ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

FORD LINCOLN PREMIERE (CONTINENTAL MK III) 1958 USA

FORD LINCOLN PREMIERE (CONTINENTAL MK III)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LINCOLN PREMIERE (CONTINENTAL MK III)


DINKY 532 1/48? 120㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.82m 全幅約2.04m エンジン 変速機: V型8気筒 7L 375HP 3段自動変速
性能: 最高速208km/h  データーベースでリンカーン プレミアのミニカー検索

フォード リンカーン プレミア (コンチネンタル MK III) アメリカ 1958年

 

 1952年に廉価版のリンカーン スタンダードが廃止され、リンカーンは高級指向が強くなりました。1958年には全長5.8mと当時最大のボディに当時最強のV型8気筒7L(375HP)エンジンを搭載したリンカーン プレミア 2代目が登場しました。つり目になった4灯式ヘッドライト、クリフカット式(リアのCピラーが逆スラントしている)のルーフと独特なデザインをしていました。当時のリンカーンのラインナップには最上級のコンチネンタル、タウンカー、プレミア、ベース仕様のカプリの4モデルがありました。

 

 コンチネンタル MK IIの解説に記載したように1957年にコンチネンタル部門はヨーロッパ風高級車ではなく、GM キャディラックなどに対抗する高級車を担当する部門にかわりました。その方針に沿って1958年に最上級のコンチネンタル MK III が登場しました。ライバルと同等の価格とする為、40%のコストダウンが必要とされ、もはや手作業での製造はできなくなりました。ボディはリンカーン プレミアと同じボディを使い、従来のコンチネンタルの路線(2ドアのパーソナルカー)とは異なる4ドアセダン系にもコンチネンタル MK IIIという名前が使われました。この流れで、1959年にコンチネンタル MK IV、1960年にコンチネンタル MK Vが登場しました。ただこのコンチネンタル シリーズは不評で、1960年にコンチネンタル部門は廃止され、全く新しいデザインのリンカーン 4代目が1961年に登場することになりました。

 

 

 ミニカーは1959年に発売されたディンキーの当時物です。これは私の保有するミニカーの中でも一番古いもので、オークションで入手しました。60年以上前に作られたミニカーですが、保存状態が良くオリジナルの状態を保っています。(タイヤはきれいすぎるので、別売りされていたスぺア品に交換されているかもしれません) 1950年代のビンテージミニカーですので素朴な作りですが、プロポーションが良く、特徴的なフロント/リア周りなども結構良く作りこんであります。なおこの当時のミニカーは室内を再現しておらず、室内はがらんどうです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD LINCOLN PREMIERE (CONTINENTAL MK III) 1
FORD LINCOLN PREMIERE (CONTINENTAL MK III) 2

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FORD LINCOLN CONTINENTAL CONVERTIBLE 1961 USA

FORD LINCOLN CONTINENTAL CONVERTIBLE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LINCOLN CONTINENTAL CONVERTIBLE


FRANKLIMINT PW05 1/43 125㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.4m 全幅約2m エンジン 変速機: V型8気筒 7L 315HP 3段自動変速
性能: 最高速190km/h  データーベースでリンカーン コンチネンタルのミニカー検索

フォード リンカーン コンチネンタル コンバーチブル アメリカ 1961年

 

 1961年にフォード リンカーンは革新的なモデルチェンジを行い4代目となりました。先代とは打って変わった無駄な飾りがない直線的でシンプルなデザインが採用されました。この4代目から「MK(マーク)」が付かないリンカーンのセダン系(4ドア セダンとコンバーチブル)の名前がタウンカー/プレミアからコンチネンタルに一本化されました。また高級車リンカーンのイメージを定着させる為、リンカーンはフォードの他のブランドより長期のモデルサイクルを採用することになりました。なお名前に「MK(マーク)」が付いた2ドアのコンチネンタルは1968年にコンチネンタル MK IIIとして復活しました。(実車画像→ フォード リンカーン コンチネンタル MK III 1968)

 

 リンカーン 4代目はサンダーバード 3代目のホイールベースを延長したシャーシに、V型8気筒7L(315HP)エンジンを搭載していました。エンジンは1966年に7.6L(340HP)に拡大され、これはフォード最大の排気量でした。ボディは観音開きドアが採用されたセダンと、4ドアコンバーチブルがありました。4ドアコンバーチブルには電動格納式ソフトトップが採用されました。(実車画像→ ソフトトップ格納動画) また4ドアのコンバーチブルは戦後の車としては唯一のモデルでした。リンカーン 4代目は大幅なデザイン変更なしに、1969年まで生産されました。この基本的なスタイルを変えなかったことでリンカーン コンチネンタル 4代目のイメージが世間に定着することになりました。

 

 

 ミニカーは1960年代のアメリカ車をモデル化したフランクリン ミント製の1960年代シリーズの1台で、1990年に発売されました。ヘッドライトをメッキパーツで表現するなどややレトロな作風ですが、実車の雰囲気が良く再現されていて、実に良く出来ていました。ボンネット/4ドアが開閉するギミック付きで、エンジンやサスペンションが再現され、オープンカーなので室内の細部も良く再現されています。ただフロントスクリーンが少し大きめでややアンバランスな感じがするのが惜しいです。これ以外のリンカーン コンチネンタル 4代目のミニカーは当時物ではテクノとディンキー(英)、コーギー、マッチボックス、ジク(SIKU)などがありました。当時物以外ではジョニーライトニングの1/64、グリーンライトの1/43と1/64、ミニチャンプスの大統領専用車、イクソなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD LINCOLN CONTINENTAL 1
FORD LINCOLN CONTINENTAL 2

 以下は床下部分の画像です。1/43サイズながらエンジン/ドライブシャフト/サスペンションなどが、かなりリアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LINCOLN CONTINENTAL 4

 以下は1963年に発売されたテクノ製の当時物 フォード リンカーン コンチネンタル 1962 (1/43 型番829)の画像です。デンマークのテクノは1950-1960年代に乗用車や商用車を1/43でモデル化していました。後期の物には高度な分解組立ギミックが付いていました。(参照ページ→モンザ GT ギミック) このコンチネンタルはフロントグリルの意匠から1962年式をモデル化しているようです。キャビン部分が少し小さめにデフォルメされているので、前述したコンバーチブルより大きく見えますがほぼ同じサイズ(全長124㎜)です。グリルやバンパーなどが金属製で頑丈な作りになっていて、ボンネットとトランクが開閉するギミック付きです。なおヘッドライトにラインストーンが使われていますが、これは当時のミニカーに流行った手法でした。(なおテクノのミニカーの特徴であった分解組立ギミックはこのミニカーには付いていません) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LINCOLN CONTINENTAL 5
FORD LINCOLN CONTINENTAL 6

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。トランク内にはスペアタイヤがあります。エンジンルーム内のエンジンは金属製パーツで再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LINCOLN CONTINENTAL 7
FORD LINCOLN CONTINENTAL 8

 以下は1964年に発売されたディンキー(英)製の当時物 フォード リンカーン コンチネンタル (1/43 型番170)の画像です。ミニカーの発売年とフロントグリルの意匠から、1963年式をモデル化しているものと思われます。全長が129㎜なので公称の1/43より少し大きめに出来ています。プロポーションが正確で実車の雰囲気が良く再現されていて、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。ディンキー(英)中期の傑作ミニカーのひとつといってよいでしょう。ボンネット/トランクが開閉するギミック付きで、1960年代のミニカーですので、室内は簡単な造形となっています。このミニカーも上記のテクノ製と同様にヘッドライトにラインストーンが使われています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LINCOLN CONTINENTAL 9
FORD LINCOLN CONTINENTAL 10

 以下はフロント/ボンエットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LINCOLN CONTINENTAL 11
FORD LINCOLN CONTINENTAL 12

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FORD LINCOLN CONTINENTAL LIMOUSINE 1966 USA

FORD LINCOLN CONTINENTAL LIMOUSINE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LINCOLN CONTINENTAL LIMOUSINE


CORGI 262 1/43 148mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約6.47m 全幅約2.02m エンジン 変速機: V型8気筒 7.6L 340HP 3段自動変速
性能: 最高速202km/h  データーベースで リンカーン コンチネンタルのミニカー検索

フォード リンカーン コンチネンタル リムジン アメリカ 1966年

 

 1961年にフォード リンカーンは革新的なモデルチェンジを行い4代目となりました。先代とは打って変わって無駄な飾りがない直線的でシンプルなデザインが採用されました。この4代目から「MK(マーク)」が付かないリンカーンのセダン系(4ドア セダンとコンバーチブル)の名前がタウンカー/プレミアからコンチネンタルに一本化されました。当初はV型8気筒7L(315HP)エンジンを搭載し1966年には7.6L(340HP)に拡大され、これはフォード最大の排気量でした。ボディはセダンと4ドアコンバーチブルのみで、セダンの4ドアは観音開きが採用されました。また4ドアコンバーチブルは戦後の車としては唯一のモデルでした。

 

 高級車リンカーンのイメージを定着させる為、リンカーンはフォードの他のブランドより長期のモデルサイクルを採用しました。1964年のマイナーチェンジではフロントグリルが小変更され、後席のスペースを広げる為にホイールベースが3インチ拡大されました。1966年のマイナーチェンジではさらに全長と車幅が少し大きくなりました。またGMのキャディラック クーペ デビルに対抗して、2ドアハードトップのコンチネンタル MK IIIが1966年に設定されました。1968年には安全基準に対応して灯火類が変更され、1970年にリンカーン 5代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ フォード リンカーン コンチネンタル 1970) なおリンカーン コンチネンタルは1961年から1977年まで大統領専用車に採用されていて、1963年にJ.F.ケネディ大統領が暗殺された際に使用していた大統領専用車でもありました。

 

 

 ミニカーは1967年に発売されたコーギー製の当時物です。モデルとなっているのはシカゴのリーマン ピーターソン(Lehmann-Peterson)社が製作していたホイールベースを延長したエグゼクティブ リムジン仕様で、バンパーの形状から1966年式と思われます。全長6mを超えるリムジンを1/43でモデル化しているので、全長約15㎝の迫力の大きさになっています。実車の雰囲気が実にうまく再現されていて、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。コーギー最盛期のビンテージミニカーの最高傑作といってよいでしょう。ボンネット/4ドア/トランクが開閉するギミック付きで、起毛処理された室内が豪華な雰囲気となっていました。さらにこのミニカーの最大の特徴は、凝ったカラーTVのギミックです。2列目シートの中央に当時最新であったカラーTVが装備されていて、それが点灯するのです。もちろん本物のTVではありませんが、詳細は当方のギミック紹介ページをご覧ください。(ギミック紹介ページ→ リンカーン コンチネンタル TVギミック) このようなストレッチされたリムジンのミニカーは少ないのですが、これ以外のリンカーン コンチネンタル ストレッチリムジンのミニカーはイクソがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD LINCOLN CONTINENTAL LIMOUSINE 1
FORD LINCOLN CONTINENTAL LIMOUSINE 2

  以下は2003年に発売されたイクソ製のフォード リンカーン コンチネンタル リムジン 1967年 (1/43 型番CLC033)の画像です。ホイールベースを延長したストレッチリムジンのモデル化で、ナンバープレートに表示された「NATIONAL CAPITAL WASHINGTON DC」から政府関係の公用車をモデル化しているものと思われます。これもフロントグリルや室内のインパネなど細部まで良く仕上げてあります。トランクのアンテナはTV用か無線通信用のものでしょう。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LINCOLN CONTINENTAL LIMOUSINE 5
FORD LINCOLN CONTINENTAL LIMOUSINE 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LINCOLN CONTINENTAL LIMOUSINE 7
FORD LINCOLN CONTINENTAL LIMOUSINE 8

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FORD LINCOLN CONTINENTAL MK V 1977 USA

FORD LINCOLN CONTINENTAL MK V
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FORD LINCOLN CONTINENTAL MK V


DIAPET G084 1/40 148㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.85m 全幅約2m エンジン 変速機: V型8気筒 6.6L 180HP 3段自動変速
性能: 最高速190km/h  データーベースでリンカーン コンチネンタルのミニカー検索

フォード リンカーン コンチネンタル MK V アメリカ 1977年

 

 1966年にリンカーン コンチネンタル MK IIを引き継ぐコンチネンタル MK IIIが登場しました。コンチネンタル MK IIIという名前の車は1958年に既に登場していました。しかしこのコンチネンタル MK III 1958年式は、MK IIまでのコンチネンタルの路線(2ドア パーソナルカー)とは異なる4ドアセダン系にもMK IIIの名前を使っていたことから、正当なコンチネンタル MK IIIではなかったとされました。そんなわけでこの新しいコンチネンタル MK IIIは2ドアパーソナルカーのみで、スペアタイヤをリアにマウントした伝統のスタイルが復活しました。(実車画像→ フォード リンカーン コンチネンタル MK III)

 

 コンチネンタル MK IIIはセダンのホイールベースを少し短くしたシャーシに豪華な2ドアハードトップボディを載せ、V型8気筒7.5L(365HP)エンジンを搭載していました。コンチネンタル 2ドアハードトップより2割ほど高価なリンカーン ブランドの最上級車でしたが、MK IIのような限定生産車というわけではありませんでした。それでも人気が高く、ライバルであったGM キャディラック エルドラドと2ドア パーソナルカーとしての人気を二分していました。

 

 

 1972年にコンチネンタル MK IVにモデルチェンジしました。デザインは先代のイメージを踏襲し、ハードトップに楕円形のオペラウインドーが追加されました。ボディは全長×全幅が5.7m×2mと大きくなり、アメリカ車がコンパクトになる前のでかくてかっこいいアメリカ車でした。コスト削減のため、サンダーバート 6代目とシャーシや部品を共用していたので、そのサンダーバードと雰囲気がよく似ていました。(実車画像→ フォード リンカーン コンチネンタル MK IV) 1977年にコンチネンタル MK Vにモデルチェンジしました。

 MK VはMK IVと同じシャーシを使い外観もテールライト以外はほとんど同じでした。(デザインをややシャープにしていたらしいですが) 従来のV型8気筒7.5L(208HP)エンジンはオプションとなり、標準はV型8気筒6.6L(180HP)エンジンが搭載され、3段自動変速、最高速190km/hの性能でした。アメリカでは1971年頃からエンジン出力がグロス表示からネット表示に変わったので、どのメーカーも表示馬力が激減しました。1970年のV型8気筒7.5Lエンジンは345HPの表示だったのが、1979年には224HPに激減しています。(グロス表示馬力が過大すぎたのですが)

 1980年にコンチネンタル MK VIにモデルチェンジしましたが、燃費対策で全長5.6mと一回りサイズダウンされました。(実車画像→ フォード リンカーン コンチネンタル MK VI) さらに1983年に登場したコンチネンタル マーク VIIでは全長5.1mとずいぶん小さくなってしまいました。そんなわけでコンチネンタル MK Vはサイズダウンされる前の最後の大きくて派手だったコンチネンタル MKシリーズでした。

 ミニカーは1978年に発売されたダイヤペット製の当時物で、コンチネンタル MK Vをモデル化しています。ダイヤペットは1970年代後半のスーパーカーブームに乗じて1977年頃から外国車を積極的にモデル化していましたが、これもその流れでモデル化されたダイヤペットの意欲作でした。プロポーションが良く大柄で派手なコンチネンタル MK Vがうまく再現されていて、ダイヤペットの外国車ミニカーの中では抜群に良い出来ばえでした。ボンネット/ドア/トランクの開閉、スライディングルーフの開閉、格納式ヘッドライトの開閉ギミックが付いていました。またこの型を流用して非常に凝った造りの和風霊柩車仕様が1980年に発売されました。これ以外のコンチネンタル MK IV/Vの当時物ミニカーはトミカのコンチネンタル MK IV、マッチボックスのコンチネンタル MK Vがありました。最近の物ではイクソのコンチネンタル MK V、NEO(レジン製)やBOS MODELS(レジン製)のコンチネンタル MK IV/V、AUTO WORLDのコンチネンタル MK V(1/64)などがあります。 以下はフロント/格納式ヘッドライト開閉の画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD LINCOLN CONTINENTAL MK IV 1
FORD LINCOLN CONTINENTAL MK IV 2

 以下は2009年に発売されたイクソのプレミアムX製のフォード リンカーン コンチネンタル MK V 1979 (1/43 型番PR0001)の画像です。プレミアムX ブランドで最初にモデル化されたミニカーでした。イクソのミニカーはダイキャスト製がほとんどですが、このプレミアムXの初期物はレジン製でした。プロポーションが正確で大きなアメリカ車をリアルに再現していました。フロントグリルとその上のエンブレムや室内のインパネなど細かいところも良く作り込んであり、薄空メタリックのカラーリングも実車に忠実でした。ただしレジン製なので大きさの割に軽くて安っぽい感じがするのがいまいちでしたが。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LINCOLN CONTINENTAL MK V 3
FORD LINCOLN CONTINENTAL MK V 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LINCOLN CONTINENTAL MK V 5
FORD LINCOLN CONTINENTAL MK V 6

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FORD LINCOLN TOWNCAR 1996 USA

FORD LINCOLN TOWNCAR
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FORD LINCOLN TOWNCAR


IXO PREMIUMX PRD101 1/43 130mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.56m 全幅約2m エンジン 変速機: V型8気筒 4.9L 150HP 4段自動変速
性能: 最高速187km/h  データーベースでリンカーン タウンカーのミニカー検索

フォード リンカーン タウンカー アメリカ 1996年

 

 リンカーン タウンカーというモデル名はリンカーン コンチネンタルの最上級グレードとして1959?に初めて使用され、1969?まで継続された後に一時的に消えました。その後1981?にタウンカーはリンカーン ブランドの最上級グレードとしてコンチネンタルから独?したモデル名として復活しました。このリンカーン タウンカー 初代はリンカーン コンチネンタル 6代目をベースにした2ドア/4ドアセダンで、V型8気筒6L(130HP)エンジンを搭載していました。なおタウンカーという名称は1930?代の乗用?によくみられた運転席部分だけ屋根がないタイプの高級車 デビル (DE VILLE 仏語)の英訳で、そのデビルという名前は1956?からキャディラックが使っていました。(実車画像→ リンカーン タウンカー 1981)

 

 リンカーン タウンカー 2代目が1990年に登場しました。リンカーン コンチネンタルは1988年に登場した8代目が前輪駆動方式を採用しましたが、タウンカーは古いフレーム構造の後輪駆動方式を踏襲しました。だだし外観は全体的に角がとれた曲面を採用したデザインとなり、4ドアセダンだけとなりました。当初のエンジンは先代と同じでしたが、すぐにV型8気筒4.6L(210HP)に変わりました。1994年のマイナーチェンジで、フロント/リアの意匠が変更されました。(実車画像→ リンカーン タウンカー 2代目 1990)

 

 

 リンカーン タウンカー 3代目が1998年に登場しました。タウンカーは先代同様に古いフレーム構造の後輪駆動方式を踏襲しました。外観は曲面を多用した空力的なデザインとなりました。エンジンは先代と同じV型8気筒4.6L(220HP)でした。2001年にホイールベースを延長したタウンカー Lが設定され、2011年に後継車なしで生産中止となりました。タウンカーは昔ながらのフレーム構造でしたので、昔のアメリカ車の乗り心地を残していることで人気があり、またストレッチ リムジンや霊柩車などへの改造がやりやすいことでも需要があったそうです。 (実車画像→ リンカーン タウンカー 3代目 1998)

 ミニカーは2015年に発売されたイクソ プレミアムX製です。タウンカー 2代目の後期型をモデル化しています。サイドビューを見るとキャビン部分がやや大きめな感じがして、プロポーション的には今一つのように思います。ただそれ以外はフロントグリルとその上のエンブレム、灯火類、室内などの細部がリアルで良い出来ばえでした。イクソはこの型を流用して別ブランドのホワイトボックスでもタウンカー(型番WB133 仕上げを簡素化している)を発売しています。これ以外のタウンカーのミニカーはネオ(レジン製)が初代のセダン/リムジンと2代目のセダンをモデル化していています。タウンカー 3代目はサンスターとビテス(サンスターの型を流用か?)のストレッチ リムジン、LUXURYがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FORD LINCOLN TOWNCAR 1
FORD LINCOLN TOWNCAR 2

 以下は2001年に発売されたサンスター製の フォード リンカーン タウンカー ストレッチ リムジン (1/43 型番KM07001)の画像です。タウンカー 3代目のホイールベースを延長した改造車のストレッチ リムジンをモデル化しています。実車の全長が約7.2mですので、ミニカーも全長167㎜と大きなサイズになっていて、ストレッチ リムジンの大きさが実感できます。サイズが大きいわりに定価3800円と安価なミニカーでしたので、特に凝ったところはありませんが、レザートップ風の塗装がされていて内装もそこそこ良く再現されていました。この類の大きなストレッチ リムジンのミニカーは少ないので、その点では購入する価値のあるミニカーでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LINCOLN TOWNCAR STRETCH LIMOUSINE 1
FORD LINCOLN TOWNCAR STRETCH LIMOUSINE 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。タウンカー 3代目のフロントグリルやテールの造形がそこそこ良く再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LINCOLN TOWNCAR STRETCH LIMOUSINE 3
FORD LINCOLN TOWNCAR STRETCH LIMOUSINE 4

 以下は2012年頃に発売されたキンスマート(KINSMART)製の フォード リンカーン タウンカー ストレッチ リムジン (1/38 型番KM07001)の画像です。これもタウンカー 3代目のストレッチ リムジンをモデル化しています。縮尺が1/38なので、全長178㎜と上記のサンスター製より一回り大きなサイズとなっています。キンスマートは香港の玩具メーカーで、これは後ろに引いて離すと勢いよく走りだすプルバックモーター付きなのでどちらかというと子供向けの玩具的なミニカーです。ただしプロポーションが良く、フロント周りの造形もそこそこリアルで実車の雰囲気は良く再現されています。ボンネット/4ドアとサンルーフが開閉するギミック付きで、室内も結構良く仕上げてあります。なお後席に黒い箱が載っていますが、これは室内にはみ出したプルバックモーターをカバーしている箱です。玩具的なミニカーながら良く出来ているので購入しました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LINCOLN TOWNCAR STRETCH LIMOUSINE 5
FORD LINCOLN TOWNCAR STRETCH LIMOUSINE 6

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FORD LINCOLN TOWNCAR STRETCH LIMOUSINE 7
FORD LINCOLN TOWNCAR STRETCH LIMOUSINE 8

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