ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

MATRA JET 6 1965 FRANCE

MATRA JET 6 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINIALUXE  1/43 95㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.22m 全幅約1.5m
エンジン 変速機: 4気筒 1.2L 105HP 4段変速
性能: 最高速200km/h
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マトラ ジェット 6 フランス 1965

 

  若き技術者シャルル ドイッチェとルネ ボネが戦前に興したDB社はシトロエンをベースにしたレースカーを開発していました。戦後の1950年代にパナールをベースにして開発したDB パナールがルマンで活躍するなどして、DB社はスポーツカーメーカーとしての地位を築きつつありました。そのDB社を軍事用ミサイルメーカーのマトラ社が買い取って、自動車部門として設立させたのがマトラ スポーツ社でした。

 

 マトラ スポーツ社はDB社が1963年に市販した世界初の市販ミドシップエンジン搭載車ジェットの細部を変更して、マトラ ジェットとして登場させました。ボディはFRP製で、ルノー 8用の4気筒1.1L(70HP)エンジンを搭載し最高速170km/hのジェット 5からルノー 8 ゴルディーニ用の4気筒1.3L(105HP)エンジンを搭載した最高速200km/hのジェット 6など数種類のチューンがありました。高価格で実用性が低かったので商業的には失敗作でしたが、高度な内容を持つ車でした。後継車はマトラ M530でした。

 

 

 ミニカーは1970年代に発売されたフランスのMINIALUXE(正しい読み方ではないようですがミニオールと呼んでします)製です。ミニオールは1950年代から1970年代後半までプラスチック製のミニカーを製造していました。ミニカーにはクラシックカーのTACOTSシリーズとフランス車を中心とした当時物の現代車シリーズがありました。(参照ページ→ ミニオールのクラシックカー ミニカー一覧) これは現代車シリーズの一台で、全てプラスチック製です。プラスチックの経年変化によるボディの変形は気になるほどではないですが、合成ゴムのタイヤに添加された可塑剤でホイールが溶ける問題が発生しています。溶けたホイールがやや見苦しいですが、実車のダイナミックなボディが良く再現されていて当時物ミニカーとしては良い出来ばえです。これ以外のマトラ ジェットのミニカーはイクソ系のノスタルジー、ビザール(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内/ハッチバックの開閉動作の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MATRA SPORTS JET 6 1
MATRA SPORTS JET 6 2

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MATRA M530 1967 FRANCE

MATRA M530 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(FR) 1409 1/43 96㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.2m 全幅約1.62m
エンジン 変速機: V型4気筒 1.7L 72HP 4段変速
性能: 最高速172km/h
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マトラ M530 フランス 1967

 

  1967年に発表されたM530はマトラ社自身が設計した車で、ジェットより一般向けの仕様で廉価に仕上げていました。ミッドシップ レイアウトは同じですが、2+2座とリアのトランクで実用性を高め、ドイツ フォードの前輪駆動車15M用のV型4気筒1.7L(72HP)エンジンを搭載し、最高速172km/hの性能でした。

 

 航空機メーカーがデザインしただけあってFRP製のボディはユニークで、ルーフは脱着してトランクに収納できました。本格的なスポーツカーとしてはやや物足りないながら、ユニークなスタイルとライバルのアルピーヌ ルノーより安いこともあってこの車は商業的に成功しました。

 

 

 ミニカーはディンキー(仏)の当時物です。ユニークなボディが実にうまく再現されていて、リトラクタブル ライトの可動やルーフ脱着などのギミックも付いています。

MATRA M530 1
MATRA M530 2

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MATRA SPORT MS630 1969?  FRANCE

MATRA SPORT MS630 画像をクリック/タップすると画像が変わります
POLITOYS M595 1/43 105㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 3L 385HP 5段変速
性能: 最高速330km/h
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マトラ スポーツ MS630 フランス 1969?

 

 マトラはモータースポーツを担当するマトラ スポール(スポーツ)を1964年に設立し、フォーミュラカーとプロトタイプスポーツカーのレースに参戦しました。フォーミュラカーではまずF3にMS1で参戦しすぐにF3選手権を制覇し、F2でもMS7などでヨーロッパ選手権を制覇しました。

 1968年から自社製V型12気筒3Lエンジンを搭載するワークスのMS11とフォード コスワース DFV エンジンを搭載するセミワークスのMS10でF1に参戦しました。MS10はJ.スチュアートのドライブでオランダGPでのF1初優勝を含めて3勝し、上位陣として活躍しています。1969年はセミワークスのみの参戦でしたが、11戦で6勝する圧勝で、J.スチュアートのドライバーズチャンピオンとコンストラクターズチャンピオンの2冠を獲得しました。

 

 1969年末にマトラは経営難からクライスラー傘下のシムカと合併し、社名をマトラ シムカに変更しました。これでフォード エンジンが使えなくなり、セミワークスだったマトラ インターナショナルはマトラから独立してティレルとなりました。またワークスは1970年にF1に復帰しますが、成績が振るわず1972年にF1から撤退しました。

 

 

 ルマン制覇を目標にしたプロトタイプスポーツカーレースでは、BRM製V型8気筒2Lエンジンを搭載するMS620で1966年から参戦します。その後1967年にMS630、1968年に自社製V型12気筒3Lエンジン搭載のMS650に発展し1969年ルマンでは4位入賞しました。1970年にMS660に発展し、1972年に登場したMS670はルマンで初優勝し、その後1974年までルマンを3連覇しました。1973年と1974年はメイクスチャンピオンにもなりましたが、1974年をもってマトラはワークス活動から撤退し、技術陣の多くはリジェに移籍しています。

 ミニカーはポリトーイのMシリーズの当時物です。これはオークションで入手した物で、貼られていたゼッケンが剥がされています。MS630は好成績を残したわけではないので、どのレース仕様のモデル化ということはないですが、ロングテールなのでルマン仕様でしょう。実車の平べったいイメージがやや誇張されて再現されています。Mシリーズの後期物ですのであまり凝っていませんが、エンジンなどのメカが再現されています。ポリトーイはMS660もモデル化しています。それ以外の当時物ではソリドのMS10 F1やMS650やMS670などがあります。最近のものでは、イクソのMS670とミニチャンプスのMS670に加えてスパークとビザールがF1やスポーツカーを非常に多くモデル化しています。

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MATRA SIMCA BAGHEERA 1973 FRANCE

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SOLIDO 21 1/43 92㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.01m 全幅約1.74m
エンジン 変速機: 4気筒 1.3L 84HP 4段変速
性能: 最高速180km/h

 

マトラ シムカ バゲーラ フランス 1973

 

 マトラは1969年にクライスラー傘下のシムカと提携します。そこでM530にフォード製エンジンを使っていることが好ましくなくなり、後継車のバゲーラが1973年に登場します。ミッドシップ レイアウトでFRP製ボディという基本スタイルは踏襲していますが、エンジンはシムカ1100用の1.3L(84HP)に変わり、最高速度180km/hの性能でした。

 

 また2+2座の代わりに3人掛けフロントシートという変わった室内レイアウトを採用しています。(左端のシートがドライバー用です) 1.4L(85HP)エンジンを搭載したバゲーラSが1976年に追加され、1978年にはタルボに改名され、1980年まで生産されました。

 

 

 ミニカーはソリドの当時物で、この時代のソリドは何れも素晴らしい出来映えです。3人掛けフロントシートもちゃんと再現されてます。

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TALBOT MATRA RANCHO 1977 FRANCE

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SOLIDO 1062 1/43 100mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.32m 全幅約1.67m
エンジン 変速機: 4気筒 1.4L 80HP 4段変速
性能: 最高速145km/h

 

タルボ マトラ ランチョ フランス 1977

 

 シムカ1100をベースにした多目的車マトラ シムカ ランチョは1977年に登場しました。見た目は4輪駆動のクロスカントリー車風ですが、中身はシムカ 1100のままですので、普通の前輪駆動車で4輪駆動仕様はありませんでした。ただボディはマトラ得意のFRP製となっていました。1973年の第1次石油ショックの影響でマトラ社がスポーツカー専業メーカーから方向転換しようとしたモデルだそうです。1980年以降はシムカ ブランドの消滅によりタルボ マトラ ランチョと改名され、1983年まで生産されました。

 

 その後マトラはこの多目的車のコンセプトを発展させて、1ボックスタイプの乗用車(ミニ バン)を開発します。マトラはこのミニ バンをルノーと協力して生産することとなり、それが新しいコンセプトの車として大ヒットしたルノー エスパスで1984年のデビューでした。マトラはバゲーラの後継車ムレーナの生産を中止し、エスパスの生産に専念することとなりました。

 

 

 ミニカーはソリドの当時物です。この一風変わった車をかなり忠実にモデル化しています。同じ型を使ったべレムもあります。これ以外の当時物は、コーギーの1/36、メーベトイ、マッチボックスなどがあります。最近の物ではノレブがあります。

TALBOT MATRA RANCHO 1
TALBOT MATRA RANCHO 2

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