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日産 リーフ (電気自動車) 日本 2010年
2010年に日産の量産型電気自動車 リーフが発売されました。それまでの日産の電気自動車はリチウムイオン電池を採用していた点は先進的でしたが、少量生産の実験車的なものでした。(他社の電気自動車も同様でしたが) リーフは既存車を改造した電気自動車ではなく、専用設計された5ドアハッチバックの量産型電気自動車(前輪駆動)でした。電池はラミネート型リチウムイオン電池 容量24kWh モーターは80kW(110HP)で航続距離228kmの性能でした。低速での加速はスポーツカー並でしたが、0-100km/hのタイムとなると約12秒と大人しい性能でした。2012年のRJC カー オブ ザ イヤーを受賞しました。 リーフは北米や欧州に輸出され、2011年のヨーロッパ カー オブ ザ イヤーも受賞しています。
2012年のマイナーチェンジでモーター駆動システムなどが改良され、2015年にリチウムイオン電池の改良で航続距離が280kmに向上しました。2011年にニスモ(NISMO)がレース仕様の実験車リーフ ニスモ RCを開発しました。ボディはカーボンコンポジットで軽量化された2ドアの別物で、後輪駆動車に変更されていて全日本電気自動車グランプリシリーズ(EV-GP)に参戦していました。2017年にリーフ 2代目にモデルチェンジし国内販売台数は約7万台でした。これは電気自動車としては当時最多の販売台数で、海外でも評価が高く世界をリードする電気自動車となりました。
電気自動車に注力している日産の「e-POWER」ハイブリッド車は、エンジンは発電だけを行いその電力でモーター走行する電気自動車に近いものです。「e-POWER」は電池容量の心配なしで電気自動車のメリット(加速が良いなど)が得られるので、2016年に登場した日産 ノート e-POWERは大ヒットしました。 (実車画像→ 日産 ノート e-POWER 2017)
ミニカーは2011年に発売された京商 J-コレクション製です。J-コレクションは1/43ダイキャスト製で国産車をモデル化していたブランドで、比較的低価格ながらいずれも良い出来ばえでした。このリーフも正確なプロポーションで実車がうまく再現され良く出来ています。また室内も彩色されてリアルに再現されています。これ以外のリーフ 初代のミニカーはトミカの1/68、トミカのライトが点灯するテコロジー仕様 1/68、エブロのニスモ RC、WIT'Sのニスモ パフォーマンス パッケージなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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日産 NV200 バネット 日本 2010年
1969年に日産 サニー (B10)をベースにしたキャブオーバーの商用車 サニー キャブ(C20)が登場しました。2人乗りトラックとワンボックスの2-5人乗り商用バン/8人乗りのコーチがありました。1970年にチェリー キャブと改名し、1975年にはサニー キャブの名前が復活し1978年まで生産されました。(実車画像→ 日産 チェリー キャブ )
1978年にサニー キャブ/チェリー キャブの後継車として、サニー ベネット/チェリー バネット(C120)が登場しました。ボディ形式はバン、トラック、バンをベースにした乗用車仕様があり、当初は4気筒1.2L/1.4Lエンジンを搭載していました。1980年にダットサン バネットが追加されました、(実車画像→ 日産 ダットサン バネット コーチ(乗用車) 後期型)
1985年にバネット シリーズは2代目(C22)にモデルチェンジしました。当初は4気筒1.5L/2Lと4気筒2Lディーゼルエンジンを搭載していました。1986年に3車種の名前がバネットに統一されました。1993年にマツダのボンゴがOEMで納入され、それがバネット 3代目(S20)となりました。4気筒1.5L/1.8Lと4気筒2.2Lディーゼルエンジンを搭載していました。1999年にモデルチェンジしたバネット 4代目(S21)もマツダからのOEMでした。4気筒1.8Lと4気筒2L/2.2Lディーゼルエンジンを搭載していました。(実車画像→ 日産 バネット 1999)
バネット 4代目の後継車として2009年にNV200が登場しました。5ドアのミニバンで、商用バンと乗用の3列シート7人乗りワゴンがあります。日産の世界戦略車で北米/欧州/中国/インドなどでも販売され、外観は欧州風の商用車デザインとなっています。国内版はDOHC 4気筒1.6L、海外ではDOHC 4気筒1.5Lとルノー製4気筒1.5Lディーゼルエンジンを搭載する前輪駆動車で、2018年に商用バンには4WDが追加されました。2010年にセドリック タクシーの後継車としてタクシー仕様車が設定されました。(2021年に生産中止) 2012年にDOHC 4気筒2Lエンジンを搭載し全長約4.73mX全幅約1.73mとサイズが大きい北米仕様車はニューヨーク市のタクシー(イエロー キャブ)に採用されました。2014年に電気自動車仕様のe-NV200が登場しました。名前のNVは「New Generation Vehicle」の略で、上級車のキャラバンも2012年に登場した5代目から車名をNV350 キャラバンに改名しています。(実車画像→ 日産 NV200 タクシー)
ミニカーは2016年に発売されたアシェット 国産名車コレクション シリーズでメーカーはイクソです。プロポーションが良く実車の独特なボディスタイルがうまく再現されています。内装の仕上げは簡素ですが、灯火類やミラーなどの細部がそこそこ良く再現されています。またサイドミラーやリアミラーが簡単に破損しないよう柔らかいプラスチック材で成型されているのは良い設計で好感が持てます。京商が日産の特注品でNV200をモデル化していますが、この国産名車コレクションのNV200はそれを流用していると思われます。(イクソは京商のミニカーをOEM生産していますので) これ以外のNV200のミニカーはエリゴールの欧州仕様、トミカのタクシー仕様 1/62などがあります。上級車のNV350 キャラバンのミニカーはトミカの1/69、京商、エブロなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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日産 シルフィ B17型 日本 2012年
2000年に日産 ブルーバード シルフィ 初代(G10)が登場しました。名前がブルーバードとなっていますが、サニー 8代目(B14)をベースに開発されパルサー/プレセアの後継車種としての位置づけでした。外観はオーソドックなデザインの4ドアセダンで、フロントの意匠が上級者セフィーロ 2代目(A32)に似ていました。4気筒1.5L/1.8L/2L(150HP)エンジンを搭載する前輪駆動車で4WDもありました。1.8Lエンジンは日本初の超低排出ガス認定を取得し排ガスが非常にクリーンでした。2003年のマイナーチェンジで前後の意匠が変更されました。従来のブルーバードと較べると車格が低くなったので居住性は下がりましたが、上質な中型セダンでした。(実車画像→ ブルーバード シルフィ 2000)
2005年に日産 ブルーバード シルフィ 2代目(G11)が登場しました。5ナンバー規格のままでホイールベースを延長してボディが大きくなり、室内が広くなり居住性が改善されました。外観はヘッドライトの形状など上級車のフーガ 初代(Y50)と同じようなデザインでした。4気筒1.5L/2L(133HP)エンジンを搭載する前輪駆動車で電動モーターで後輪を駆動する4WD(e-4WD)もありました。法人向け社有車としてブロアムが設定されるなど、5ナンバー規格の手ごろなサイズで広い室内と上質な内装を売りにしていました。中国などアジアでもシルフィやブルーバードの名前で発売されました。 (実車画像→ ブルーバード シルフィ 2005)
2012年に日産 シルフィ 3代目(B17)が登場しました。車名からブルーバードが外され、1959年から続いたブルーバードの名前が消えました。プラットフォームは先代と同じでしたが、北米やアジアで販売する世界戦略車との位置付けから全幅が1.7mを超える3ナンバー規格となりました。外観は先代のプロポーションを継承し、大型のフロントグリルでノーズを強調したセダンらしいデザインとなりました。新開発のDOHC 4気筒1.8L(131HP)エンジンを搭載する前輪駆動車で変速機は副変速機付CVTだけでした。(国外仕様には1.6L 5段MTもある) 先代同様に上質な内外装の本格的なセダンでしたが、国内ではこの類のセダンは売れなくなりました。2019年にシルフィ 4代目(B18)が中国で公開/発売されましたが、国内のシルフィ 3代目は2020年に販売中止となりました。(中国ではシルフィの人気が高いのです)
ミニカーは2014年に発売された京商 Jコレクション製です。J-コレクションは1/43ダイキャスト製で国産車をモデル化していたブランドで、比較的低価格ながらいずれも良い出来ばえでした。このシルフィ 3代目もプロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現され、とても良く出来ています。室内の内装は色分けされていて、インパネのメーターもリアルに再現されています。これ以外のシルフィ 3代目のミニカーはWIT'S'(レジン製)、RAI'Sのポリス仕様があります。なお2022年現在でシルフィ 初代/2代目のミニカーはないようです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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日産 ノート (E12) 日本 2012年
2005年にコンパクトカー 日産 ノート 初代(E11)が登場しました。マーチとティーダの間を埋める5ドアハッチバックで、マーチをベースにしていました。外観はフロントのデザインがあまりかっこよくないですが、全体的には大きな縦型テールライトが印象的なセンスの良いデザインでした。DOHC 4気筒1.5L(109HP)エンジンを搭載する前輪駆動車で、後輪を電動モーターで駆動する4WD(e-4WD)もありました。2008年のマイナーチェンジで内外装を変更し1.6Lエンジンが追加されました。2010年のマイナーチェンジでも内外装が変更されました。居住性と立体駐車場への入庫を両立させたパッケージングなど走行性能/使い勝手が優れていました。(実車画像→ 日産 ノート 2005)
2012年に日産 ノート 2代目(E12)が登場しました。(国内ではティーダーの後継車でもありました) 外観は先代のスタイルを踏襲していますが、フロント/リアのデザインがシャープになりました。エンジンはDOHC 3気筒1.2L/1.2Lスーパーチャージャー(79HP)にダウンサイジングされました。前輪駆動車で後輪を電動モーターで駆動する4WD(e-4WD)もありました。2016年にエンジンを発電専用としリチウムイオン電池を搭載して電動モーターで走行する、シリアル ハイブリッド方式を採用した「e-POWER」が設定されました。2012年のRJC カー オブ ザ イヤーを受賞しました。DOHC 4気筒1.6Lエンジン搭載のニスモやe-POWERが好評でした。2020年にe-POWER専用車の日産 ノート 3代目(E13)にモデルチェンジしました。2021年の日本/RJC カー オブ ザ イヤーを受賞しています。(実車画像→ 日産 ノート 2020 )
ミニカーは2013年に発売された京商 Jコレクション製です。ノート 2代目(E12)をモデル化しています。このミニカーは保有していないので、ここではWEBショップの画像を借用させていただきました。 画像を見ただけですがJコレクション製ミニカーの標準的な出来ばえで、実車の雰囲気がそこそこうまく再現されているようです。ノートのミニカーはトミカの初代と2代目1/63、WIT'S(レジン製)の2代目、ハイストーリー(レジン製)の2代目 ニスモ、エブロのニスモ(レジン製)などがあります。
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日産 セレナ (C26) ハイウェイスター G 日本 2014年
日産のキャブオーバー形式の商用車/乗用車 バネット 初代が1978年に登場しました。ボディ形式はバン、トラック、バンをベースにした乗用車仕様があり、当初は4気筒1.2L/1.4Lエンジンを搭載していました。(実車画像→ 日産 バネット コーチ(乗用車) 後期型)
1985年にバネット 2代目が登場しました。ボディ形式は先代と同じで、当初は4気筒1.5L/2L、4気筒2Lディーゼルエンジンを搭載していました。1991年に乗用車仕様がモデルチェンジしてバネット セレナ(C23)として独立し、商用車仕様のバネットは1994年まで生産されました。バネット セレナの当初のエンジンは4気筒1.6L/2L(130HP)と4気筒2Lディーゼルがありました。1994年にバネット セレナはセレナ(初代 C23)に名前を変更しました。セレナは従来の商用バンと異なり乗用車的な走行性能(後輪駆動と4WD)で、エアコン/オーディオなどの装備も充実していました。セレナは同時期に登場したトヨタ エスティマと共に乗用車的に使われる高級ミニバンの先駆けとなりました。(実車画像→ 日産 バネット バン 1988) (実車画像→ 日産 バネット セレナ 1991)
1999年に日産 セレナ 2代目(C24)が登場しました。乗用ワゴンとして開発され、前輪駆動方式(4WD仕様もあり)が採用され低床化されました。ボディは全長が長くなりデザインは先代のイメージを継承しつつ、両側スライドドアが採用されました。エンジンは4気筒2Lと4気筒2.5Lターボディーゼルがありました。(実車画像→ 日産 バネット セレナ 1999)
2005年に日産 セレナ 3代目(C25)が登場しました。ボディが大きくなり、外観は上級車エルグランドを大人しくしたようなデザインで、階段状のウエストラインが特徴的なスマートなデザインになりました。DOHC 4気筒2L(137HP)エンジンを搭載し、変速機は電子制御CVTで、4WD仕様もありました。2007年のマイナーチェンジでフロントの意匠が変更されました。(実車画像→ 日産 バネット セレナ 2005)
2010年に日産 セレナ 4代目(C26)が登場しました。外観は先代のフロント周りと階段状のウエストラインを継承してよりスマートなデザインとなりました。DOHC 4気筒2L(147HP)エンジンを搭載し、変速機は電子制御CVTで、4WD仕様もありました。オルタネーター発電機をモーター(ECOモーター)として使用してエンジン始動を円滑に行うECOモーター式アイドリングストップシステムを採用していました。2012年にはこのECOモーターの性能を強化してエンジンをアシストする簡易的なハイブリッドシステム「S-HYBRID」を採用して燃費性能を向上させました。2013年のマイナーチェンジでフロントグリルを大きくしヘッドライトを2段重ねとする意匠変更と内装が変更されました。2016年にセレナ 5代目(C27)にモデルチェンジしました。
ミニカーは2016年に発売された京商 Jコレクション製です。2013年のマイナーチェンジ後のセレナ 4代目 上級グレードのハイウェースターをモデル化しています。プロポーションが良く、2段重ねヘッドライトと一体化したフロントグリルなどがうまく再現され、実車の雰囲気が良く再現されています。室内もインパネなどがそこそこ良く再現されています。京商 Jコレクションは初期型やハイブリッドもモデル化しています。これ以外のセレナ 4代目のミニカーはトミカの1/67、WIT'S(レジン製)の初期型とハイブリットなどがあります。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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