり、1971年以降は参戦できなくなったようです。(実車画像→ クライスラー プリムス スーパーバード)

 

 

 ミニカーはユニバーサル ホビー製で、2002年頃に発売されました。どちらかというと廉価版ミニカーの類でしたので、値段相応の出来ばえですが、プロポーションはまずまずで特徴的な空力パーツはうまく再現していました。70cmもある高いリアウイングはミニカーでもずいぶん目立ちますが、この仕様で公道も走れたそうですので、この車に公道で出会ったらびっくりしたと思います。これ以外のチャージャー デイトナのミニカーは、GREENLIGHTの1/18、M2 MACHINESやJOHNNY LIGHTNINGの1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CHRYSLER DODGE CHARGER R/T DAYTONA 1
CHRYSLER DODGE CHARGER R/T DAYTONA 2

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