Sorry Japanese Only
マツダ 3 MPS (アクセラ) 日本 2008年
マツダ ファミリア(輸出名 323)の後継車としてアクセラ 初代が2003年に登場しました。フォード フォーカス 2代目とプラットフォームを共有する世界戦略車として、サイズが拡大され国内では3ナンバー規格となりました。同時期のマツダに共通する逆三角形のフロントグリルを持つ欧州風なデザインで、4ドアセダンと5ドアハッチバックがありました。DOHC 4気筒1.5L/2L(150HP)エンジンを搭載する前輪駆動車で4WDもありました。2006年のマイナーチェンジでに内外装が変更され、DOHC 4気筒2.3L(264HP)ターボエンジン搭載の高性能版マツダスピード アクセラが追加されました。海外向けの名前はMAZDA 3で走行性能などが評価され、欧州をはじめとして世界中で大ヒットしました。(実車画像→ マツダ アクセラ 2003)
アクセラ 2代目が2008年(国内は2009年)に登場しました。フロント下部に大きな5角形のフロントグリルを持つダイナミックなデザインに変わり、4ドアセダンと5ドアハッチバックがありました。プラットフォームは先代を継承してサスペンションが改良され、エンジンも先代とほぼ同じでした。1.5Lエンジン車にはCVTが搭載され、国内の2Lエンジン車にはエンジン停止位置を制御して再始動をスムーズにするアイドリングストップシステム「i-stop」が採用されました。2011年のマイナーチェンジで「SKYACTIV TECHNOLOGY」を適用した新型のDOHC 4気筒2L(154HP)エンジンと6段自動変速機が搭載され、走行性能が向上しました。2013年にアクセラ 3代目にモデルチェンジしました。先代同様に世界的に大ヒットし、2011年に世界累計生産台数300万台を達成しました。(マツダ車での最短記録) (実車画像→ マツダ アクセラ 2013)
ミニカーは2009年に発売されたオートアート製です。輸出仕様のマツダ 3をモデル化しています。車名のMPSとはMAZDA PERFORMANCE SERIESの略で、国内の高性能版マツダスピード アクセラに相当しますので、マツダスピード アクセラ専用のボンネット上のエアスクープやルーフスポイラーが付いています。オートアートのミニカーは1/18が主流ですが、1/43も出来が良いものが多いです。このマツダ 3もプロポーションが正確で、フロント周りの造形や室内などの細部もリアルでレベルの高い出来ばえになっています。ただしオートアートの1/43の特徴であった前輪のステアリングギミックが省かれているのは少し残念です。オートアートはマツダスピード アクセラ 初代も1/43でモデル化しています。これ以外のアクセラのミニカーはハイストーリー(レジン製)のマツダスピード 初代、Mテック カプセルの初代 1/72、トミカの2代目 1/61、WIT'S(レジン製)の2代目、OVERSTEERの3代目 1/64などがあります。アクセラは世界中で大ヒットした割りにはミニカーが少ないです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1707
マツダ デミオ スポーツ 日本 2011年
2007年にマツダ デミオ 3代目が登場しました。初代と2代目はSUV的なトールワゴンでしたが、3代目は一般的な小型ハッチバックセダンとなりました。外観は先代より車高が下がり、欧州風のダイナミックでスタイリッシュなデザインとなりました。国内は5ドアハッチバック、海外向けは3ドアハッチバックと4ドアセダンがありました。プラットフォームが変更され、エンジンはDOHC 4気筒1.3L/1.3L(低燃費ミラーサイクル)と高性能版スポーツ用のDOHC 4気筒1.5L(113HP)が搭載され、変速機は5段変速/4段自動変速/CVTでした。2007年のRJC カー オブ ザ イヤーとワールド カー オブ ザ イヤーを受賞しています。
2011年のマイナーチェンジで後期型となり、フロントグリルがマツダの統一デザインである5角形タイプに変更されました。同時にマツダ独自の技術である「スカイアクティブ(SKYACTIV)テクノロジー」を適用した高圧縮比の直噴4気筒1.3L(92HP)エンジンが搭載され、30.0L/㎞の低燃費を達成しました。またボディ剛性強化や足回りの改良が行われ操縦安定性が向上しました。2012年にデミオをベースにしてリチウムイオン電池を搭載した電気自動車デミオ EVがリース販売されました。2014年にデミオ 4代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは2011年に発売されたWIT'S製(レジン製)です。デミオ 3代目後期型で高性能版のスポーツをモデル化しています。ミニカーの画像はWEBショップのサンプル画像を借用させていただきました。(新興ブランド製で出来ばえが価格に見合っていない高価なレジン製ミニカーはほとんど購入しませんので、このミニカーは持っていません) 画像を見ただけですがレジン製ミニカーの標準的な出来ばえで、実車の雰囲気がうまく再現されていると思います。これ以外のデミオ 3代目のミニカーはトミカの1/60、スパーク(レジン製)のマツダ特注品などがあります。
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1420
マツダ CX-5 日本 2012年
2012年にクロスオーバーSUVのマツダ CX-5 初代が登場しました。マツダの「SKYACTIV TECHNOLOGY」技術をエンジン、シャーシ、ボディに採用した初めてのモデルでした。エンジンは高圧縮比で燃費を改善したDOHC 4気筒2L/2.5L(188HP)ガソリンと圧縮比を下げて軽量化と排ガス処理を簡素化したDOHC 4気筒2.2L(175HP)ディーゼルターボが搭載されました。シャーシとボディは軽量/高剛性で操縦安定性/衝突安全性が向上しました。ボディ形式は5ドアハッチバック(5人乗り)のみで、典型的なSUVスタイルながらマツダの新しい「鼓動」コンセプトを採用したシンプルながらセンスの良いデザインでした。
先進技術としてはセンサーで前方車両を検出して衝突の危険性がある場合にブレーキをかける衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱を警告するシステム、設定した車速に応じて車間距離を保つよう自動で車速を調節するシステムなどが採用されました。2014年のマイナーチェンジでフロントグリルなどの意匠が小変更されました。2012年SUV国内販売台数で1位となるなどヒットし、特にディーゼル車の販売比率が高かったようです。(私も試乗しましたがディーゼルとは思えないスムーズなエンジンでした) 2017年にCX-5 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ マツダ CX-5 2017)
ミニカーは2014年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、イクソは別ブランドのプレミアムXの型番PRD356でCX-5をモデル化していますので、それを流用しています。実車のセンスのよいデザインがうまく再現されていて、全体的に良く出来ています。ホイールや灯火類などの細部はリアルですが、安価な雑誌付きミニカーですので、内装の仕上げは無彩色で簡素化されています。これ以外のCX-5 初代のミニカーは前述したプレミアムXの輸出仕様(左ハンドル)とポリス仕様(右ハンドル)、トミカの1/66、WIT'S(レジン製)、ハイストーリー(レジン製)の後期型、OVERSTEERの1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1407
マツダ アテンザ (マツダ6) 日本 2013年
2012年にマツダ アテンザ 3代目が登場しました。スカイアクティブ テクノロジー(SKYACTIV TECHNOLOGY)を全面的に採用したマツダの最上級車として開発されました。外観は魂動デザインと称するシンプルながら美しいスタイルの4ドアセダンでした。先代にあったハッチバックが廃止され、ワゴンがアテンザ ワゴンの名前で設定されました。量産ガソリンエンジンとしては世界一の圧縮比14.0を実現して燃費/出力を向上させたスカイアクティブ G DOHC 4気筒2L/2.5L(188HP)直噴エンジンとDOHC 4気筒2.2L(188HP)ディーゼルターボエンジンを搭載し、前輪駆動と4WDがありました。
アイドリングストップシステム「i-stop」と、乗用車として世界初の蓄電器(キャパシタ)を採用した減速エネルギー回生システム「i-ELOOP」を標準装備し燃費を向上させていました。2013年のRJC カー オブ ザ イヤーを受賞しています。2014年のマイナーチェンジでLEDヘッドライト/LEDリアライトを採用しフロント/リアの意匠が小変更され、安全先進技術がアップグレードしました。2018年のマイナーチェンジでフロントグリルが変更されるなど内外装が変更されました。2019年に車名が国外向けと同じマツダ6に変更されました。北米、欧州に輸出され、販売が好調な中国とロシアでは現地生産されています。
ミニカーは2014年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、イクソは別ブランドのプレミアムX(型番PRD404)でアテンザ 輸出仕様をモデル化しているので、それを流用しています。プロポーションが正確で、美しいデザインがうまく再現されています。フロントグリルやライト類など細部もそこそこリアルでなかなか良い出来ばえです。(ただ安価な雑誌付きミニカーなので、内装の仕上げは無彩色でプレミアムXより簡素化されています) これ以外のアテンザ 3代目のミニカーはイクソの別ブランドのトリプル9の輸出仕様、トミカの1/66、WIT'S(レジン製)のセダン/ワゴン、ハイストーリーのセダン/ワゴン(ダイキャスト製)とカブリオレ パレードカー(レジン製)、OVERSTEERのセダン/ワゴン 1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1425
マツダ デミオ (マツダ2) XD ツーリング 日本 2014年
2014年にマツダ デミオ 4代目が登場しました。海外での車名は2代目からはMAZDA2となっていましたが、国内向けはデミオのままでした。基本的なスタイルは先代を踏襲し、フロントがマツダに共通する魂動デザインになりました。ボディサイズが大きくなりましたが、車幅は5ナンバー規格を踏襲しました。エンジンは先代から引き継いだDOHC 4気筒1.3L(92HP)の改良版で、DOHC 4気筒DOHC 1.5L(105HP)ディーゼルターボが追加されました。変速機は5/6段MTと6段ATで、前輪駆動/4WDがあります。斜め後方から接近する車両を知らせる先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ アクティブセンス)」が採用されました。
2015年にDOHC 4気筒1.5L(116HP)エンジン116HPを搭載する高性能版の15MBが追加されました。2016年のマイナーチェンジで、横方向と 前後方向の加速度を統合的にコントロールするG-ベクタリング コントロール(G-Vectoring Control)を標準装備しました。2018年に1.3Lエンジンが1.5Lエンジンに変更されました。2019年のマイナーチェンジで国内向けの車名もマツダ2に変更されました。マツダ2はトヨタにOEM供給され、2015年から北米でサイオンiA(2016年以降はヤリスiA)として販売されました。
ミニカーは2014年に発売されたハイストーリー製です。1.5Lディーゼルエンジンを搭載するXD ツーリングをモデル化しています。ハイストーリーはレジン製がメインですが、実車のプロモーション用としてマツダからも販売されていて、製作台数が多いことからダイキャスト製となったようです。(ダイキャスト製の方が品質的に安定していて値段も下げられるはずですが、これは少し高いです) このミニカーは入手していないので、ここではWEBショップの画像を借用させていただきました。画像を見ただけですが、最近のミニカーとして標準的な出来ばえで、実車の雰囲気がうまく再現されていると思います。
このページではなくこの記事へのリンクURLは以下となります
https://minicarmuseum.com/historic/his_link.php?id=1408
当サイト掲載記事の無断転載を禁じます。
Copyright(C) 2004-2024 MINIATURECAR MUSEUM All rights reserved.