ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

PANHARD LEVASSOR 35CV (X42) 1925 FRANCE

PANHARD LEVASSOR 35CV (X42) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 140 1/43 120㎜

 

パナール ルヴァッソ-ル 35CV  (タイプ X42) フランス

 

 第一次世界大戦中に航空機エンジンを生産していたパナールは戦後型として1921年に静粛性に優れたスリーブ バルブ式エンジンを採用した4気筒3.2Lと8気筒6.4Lのモデルを発表します。この8気筒モデル(35CV)は前輪ブレーキを備えており当時のロールス ロイスなどと競合する高性能高級車でした。当時シトロエンなどは小型大衆車の量産体制に進もうとしていましたが、老舗のパナールはこのような大型高級車に社運をかけようとしていました。

 

 ミニカーはソリド初期のクラシックカーシリーズの一つです。古典的なデザインのボディでいかにもこの当時の高級車といった感じがします。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m
エンジン 変速機: 8気筒 6.4L 
性能: 
データーベースでパナールのミニカー検索
 

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PANHARD LEVASSOR 35CV (X42) 1927 FRANCE

PANHARD LEVASSOR 35CV (X42) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NOREV 39 1/43 90mm

 

パナール ルヴァッソ-ル 35CV  (タイプ X42) フランス

 

 上記のスリーブバルブ式エンジンとは吸排気バルブの代わりにシリンダーとピストンの間に設けた上下動するスリーブで吸排気をおこなうもので、バルブがないので動作がスムーズかつ静かで高級車に用いられていました。パナールも1922年には4気筒1.2Lの小型車を発表していますが、このモデルにも複雑で高価なスリーブバルブ式エンジンを採用しており安価なシトロエン 5CVなどとは勝負にならなかったようです。

 

 ミニカーはノレブのプラスチック製です。上記と同じ35CVですが、この車はホイールベースが短いスポーツタイプで低い車高のボディを載せています。プラスチック製ですが良く出来ているのであまり安っぽい感じはしません。

 

実車諸元 
外形寸法: 全長約4m
エンジン 変速機: 8気筒 6.4L 
性能: 
データーベースでパナールのミニカー検索
 

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HISPANO SUIZA H6 1919 SPAIN/FRANCE

HISPANO SUIZA H6 画像をクリック/タップすると画像が変わります
EKO 6008 1/43 103㎜

 

イスパノ スイザ H6 スペイン/フランス

 

 イスパノ スイザ社が開発した航空機エンジンは第一次世界大戦中に広く採用されていきます。1919年に発表されたH6はこの航空機エンジンの技術を応用したアルミニウム合金6気筒6.6L SOHCエンジン(135HP)を搭載し世界初のサーボ機能付き4輪ブレーキを採用した先進的な高性能車でした。この車の成功でイスパノ スイザは世界的な最高級車として評価されるようになります。

 

 ミニカーはスペインのエコー製です。イスパノ スイザはスペインが生んだ名車ですので、このセダンタイプ以外にも数種類が作られています。プラスチック製で安っぽい出来なのが惜しまれます。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m
エンジン 変速機: 6気筒 6594cc 135HP 3段変速
性能: 最高速130km/h
データーベースでイスパノ スイザのミニカー検索
 

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HISPANO SUIZA H6B 1926 SPAIN/FRANCE

HISPANO SUIZA H6B 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 145 1/43 115mm

 

イスパノ スイザ H6B スペイン/フランス

 

 イスパノ スイザのマスコットは飛翔するコウノトリですが、これはイスパノ スイザ エンジンを積むフランス空軍戦隊のエンブレムをベースにしたものでした。また生産工場の主力がフランスでしたのでイスパノ スイザはフランス車ともいえます。

 

 このミニカーはソリド製で、数種類のバリエーションが作られています。このモデルは室内を小型ボートのデッキ風にしたしゃれたデザインになっています。有名なマスコット(飛翔するコウノトリ)も見事に再現されています。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m
エンジン 変速機: 6気筒 6594cc 135HP 3段変速
性能: 最高速130km/h
データーベースでイスパノ スイザのミニカー検索
 

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HISPANO SUIZA H6C TULIPWOOD 1924 SPAIN/FRANCE

HISPANO SUIZA H6C TULIPWOOD 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO MUS019 1/43 135㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.8m
エンジン 変速機: 6気筒 8L 200HP 3段変速
性能: 最高速170km/h
データーベースでイスパノ スイザのミニカー検索

 

イスパノ スイザ H6C チューリップウッド スペイン/フランス

 

 H6CはH6の6.6Lエンジンを8Lに拡大したスポーツバージョンです。この車は元々はレースカーで、フランスの富豪アンドレ デュポネ(レーシングドライバーでもあった)が戦前の戦闘機メーカーNIEUPORT(ニューポール)社に作らせたものです。ボディは軽量化の為アルミニウム フレームの上に木の薄板を貼り付けた構造となっています。「TULIP WOOD(ユリノキ材の意)」の名前は使われた木材にちなんだものです。

 

 レースカーとしては1924年のタルガ フロリオで6位、フロリオ カップではクラス優勝しています。その後実用的なフェンダーやスペアタイヤなどが付けられて、ツーリングカーに改装されたのがモデルとなった車です。6気筒8L(200HP)エンジン搭載 3段変速で最高速170km/hの性能でした。

 

 

 このミニカーは元々はフランスのミニカー付雑誌「VOITURES CLASSIQUES」向けに作られた物でしたが、イクソのカタログモデルでは仕上げがリファインされました。特にスポーク ホイールはスポークが細くなりリアルティが圧倒的に向上しています。また木目を再現したボディの塗装や、メッキされた金属パーツもレベルの高い仕上げとなっています。ただ側面についたスペアタイヤは取り付け部がプラスチック材なので強度がなく折れやすいです。フランクリンミントでも1/24でモデル化しています。

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LORRAINE DIETRICH B3-6 #5 Le Mans 1925 FRANCE

LORRAINE DIETRICH B3-6 #5 Le Mans 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO LM1925 1/43 113㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: 6気筒 3.45L 100HP 3段変速
性能: 最高速150km/h
データーベースでロレーヌ ディートリッヒのミニカー検索

 

ロレーヌ ディートリッヒ B3-6 フランス

 

 ディートリッヒ社はフランスのロレーヌ地方(ドイツとの国境地帯)で蒸気機関車を作っていた会社で、1896年に自動車製造に進出し1935年まで自動車を生産していました。後にブガッティを設計した有名な技術者E.ブガッティを採用し、彼が設計した4気筒車はこの会社の名前を上げました。1905年から車の名前をロレーヌ ディートリッヒに改名しており、この頃には高性能な車として評価されていました。初期のロレーヌ ディートリッヒ

 

 第1次大戦中は軍需品生産を行い、戦後に自動車と航空機エンジンの製造を再開しました。1919年に高性能な6気筒3.45Lエンジンを搭載する新型のA1-6とB2-6が登場します。この車は1922年にB3-6に発展し、そのレース仕様車は1925年ルマンで優勝と3位、1926年ルマンでは1-2-3フィニッシュで優勝しています。ルマンを2連覇したメーカーはロレーヌ ディートリッヒが初めてでした。その後も4気筒2.3L/6気筒6.1Lエンジン搭載車などが追加されました。1928年に会社は売却されて車名がロレーヌに変更されました。1935年に販売不振で自動車市場から撤退し、第2次大戦中は軍用車(装甲車ロレーヌ_37Lなど)の製造を行いました。

 

 

 ミニカーはイクソ製で、2006年頃発売されました。ルマン24シリーズの1台で、1925年ルマン優勝車をモデル化しています。フロントグリルのエンブレム内装のメーターパネルなども再現してあり、かなり良い出来ばえです。イクソは1925年と1926年のルマン出場車を数種類モデル化しています。イクソ以外ではミニチャンプスがB3-6の市販車をモデル化しています。

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