ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

ROLLS ROYCE PHANTOM II 1932 UK

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RIO 39 1/43 138㎜

 

ロールス ロイス ファントム II イギリス (アメリカ)

 

 1929年に発表されたファントム IIはファントム Iと同じ6気筒エンジンを搭載し、サスペンションなどをリファインし性能を向上したものです。ロールス ロイスとしては異色のモデルで、左ハンドルとなっていることや当時のパッカードとそっくりなボディデザインから、アメリカで生産された「アメリカン ロールス」の最後の頃のモデルだと思われます

 

 なお「アメリカン ロールス」とは1921年から1933年にかけてノックダウンではなくアメリカ製部品で、マサチューセッツ州で約3000台が生産されたロールス ロイスのことです。ミニカーはリオ製で、「アメリカン ロールス」のミニカーは非常に珍しいと思います。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約6m
エンジン 変速機: 6気筒OHV 7668cc 約120HP 4段変速
性能: 最高速148km/h
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FORD LINCOLN SPORT PHAETON 1928 USA

FORD LINCOLN SPORT PHAETON 画像をクリック/タップすると画像が変わります
RIO 51 1/43 132㎜

 

フォード リンカーン スポーツ フェートン アメリカ

 

 デトロイトの技術者ヘンリー リーランドはこの当時のアメリカ製高級車に深く関わっていた人物で、キャディラック社で技術責任者を務め、キャディラックがGMに参加した後にはGMを離れリンカーン モータ カンパニーを設立しています。最初のリンカーンはV8エンジンを積んだ高級車で1920年に発表されています。リンカーンはその後1923年にフォードに吸収されフォードの最高級車ブランドとして今に至っています。 

 

 ミニカーはリオ製です。リーランド設計のモデルLで後席にもスクリーンを持つデュアルカウル式のオープンモデルで、当時の標準ボディの一つでした。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.5m
エンジン 変速機: V型8気筒 6.3L 90HP 3段変速
性能: 最高速112km/h
 

FORD A COUPE 1928 USA

FORD A COUPE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINICHAMPS 400082102 1/43 93mm

 

フォード A型 クーペ アメリカ

 

 1908年から20年間基本設計を変えずに作られてきたT型もGMのシボレーの追い上げに対抗してついにモデルチェンジします。1927年に発表されたA型はT型と共通する部品がない全くの新型で、エンジンは4気筒 3285cc 40HPにパワーアップし、3段変速機や4輪ブレーキを採用していました。また実用一点張りのT型の安っぽいイメージを払拭するため上記のリンカーンをイメージさせるデザインとなっていて好評でした。

 

 ミニカーはミニチャンプスのフォード100周年記念モデルの一つで、ランブルシート付きのクーペボディでなかなか魅了的なデザインです。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m
エンジン 変速機: 4気筒 3285cc 40HP 3段変速
性能: 最高速100km/h
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FORD A PANELVAN 1930 USA

FORD A PANELVAN 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MATCHBOX Y21 1/45 100㎜

 

フォード A型 パネルバン アメリカ

 

 A型のデザインには芸術的な才能があったフォードの息子エドセルの意向が反映されていました。(エドセルは有名なリンカーン コンチネンタルなどを生み出しています) このデザイン戦略はその後ライバルのシボレーにも取り入れられ、シボレーはキャディラックをイメージさせるデザインがされるようになります。

 

 A型の商用車についてはマッチボックスが様々なバリエーションをたくさん作っています。画像はそれらの一つで実際のカタログモデルとしても存在した木製ボディの商用車です。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m
エンジン 変速機:  
性能: 
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CORD L29 COUPE 1929 USA

CORD L29 COUPE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 80 1/43 115㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m
エンジン 変速機: 8気筒 4934cc 120HP 3段変速
性能: 最高速125km/h

 

コード L29 クーペ アメリカ

 

 自動車ディーラーだったエレット ローバン コードは1920年代にオーバン、コード、デューセンバーグの3自動車メーカーと航空機会社などを傘下に持つ一大企業連合体「コード帝国」を作り上げます。コードは自身の名前を冠したコード社を1929年に設立し最初の車L29を発表します。

 

 L29は量産車としてはアメリカ初の前輪駆動車で、高性能なライカミング社製直列8気筒エンジン(4934cc 125HP)を搭載していました。ボディデザインなど斬新な車でしたが、性能がかんばしくなく世界恐慌のせいもあってこの車はあまり売れませんでした。

 ミニカーはソリド製で、コード L29のミニカーはほぼこれしかありません。セダン仕様のバリエーションがあります。

 

 

 

 
 

MACK AC TANK TRUCK 1920 USA

MACK AC TANK TRUCK 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MATCHBOX YYM38044 1/60 115㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約7m
エンジン 変速機: 4気筒 7.7L (75HP?) 3段変速
性能: 最高速 不詳
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マック AC タンク トラック アメリカ

 

 アメリカのトラック専業メーカーのマック トラック社は1902年にマック ブラザーズ社(THE MACK BROTHERS COMPANY)として起業しました。最初はバスを製造し、1907年に最初のトラックを製造しました。同社は全ての部品を自社開発して品質管理を徹底することで、信頼性と耐久性を確保していました。その為1914年に登場したAB型トラックは故障が少ないことでヒットしました。

 

 1916年に登場したAC型は、マックの名前を有名にした優れたトラックでした。AC型の最大の特徴はラジエーターをエンジンとキャビンの間に配置したことでした。この配置は当時のルノーも採用していましたが、跳ね石などによるラジエータの破損を防ぐことができました。またデフユニットをフレーム内に内蔵し後輪をチェーン駆動しています。この方式は過大な負荷がかかった時にチェーンが破損することで、それ以上の破損を防ぐことができました。当時のトラックはオフロードなど過酷な環境で使われており、故障の少ないマック トラックは頑丈であるという定評を築きました。AC型は1938年まで長く生産されました。

 

 

 1922年にマック トラック社となり、ブルドッグが同社のシンボルとなりました。1930年代になると大型のBシリーズとFシリーズ(キャブオーバー)と中型のEシリーズが主流となり、市場で高く評価されました。1938年に大型ディーゼルエンジン(6気筒8.5L)を自社開発しています。1940年にはLシリーズが登場し、1950年代までマックの代表的なトラックとなりました。

 ミニカーはマッチボックスのマニア向けYESTERYEARシリーズで、2000年頃に発売されました。AC型のTEXACO タンク トラック(タンクローリー)をモデル化しています。実車の雰囲気が良く再現されていて、黒と赤のカラーリングがきれいです。キャブ手前の金色の部分がラジエータで、後輪のチェーン駆動部分も塗装でそれらしく仕上げてあります。マッチボックスはAC型の消防車やパネル バンなど約10種類をモデル化しています。古いマック トラックはフランクリン ミントやヤトミンでもモデル化されています。

 

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