ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

MERCEDES-BENZ 220 (W187) 1951 GERMANY

MERCEDES-BENZ 220 (W187) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SPARK S1001 1/43 105㎜

 

メルセデス ベンツ 220 (W187) ドイツ

 

 敗戦で全てを失ったベンツ社の復興は戦前の小型車170Vの生産から始まりました。170Vは1949年にはボディを大型化しトランクを付けた170Sに改良されています。1951年になって戦後型の中型車220が登場します。6気筒 2.2L(80HP)エンジンを搭載し最高速140km/hの性能でした。まだフェンダーが独立していますが、ライトはフェンダーに組み込まれていて近代的な顔つきになっています。

 

 ミニカーは初期のスパーク製です。エッチング材を使った精密なフロントグリルなど実によくできています。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: 6気筒 2.2L 80HP 4段変速
性能: 最高速140km/h
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MERCEDES-BENZ 300D (W189) 1956 GERMANY

MERCEDES-BENZ 300D (W189) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
RIO 90 1/43 118㎜

 

メルセデス ベンツ 300D (W189) ドイツ

 

 220と同時に高級車の300も発表されました。高級車といっても戦前の770Kにはとても及びませんが、近代的なボディ デザインにより室内は十分な大きさで、エンジンは6気筒 3L(115HP) 最高速160km/hと、当時の同クラスではトップレベルの性能でした。1956年にはホイールベースを延長した特注ボディのカブリオレDが発表され、国家元首クラスのパレード用としてローマ教皇庁などに納められています。

 

 ミニカーはリオ製 カブリオレDのボディにハードトップを固定した300の最終型300Dのモデルです。リオのやや古臭い作風がこの時代の車にはあっています。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m 全幅約1.8m
エンジン 変速機: 6気筒 3L 115HP 3/4段変速
性能: 最高速160km/h
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MERCEDES-BENZ 300S CABRIOLET (W188) 1951 GERMANY

MERCEDES-BENZ 300S CABRIOLET (W188) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINICHAMPS 430032332 1/43 110mm

 

メルセデス ベンツ 300S カブリオレ (W188) ドイツ

 

 300にすこし遅れて2シータのスポーツ仕様300Sも同じ1951年に発表されています。300Sは戦前の540Kに相当するもので、当時のベンツとして最も高価な車で富裕層の高級パーソナルカー市場を狙ったものでした。300のホイールベースを縮めエンジン搭載位置を後ろに下げて重量配分を改善するとともに、見た目もスポーティになっています。エンジンも圧縮比を上げるなどして150HPに強化され、最高速176km/hは540Kよりも俊足でした。

 

 ミニカーはミニチャンプス製 戦後の車ながらも少しクラシックな感じがするこの車のイメージをうまく再現していると思います。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約1.8m
エンジン 変速機: 6気筒 3L 150HP 4段変速
性能: 最高速176km/h
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MERCEDES-BENZ 300SL (W198) 1954 GERMANY

MERCEDES-BENZ 300SL (W198) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SCHUCO 2452 1/43 104mm

 

メルセデス ベンツ 300SL (W198) ドイツ

 

 戦前のレースでの栄光を取り戻す為に開発されたレーシングカー W196の市販版が300SLです。ベースは上述の300S エンジンは6気筒3Lで気筒内への燃料噴射を行うことにより215HPを得ています。ボディは鋼管スペースフレーム構造にアルミ製の外皮パネルで軽量化され、流線形の低い車体を最高速250km/hまで引っ張ります。自動車で初めて採用されたガルウィング式のドアもこの車の特徴です。1957年までに1400台が販売されました。

 

 300SLのミニカーは非常にたくさんありますが、これはシュコー製でガルウィング式のドアが開閉できます。

 

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.52m 全幅約1.8m
エンジン 変速機: 6気筒 3L 215HP 4段変速
性能: 最高速250km/h
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MERCEDES-BENZ W196 GP GERMAN 1954 GERMANY

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BRUMM S006 1/43 100㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4m 全幅約1.63m
エンジン 変速機: DOHC 8気筒 2.5L 290HP 5段変速
性能: 最高速300km/h
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メルセデス ベンツ W196 ドイツ GP ドイツ

 

 第二次大戦の敗戦から立ち直ったメルセデス ベンツがグランプリレース復帰を目指し、1954年から始まったの2.5Lフォーミュラに向けて開発したのがW196です。W196は現在のようなミドシップエンジン レースカーが一般的になる前のフロントエンジン レースカー世代最後の究極的な車でした。ボディは鋼管スペースフレーム構造で、ブレーキはまだドラム式でした。

 エンジンは8気筒2.5L デスモドロミックバルブ開閉機構(バルブを閉じるのにスプリングを使わずカムで閉じる)と機械式直接燃料噴射という緻密なメカを採用し、268HP(後に290HP)の圧倒的なパワーを得ています。(当時のライバルであったフェラーリの4気筒2.5Lは250HPほど)

 

 当初のW196は車輪をカバーした流線型ボディ(ランス タイプ)でした。このタイプは高速サーキット(ランスなど)では有利でしたが、視界が悪く操縦しにくいとのことで、すぐに車輪を露出したニュルブルクリング タイプが開発されました。

 

 

 サーキットに合わせて3種類のホイールベースを使い分け、外観もレース毎に細かな違いがあったようです。目立つ違いとしては当初はウィンドスクリーン手前に大きな吸気用ダクトがありましたが、1955年には無くなりました。W196はデビュー戦の1954年フランスGPで優勝しその後のドイツ、スイス、イタリアGPで3連勝しています。つづく1955年もモナコGPとインディ以外のレース全てで優勝する圧倒的な強さでした。

 ミニカーはブルム製で、1987年頃発売されました。1954年のドイツ GPで4位となったニュルブルクリング タイプ(ドライバー K.クリング)をモデル化しています。ミニカーの出来ばえは、当時としてはかなり良いものです。ブルムはこれ以外のレース仕様もモデル化していますが、細かな仕様の違いは再現していません。(資料も少ないし、当時のミニカーにそこまで望むのは酷です) W196のミニカーは、メルクリン、マーキュリーなどの当時物から、ノレブ、ミニチャンプス、スパークなど最近のものまでたくさんあります。

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MERCEDES-BENZ 300SLR (W196S) 1955 GERMANY

MERCEDES-BENZ 300SLR (W196S) 画像をクリック/タップすると画像が変わります
PMA (Paul'S Model Art)   1/24 182㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.3m 全幅約1.74m
エンジン 変速機: DOHC 8気筒 3L 300P 5段変速
性能: 最高速300km/h
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メルセデス ベンツ 300SLR (W196S) ドイツ

 

 300SLRは前述のW196をベースにしてスポーツカーレース用として開発された2シータレーシングカーです。ホイールベースが長くなり、シャーシやボディはW196より大きくなっています。エンジンは3Lに拡大され耐久性を考慮してややデチューンした300HPですが 最高速度は300km/hを越えていました。300SLRの初戦は1955年のミッレ ミリアで、1、2フィニッシュで優勝しています。その後もツーリスト トロフィー、タルガ フロリオなどで勝利しています。

 

 300SLRの弱点は旧式のドラムブレーキで、ブレーキを酷使するルマンでは補助のエアブレーキが装備されました。コクピット背後のフラップが油圧で立上がるもので、高速からの減速には有効だったそうです。1955年のルマンでは300SLRが係ったルマン史上最悪の事故が発生しました。事故の概要は、グランドスタンド手前でトップのジャガー Dタイプ(#6)に2台の300SLR(#19と#20)が迫っていました。ジャガーがピット手前で前方の周回遅れのオースチン ヒーレーを左から追い抜くと同時に急減速して右のピットに入ろうとしました。前方をふさがれたオースチン ヒーレーは左に回避し、そこに300SLR(#20)が追突して舞い上がり客席に落下して炎上しました。

 

 

 ドライバーのP.ルヴェーと観客など80人以上が死亡しました。レースは続行され、300SLRは翌日にレースを棄権し、結局ジャガー Dタイプが優勝しました。後日事故調査委員会が300SLRに責任がないと判断しましたが、メルセデス ベンツは道義的責任をとって1956年以降全てのレースから完全に撤退しました。(これは1988年のルマンまで続きました)

 ミニカーはミニチャンプス前身のPMA(Paul'S Model Art)製の1/24 メルセデス ベンツの特注品で、1993年に購入しました。(2004年に一般市販) 事故があったルマンでJ.M.ファンジオがドライブした#19をモデル化しています。 30000円と大変高価でしたが、当時の1/24ミニカーとしてはかなりレベルの高い出来ばえでした。ドア/ボンネット開閉、前輪ステアは当たり前ですが、エンジンコクピットワイヤースポークホイールなどがリアルに再現されており、リアのエアブレーキも動作します。300SLRのミニカーは、ルマンに出た3台、タルガ フロリオやミッレ ミリア優勝車、設計者のR.ウーレンハウトが使ったクーペなどがモデル化されています。

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