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CHRYSLER DODGE CHARGER DAYTONA HEMI 1969 USA |
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![]() UNIVERSAL HOBBIES E1415 1/43 130mm
実車諸元 画像参照
クライスラー ダッジ チャージャー デイトナ ヘミ アメリカ 1969
前述したようにチャージャーはチャージャー 500でNASCARレースに参戦していました。しかしチャージャー 500はボディの空力的な問題(ボディがリフトする)で、芳しい成績が出せませんでした。そこでフロントグリル全体をカバーするノーズコーンと、リアに大きなウイングを付けてダウンフォースを発生させたレース仕様のチャージャー デイトナが1969年に開発されました。デイトナはNASCARレースで勝つためだけに作られたホモロゲーション モデルで、500台が実際に市販されました。 エンジンはベースとなっているR/Tと同じで、標準はV型8気筒7.2L(375HP)、オプションで425HPのヘミ エンジンが搭載できました。
デイトナの空力仕様は伊達ではなく、この車はNASCARとして初めて200mph(320km/h)を越えるスピード記録を達成しました。また目論見どうりに最初のNASCARレースで勝利しており、圧倒的に強かったようです。姉妹車で同じ空力スタイルをしたプリムス スーパーバードもありました。ただこのような空力処理をしたレースカーが圧倒的に強かったので、NASCARでは排気量を5Lに制限するなどして実質的に禁止となり、1971年以降は参戦できなくなったようです。
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ミニカーはユニバーサル ホビー製で、2002年頃に発売されました。どちらかというと廉価版ミニカーの類ですので、値段相応の出来ばえですが、プロポーションはまずまずで特徴的な空力パーツなどそれらしく作ってあります。70cmもある高いリアウイングはミニカーでもずいぶん目立ちますが、この仕様で公道も走れたそうですので、この車に出会ったらびっくりすると思います。これ以外のチャージャー デイトナのミニカーは、GREENLIGHTの1/18、M2 MACHINESやJOHNNY LIGHTNINGの1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像とリアウイング/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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CHRYSLER PLYMOUTH GTX 1970 USA |
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![]() MATCHBOX YMC07-M 1/43 121㎜
実車諸元 画像参照
クライスラー プリムス GTX アメリカ 1970
プリムスはクライスラーの大衆車クラスで、1960年代後半のラインナップとしては、コンパクトカーのバリアント、中級車のベルヴェデアとサテライト、フルサイズのサヴォイとフューリー、スポーティカーのバラクーダ、GTX、ロードランナーなどがありました。1967年に登場したプリムス GTX 初代は、ベルヴェデアをベースにしたハードトップ/コンバーチブルのマッスルカーでした。V型8気筒7.2L(375HP)エンジンを搭載し特別仕様のグリルや強化されたサスペンションを持つプリムスのスポーティカーの最上級車でした。オプションでより高性能のV型8気筒7L(425HP)ヘミ エンジンも搭載できました。(実車画像→ プリムス GTX 1967)
1968年によりシンプルなデザインに変更されたGTX 2代目が登場しました。同時にV型8気筒6.3L(335HP)エンジンを搭載し装備を簡素化したGTXの廉価版のロードランナーが設定されたので、GTXは差別化で豪華な仕様となりました。1970年のマイナーチェンジで、フロントグリルが変更されコンバーチブルの設定がなくなりました。GTXとロードランナーは外観が同じように見えるので、軽量故に最高速が高く安価なロードランナーの方が人気が高かったそうです。(実車画像→ プリムス GTX 1968)
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1971年にループ型のバンパーでフロントグリルを囲った個性的なフロントグリルを持つGTX 3代目が登場しました。ただその頃にはマッスルカーの人気がなくなり販売は低調で、同年に生産中止となりました。同時にモデルチェンジしたロードランナー 2代目はロードランナー GTXに名前が変更され1974年まで生産されました。1975年にロードランナー 3代目が登場し1976年に小型車ダスターの2ドア版となり1980年まで生産されました。マッスルカーはこんな具合にオイルショック対応の燃費改善と排ガス規制で消えていきました。このGTX 3代目あたりが最後のマッスルカーといえるでしょう。(実車画像→ プリムス GTX 1971) |
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![]() ![]() 以下は2007年頃に発売されたヤトミンのビンテージ アメリカ車シリーズの1台で、プリムス GTX 1971 (1/43 型番94218)の画像です。GTX 3代目をモデル化しています。ループ型バンパーでフロントグリルを囲った迫力のあるフロントグリルが結構リアルで、実車の雰囲気がうまく再現されています。ボンネットの黒いパワーバルジ、ボディ側面やリアの「GTX」ロゴ、リアスポイラーなども実車に即しています。ヤトミンのビンテージ アメリカ車シリーズはどちらかというと廉価版(定価1400円)のミニカーでしたが、このGTXは値段以上に良く出来ています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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CHRYSLER DODGE DART 270 1970 USA |
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![]() IXO CLC066 1/43 115mm
実車諸元 画像参照
クライスラー ダッジ ダート 270 (ヨーロッパ仕様) アメリカ 1970
クライスラーグループで戦後のダッジは高級車デソートと大衆車プリムスの間を埋めるブランドでした。1960年代のダッジのラインナップにはフルサイズのポラーラ、モナコ、中級車のコロネット、コンパクトカーのダートなどがありました。1960年に登場したダート 初代はフルサイズの大型車でしたが、徐々にサイズダウンされ1963年の3代目はコンパクトカーになりました。ダートは1967年に4代目にモデルチェンジし1976年まで生産されました。画像のミニカーは1964年に登場したタービンカーに似せた特徴的なライトの形状から1965年頃のダート 3代目なのですが、ミニカーは1970年式と表示されていて素性が不明でした。
良く見るとボンネット先端の左側に「Barreiros」というロゴが付いていたのでそれを頼りに調べると、Barreiros(バレイロス)とはスペインの自動車会社でクライスラー ヨーロッパの傘下だということが分かりました。結局この車はスペインで生産されたヨーロッパ仕様のダートであると判明しました。270というモデルはアメリカではV型8気筒4.5Lエンジンを搭載していましたが、ヨーロッパ仕様も同じかどうかは不明です。この車は厳密にはアメリカ車ではないのですが、当時のクライスラーのセダンということでアメリカ車の区分に載せています。
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ミニカーは2006年に発売されたイクソ製です。このミニカーは元々はスペインのミニカー付雑誌の「Nuestros Queridos Coches (親愛なる車の意)」シリーズ用として作られたものでした。これはそれを流用して室内などの仕上げレベルを上げてイクソのカタログモデルとしたものです。イクソらしい手堅いつくりで、室内などの細部の仕上げも丁寧で良く出来ています。イクソは仕上げレベルを変えて別ブランドのホワイトボックスでもダッジ ダート 1966年(アメリカ仕様)を発売しています。(このような雑誌付きミニカーで起こした型を使ってバリエーション展開しているのがイクソの強みです) これ以外の1960年代のダッジ ダートのミニカーはネオ(レジン製)の初代、ホットホイールの4代目 1/64、ジョニーライトニングの4代目 1/64、オートワールドの4代目 1/64などがあります。 以下はフロント(ボンネット先端のロゴ)/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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CHRYSLER DODGE CORONET SUPER BEE 1970 USA |
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![]() AMERICAN CAR COLLECTION 16 1/43 123㎜
実車諸元 画像参照
クライスラー ダッジ コロネット スーパー ビー アメリカ 1970
クライスラーグループで戦後のダッジは高級車デソートと大衆車プリムスの間を埋めるブランドでした。1960年代後半のダッジのラインナップにはコンパクトカーのダート、中型車のコロネット、フルサイズのポラーラとモナコがありました。 1965年にコロネットの5代目が中型車として登場しました。2/4ドアセダン、2ドアクーペ/ハードトップ/コンバーチブル、4ドアワゴンがありました。搭載するエンジンは6気筒3.7LからV型8気筒4.5L/5.2L/5.9L/6.3L/7L(ヘミ)/7.2L(マグナム)とバリエーションが豊富で、ダッジ ブランドとして人気のあるモデルでした。(実車画像→ クライスラー ダッジ コロネット 1966)
コロネットの2ドアクーペをベースにして、高性能なスポーツ仕様(マッスルカー)としてスーパービーが1968年に登場しました。スーパービーはV型8気筒6.3L(標準)/7L(ヘミ 425HP)/7.2L(395HP 6パック)エンジンを搭載し、サスペンションが強化され高性能タイヤを履いていました。4段変速で最高速度220km/h(7L)と高性能でした、なおスーパービーという名前は当時のクライスラーの中型車のボディがBボディと呼ばれていたことに由来しています。1970年にフロントグリルの意匠が変更されました。1970年代になるとマッスルカーの人気が低迷するようになり、スーパービーは1970年に生産中止となりました。ダッジ コロネットは1971年に6代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ クライスラー ダッジ コロネット 1971)
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ミニカーは2022年に発売されたデアゴスティーニ製のアメリカンカー コレクションの1台です。フロントグリルが変更された1970年式で、ボンネットのパワーバルジに440というロゴがありますので、440cuiの7.2Lエンジン搭載車をモデル化しています。メーカーは明記されていませんがイクソ系列のメーカーだと思われます。(ミニカーを台座に固定するネジに3角溝があるネジが使われていて、このネジを使用するのはイクソ系列のメーカーの特徴ですので) プロポーションが良く、特徴のあるフロントの顔付、7.2Lエンジン用のパワーバルジ、ホイールなど実車がリアルに再現されています。実車に忠実なカラーリングとナンバープレートも良く出来ています。このシリーズの別のミニカーの解説に書きましたが、定価が2000円ほどの安価なミニカーにここまでレベルの高い仕上げができるのは、本国アメリカではこのミニカーが大量に売れているからだと思います。(日本ではあまり売れないと思いますが、アメリカでは人気のある車種ですから) これ以外のコロネット スーパービーのミニカーはアーテルの1/18、ジョニーライトニングの1/64、レーシングチャンピオンの1/64、ホットホイールの1/64などがあります。 以下はフロント(パワーバルジ部拡大)/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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CHRYSLER PLYMOUTH CUDA 440 (HEMI CUDA) 1971 USA |
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![]() MATCHBOX YMC02-M 1/43 110㎜
実車諸元 画像参照
クライスラー プリムス クーダ 440 (ヘミ クーダ) アメリカ 1971
プリムスはクライスラーの大衆車クラスで、1960年代後半のラインナップとしては、コンパクトカーのバリアント、中級車のベルヴェデアとサテライト、フルサイズのサヴォイとフューリー、スポーティカーのバラクーダ、GTX、ロードランナーなどがありました。1964年に登場したプリムス バラクーダ 初代はベルヴェデアをベースした2ドアファーストバックの小型スポーティカーで、大きなラップラウンドのリアウィンドーが特徴でした。エンジンは6気筒2.8L/3.7L(145HP)で、1965年にV型8気筒4.5L(235HP)が追加されました。(実車画像→ プリムス バラクーダ 1966)
1967年にバラクーダ 2代目にモデルチェンジし、リアウィンドーは小さくなり、ハードトップクーペとコンバーチブルが追加設定されました。エンジンはV型8気筒5.2L/5.6L/7.2L/7Lヘミなど高性能エンジンが搭載されるようになり、マッスルカーとして発展していきました。特に高性能なヘミエンジン(半球型燃焼室でOHV方式の給排気バルブを持つ)を搭載したモデルはヘミ クーダと呼ばれるようになりました。(実車画像→ プリムス バラクーダ 1967)
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1970年にバラクーダ 3代目にモデルチェンジし、ダッジ チャレンジャーの姉妹車となりました。先代と全長は同じながら幅の広いスタイルとなり、ファーストバッククーペがなくなりました。豪華仕様はグランクーペ、高性能版はクーダと呼ばれるようになりました。先代と同様でV型8気筒7.2L(440キュービック インチ 390HP)ヘミ エンジンを搭載した440はヘミ クーダと呼ばれました。1971年にグリルのデザインが変更されヘッドライトが丸形4灯式となり、テールライトのデザインも変更されました。1972年には丸形2灯式ヘッドライトに戻りテールライトが丸形4灯式に変更され、1974年まで生産されました。最終型のバラクーダは最後のマッスルカーとしてマニアには人気があるそうです。 |
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CHRYSLER DODGE CHALLENGER R/T 1971 USA |
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![]() MATTEL MATCHBOX 0764ME 1/43 113㎜
実車諸元 画像参照
クライスラー ダッジ チャレンジャー R/T アメリカ 1971
フォード マスタングが大成功したことで、ライバルメーカーはマスタングに対抗するモデルを開発しました。GMのシボレー カマロ(ポンティアック ファイアーバード)、クライスラーのダッジ チャレンジャー(プリマス バラクーダ)、AMCのジャベリンなどが対抗馬として登場しました。1970年に登場したダッジ チャレンジャーのデザインは兄貴分の1966年チャージャーと同じデザイナーが担当し、サイドラインがよりダイナミックになっています。車幅が1.9mもあるので、幅広いフロントグリルは実にかっこいいです。同時に登場したプリムス バラクーダ 3代目はチャレンジャーの姉妹車でした。
エンジンは6気筒3.7L(110HP)、V型8気筒5.2L/6.3L(330HP)、V型8気筒7L/7.2L(375HP)など多くのバリエーションがありました。高性能版のR/TはV型8気筒6.3L/7.2Lなどを搭載し、さらにV型8気筒5.6L(290HP)エンジンを搭載したトランザムレース用のホモロゲーションモデル T/A(トランザム)が2500台限定生産されました。チャレンジャーは初年度に8万台も売れて人気がありましたが、小型マッスルカーの需要は排ガス規制などの影響で低迷していき、チャレンジャーも1974年には生産中止となりました。1978年にチャレンジャー 2代目が登場しましたが、これは三菱 ギャラン ラムダのアメリカ仕様で、マッスルカーではありませんでした。
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ミニカーはマッチボックスのマッスルカーシリーズの1台で1998年に発売されました。マッチボックスのマッスルカーシリーズはいずれも良い出来ばえですが、このチャレンジャーもプロポーションが良く室内などの細部もよく出来ています。ただし当方の所有するこのチャレンジャーはマッチボックスのオリジナルではなく、2000年頃にマテルがマッチボックスの型を流用して製造したものです。オリジナルに比べると底板部分の塗装仕上げが省略されているようですが、それ以外はオリジナルと変わりないようです。(1997年にマッチボックスはマテル傘下のブランドになっています) 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下は2014年に発売されたGREEN LIGHTのチェレンジャー 「ワイルド スピード X2 2003」(型番86207)の画像です。新しいだけあって細かいところはよりリアルですが、個人的にはマッチボックスのややレトロな作風のほうが好きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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CRYSLER DODGE MONACO 1974 USA |
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![]() MINICHAMPS 400144772 1/43 131㎜
実車諸元 画像参照
クライスラー ダッジ モナコ アメリカ 1974
クライスラーグループのダッジは高級車デソートと大衆車プリムスの間を埋めるブランドでした。1970年代のダッジのラインナップにはコンパクトカーのコルトとダート、中型車のコロネット、フルサイズカーのポラーラとモナコ、スポーティカーのチャレンジャーなどがありました。ダッジモナコ 初代はフルサイズカーのカスタム 880の上級車として1965年に登場しました。当初は2ドアハードトップだけでしたが、その後4ドアセダン/ハードトップとワゴンが追加されました。エンジンは6気筒2.7L、V型8気筒5.2L/6.3L/7.2Lが搭載されました。1966年にカスタム 880はモナコに統合されました。1967年にフロントグリルなど外観が変更されました。(実車画像→ ダッジ モナコ 1965)
1969年にモナコ 2代目が登場しました。V型8気筒6.3L/7.2Lエンジンが搭載され6気筒エンジンの設定はなくなりました。1970年にフロントグリルを囲むループバンパーが採用され、1972年にはリトラクタブルヘッドライトが採用されるなど、当時最新の流行を取り入れた外観の変更が行われました。(実車画像→ ダッジ モナコ 1969) (実車画像→ ダッジ モナコ 1973)
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1974年にモナコ 3代目が登場しました。ポラーラが廃止され、ダッジのフルサイズカーはすべてモナコ(スタンダード、カスタム、ロイヤル)となりました。先代で採用されたリトラクタブルヘッドライトは通常の固定式に戻りました。(1976年に再度採用されています) エンジンはV型8気筒5.2L/5.9L/6.6L/7.2Lがありました。1973年に中東戦争が勃発して第1次オイルショックが起こり燃費の悪い大型車は売れなくなり、アメリカ車はサイズが小さくなっていきました。1977年のモデルチェンジでモナコ 4代目が登場し、ロイヤル モナコ以外のモナコはフルサイズカーではなくインターミディエート(中型車)となりました。最終的に1978年にモナコは名前が消えましたが、1990-1992年にフルサイズカーとして名前が一時的に復活しました。(実車画像→ ダッジ モナコ 1977) |
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CRYSLER DODGE VIPER CABRIORET 1993 USA |
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![]() MINICHAMPS 430144032 1/43 104㎜
実車諸元 画像参照
クライスラー ダッジ バイパー カブリオレ アメリカ 1993
バイパーはダッジのマッスルカーの名声を取り戻す車として企画され、1992年に登場しました。1960年代のシェルビー コブラのような車をイメージしており、開発にはコブラを開発したキャロル シェルビーや当時クライスラー傘下であったランボルギーニが関与していました。デザインはコブラのような雰囲気を持つノスタルジックな感じのロードスターとなっています。エンジンはピックアップトラック用のV型10気筒8L(当時の市販車最大の排気量)を、ランボルギーニがブロック/ヘッドをアルミ化してチューン(394HP)したもので、4輪独立の足回りもランボルギーニがチューンしています。ボディは鋼管フレームにFRP製パネルを載せたレースカー的な構造になっています。
当初は3年間の限定生産の予定で、ボディは軽量化を目的としたオープンボディのRT/10だけでした。市場の反響が大きかったので継続販売することとなり、1996年に後期型(PHASE II)が登場し、エンジンが415HPにパワーアップしました。1997年にはクーペ仕様のGTS(450HP)が追加されました。またレース仕様のGTS-Rが開発されルマンなどの耐久レースに出場し、1999年のニュルブルクリングで優勝するなど活躍しています。2003年に2代目にモデルチェンジしました。2008年には3代目が登場し、2010年まで生産されました。2012年に4代目が登場し、名前がダッジ バイパーからSRT バイパーに変更されましたが、2014年以降はダッジ バイパーに戻されています。
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ミニカーはミニチャンプス製で、1997年に発売されました。プロポーション、フロントの造形、室内の造形などすべてそつがない良い出来ばえです。(室内の仕上げがやや簡素ですが) ミニチャンプスはクーペやレース仕様など30種類以上をモデル化しています。その他では、オートアートの1/18、ブラーゴ、イクソのレース仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像とキャビン部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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CHRYSLER DODGE RAM 2500 V10 PICKUP 1994 USA |
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![]() UNIVERSAL HOBBIES (EAGLE'S RACE) 3656 1/43 135mm
実車諸元 画像参照
クライスラー ダッジ ラム 2500 V10 ピックアップ アメリカ 1994
ダッジは1917年にアメリカの自動車産業として初めて陸軍に輸送用トラックを供給し、その後ダッジは軍用トラックの主要な供給先となりました。またそのノウハウを生かして生産した民間向けの商用車(ピックアップやバン)も高い評価がされました。1948年にダッジは戦前のトラックを一新してBシリーズのピックアップを登場させました。Bシリーズは6気筒エンジンを搭載し積載量1/2tから3/4tまで様々なバリエーションがありました。1954年にダッジ BシリーズはCシリーズに、1961年にDシリーズにモデルチェンジしました。アメリカでは大型ピックアップの人気が高く、フォードのFシリーズ、シボレーのCシリーズなどがあります。
ダッジの大型ピックアップ Dシリーズは1981年のモデルチェンジでダッジ ラムという名前に代わりました。ラムという名前は1930年代のダッジ車のボンネット先端に付いていたラム(羊)のマスコットにちなんだものでした。ダッジ ラムは全長約4.9m-5.4mの2/4ドアピックアップで、エンジンは6気筒3.7L、V型6気筒3.9L、V型8気筒5.2L/5.9L、6気筒5.9Lディーゼルなどが搭載されました。(実車画像→ ダッジ ラム 初代 実車画像→ ラム(羊)のマスコット)
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ダッジ ラム 2代目が1994年に登場しました。平凡なデザインの初代から一転して大きなグリルを持つ個性的でマッチョなデザインに変わりました。このデザインが好評で、トラック部門で北米カー オブ ザ イヤーを受賞し、初代の4倍の販売実績をあげました。(ただそれでもフォードやシボレーにはかなわなかったとのこと) 全長約5.7mと巨大なボディにV型6気筒3.9L、V型8気筒5.2L/5.9L、V型10気筒8L、6気筒5.9Lディーゼルなどの大排気量エンジンを搭載した良い意味でも悪い意味でもアメリカ的な車でした。2002年にダッジ ラム 3代目に、2009年にダッジ ラム 4代目にモデルチェンジしました。なお2010年からダッジ ブランドは乗用車だけとなったので、ダッジ ラムはダッジの名前が外れてトラック専用ブランドのラムとなりました。(実車画像→ ダッジ ラム 2002) (実車画像→ ラム 2014) |
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![]() ![]() 以下は俯瞰/床下部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() |
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CHRYSLER PLYMOUTH PROWLER 1998 USA |
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![]() UNUVERSALHOBBIES E3702 1/43 92mm
実車諸元 画像参照
クライスラー プリムス プロウラー アメリカ 1998
プリムス プロウラーは1993年のデトロイト モーターショーで公開されたコンセプトカーで、1930年代のホットロッドのようなレトロなデザインのロードスターでした。当初は市販される予定ではなかったようですが、人気が高かったので1998年に市販化されました。市販化にあたり、安全装備として前後バンパーが追加されリアデザインが変更されましたが、サイクルフェンダーを持つホットロッド風ロードスターの基本スタイルはそのままでした。V型6気筒3.5L(214HP)エンジンをフロントに搭載する後輪駆動車で、軽量故に加速が良く最高速230㎞/h以上(ただし190km/hのリミッター付)と高性能でした。(実車画像→ プリムス プロウラー コンセプトカー 1993)
プロウラーは見た目はレトロですが、リアに小さなトランクが付いていたので最低限の実用性があり、ソフトトップ、エアコン、オーディオが装備され乗り心地も悪くなかったそうです。一般向けではないですが、ホットロッド好きのマニアックなアメリカ人には人気があったようです。2001年にプリムス ブランドが廃止されたので、以後はクライスラー プロウラーに名前が変更され2002年まで生産されました。総生産台数は約1.1万台でした。実質的な後継車は2004年に登場したクライスラー クロスファイアー (ロードスター仕様)でした。(実車画像→ クライスラー クロスファイアー 2006
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ミニカーは2002年頃に発売されたユニバーサルホビー製のEAGLE RACE シリーズの1台です。プリムス プロウラー 初期型をモデル化ています。特徴的な尖ったノーズとヘッドライト周りとバンパー、サイクルフェンダー、太いリアタイヤなどがうまく再現されていて、とても良く出来ています。定価2400円ほどの安価なミニカーでしたが、室内や床下部分の造形も結構リアルに出来ています。ユニバーサルホビーには幌付きなどのバリエーションが数種類あります。これ以外のプロウラーのミニカーはマッチボックス、ダンバリー ミントの1/24、アーテルの 1/24、アンソンの1/18、ジョニーライトニングの1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下は室内の画像と俯瞰/床下部分の画像です。室内はインパネの5連メーターやオーディオまで再現されています。床下部分はエンジンとリアに搭載された変速機をトルクチューブで接続している構造が再現されていて結構リアルに出来ています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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