ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

TOYOTA CROWN HYBRID ATHELETE G (S210) 2013 JAPAN

TOYOTA CROWN HYBRID ATHELETE G (S210)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CROWN HYBRID ATHELETE G (S210)


LA-X (KIDBOX) L43024 1/43 116mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.9m 全幅約1.8m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2.5L 178HP + モーター 105KW(143HP) 電気式無段変速
性能: 最高速180km/h (リミッター制限)   データーベースでトヨタ クラウン S210型のミニカー検索

トヨタ クラウン ハイブリッド アスリート G (S210) 日本 2013年

 

 2012年にクラウン 14代目(S210)/クラウン マジェスタ 6代目(S210)が登場しました。デザインは先代でイメージチェンジしたスタイルを継承しフロントグリルが大きくなり、よりスポーティなデザインとなりました。特にスポーツ仕様のアスリートは稲妻のようなフロントグリルが特徴的でした。アスリートには先代と同じDOHC V型6気筒3.5Lエンジンが搭載され、ロイヤルはDOHC V型6気筒2.5LとDOHC 4気筒2.5L/2Lターボエンジンが搭載されました。ロイヤル/アスリート両方に4気筒2.5Lエンジンと電気モーターを併用するハイブリッド仕様がありました。

 

 先進機器としてはカーナビのディスプレイ画面のタッチ操作でエアコンなどの車両設定を行う「マルチオペレーションタッチ」、衝突前に減速して被害を低減する「プリクラッシュセイフティシステム」などが採用されました。新車発表会でピンク色のクラウンが公開され評判となり、アスリートの特別仕様車として発売されました。(2015年には空色と若草色のアスリートも発売されました) 上級車のマジェスタは専用ボディが廃止され、フロントグリルの意匠などを変更したクラウンのホイールベース延長版となり、全モデルがハイブリッド仕様となりました。2015年のマイナーチェンジでフロントグリル周りなどの意匠が変更されました。2018年にクラウン 15代目(S220)にモデルチェンジしマジェスタは廃止されました。(実車画像→ トヨタ クラウン (S220) 2018)

 

 

 ミニカーは2014年に発売されたLA-X製です。派手なピンク色のアスリート G ハイブリッドをモデル化しています。LA-Xはミニカー専門店キッドボックス(KIDBOX)のブランドで、レジン製1/43で国産車をモデル化しています。実車に即したカラーリングで、特徴的なフロントグリルがリアルに再現され、プロポーションも正確で全体的に良く出来ています。灯火類やリアシートのシートベルトまで再現してある室内など細部も良く再現されています。当時の値段は8000円ほどでレジン製としては比較的安価でしたので、値段相応の出来ばえだと思います。これ以外のクラウン(S210)のミニカーはアスリートがほとんどですが、トミカのアスリート、同じキッドボックスのENIFのアスリート1/64、CARNELのロイヤルとRAI'Sのパトカー、京商のアスリート 1/64 1/43 1/18(レジン製)、WIT'S(レジン製)のロイヤルとアスリートなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA CROWN HYBRID ATHELETE G (S210) 1
TOYOTA CROWN HYBRID ATHELETE G (S210) 2

 以下は俯瞰/底板部分の画像です。最近はミニカーを台座から外さない方が多いようです。その為最近のレジン製ミニカーの底板部分は台座から外さなければ見えないからということで、手抜きして何も表現していない平板な物が多いのです。しかしこのアスリートはサスペンションなどの構造が表現してありますので、型を作ったのが(手抜きしない)昔気質の職人さんだということが分かります。なお昔からある老舗ブランドのミニカーでは昔から現在に至るまで底板部分をキチンと仕上げてあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CROWN HYBRID ATHELETE G (S210) 3

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TOYOTA LEXUS LS460 F SPORT (XF40) 2013 JAPAN

TOYOTA LEXUS LS460 F SPORT (XF40)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA LEXUS LS460 F SPORT (XF40)


KYOSHO KS03659GR 1/43 120㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.09m 全幅約1.875m エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 4.6L 392HP 8段自動変速
性能: 最高速250km/h (北米仕様)  データーベースでレクサス LSのミニカー検索

トヨタ レクサス LS460 F スポーツ (XF40) 日本 2013年

 

 トヨタのレクサス ブランドの日本国内展開に伴い、セルシオに変わってレクサス LS 4代目が2006年に登場しました。さらに2012年の大幅なマイナーチェンジで、レクサス ブランドの統一デザインであるスピンドルグリルを採用したデザインに変更されました。内装も全面変更され、センターコンソールに12.3型高精細液晶ワイドディスプレイが採用されました。同時にLS460とLS600hに専用装備を持つスポーティ仕様のF SPORTが追加されました。

 

 F SPORTはエンジンと変速機に違いはありませんので、基本的な動力性能的は他のグレードと同じだと思われます。ただし専用のローダウンサスペンション、トルセンLSD(LS460のみ)、アクティブスタビライザー(LS600hのみ)、専用ブレーキ(フロント ブレンボ製6ポットキャリパー)、本革スポーツシートを装備しています。外観はメッシュ調の専用デザインのスピンドルグリルで差別化されていました。レクサス LS シリーズは2017年に5代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ レクサス LS 500h 2017)

 

 

 ミニカーは2018年に発売された京商製です。マイナーチェンジした後期型のF スポーツをモデル化しています。京商らしいリアルな造形で実車の雰囲気が良く再現されています。また灯火類や室内なども良く再現されていてかなり良い出来ばえになっています。なお前述した2009年に発売されたLS600Lの京商製ミニカーは定価が3150円でしたが、同じような出来ばえのこのLS460は定価6300円と値段が2倍になってしまいました。(買う側の収入はほとんど横ばいですので、この2倍は高すぎます) これ以外のレクサス LS 4代目 後期型のミニカーはオートアートのLS600hL 1/18があります。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA LEXUS LS460 F SPORT 1
TOYOTA LEXUS LS460 F SPORT 2

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MAZDA ATENZA (MAZDA6) 2013 JAPAN

MAZDA ATENZA (MAZDA6)
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MAZDA ATENZA (MAZDA6)


JAPANESE CAR COLLECTION(IXO HACHETTE) 228 1/43 114㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.86m 全幅約1.84m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2.5L 188HP 6段変速/6段自動変速
性能: 最高速220km/h (輸出仕様)  データーベースでマツダ アテンザのミニカー検索

マツダ アテンザ (マツダ6) 日本 2013年

 

 2012年にマツダ アテンザ 3代目が登場しました。スカイアクティブ テクノロジー(SKYACTIV TECHNOLOGY)を全面的に採用したマツダの最上級車として開発されました。外観は魂動デザインと称するシンプルながら美しいスタイルの4ドアセダンでした。先代にあったハッチバックが廃止され、ワゴンがアテンザ ワゴンの名前で設定されました。量産ガソリンエンジンとしては世界一の圧縮比14.0を実現して燃費/出力を向上させたスカイアクティブ G DOHC 4気筒2L/2.5L(188HP)直噴エンジンとDOHC 4気筒2.2L(188HP)ディーゼルターボエンジンを搭載し、前輪駆動と4WDがありました。

 

 アイドリングストップシステム「i-stop」と、乗用車として世界初の蓄電器(キャパシタ)を採用した減速エネルギー回生システム「i-ELOOP」を標準装備し燃費を向上させていました。2013年のRJC カー オブ ザ イヤーを受賞しています。2014年のマイナーチェンジでLEDヘッドライト/LEDリアライトを採用しフロント/リアの意匠が小変更され、安全先進技術がアップグレードしました。2018年のマイナーチェンジでフロントグリルが変更されるなど内外装が変更されました。2019年に車名が国外向けと同じマツダ6に変更されました。北米、欧州に輸出され、販売が好調な中国とロシアでは現地生産されています。

 

 

 ミニカーは2014年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、イクソは別ブランドのプレミアムX(型番PRD404)でアテンザ 輸出仕様をモデル化しているので、それを流用しています。プロポーションが正確で、美しいデザインがうまく再現されています。フロントグリルやライト類など細部もそこそこリアルでなかなか良い出来ばえです。(ただ安価な雑誌付きミニカーなので、内装の仕上げは無彩色でプレミアムXより簡素化されています) これ以外のアテンザ 3代目のミニカーはイクソの別ブランドのトリプル9の輸出仕様、トミカの1/66、WIT'S(レジン製)のセダン/ワゴン、ハイストーリーのセダン/ワゴン(ダイキャスト製)とカブリオレ パレードカー(レジン製)、OVERSTEERのセダン/ワゴン 1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MAZDA ATENZA 1
MAZDA ATENZA 2

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MITSUBISHI eK WAGON 2013 JAPAN

MITSUBISHI eK WAGON
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI eK WAGON


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 300 1/43 80㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.4m 全幅約1.48m エンジン 変速機: DOHC 3気筒 659cc  49HP CVT FF/4WD
性能: 最高速 130㎞/h  データーベースで三菱 EKのミニカー検索

三菱 eK ワゴン 日本 2013年

 

 三菱の軽自動車は1961年に登場したミニカが、2010年まで発売されていました。ミニカ 6代目の派生車として、車高の高いミニカ トップが1990年に登場しました。ミニカ トップは車高の高い軽自動車を愛嬌のあるスタイルの車として一般化させました。(実車画像→ ミニカ トッポ) ミニカ トッポは1993年に2代目となり、1998年のモデルチェンジでトッポBJに名前が変わり、そのトッポBJの実質的な後継車として2001年に登場したのがeK シリーズでした。なおeKとは「Excellent K-car」の略で「いい軽」というダジャレでもありました。

 

 eKシリーズ(初代)はまずeKワゴンとして2001年に登場しました。エンジンは3気筒657㏄、5段変速/4段自動変速、駆動方式はFFと4WDでした。eK シリーズは日産にOEM供給されて、日産 オッティ(初代)として販売されました。2002年にスポーティなeKスポーツを追加、2003年に外観をクラシック調にして内装などを高級にしたeKクラシックを追加、2004年には車高を上げたSUV仕様のeKアクティブが追加されました。2006年にeKシリーズは2代目にモデルチェンジしました。2代目は初代のデザインを踏襲したデザインで、エンジンやサスペンションも初代とほぼ同じでした。OEMの日産 オッティも2代目となりました。(実車画像→ 三菱 eKワゴン 2001) (実車画像→ 三菱 eKワゴン 2代目 2006)

 

 

 2013年にeK シリーズは3代目にモデルチェンジしました。三菱と日産の軽自動車事業での合弁会社NMKVで開発され、日産ではデイズとして登場しました。(外観はかなり異なります) 同時にさらに背の高いワゴンがeKスペース(日産 デイズ ルークス)として登場しました。エンジンは可変バルブタイミングリフト機構(MIVEC)付きの新型のDOHC 3気筒に変わり、三菱の軽自動車としては初のCVT変速機が採用されました。スポーティ仕様のeKスポーツはekカスタムに名前が変わり、ekカスタムにはターボで64HPにパワーアップしたエンジンが設定されていました。2016年に燃費偽装問題で三菱車の販売が中止されましたが、三菱が日産の傘下となることで再建が決まり、燃費を修正してeK ワゴンは販売が再開されました。2019年にeKワゴン/eKクロス 4代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ 三菱 EKワゴン 2019)

 ミニカーは2017年に発売された国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、eK ワゴン 3代目をモデル化しています。プロポーションが良く、フロントグリルなどの細部もなかなか良く仕上げてあります。内装もハンドルの三菱ロゴが印刷されているなどまずまずの良い出来ばえです。これ以外のeK ワゴンのミニカーは日産ディーラー特注品で京商が1/43でモデル化していますので、これはその型を流用していると思われます。(イクソは京商のミニカーをOEM生産しているので) なお日産 デイズも日産自動車特注品で京商 J-コレクションがモデル化していますが、それもこれと同じじイクソ製でしょう。またeK スポーツの2代目を童友社が1/64でモデル化しています。最近の新車販売の約半分は軽自動車ですから、もっと軽自動車のミニカーが作られてもよさそうにおもいます。毎度おなじみの昔のスポーツカーばかり作らずに、現在の軽自動車の売れ筋をモデル化したほうが一般の方にも良く売れるのではないかと思うのは私だけでしょうか。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MITSUBISHI eK WAGON 1
MITSUBISHI eK WAGON 2

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HONDA NSX CONCEPT 2013 JAPAN

HONDA NSX CONCEPT
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA NSX CONCEPT


EBBRO 45319 1/43 101㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.49m 全幅約1.94m エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 3.5L ツインターボ 507HP + 電動モータ (48HP + 37HPX2) 9段半自動変速
性能: 最高速308km/h (輸出仕様)   データーベースでホンダ NSX 2代目のミニカー検索

ホンダ NSX コンセプト 日本 2013年

 

 2013年の東京モーターショーにNSXの2代目のプロトタイプ NSX コンセプトが公開され、2016年に国内で市販化されました。デザインは最近のミドシップエンジン搭載のスーパーカーに共通する低く幅広いスタイルで、細長いヘッドライトが特徴的です。ミドシップに縦置きされるエンジンはV型6気筒3.5Lで、それに3つのモーターを組合わせたハイブリッドシステム「スポーツハイブリッド SH-AWD」を採用しています。このエンジンはホンダ製ではなく、高性能で少量生産という理由からホンダがレースで有名なコスワースに製造を依頼しているそうです。(少しがっかりです) なお車の製造も国内ではなく北米の専用工場で行うとのことでこれもなんとなく寂しい気がします。

 

 ハイブリッドシステムは後輪をエンジンとモーターで、前輪2輪は2つのモーターで駆動します。前輪左右の駆動トルクを独立し制御することで、優れた操縦性を発揮するようです。システムの最高出力は581HPと恐ろしく速いのですが、上述したシステムの制御でその挙動は極めてスムーズだそうです。価格は約2400万円とポルシェ 911並みで、国内で販売される日本メーカーの車としては最高金額です。(ただ内装の仕上げなどは評判が悪いようですが)

 

 

 ミニカーはエブロ製のNSX コンセプトで、2015年に発売されました。エブロらしい手堅い作りで、良くできています。ただ内装はやや物足りないレベルです。また台座から外して底板を見ると、シャーシなどの造形がなくのっぺらぼうの状態でがっかりしました。これはエブロらしくないレベルで、多分シャーシの実車データが得られなかったからだと思います。ただ最近、底板の造形を省略するミニカー(特に新興レジン製)が増えているのは好ましくない傾向です。トミカなどの小スケールでもそれなりに造形していますから、1/43でシャーシやサスペンションの造形を省略するのは私に言わせると手抜きです。 これ以外のミニカーでは、トミカ、京商の1/64、MARK43、ホビージャパンの1/18、エブロのレース仕様などがあります。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA NSX CONCEPT 1
HONDA NSX CONCEPT 2

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