ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

PEGASO Z102 COUPE 1955 SPAIN

PEGASO Z102 COUPE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
NEO 184605 1/43  

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.1m 全幅約1.6m
エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 2.5L 170HP 5段変速
性能: 最高速193km/h  
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ペガソ Z102 クーペ スペイン 1955

 

 スペインの高級車メーカーイスパノ スイザは航空エンジン製造に専念する為に自動車生産から撤退し、その設備を1946年にトラックのメーカーであったENASA(エナサ)社に売却しました。またイスパノ スイザが1940年にスペインの企業グループと共同で設立したSIAT社が現在のフォルクスワーゲン傘下(1980年まではフィアット系列)の自動車会社SEAT(セアト)社の前身となりました。

 

 ENASA社はアルファ ロメオの技術者であったウィルフレード リカルトが設計を担当し、ペガソの名前でスポーツカーを生産しました。1951年に登場したペガソ Z102は、DOHC V型8気筒2.5L(170HP)エンジンを搭載する豪華なスポーツカーでした。ボディは有名なコーチビルダーのソーチックやツーリングが架装し、クーペとスパイダーがありました。3.2L(360HP)エンジンを搭載する高性能版は最高速249km/hと当時最速の量産車(?)でした。その後Z102B、Z102SS、Z103などが登場しましたが、1958年に生産中止となりました。総生産台数は100数十台だったそうです。ENASA社は現在フィアットの商用車部門IVEO(イベコ)傘下になっています。

 

 

 Z102の量産ミニカーは最近までありませんでした。画像は最近になってモデル化されたNEO製です。(これも量産ミニカーとは言えないレベルしか生産してません 画像はNEOのWEBサイトから借用しました。) Z102のボディはコーチビルダーによって異なるのですが、これはツーリング製をモデル化しているようです。これ以外ではヨーロッパのデアゴスチーニが「DeAgostini Supercars」というミニカー付雑誌(イクソ製)でモデル化しているようです。

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HINDUSTAN AMBASSADOR 1980 INDIA

HINDUSTAN AMBASSADOR 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO CLC070 1/43 103㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.33m 全幅約1.66m
エンジン 変速機: 4気筒 1.8L 74HP 5段変速
性能: 最高速133km/h

 

ヒンドスタン アンバサダー インド 1980

 

 ヒンドスタン モーターズ社はインドの自動車メーカーで、BMC車を製造する為に1942年に設立されました。アンバサダーはモーリス オックスフォード MK IIIをベースにした車で1957年から生産されています。この車はなんと現在(2011年)でも現役で、様々な改良がなされているものの、50年間以上も基本的な構造はそのままで作られています。(多分世界一息が長い) 1967年のモデル(MK II)は、4気筒1.5L(46HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速120km/hの性能でした。また1975年から2006年まではいすゞの4気筒1.8L(74HP)エンジンを搭載していました。

 

 1980年以前のインドではヒンドスタン社とフィアット車を製造していたプレミア(Premier)社の2社が自動車市場を独占していました。プレミア社にも息の長い車があって、1953年に登場したフィアット 1100をベースにしたパドミニ(Padmini)という車が2000年頃まで作られていたようです。どちらもインドならではの時代を超越した車ということになります。

 

 

 なおプレミア社は現在は中国系企業の小型車を生産しており、ヒンドスタン社は三菱自動車工業と提携し、インド国内で三菱車の販売を行なっています。そのほかスズキとの合弁会社マルチ社や世界一安い小型車で有名になったタタ社など現在インド自動車市場は群雄割拠の状態です。

 ミニカーはイクソ製で、元々はミニカー付雑誌「世界のタクシー」シリーズ向けに作られたモデルだと思います。多分このシリーズが無ければ、この車がモデル化されることはなかったでしょう。イクソの標準的な仕上げで作られているので、なかなか良い出来映えです。ベースとなったオックスフォードからボディがほとんど変更されていないことがよく分かります。

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HOLDEN FJ 1953 AUSTRALIA

HOLDEN FJ 画像をクリック/タップすると画像が変わります
TRAX 8001 1/43 102㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.41m 全幅約1.7m
エンジン 変速機: 6気筒 2.2L 60HP 3段変速
性能: 最高速130km/h
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ホールデン FJ オーストラリア 1953

 

 ホールデン社はオーストラリア唯一の自動車メーカーで、J.A.ホールデンが1856年に馬具製造会社として設立し、1926年から自動車の製造を始めました。GMのシボレーを主体とするノックダウン生産を行い、1931年にGM傘下のGM ホールデン社となりました。GM傘下ながらオーストラリアの過酷な風土に合わせてアメリカ車より小柄で頑丈な独自の中型車を開発し、オーストラリアの市場をほとんど独占してきました。

 

 1948年に登場したFXは、1949年型シボレーとして企画されたながら小さすぎるとして却下された車をベースにしていました。6気筒2.2L(52HP)エンジンを搭載したこの車はシンプルな設計ゆえ頑丈で、手頃な価格と適度な性能(3段変速で最高速130km/h)を提供し、オーストラリアで一番売れる車となりました。デザイン的には同時期のアメリカ車そのものですが、サイズ的には全長4.37mと二回りほど小さいです。

 

 

 FXの後継車として1953年にFJが登場しました。FXがベースでデザイン的にもフロントグリルが新しくなっていますが、ほとんど同じでやや古くさい感じがします。エンジンも6気筒2.2L(60HP)とほぼ同じで、性能も同等です。4ドアセダン、2ドアピックアップ、2ドアパネルバンのバリエーションがあり、商業的には大成功しました。1958年までに約17万台が生産されました。

 ミニカーはオーストラリアのTRAXというブランド製で、1987年頃に購入しました。中国製ミニカーのはしりで大雑把な出来ですが、車種的には珍しいと思います。ミニカーは車高が低めですが、実車は道路事情を反映してかなり高かったとのことです。

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HOLDEN EJ 1962 AUSTRALIA

HOLDEN EJ 画像をクリック/タップすると画像が変わります
TRAX  1/43 108㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.72m
エンジン 変速機: 6気筒 2.3L 65HP 3段変速 3段自動変速
性能: 最高速140km/h
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ホールデン EJ オーストラリア 1962

 

 FJはFE、FC、FB、EK、EJ、EH、HD、HRとモデルチェンジしていきました。1960年代前半までのホールデンには、この中型車とそのピックアップとバンしかありませんでした。(1960年代後半になると小型車やスポーツカーなどが追加されてます) 1962年に登場したEJはそれまでのデザインを一新し、シボレー インパラをコンパクトにしたような斬新なスタイルを採用していました。6気筒2.3L(65HP)エンジンを搭載し、3段変速/3段自動変速で最高速140km/hという性能でした。

 

 セダンとバンにスタンダードとスペシャルの2タイプがあり、セダンには豪華版のプレミアがありました。EJは2年間で約15万台が生産されています。当時はこの中型車とその派生車(ピックアップ/バンなど)が圧倒的なシェアを持っていたようです。

 

 

 ミニカーは上記と同じくオーストリアのTRAX製です。EJの40周年記念品として2002年頃に発売された物ですが、バンガーズと良く似た作風でなかなか味のある良い出来映えです。40周年記念が出る程なので、この車は本国では人気があるのでしょう。なお当時物としてはディンキーもモデル化(型番196)しています。

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HOLDEN COMMODORE ACCLAIM VR 1993 AUSTRALIA

HOLDEN COMMODORE ACCLAIM VR 画像をクリック/タップすると画像が変わります
PARADISE GARAGE 91002 1/43 114㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.86m 全幅約1.8m
エンジン 変速機: V型6気筒 3.8L 175HP 4段自動変速
性能: 最高速208km/h
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ホールデン コモドア アクレイム VR オーストラリア 1993

 

 1970年代になるとホールデンはアメリカ車風の自社開発モデル以外に、オペル(コモドール)やイスズ(ジェミニ)などGM系メーカーの車種をラインアップに加えています。また1970年代にホールデンの大型車プレミアをベースにしてマツダが13B型ロータリーエンジンを搭載した高級車ロードペーサー、いすゞが V型8気筒エンジンを搭載した高級車ステーツマン デ ビルを発売していますが、どちらもほとんど売れませんでした。

 

 コモドアはオペル車をベースにした大型車で、1978年からラインアップに加わりました。コモドア(コモドール)はドイツでは1980年代に名前が消えていますが、ホールデンでは現在も主力車種です。画像のアクレイム VRは1993年に登場しており、オペル風のデザインですが非常に細いヘッドライトが特徴的でスタイリッシュな車です。

 

 

 V型6気筒3.8L(175HP)/V型8気筒5L(224-288HP)エンジンを搭載し、4段AT/5/6段MT変速で最高速245km/h(288HP)という性能でした。セダン、ワゴン、ピックアップのバリエーションがありました。

 ミニカーはオーストリアのPARADISE GARAGEというブランドの当時物です。製造は中国ですから出来映えは他と似たり寄ったりですが、車種的には珍しいと思います。(ミニカー専門店で購入 多分正式には未輸入) 

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DAF 32 DAFFODIL 1965 NETHERLAND

DAF 32 DAFFODIL 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(FR) 508 1/43 84㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.61m 全幅約1.44m
エンジン 変速機: 空冷水平対向2気筒 750cc 26HP 無段変速機
性能: 最高速105km/h
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DAF 32 ダフォディル オランダ 1965

 

 1949年から商業車の生産を始めたオランダのヴァン ドールネ自動車会社(Van Doorne's Aanhangwagen Fabriek)の略称がDAFで、1958年には乗用車DAF 600を発表しました。この車は空冷水平対向2気筒590cc(19HP)エンジンをフロントに搭載し後輪を駆動する4人乗りの小型車でした。

 

 DAF社はベルトとプーリーによる無段変速機「CVT」を実用化したことで有名ですが、このCVTによる変速システム「バリオマチック」がこの小型車にも採用されていました。前後進の切換えレバーとアクセルだけの簡単操作で、この車は人気を博しました。無段変速で最高速90km/hの性能でした。

 

 

 1962年にはエンジンを750ccに拡大し最高速が105km/hに向上し、名前をDAF 30としました。1963年にDAF 31、1965年にはフロントグリルを変更しDAF 32、1967年にDAF 33と発展し、1974年頃まで生産されました。30シリーズは20万台以上が生産され、好評だったようです。

 ミニカーはディンキー(仏)製で、ダフォディルとは高級版に付けられた名前です。シンプルな作りですが、ディンキー(仏)はプロポーションがしっかりしていますので、実車の雰囲気を感じさせる出来映えのミニカーとなっています。これ以外の当時物としてはオランダのミニカーブランド「LION TOYS」が33をモデル化しています。

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