ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

FIAT 600 1a 1955 ITALY

FIAT 600 1a 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BRUMM R248 1/43 75㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.25m 全幅約1.38m
エンジン 変速機: 4気筒 633cc 19HP 4段変速
性能: 最高速100km/h
データーベースでフィアット 600のミニカー検索

 

フィアット 600 1a イタリア

 

 発表されてから20年を経過した500(トポリーノ)は1950年代にもベストセラーの車でしたが、さすがに設計の古さが目立ってきました。そこでダンテ ジアコーサ率いるフィアットの技術陣が500の後継として登場させたのが600でした。リアエンジン方式を採用してスペース効率を高め、500よりも小型ながらも4人が乗車でき、軽量故に省燃費の経済車でした。

 

 水冷4気筒633cc(19HP)エンジンは後車軸の後ろにオーバーハングされて搭載されており、4段変速で最高速100km/hの性能でした。1960年頃には国内生産台数の4割を占めるほどの大ヒットとなりました。

 ミニカーはブルム製で、この600はドアが前開き式の初期型の1aシリーズです。細かい点もよく再現してあり、ブルムらしい愛嬌のある出来映えです。画像以外にキャンバストップが閉じた物、固定屋根の物があり、それぞれに色違いが9種類あるので全部で27モデルもあります。後期型(ウインカーの位置が変更されている)の600Dもモデル化されてます。

 

 

 

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FIAT 600 GHIA JOLLY 1963 ITALY

FIAT 600 GHIA JOLLY 画像をクリック/タップすると画像が変わります
CORGI 240 1/40 80㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.25m 全幅約1.38m
エンジン 変速機: 4気筒 633cc 22HP 3段変速
性能: 最高速 96km/h
データーベースでフィアット ジョリーのミニカー検索

 

フィアット 600 ギア ジョリー (ビーチカー) イタリア

 

 地中海やアメリカ西海岸カリフォルニアの高級な避暑地で、ビーチ周辺の移動に使用する、水着で乗れる遊び車がビーチカー(Beach Car)です。基本的にドアがない開放的なオープンカーで、市販小型車を改造したものが多いです。誰もが使えるタクシー的なものから、セレブと呼ばれる方々が使うカロツェリアに特注した専用車まで様々な車があります。

 フィアット 600 ギア ジョリーはフィアット 600をベースにして、カロツェリア ギアが仕立てたビーチカーです。当時の大富豪アリストテレス ソクラテスやフィアットの会長ジャンニ アニエリなどが使用したとのことで、当時のビーチカーとしては有名な車でした。フィット 500やムルティプラをベースにした一般向けビーチカーのジョリーもありました。

 

 ミニカーはコーギー製で、1963年頃発売の当時物です。600の後期型600Dをベースにしたギア ジョリーをモデル化しています。(大富豪が使ったとされるギア ジョリーとは側面のデザインなどが少し違っています) フリルのついた屋根、サイドのメッキされた飾りパイプ、コーギー得意のフィギュア付で、いかにもそれらしい雰囲気に仕上げています。屋根がなくコーギー犬を乗せたバリエーションもあります。当時物ミニカーはこれだけですが、600 ギア ジョリーは最近になって、イクソ、モンドモータス、スパークなどがモデル化しています。フィアット以外では、ルノー 4CV、フォルクスワーゲン ビートルをベースにしたビーチカーのジョリーもあります。

 

 

 

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FIAT 600 MULTIPLA 1a 1956 ITALY

FIAT 600 MULTIPLA 1a 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BRUMM R250 1/43 81㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.53m 全幅約1.45m
エンジン 変速機: 4気筒 633cc 20HP 4段変速
性能: 最高速91km/h
データーベースでフィアット ムルティプラのミニカー検索

 

フィアット 600 ムルティプラ 1a イタリア

 

 500(トポリーノ)にはワゴンのベルヴェデーレがありましたが、その後継として登場したのがムルティプラでした。小型車ながらエンジンと燃料タンクをリアに巧みに押し込んで、3列シートの6人乗りワゴンを構成しています。エンジン搭載位置が違いますが、現在のワンボックス軽自動車の元祖のような車です。大家族向けのファミリーカー、軽商用車、タクシーなどその名前どおり多用途に使われました。

 

 600はスペインのセアット600、ドイツのNSUフィアット(ネッカー)など世界各国でライセンス生産され、またアバルトやジャンニーニなどのレース仕様車のベースにもなりました。1960年には排気量を767cc(29HP)に拡大した600Dに発展し、1970年まで生産されました。

 ミニカーはブルム製で、初期型の1aシリーズです。このムルティプラも12色の色違いがあり、そのほか軽商用車、タクシーなどのバリエーションもあります。また後期型の600D版のムルティプラもモデル化されてます。

 

 

 

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FIAT ABARTH 1000 1963 ITALY

FIAT ABARTH 1000 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BRUMM R378 1/43 82㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.29m 全幅約1.38m
エンジン 変速機: 4気筒 982cc 60HP 4段変速
性能: 最高速150km/h
データーベースでフィアット アバルト 1000のミニカー検索

 

フィアット アバルト 1000 イタリア

 

 アバルトは量販車のチューニングやパーツ開発を行っていた会社で、フィアット車のチューニングで有名です。1971年にフィアットに買収され、現在はフィアットグループの一員となっています。600をベースにしたアバルト車は多くありますが、アバルト1000は排気量を982ccまで拡大した一番高性能なモデルです。

 

 初期モデルは60HPのパワーで最高速150km/hぐらいでしたが、1970年頃の最終モデルは110HPで最高速190km/hという性能になっています。

 ミニカーはこれもブルム製で、1963年式となっています。フロントに付いたサソリのエンブレム、ボンネットの固定用バンド、小さなフロントバンパー、カンパニョーロ製(多分)のマグネシウム ホイール、側面のアバルト ロゴ、開放して固定されたリアのエンジンカバー(とそこから見えるエンジン)、2連式のマフラーなど外観を変えてあります。また室内もドライバーシートがバケット式に変えてあり、メータパネルにタコメータなどが追加されているといった徹底的な懲りようです。

 

 

 

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FIAT ABARTH 1000 CORSA Gr.2/70 1970 ITALY

FIAT ABARTH 1000 CORSA Gr.2/70 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BRUMM R371 1/43 82㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.53m 全幅約1.39m
エンジン 変速機: 4気筒 982cc 95HP 4段変速
性能: 最高速178km/h
データーベースでフィアット アバルト 750/850/1000のミニカー検索

 

フィアット アバルト 1000 コルサ グループ 2/70仕様 イタリア

 

 アバルトは量販車のチューニングやパーツ開発を行っていた会社で、フィアット車のチューニングで有名です。フィアット 600をベースにしたアバルトで、600の外観を残しているモデルとしては
 排気量700/750ccのアバルト 700/750/750
 排気量850ccのアバルト 850/850 TC/850 TCR
 排気量1000ccのアバルト 1000/1000 TC/1000 TCR
などがあります。TCはTOURING COMPETITION(ツーリングカーのレース仕様)の略で、TCRのRはRADIALEのRで高性能なラジアル(半球形)燃焼室のエンジンを搭載していることを意味します。

 

 一番高性能であった1000 TC(95HP)はグループ2仕様のレースカーで、さらに高性能なグループ5仕様の1000 TCR(118HP)もありました。グループ2は最低生産台数が決められた改造車なのであまり改造はできませんが、グループ 5は外観が市販車ベースであれば中身は大幅に改造できました。1970年に設定されたグループ2/70という規格はグループ 2にグループ 5並みの改造を認めるものだったようで、このグループ2/70仕様の1000はかなり大幅に改造されています。フロントのバンパー部には追加したラジエーターとオイルクーラーが組み込まれていて、リアサスペンションが変更され、オーバーフェンダーでレース用の幅広タイヤを履いています。

 

 

 ミニカーはブルム製で、2004年に発売されました。グループ2仕様の1000TCで、イタリアの国内レース参加車をモデル化しています。フロントのラジエータ、ホイールと幅広タイヤ、開放されたリアフードとエンジンなど特徴的な部分が良く再現されています。グループ5仕様の1000もモデル化していて、エンジンの排気管の取り回しなど細部を変えてあります。ブルムはアバルト 750、850、1000などを約30種類以上モデル化しています。ブルム以外では、プロゲットKやレベルの1/18などがあります。

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FIAT 500a 1957 ITALY

FIAT 500a 画像をクリック/タップすると画像が変わります
BRUMM R343 1/43 69㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約2.97m 全幅約1.32m
エンジン 変速機: 空冷2気筒 479cc 15HP 4段変速
性能: 最高速90km/h
データーベースでフィアット 500のミニカー検索

 

フィアット 500a イタリア

 

 イタリア経済はまだ完全に回復しておらず、上記600ですら発売当初は売れ行きが芳しくありませんでした。そこで600をさらに一回り小さくした廉価版として500が開発されました。戦前型の500と区別してNUOVA(ヌォーヴァ:NEWの意) 500と呼ばれました。モノコックボディ、リアエンジン、サスペンションなど基本設計は同じですが、エンジンは空冷2気筒479cc(15HP)となっています。

 

 全長3m程ながらも4人乗りで車重は約500kg、4段変速で最高速度90km/hとけっこうな性能でした。NUOVA 500のボディ形式には屋根の半分だけがキャンバストップのものと、屋根全体がキャンバストップのものの2タイプがあり開口部のない全閉式の仕様はありませんでした。空冷2気筒エンジンの騒音が問題で、完全な密閉式に出来なかったとのことです。

 

 

 戦前型500以上の大ヒットになり、これ以後の小型車のお手本になりました。発表後10年以上経った1970年にも年間40万台以上生産されていたのですから、その人気は推して知るべしです。エンジンやボディ各部が変更されて1975年まで生産されました。

 ミニカーはブルム製で、発表当時の初期型です。ブルムのNUOVA 500は色違い、バリエーションがたくさんあります。その辺をもっと知りたい方はFIAT 500のページをご覧ください。

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