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フォード S-マックス ドイツ 2006年
フォード S-マックスはフォード ヨーロッパが2006年に発売した3列シートを持つ前輪駆動のミニバンでした。バンパー上の台形のフロントグリルと張り出したホイールアーチを特徴とするフォード キネティック デザインと称する新しいデザインテーマが採用されました。エンジンは4気筒2L/2.5L、4気筒1.8L/2L/2.2Lターボディーゼルなどがありました。優れた走行性能と居住性が評価されて、2007年のヨーロッパ カー オブ ザイヤーを受賞しています。2015年にS-MAX 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ フォード S-MAX 2015)
ヨーロッパのミニバンはルノー エスパスが開発した市場でしたが、フォードはフォルクスワーゲンと提携して1995年にフォルクスワーゲン シャランをベースとしたミニバン ギャラクシー(GALAXY)初代を発売しました。(なお同じ名前ですがアメリカ フォードのギャラクシー(GALAXIE)は別物です) (実車画像→ フォルクスワーゲン シャラン 1995) (実車画像→ フォード ギャラクシー 1995)
このミニバン ギャラクシー 2代目(フォードの独自設計)が2006年に登場しました。このギャラクシー 2代目の全長を短くして車高を下げてスポーティにしたのがS-マックスでした。またS-マックスより小さいミニバンとしてフィエスタをベースにしたB-マックス、フォーカスをベースにしたC-マックスもありました。(実車画像→ ギャラクシー 2代目 2008) (実車画像→ フォード B-MAX 2014 ) (実車画像→ フォード C-MAX 2006)
ミニカーは2009年に発売されたミニチャンプスの当時物です。実物は保有していないので、画像はミニチャンプスのWEBサイトから借用しました。画像をみる限りでは実車の特徴的なフロントの造形などがうまく再現されていて良くできているようです。モデル化の権利をミニチャンプスが持っているようで、これ以外のS-マックスのミニカーは無いようです。この類の実用車はあまりミニカーにならないのですが、たぶんヨーロッパ カー オブ ザイヤーを受賞したことでモデル化されたのでしょう。
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メルセデス ベンツ Cクラス エレガンス (W204) ドイツ 2007年
Cクラスの3代目W204は2007年に登場しました。先代(W203)の特徴であったひょうたん形ヘッドライトのフロント周りが、上級車のSクラス(W221)と同じようなデザインに変わりました。セダンとエステートワゴン(S204)があり、2011年にCクラス初の本格的なクーペ(C204)が追加されました。セダン系のスポーティ仕様のアバンギャルドとクーペはフロントグリルに大型のスリーポインテッドスターをあしらった「クーペ グリル」と称する派手なデザインとなっています。
エンジンはDOHC 4気筒1.8L(184HP)スーパーチャージャー、DOHC V型6気筒2.5/3/3.5L(272HP)、AMG仕様用のDOHC V型8気筒6.2L(457HP)、4気筒2.2L(170HP)ターボディーゼル、V型6気筒3L(224HP)ターボディーゼルなどがありました。1911年のマイナーチェンジで、内外装が変更され後期型となりました。見た目はあまり変わっていませんが、灯火類が大幅にLED化されました。W204系は世界中で大ヒットし、約240万台が販売されました。2014年に4代目のW205にモデルチェンジしました。
ミニカーはシュコー製で、2007年に発売されました。モデル名は単にCクラス(エレガンスはグレード名)とされているので、エンジン等の諸元はC350のデータを記載しました。プロポーションが良く、フロントグリル/ヘッドライト、室内の造形、リアルな欧州製ナンバープレートなど細部も非常に良くできています。シュコーはセダン アバンギャルド、ワゴン、AMG仕様の前期型/後期型をモデル化していますが、クーペだけはモデル化していません。クーペはノレブ、スパーク、GT スピリット(1/18)などがモデル化しています。それ以外ではオートアートの1/18やヘルパ/ブッシュの1/87などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ポルシェ 911 (997 II) カレラ 4S ドイツ 2008年
ポルシェ 911の6代目 997型が2004年に登場しました。シャーシなどは996をベースにしていますが、ボディは大幅に変更されました。996で評判の悪かったヘッドライト周りの造形が昔風の丸型ヘッドライト+スモールライトに戻り、テールライトも変更されました。エンジンや変速機は996とほぼ同じで、カレラ Sは3.8L(355HP)エンジンが搭載されました。なお4WDのカレラ 4や高性能版のGT2はカレラよりもトレッドが広くリアの車幅も大きくなっていました。
2008年のマイナーチェンジで後期型(997 II)に変わり、ノンターボのエンジンは新設計の直噴エンジン(3.8L 385HP)が搭載され、PDKと呼ばれるデュアルクラッチ式半自動変速機が追加されました。ターボ系も排気量が3.8Lに拡大されました。外観的にはフロントバンパーのスモールランプ下のインテークが大きくなりました。2010年にカレラSとGT3の間を埋めるGTSが追加され、オープン仕様のスピードスターが限定生産されました。レース専用車としてはGT3 カップとGT3 RSRも設定されました。2011年に911は7代目 991型にモデルチェンジしました。
ミニカーは2012年に発売されたミニチャンプス製です。997 II (後期型) カレラ 4Sをモデル化していますので、後期型で変更されたフロントバンパーのインテークがきちんと再現されています。ホイールから見える赤いブレーキキャリパーもリアルに再現されているなど、ほとんど文句をつけるところがない素晴らしい出来ばえです。(以前のミニチャンプス製では太すぎて目立っていたワイパーもリーズナブルなサイズになりました) ミニチャンプスは前期型/後期型のカレラ 2/4、GT2/3など約160種類をモデル化しています。それ以外の997のミニカーはオートアートの1/18、ノレブの1/43と1/18、シュコーの1/43と1/87、レジン製ではスパークなど非常にたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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フォルクスワーゲン ポロ V ドイツ 2009年
ポロの5代目が2009年に登場します。上級車のゴルフ 6代目と同じようなフロントのデザインになっています。先代のシャーシを改良したシャーシはフォルクスァーゲン グループのアウディ A1などと共通です。先代より少し大きくなったボディは従来通りの3/5ドアハッチバックで、インドやロシア向けにはベント(VENTO)と呼ばれる4ドアセダンが2010年に設定されました。当初のエンジンはDOHC 3気筒1L/1.2L(70HP)/DOHC 4気筒1.4Lと新開発のTSIと称するスーパーチャージャーとターボチャージャーの2つの過給機を付けたDOHC 4気筒1.2L(105HP)、3気筒1.2L/4気筒1.6L(105HP)ターボディーゼルなどがありました。2010年のヨーロッパ カー オブ ザ イヤーを受賞しています。
2010年にSUV仕立てのクロス ポロ(4WDではない)も新型になりました。TSI方式のDOHC 4気筒1.4L(179HP)エンジンを搭載し、足回りを固めた高性能版GTIが 2010年に追加されます。3気筒1.2L(75HP)ターボディーゼルエンジンを搭載し、アイドリングストップ/ブレーキ回生を行い低燃費(30km/L以上)/低エミッションを実現させたブルーモーション(BlueMotion)モデルが2010年に設定されました。2013年からポロR WRCで世界ラリー選手権(WRC)に参戦しています。2014年のマイナーチェンジで、フロントグリル/バンパーなどの形状が小変更されました。
ミニカーはシュコー製です。画像はシュコーの販売サイトから借用しました。これはプロモーション用に作られたと思われますが、最近ヘルパも1/43でフォルクスワーゲンのプロモーション用ミニカーを手掛けるようになっています。このポロの1/43ではシュコーが3ドア、ヘルパが5ドアをモデル化しています。ヘルパのポロ 5ドアはマイナーチェンジ後の2014年式で、ディーラー特注品です。それ以外ではトミカの5ドア、ラリー仕様をスパーク、ノレブ、イクソがモデル化しています。
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フォルクスワーゲン ゴルフ VI GTD ドイツ 2009年
フォルクスワーゲン ゴルフの6代目が2008年に登場しました。先代をベースにした設計で、デザイン的にもヘッドライトの形状を少し変えたぐらいで大きな違いはありませんでした。サイズもほぼ同じで、3/5ドアハッチバックとワゴンのバリアント(2009年追加)、派生車のミニバン的なゴルフ プラスといったボディ構成も先代と同じでした。エンジンは4気筒1.2Lスーパーチャージャー/ターボ(105HP)、4気筒1.4L/1.6L、高性能版GTI用の4気筒2L(211HP)、4気筒1.6L/2Lターボディーゼル、高性能版GTD用の4気筒2L(170HP)ターボディーゼルなどがありました。
2011年に電動開閉式ソフトトップを持つカブリオレが設定されました。カブリオレはゴルフ IV時代の2001年に生産中止されて以来の復活でした。先代のレース仕様のR32の後継として、4気筒2L(270HP)ターボ エンジンを搭載するRが2009年に設定されました。2013年にゴルフ 7代目にモデルチェンジしました。総生産台数は約285万台でした。(実車画像→ フォルクスワーゲン ゴルフ カブリオレ 2011)
ミニカーは2010年に発売されたシュコー製の当時物で、高性能版GTDをモデル化しています。前述した同じシュコー製のゴルフ Vと同様にプロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されています。また灯火類(特にヘッドライト)、ホイール、室内などの細部の仕上げもレベルが高いです。シュコーは3/5ドア、GTIもモデル化していて、1/43のミニカーを独占しています。これ以外ではヘルパが1/87のカブリオレ、ノレブが1/18の3/5ドア、プロバンス ムラージュ(ノレブ)がバリアントとRをモデル化しています。以前はゴルフのプロモーション用ミニカーはミニチャンプスがほぼ独占していたのですが、ゴルフ VIでは1台もモデル化していません。この頃からミニチャンプスは「奢れるもの久しからず」になっていきました。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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