ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

TOYOTA CORONA HARDTOP 1800EX SALOON (T140) 1982 JAPAN

TOYOTA CORONA HARDTOP 1800EX SALOON (T140)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CORONA HARDTOP 1800EX SALOON (T140)


TOMICA LIMITED VINTAGE NEO LV-N58b 1/64 70mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.67m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.8L 105HP 5段変速
性能: 最高速170km/h  データーベースでトヨタ コロナのミニカー検索

トヨタ コロナ ハードトップ 1800EX サルーン T140型 日本 1982年

 

 1978年に登場したトヨタ コロナ 6代目(T130)は、5代目と同じデザインでヘッドライトが角形4灯式に代わっただけのマイナーチェンジのように見えました。この代で正式名称からトヨペットが消え、トヨタ コロナとなりました。ヒットした5代目のイメージを継承し、安全性や装備を改良した6代目は好調を維持しました。1980年のマイナーチェンジで後期型となり、スラントノーズ化するなどして見た目が少し変わりました。(実車画像→ トヨタ コロナ (T130) 前期型)

 

 1982年に登場したコロナ 7代目(T140)は、直線的なデザインで見た目を一新しました。シャーシをカリーナ/セリカと共有することになり、セダンはカリーナ風で、ハードトップは従来のコロナにはなかったスポーティな車になりました。(実車画像→ トヨタ コロナ 7代目(T140)) 次期型のコロナ 8代目は前輪駆動化されることが決定していて、前輪駆動に慎重なトヨタは後輪駆動のコロナ 7代目も併売する予定でした。(カローラの前輪駆動化と同じ手法でした) その為コロナ 7代目は併売する次期型コロナと差別化する必要があった為、後輪駆動のスポーティな車という性格付けがされたのでした。

 

 

 エンジンは4気筒2L/1.8L/1.6L/1.5L、4段AT/5段MTで、上級車の最高速は180km/h以上の性能でした。当初の2L 18R-GEUエンジンは10ヶ月程で廃止され、代わりにツインカムターボの1.8L(160HP)3T-GTEU型エンジンを搭載したGT-TRが登場しました。1983年に前輪駆動のコロナ 8代目(T150/160)が登場すると、競合する7代目セダン系はスポーツ仕様だけになりました。1983年のマイナーチェンジで後期型となり、1987年まで生産されました。なおタクシー仕様は1998年まで生産されました。

 ミニカーは2011年に発売されたトミカ リミッテド製で、コロナ 7代目 ハードトップをモデル化しています。リアウィンドー形状など直線的なデザインの実車の雰囲気がうまく再現されています。縮尺1/64なのでサイズは小さいですが、灯火類や室内の細部もそれなりに良く再現されています。トミカ リミッテドでは色違いの赤でGT-TR、細部を変更した後期型もモデル化しています。なおこれ以外のコロナ 6/7代目のミニカーは、ハイストーリー(レジン製)がコロナ 7代目 ハードトップをモデル化しています。(2008年に国産名車コレクションがコロナ EXIVをモデル化していますが、これは純粋のコロナ系列からは外れます) 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA CORONA HARDTOP 1800EX SALOON (T140) 1
TOYOTA CORONA HARDTOP 1800EX SALOON (T140) 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1006

TOYOTA (CORONA) MARK II GRANDE TWINCAM 24 (GX61) 1982 JAPAN

TOYOTA (CORONA) MARK II GRANDE TWINCAM 24 (GX61)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA (CORONA) MARK II GRANDE TWINCAM 24 (GX61)


AOSHIMA DISM 75517 1/43 109㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.64m 全幅約1.69m エンジン 変速機: DOHC6気筒 2L 160HP 5段変速 4段自動変速
性能: 最高速180km/h以上  データーベースでトヨタ マーク II/チェイサー/クレスタのミニカー検索

トヨタ (コロナ) マーク II グランデ ツインカム 24 GX61型 日本 1982年

 

 1980年にトヨタ マーク II 4代目が兄弟車のチェイサー/クレスタを伴って登場しました。マーク IIの高級車志向がさらに進み、クラウンをスポーティにしたようなデザインとなりました。正式名称にはコロナが残っていましたが、この代から単にマーク IIと呼ばれようになりました。2ドア仕様が無くなり、セダン、4ドアハードトップ、ワゴン(バン)のバリエーションでした。エンジンは4気筒1.8/2L R型と6気筒2L(125HP)G型/2.8L(145HP)M型で、4段AT/5段MTで最高速は175km/h(2L)の性能でした。1981年に6気筒2L ターボ(145HP)エンジンが追加されました。

 

 1982年のマイナーチェンジで後期型となり、フロント/リアの意匠が変更され、6気筒DOHC 2L(160HP)1G-GEUエンジン搭載のツインカム24が登場しました。高性能エンジンを搭載した高級セダンは「ハイソカー」と呼ばれブームとなりました。マーク IIはそのハイソカーの代表として大ヒットしました。1983年に国産車のドアミラーが解禁され、この車の後期型には黒色の電動可倒式ドアミラーが設定されました。1984年にマーク II 5代目(X70)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2006年に発売されたアオシマ DISM製です。マーク II 4代目の高性能版 グランデ ツインカム 24 後期型をモデル化しています。プロポーションが良く、実車の雰囲気がうまく再現されています。また灯火類や室内の細部もリアルに再現されていてなかなか良い出来ばえです。さらに底板のレバーを操作して車高を変えられるといった変わったギミックも付いていました。アオシマ DISMはマーク IIだけではなく、チェイサー、クレスタもモデル化していました。兄弟車の細部の違いをきちんと作り分けてあって、意欲的なラインアップでした。このアオシマ DISMの型を流用して国産名車コレクションからもチェイサーとクレスタがモデル化されています。実車が大ヒットしたのに、何故かこの車は兄弟車も含めて当時物の市販ミニカーがありませんでした。ただ実車の販促用ノベルティとして作られた当時物ミニカー(非売品)でマーク IIとクレスタがありました。これ以外のマーク II X60系のミニカーはトミーテックのカーコレクション 1/150、ハイストーリー(レジン製)のクレスタなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA (CORONA) MARK II GRANDE TWINCAM 24 (GX61) 1
TOYOTA (CORONA) MARK II GRANDE TWINCAM 24 (GX61) 2

 以下は車高を変更できるギミックの動作画像です。車高変更ギミックは底板部分のスライドレバーを操作して車高を変えることが出来ました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

 以下は2013年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製のトヨタ チェイサー アバンテ ツインカム 24 (1/43 No.198)の画像です。アオシマ DISMの型を流用して、国産名車コレクション用にコストダウンした廉価版です。室内の着色など仕上げレベルが簡素化され車高変更ギミックも動作しないように変更されています。オリジナルの出来が良いので、仕上げレベルが簡素化されていますが、チェイサー X60系のミニカーとして良く出来ています。なおボディが左右に傾いていますが、これは車高変更ギミックを固定化した弊害です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CHASER (GX61) 1
TOYOTA CHASER 2

 以下は2013年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製のトヨタ クレスタ スーパールーセント (1/43 No.191)の画像です。これもアオシマ DISMの型を流用して、国産名車コレクション用にコストダウンした廉価版です。前述したチェイサーと同様に室内の簡素化などの変更がされています。これもオリジナルの出来が良いので、クレスタ X60系のミニカーとして良く出来ています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CRESTA (GX61) 1
TOYOTA CRESTA (GX61) 2

 以下は1983年頃に製作された国産メーカー製のトヨタ マーク II セダン (1/43 青M)の画像です。メーカーは国産であること以外は不詳で、実車の販促用として作られた非売品で、一部がミニカー専門店で売られました。当時の国産ミニカーとしては珍しく縮尺が1/43となっています。全長が108㎜なので縮尺的にはあっていますが、全体的に腰高で寸詰まりのプロポーションでフロント周りの造形がなんとなく実車に似ているといった低レベルの出来ばえでした。ボンエット/ドアが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA (CORONA) MARK II GRANDE TWINCAM 24 (GX61) 3
TOYOTA (CORONA) MARK II GRANDE TWINCAM 24 (GX61) 4

 以下は1983年頃に製作された国産メーカー製のトヨタ クレスタ(1/43 白)の画像です。メーカーは国産であること以外は不詳で、実車の販促用として作られた非売品で、一部がミニカー専門店で売られました。当時の国産ミニカーとしては珍しく縮尺が1/43となっています。全長が109㎜なので縮尺的にはあっていますが、これも寸詰まりのプロポーションでフロント周りの造形がなんとなく実車に似ているといった低レベルの出来ばえでした。ボンエット/ドアが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CRESTA (GX61) 3
TOYOTA CRESTA (GX61) 4

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1002

MAZDA CAPELLA SEDAN 2000 GT-X (GC) 1982 JAPAN

MAZDA CAPELLA SEDAN 2000 GT-X (GC)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA CAPELLA SEDAN 2000 GT-X (GC)


HI-STORY HS275RE 1/43 103mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.42m 全幅約1.66m エンジン 変速機: 4気筒 2L 120HP 5段変速/3段自動変速
性能: 最高速180km/h  データーベースでマツダ カペラのミニカー検索

マツダ カペラ セダン 2000 GT-X ( GC型) 日本 1982年

 

 1982年にカペラ 4代目(GC型)が登場しました。最大の変更点は横置きエンジンの前輪駆動方式が採用されたことでした。ボディは大きな角形ヘッドライトのシンプルなデザインで、4ドアセダン、2ドアクーペ、1985年に追加された5ドアハッチバックがありました。新開発されたマグナムと呼ばれる4気筒1.6L/1.8L/2Lエンジンが搭載され、3段AT/5段MTで最高速180km/h(2L)の性能でした。1982年の日本カー オブ ザ イヤーを受賞しています。1982年にマツダの新しい販売網として設立されたオートラマ店専売車として提携先のフォード ブランドの姉妹車フォード テルスター 初代が登場しました。(実車画像→ フォード テルスター 初代)

 

 1983年にに2Lディーゼルと2Lターボ(145HP)が追加されました。ターボ搭載車はヘッドライトが角型4灯に変更されました。1985年のマイナーチェンジで、カペラにもテルスターと同じようなデザインの5ドアハッチバックが追加されました。1987年にカペラ 5代目(GD/GV型)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2020年に発売されたハイストーリー製です。高価なレジン製ミニカーは特別に気に入ったモデル以外は購入しませんので、ここではWEBショップの画像を拝借しました。画像を見る限りでは最近のレジン製ミニカーの標準的な出来ばえで良く出来ていると思います。これ以外のカペラ 4代目のミニカーはドイツのリーツェ(1/87)が輸出仕様の626を当時物ミニカーとしてモデル化していました。ドイツで626の人気が高かったことを反映して、リーツェはセダン、ハッチバック、タクシー、ポリスなど数種類をモデル化していました。それ以外ではカペラ 4代目をベースにした韓国起亜自動車のコンコード(CONCORD)を韓国のクローバートイ(CLOVER TOYS)が1/35でモデル化しています。(あまり良い出来ではないですが) 以下はそのリーツェ製のセダン(銀M)とクローバートイ製のコンコード(黄)の画像です。画像はどちらも海外のWEBショップの画像を拝借しました。

MAZDA 626 (CAPELLA GC)
KIA CONCORD (MAZDA CAPELLA GC)

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1380

MITSUBISHI CORDIA XG 1600 TURBO 1982 JAPAN

MITSUBISHI CORDIA XG 1600 TURBO
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI CORDIA XG 1600 TURBO


DIAPET 1607 (G13) 1/40 108㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.28m 全幅約1.66m エンジン 変速機: 4気筒 1.6Lターボ 115HP 4段変速 3段自動変速
性能: 最高速180km/h  データーベースで三菱 コルディア/トレディアのミニカー検索

三菱 コルディア XG 1600 ターボ 日本 1982年

 

 三菱 コルディアはランサー セレステの後継車として、1982年に登場しました。ミラージュ IIのシャーシにハッチバッククーペボディを載せ、世界初の液晶式デジタルメーターを採用したスペシャルティカーでした。エンジンは4気筒1.8L(135HP)/1.6L/1.6Lターボ(115HP)を搭載し、3段AT/4段MTで最高速168km/h(1.8L)の性能でした。カープラザ店ではコルディア XP(プラザ店のP)、ギャラン店ではコルディア XG(ギャラン店のG)として販売され、フロントマスクに多少の違いがありました。

 

 1983年のマイナーチェンジで1.6Lターボが1.8Lターボ(135HP)に変更され、販売店によるサブネーム(XPとXG)がなくなりました。1984年には1.8Lターボにパートタイム4輪駆動仕様が追加され、それ以外の前輪駆動と1.6Lエンジンは廃止されました。コルディアは国内ではあまり売れませんでしたが、北米やオーストラリアなどの輸出先では高性能なパートタイム4輪駆動車として評価されました。1987年に生産中止となり一代限りの車となりました。

 

 

 ミニカーは1982年に発売されたダイヤペット製の当時物で、ギャラン店のXG ターボをモデル化しています。元々は販促用ノベルティとして作られたもので、他の三菱の販促品ミニカー(パジェロなど)と同じ11番工場製で、実車のイメージをうまく再現した良い出来ばえになっています。ボンネット/ドア/ハッチバックが開閉するギミック付きです。ダイヤペットはカープラザ店のXP ターボも販促用ノベルティとして1/28でモデル化しており、三菱特注品の輸出仕様(箱が英語表記でミニカーは同じ)もありました。コルディアのミニカーは現在でも、それらの当時物しかありません。以下はフロント/ボンエットを開いたエンジンルームの画像とリア/ハッチバック開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MITSUBISHI CORDIA XG 1600 TURBO 1
MITSUBISHI CORDIA XG 1600 TURBO 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1045

MITSUBISHI TREDIA 1982 JAPAN

MITSUBISHI TREDIA
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI TREDIA


DIAPET 1615 (G072) 1/40 106mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.28m 全幅約1.66m エンジン 変速機: 4気筒 1.8L 135HP 5段変速 3段自動変速
性能: 最高速165km/h  データーベースで三菱 コルディア/トレディアのミニカー検索

三菱 トレディア 日本 1982年

 

 三菱 トレディアはミラージュ IIをベースにしたセダンで、前述したコルディアと同時に1982年に発表されました。自社のランサー フィオーレと競合する車で、多分フィオーレよりも上級な車という位置づけだったのでしょうが、あまり存在感のない車でした。エンジンはコルディアと同じ4気筒1.8L(135HP)/1.6L/1.6Lターボ(115HP)と1.4Lを搭載し、3段AT/5段MTで最高速165km/h(1.8L)の性能でした。

 

 コルディア同様にマイナーチェンジでパートタイム4輪駆動仕様が追加されるなどしましたが、目立った特徴がなかったこともあって営業的には失敗した車だったようです。1987年に生産中止となりコルディア同様に一代限りの車となりました。

 

 

 ミニカーは1982年に発売されたダイヤペットの当時物です。これも元々は販促用ノベルティとして作られたもので、コルディアと同じ11番工場製です。このトレディアはフロントグリルなどはまずまずの良い出来ばえですが、キャビン部分がやや小さ目な感じがしてプロポーション的にいま一つです。塗装の下地処理が悪かったのでしょう、経年変化で左前フェンダーなど塗装の一部が荒れています。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。実車の人気がなかったことを反映して、コルディアのミニカーはこの当時物しかありません。三菱が販促用ノベルティとして使わなければ、トレディアのミニカーはたぶん作られなかったことでしょう。 以下はフロント/ボンエットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MITSUBISHI TREDIA 1
MITSUBISHI TREDIA 2

このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります

http://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1046

 

ページ  « 前へ 1...247  248  249  250  251  252  253  254  255  256  257  ...372 次へ »

 

 

 

当サイト掲載記事の無断転載を禁じます。
Copyright(C) 2004-2024 MINIATURECAR MUSEUM All rights reserved.