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LOTUS ELITE S1 1957 UK |
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![]() IXO CLC047 1/43 88㎜
実車諸元 画像参照
ロータス エリート シリーズ 1 (S1) イギリス 1957
大学生であったコーリン チャップマンがオースチン セブンをベースにしたレースカーを製作し、この車が好成績をあげたことからロータスの歴史が始まりました。1952年にロータス エンジニアリング社が設立され、本格的なレースカーとして開発されたマーク VIは高性能で安価であったことから、プライベートチームに好評を博しました。その後もマーク XIまでのレースカー販売で順調に資金を蓄えたロータスは、GPレースへの本格参戦と市販スポーツカーの販売に乗り出しました。
1957年に最初の市販スポーツカーのセブンとエリートが発表されました。エリートはFRPによるフルモノコックという特殊な構造のクーペ ボディで、ジャガー並みの価格の高級GTカーでした。エンジンは4気筒1.2L(76HP)、4段変速機で、最高速は軽量なボディの為185km/hと高性能でした。 1960年にS2に発展し、85HPの高性能版SEが追加されるなどして、1963年までに約1000台が生産されました。エリートは結構売れましたが、特殊な構造故に製造コストが高く、営業的には失敗作でした。
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ミニカーは2004年に発売されたイクソ製です。キャビン部分が少し大きめな感じもしますが、全体的にはエリートの微妙なスタイルがうまく再現されていて良い出来ばえです。ワイヤースポークホイールがリアルでブリティッシュグリーンのカラーリングはセンスが良いです。イクソにはレース仕様など数種類のバリエーションもあります。エリートの当時物ミニカーは無いようです。イクソ製以外では、ヤトミンの1/18、オックスフォードなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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LOTUS ELEVEN 1957 UK |
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![]() QUARTZO QLM025 1/43 ㎜
実車諸元 画像参照
ロータス イレブン イギリス 1957
ロータスはマーク VIの成功を受けて、ルマンに出場する本格的なレーシングカーの開発に着手します。1954年にマーク VIIIが完成し、シルバーストーンでクラス優勝しています。この車はマーク IX、マーク Xと発展し、1956年にXI(イレブン このモデルから「マーク」が付かない)が登場します。イレブンの最大の特徴はアルミパネルを補強材とした航空機のようなスペースフレーム構造で、車重は約400kgと非常に軽量でした。フランク コスティンのデザインした流線形ボディで、コベントリー クライマックス製4気筒1.1L(76HP)エンジンを搭載しています。
1955年にマーク IXでルマンに初参戦しますが、リバースギアを使ったことで失格となりました。1956年ルマンにはイレブンで出場し、総合7位(クラス優勝)、1957年ルマンでは総合9(クラス優勝)-14-16位となっています。イレブンにはフォード製4気筒1.2Lエンジンも搭載され、ボディもドライバー後方の大きなテールフィンがあるものとないものがあります。1957年にフロントサスペンションなどを改良してシリーズ 2となり、1958年まで生産され総生産台数は約270台でした。
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ミニカーはカルツォ製で、2000年頃発売されました。1957年ルマンで14位となった車(750ccエンジン搭載)をモデル化しています。(画像はWEBサイトから借用しました)カルツォは旧ビテスグループのブランドで、画像で見る限りではなかなか良い出来ばえです。これ以外では老舗コーギーの当時物、最近のものではスパークやBOSモデルなどがあります。 |
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LOTUS SUPER SEVEN S2 1962 UK |
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![]() VITESSE 27501 1/43 88㎜
実車諸元 画像参照
ロータス スーパー セブン S2 イギリス 1962
1957年にロータス エリートと当時に登場したセブンは、レースカーのマーク VIをベースとした安価なスポーツカーでした。エンジンはフォード 100EやBMCのAタイプなどが選択できましたが、標準的な4気筒1.2L(40HP)エンジンを搭載したタイプで、最高速130km/hの性能でした。チューンしたエンジンを搭載した高性能版はスーパーセブンと呼ばれ、スーパーセブン シリーズ 1(S1)は4気筒1.1L(70HP)エンジン搭載で最高速167km/hの性能でした。
当時イギリスでは自動車の物品税が高かったので、この車をキットで購入し自分で組み立てることで安価に済ませることが出来ました。また中古エンジンを流用することも可能で、財布の軽い若者の入門用の車として人気を呼びました。セブンはシリーズ 4(S4)まで発展しましたが、イギリスのキットカー優遇税制廃止やアメリカの安全基準の強化などで、1973年に生産中止となりました。 その後セブンの製造販売権と生産設備はロータスの代理店であったケーターハム社へ売却され、ケーターハムのブランドで現在も生産されています。またそれ以外にも、多くの国でセブンのレプリカが作られています。
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セブンは当時物のミニカーが無く、これは2003年に発売されたビテス製です。高性能版のスーパーセブンのモデル化で、テールライトの形状などから、シリーズ2をモデル化したようです。灯火類、樹脂製サイドパネル、ロールバー、室内などがリアルに再現されていて非常に良い出来ばえです。ボンネットを外すとエンジンも再現されています。これ以外のセブンのミニカーはミニチャンプス、イクソ、ソリド、スパーク(レジン製)、ノレブのケーターハム、京商のケーターハム 1/18、国産名車コレクションなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下は2015年に発売された国産名車コレクションのロータス セブン (1/43 No.244)の画像です。メーカーはイクソだと思います。あまり凝ったところはありませんが、雑誌付きミニカーとしては標準以上の出来ばえです。なおソリドのもの(型番S4400500)とホイール/室内などの造形が非常によく似ていますので、おそらく同じ型を使っていると思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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LOTUS 25 F1 1963 UK |
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![]() BRUMM R331 1/43 90㎜
実車諸元 画像参照
ロータス 25 F1 イギリス 1963
ロータスはイレブンでのルマン参戦に続き、F1/F2に参戦しました。最初のF1/F2マシンは1957年登場の12で、コベントリー クライマックスの4気筒2L/2.2Lエンジンをフロントに搭載していました。1958年に16が登場し、1960年にはミドシップ方式を採用したロータス 18が登場します。18は1960年のモナコGPでS.モスのドライブで初優勝します。S.モスはアメリカGPでも優勝し、ロータスはコンストラクター選手権の2位に躍進します。
1961年からF1の排気量が1.5Lに変わりました。1961年にロータス 21が登場しこのシーズンはロータスとフェラーリの2強の争いで、フェラーリ 156が勝利しました。1962年にロータス 24が登場しますが、すぐに革新的な軽量モノコックシャーシを採用したロータス 25に変わりました。このシーズンはロータスとBRMの2強の争いで、BRM P57が勝利しました。1963年には改良されたロータス 25でJ.クラークが7勝を挙げて初のチャンピオンドライバーとなり、ロータスは念願のコンストラクターチャンピオンを獲得しました。
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1964年シーズン前半はJ.クラークがロータス 25で3勝し、シーズン後半に改良型のロータス 33が登場します。ロータスが後半に勝てなかったことで、フェラーリ 158のJ.サーティースがチャンピオンドライバーとなり、コンストラクターチャンピオンもフェラーリが獲得しました。1965年シーズンはロータス 33が主力となりJ.クラークがほとんどのレースで勝利し、ドライバーとコンストラクタータイトルを獲得しています。その後もロータスはコスワース DFVエンジン(V型8気筒3L)開発、グラウンド エフェクトカー(ロータス 78)の開発など、F1レース界に革新を起こし、名門チームとなりました。 |
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![]() ![]() 以下は2000年頃に発売されたブルムのロータス 25 シャーシ付 (1/43 型番A005)の画像です。これはロータス 25 イタリア GP #8 J.クラーク イタリア GPとそのボディを外したシャーシをセットにした限定品です。限定品といっても1000台も作っていますから、希少性はあまりないです。シャーシはそれほどリアルという訳でははないですが、面白いセット物です。ブルムは同じような構成のセット物をA00*の型番で数種類作っています。 ![]() ![]() ロータスのレーシングカーのミニカーは非常にたくさんあります。以下のリンクで1970年前後に分けて検索できます。 データーベースで1970年以前のロータス レースカーのミニカーを検索 データーベースで1971年以降のロータス レースカーのミニカーを検索 |
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LOTUS ELAN S2 1965 UK |
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![]() CORGI 319 1/40 89㎜
実車諸元 画像参照
ロータス エラン S2 イギリス 1965
ロータス セブンの後継車として開発されたエランは1962年に登場しました。ユニークなデザインのオープンカーで、DOHC 4気筒1.5L(100HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速185km/hと高性能で操縦性にも優れていました。エリートで問題となったFR樹脂製モノコック ボディの代わりに、鋼板のバックボーン フレームにFRP樹脂製ボディを被せるという構造が採用されました。この構造による生産性向上でエランはセブン並みの低価格で発売することができ、それ故に大ヒットしました。
1965年にはS2(シリーズ 2)に発展しハードトップを持つクーペが追加され、丸形2灯のリアライトが楕円形に変更されました。1966年にS3(シリーズ 3)に発展し、1967年にホイールベースを延長して2+2座とした+2(プラス 2)が追加され、1968年にS4(シリーズ 4)に発展しました。1975年に生産中止となりましたが、総生産台数は約18000台とロータス社に大きな利益をもたらしました。またバックボーン フレームにFRP樹脂製ボディを被せる構造はその後のロータス車の基本となりました。
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ミニカーは1967年に発売されたコーギーの当時物です。ハードトップが追加されたS2をモデル化しています。実車の雰囲気が良く再現された良い出来ばえです。一見しただけでは分かりませんが、このミニカーにはエランの特徴であるバックボーン フレーム構造(シャーシ)をリアルに再現した非常にマニアックなギミックが付いています。なおエランのミニカーは最初はオープン仕様のロードスター(型番318)として1965年に発売され、その型を変更してシャーシを取り外すことができるギミックを追加したものがこの型番319です。その為本来S2は楕円形のリアライトなのですが、そこは修正されずS1の丸形2灯のままになっています。 このミニカーのギミックの詳細はこちらのページをご覧ください。→ ロータス エランのギミック紹介ページ |
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![]() ![]() エランのミニカーはビテス、エブロ、京商、オックスフォード、サンスターの1/18などがあります。 以下は2004年に発売されたビテス製のエラン S2 (1/43 型番27753)の画像です。楕円形テールライトのS2のロードスターをモデル化しています。コーギー同様に実車の雰囲気がうまく再現されていて、室内などの細部も良く出来ています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。ヘッドライト開閉ギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下は2002年に発売されたデルプラド 世界の名車シリーズのエラン S4 クーペ (1/43 No.77)の画像です。テールライトが大型化されたS4をモデル化しています。底板に京商のロゴがあるので、京商の型を流用しているようです。世界の名車シリーズのなかでは良い出来ばえだと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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LOTUS EUROPA SPECIAL 1966 UK |
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![]() TOMICA DANDY DF12 1/43 92mm
実車諸元 画像参照
ロータス ヨーロッパ スペシャル イギリス 1966
レーシングカーの技術を用いた安価なスポーツカーというコンセプトで開発されたロータス ヨーロッパが1966年に登場しました。当時のレーシングカーでは常識となっていたミッドシップ配置でエンジンを搭載した初の量産スポーツカーで、高い操縦性を備えていました。エラン譲りのバックボーン フレーム(ミッドシップなので、エランとは前後が逆になる)にFRPボディを載せる構造で、価格を下げるためドアのウインドーは固定式で室内は簡素な作りでした。
エンジンやミッションはフランスのルノー 16からの流用で、55HPから82HPにチューンされた4気筒1.5Lエンジンは約600kgと軽量なボディを4段変速で最高速180km/hまで引っ張りました。なお当初のS1(シリーズ 1)は左ハンドル仕様だけでした。1968年にドアウインドーを開閉可能とするなど内装を改良したS2(シリーズ 2)に発展しました。1971年にはフォード製エンジンをチューンしたDOHC 4気筒1.6L(105HP)エンジンを搭載したツインカム、1972年には126HPにエンジンを強化した最終型のスペシャルに発展しました。1975年に生産中止となり、総生産台数は約1万台ほどでした。後継車はエスプリでした。
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ミニカーは1978年に発売されたトミカ ダンディ製です。最終型のスペシャル JPS仕様をモデル化しています。プロポーションが良く、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。またJPS仕様の金色のロゴ(タンポ印刷)もきれいです。ドアとリアパネルが開閉し、エンジンも再現されています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内/リアパネル開閉ギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() ヨーロッパの当時物ミニカーは、メーベトイ、ポリトーイ、マッチボックス、ディンキーなどがありました。また日本では漫画「サーキットの狼」が起こしたスーパーカーブームの影響で、シンセイ、ダイヤペット、グリップ テクニカ、トミカなどの当時物ミニカーがありました。最近の物では、京商の1/64と1/43と1/18、オートアートの1/18、エブロ、ホンウェル、スパーク(レジン製)などがあります。「サーキットの狼」仕様のヨーロッパはトミカ ドリーム、京商の1/64と1/43と1/18があります。 以下は1969年に発売されたメーベトイ製の当時物 ヨーロッパ (1/43 型番A39)の画像です。初期型のS1をモデル化していますが、カバー付のヘッドライトやフロントバンパーが無いのはレース仕様ということなのでしょう。メーベトイ流のデフォルメでややキャビン部分が大きめになっています。フロントパネル/ドア/リアパネル開閉のフルギミックです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下はフロント/リアの拡大画像リアパネルの開閉ギミック/室内の画像です。なおリアパネルの開き方が後ヒンジになっていて、実車とは違っているのですが、これはレース仕様だからなのでしょうか? その辺は不明です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下は2004年頃に発売されたホンウェル(カララマ)製のヨーロッパ スペシャル (1/43 型番261D-010)の画像です。ホンウェルのカララマ シリーズは安価なミニカーの代表的なものでした。(当時の価格で600円) しかしこのヨーロッパ はプロポーションが良く、ロータスのロゴ/細い金色のストライプの印刷処理や室内の仕上げも良く、かなりレベルの高い出来ばえです。さらにドア開閉と前輪操舵ギミックまで付いていますので、とても低価格のミニカーとは思えません。2000年代初め頃は中国での生産コストがべらぼうに安かったからできたのでしょう。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() 以下は1978年に発売されたダイヤペット製の当時物 ヨーロッパ スペシャル(1/40 型番G59)の画像です。前述したスーパーカーブームに乗じて発売されたものです。当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。フロントパネル/ドア/リアパネル開閉のフルギミックになっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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LOTUS ESPRIT S1 1975 UK |
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![]() 朝日通商 Σ143 1 1/43 98㎜
実車諸元 画像参照
ロータス エスプリ S1 イギリス 1975
ロータス ヨーロッパの後継として1975年にエスプリが登場しました。イタル デザインのG.ジウジアーロによる直線的なデザインは当時のスーパーカー的なもので、車の性格も安価なスポーツカーという路線から高性能な高級スポーツカーに変わりました。バックボーン フレームにFRPボディという構造は継承され、ロータス自社製のDOHC 4気筒2L(160HP)エンジンをミドシップに搭載し、5段変速で最高速222km/hと高性能でした。1977年の映画「007 わたしを愛したスパイ」で、潜水艦に変化するボンドカーとして登場し有名になりました。
1978年のマイナーチェンジでS2(シリーズ 2)となり、1980年には2.2Lに排気量が拡大されさらにターボ仕様(210HP 最高速245km/h)が追加され、一段と高性能になりました。1981年にはこのターボ仕様の足回りをベースにしたS3(シリーズ 3)に発展し、1987年に丸みを帯びたボディデザインに変更されました。その後1993年に内外装を変更したS4(シリーズ 4)となり、1996年にはV型8気筒3.5L(350HP)エンジンを搭載したV8が追加され2004年まで生産されました。エスプリの総生産台数は約1万台でした。
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ミニカーは輸入商社であった朝日通商がスーパーカーブームに乗じて立ち上げたΣ(シグマ)143というブランド製で1978年に発売されました。当時の国産ミニカーとしては珍しい1/43サイズで、全体的なプロポーションがしっかりしていてかなり良い出来ばえでした。同時期のトミカ ダンディと良く似た作風ですので、関連があったのかもしれません。実際にこのブランドから出ていたフォルクスワーゲン ビートルはトミカ ダンディの型を流用していたようです。これ以外の当時物ミニカーとしては、コーギーの1/36の潜水艦タイプのボンドカー、エーダイ グリップの1/28(潜水艦仕様も有り)、トミカ、オートアートの1/43と1/18などがありました。最近の物では、ミニチャンプス(潜水艦仕様も有り)、コーギーの再生産品 1/36、京商の1/64と1/72(潜水艦仕様)、イクソ、バンガーズ、スパーク(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内/リアパネル開閉ギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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![]() ![]() 以下は1997年に発売されたコーギー製のエスプリ 007 潜水艦仕様 (1/36 型番65001)の画像です。このミニカーは映画「007 わたしを愛したスパイ」の公開と同時に型番269で発売され、その後の数年間で約150万台が販売されました。これはそのオリジナルではなく映画の20周年記念として1997年に発売された復刻版です。ミニカー本体はオリジナルとほとんど同じ仕様で、おまけとしてオリジナルには付いていない「ジョーズ」(映画の中にでてくる悪役で鋼鉄製の歯の持ち主)のフィギュアーが付いています。ボディ側面と後方から水中翼が飛び出すギミックとリアウインドー部分からミサイルを発射するギミックが付いています。 このミニカーのギミックの詳細はこちらのページをご覧ください。→ ロータス エスプリ 潜水艦仕様のギミック紹介ページ (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) ![]() ![]() |
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LOTUS ELITE S2 1980 UK |
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![]() SPARK S2213 1/43 105㎜
実車諸元 画像参照
ロータス エリート S2 イギリス 1980
ロータス エリート 2代目が1974年に登場しました。ロータス初の4シーター車でエラン +2を後継する車でしたが、エアコンやパワステがオプション設定されるなど、コアなスポーツカーだったエランとは異なりスポーティな高級車に変わりました。ロータス流のバックボーン フレームにFRPボディの構造で、ボディはシューティングブレーク風のデザインですが、リアシート後ろにはリアウインドーがあり荷室と室内は分離されていました。エンジンはヴォクスホール製をベースにしたDOHC 4気筒2L(160HP)を搭載し、5段変速、最高速は最高速212km/hでした。1980年にS2(シリーズ 2)となり、エンジンが2Lから2.2Lに代わり、1982年に生産中止となりました。総生産台数は約2500台でした。
1975年にエリートをベースにしてリアをファーストバックにした2+2座仕様のエクラ(ECLAT)が追加されました。動力性能はエリートと同じでした。エクラは1982年にエクセル(EXCEL)に名前をかえて1992年まで生産されました。エクラとエクセルの総生産台数は約3500台でした。エリート(エクラ)の高級車路線はロータスのユーザーにあまり支持されず、高級車に相応しい品質が足らなかったこともあって、人気はいまひとつだったようです。
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ミニカーは2012年に発売されたスパーク製(レジン製)です。キャビン部分が大きめなのでフロントスクリーン先端の位置が高くプロポーションがあまり良くありません。その為エリートの平べったいイメージがうまく再現されていないので今一つの出来ばえです。(ワイパーや内装などの細かいところは良くできているのですが) なおスパークはエクラとエクセルもモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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エリートの当時物ミニカーはコーギーの1/36やトミカがありました。コーギーのエリートは大味であまり良い出来とは思いませんが、トミカは小スケールながら良く出来ていると思います。なお最近の物では何故かスパークしかモデル化していません。実車同様にあまり人気が無いようです。
上でスパークのエリートはプロポーションが今一つだと書きましたが、その根拠を示す為に実車のサイドビューとミニカーのサイドビューを比較した画像を作成してみました。一番上がスパーク、真ん中が実車、下がトミカです。この画像を見るとエリートのサイドビューの再現に関してはトミカのほうがスパークよりセンスが良いように思います。実物サイズの違いや写真の撮影角度などの違いがありますのであまり厳密ではありませんが、私の見解がある程度理解していただけると思います。 ミニカーで実車のイメージを再現するのは型職人の腕(デフォルメのセンス)の見せどころです。このデフォルメのセンスはサイズの小さいミニカー(小スケール ミニカー)ほど重要になってきます。乗用車から商用車まであらゆるジャンルの小スケール ミニカーを数多く手がけているトミカはこのデフォルメのセンスが優れています。 ![]() |
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LOTUS ELISE 1997 UK |
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![]() VITESSE V98083 1/43 88㎜
実車諸元 画像参照
ロータス エリーゼ イギリス 1997
ロータス エランの後継車としてロードスター形式の2シータースポーツカー エリーゼが1996年に登場しました。エリーゼの最大の特徴はアルミ合金製のフレームとFRP製ボディによる極めて軽量な(約690kg)ボディで、当初のモデルはエアコンやパワステは付いていませんでした。当初はローバー製のDOHC 4気筒1.8L(122HP)エンジンをミドシップ搭載し、軽量なボディと優れた操縦性でレーシングカーのような車に仕上がっていました。1998年に可変バルブタイミング機構を追加して156HPにパワーアップした高性能版111Sが追加されました。
エスプリやエリートのような高級車路線がうまくいかなかったことで、エリーゼはロータス初期の安価なスポーツカー路線に回帰したモデルのようです。ただしエリーゼは高価なアルミ合金製の車体構造だったので、価格は500-700万円と安くはありませんでした。2000年にはエリーゼをベースにしたワンメイクレース用のマシンとしてスポーツ エリーゼが設定され、その市販仕様としてエキシージが登場しました。2001年のマイナーチェンジでシリーズ 2となり、ヘッドライト形状が変更されるなど外観が変更されました。シリーズ 2ではエアコンがオプション設定されるようになりました。2004年にトヨタ製のDOHC 4気筒1.8L(192HP)エンジンが追加され、2006年からはすべてがトヨタ製エンジンになりました。
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2011年のマイナーチェンジでシリーズ 3となり、ヘッドライトにウインカーが内蔵されるなど外観が変更されました。エンジンはトヨタ製のDOHC 4気筒1.6L(136HP)に変更され、カーオーディオやエアバックなどが設定されるようになりました。(車重は約900kgに増加しました) 2012年にトヨタ製のスーパーチャージャー付 DOHC 4気筒1.8L(220HP)エンジンを搭載した高性能版のエリーゼ S(最高速234km/h)が追加されました。 |
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LOTUS EXIGE S1 2003 UK |
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![]() IXO MOC061 1/43 89㎜
実車諸元 画像参照
ロータス エキシージ S1 イギリス 2003
2000年にロータス エリーゼをベースにしたワンメイクレース用マシンとしてスポーツ エリーゼが開発されました。スポーツ エリーゼはレースカーでしたので市販化されない予定でしたが、熱烈なファンの要望で市販車仕様のエキシージが2000年に登場しました。スポーツ エリーゼとの外観上の違いは、ロードスターからクーペに変更され、フロントのデザインが派手になっています。またカウルはカーボン樹脂で軽量化されていました。メカ的にはタイヤ外形が大きくなり、フロント/リアのトレッドが拡大され、ブレーキ/サスペンションが強化されていました。エンジンはローバー製 DOHC 4気筒1.8Lを179HPにパワーーアップしていました。
2004年にエリーゼがシリーズ 2(S2)に変わったので、エキシージもシリーズ 2となりました。シリーズ 2のエキシージはエリーゼの外観を変更しただけで、メカ的にはエリーゼと同じで、エリーゼ同様にエンジンがトヨタ製のDOHC 4気筒1.8L(192HP)ンに変わりました。2006年にスーパーチャージャーを追加して220HPにパワーアップした高性能版のエキシージ Sが追加されました。エキシージ Sの最高速は256㎞/hで当時最速クラスの市販車でした。 2012年にシリーズ 3(S2)に変わり、エンジンはスーパーチャージャーを追加したトヨタ製のDOHC V型6気筒3.5L(350HP)に変わりました。またエンジンが大きくなったので全長/全幅が少し拡大されました。
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ミニカーは2007年に発売されたイクソ製です。特徴的なフロントの造形がうまく再現され、前後グリル/灯火類/室内などの細部もリアルに再現されていて良い出来ばえです。これ以外のエキシージのミニカーはトミカ、トミカ リミッテド、オートアートの1/18、ソリド、スパーク(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) |
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