ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

 

ASTON MARTIN DB4 1959 UK

ASTON MARTIN DB4 画像をクリック/タップすると画像が変わります
JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 302 1/43 106mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m 全幅約1.67m
エンジン 変速機: DOHC 6気筒 3.7L 240HP 4段変速
性能: 最高速240km/h
データーベースでアストン マーチン DB4のミニカー検索

 

アストン マーチン DB4 イギリス 1959

 

 アストン マーチン社は1910年代に創立されました。名前の由来は創始者の一人であるライオネル マーティンがアストン クリントンという場所で行われたヒルクライム レースに優勝したことから付けられたそうです。戦前は高性能なスポーツカーやレースカーを製作していたようです。1947年に実業家デビット ブラウンが経営に乗り出し、車名に彼のイニシャルであるDBが付くようになりました。1948年に試作されたレースカーは初戦のスパ フランコルシャンで優勝し、その性能を知らしめました。この車をベースにした市販車が2L スポーツ(後にDB1と呼ばれた)で、4気筒2L(77HP)エンジンを搭載し、最高速155km/hの性能でした。

 

 1950年にベントレーの設計者として有名なW.O.ベントレーが設計したDOHC 直列6気筒2.6L(105HP)エンジンを搭載したDB2が登場しました。ボディはアルミ製で、フェンダーがボディと一体化した戦後型の2ドア クーペで最高速は190km/hと極めて高性能でした。この車は1950年のルマンで優勝するなどレースで活躍し、高性能車としてのアストン マーチンのブランドを確立しました。DB2にはDB2/4という2+2座のハッチバックが追加され、エンジン排気量は3L(140HP)まで拡大されました。またレース仕様のDB3とその軽量版のDB3Sが各種レースで活躍しました。

 

 

 1958年にはDB4が登場しました。DOHC 直列6気筒3.7L(240HP)エンジンを搭載し、最高速240km/hと当時世界最速の高級スポーツカーでした。軽量アルミ製ボディはトゥーリングのデザインで、クーペとドロップヘッドクーペ(オープンカー)がありました。1959年にホイールベースを短縮し2座としてエンジンを3.7L(302HP)にチューンした高性能版のDB4GTが追加されました。DB4はシリーズ5まで発展し1963年まで生産されました。

 ミニカーは2017年に発売された国産名車コレクション製でメーカーはイクソです。イクソは型番CLC144でDB4をモデル化していて、これはその廉価版で、内装仕上げが省略されワイパーとホイールが簡素化されています。プロポーションが良くフロント/リアの雰囲気も実車のイメージをうまく再現しているので、DB4のミニカーとしてはかなり良い出来ばえだと思います。(ただフロントウィンドーがやや大きめに感じます) DB4の当時物ミニカーとしてはコーギーとソリドがありました。最近の物では、イクソの前身のビテスがDB4GTの高性能版のザガート仕様など約20種類をモデル化していて、スパーク、トップモデルなどのレジン製もあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ASTON MARTIN DB4 1
ASTON MARTIN DB4 2

 以下は1960年に発売されたコーギーの当時物ミニカー(1/46 型番218)の画像です。ダイキャスト製ミニカーとして初めてボンネットを開閉させるギミックを実現させた画期的なミニカーでした。ボンネットの中には簡単な造形ですがエンジンがモールドされていました。このボンネット開閉ギミックが子供受けしたのだと思いますが、このミニカーは5年間で約98万台も販売されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変わります)
ASTON MARTIN DB4 1
ASTON MARTIN DB4 2


アストン マーチン DB1/DB2/DBR3のミニカー検索→データーベースでアストン マーチン DB1/DB2/DBR3のミニカー検索

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ASTON MARTIN DB5 1963 UK

ASTON MARTIN DB5 画像をクリック/タップすると画像が変わります
SOLIDO 130 1/43 105mm

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.57m 全幅約1.68m
エンジン 変速機: DOHC 6気筒 4L 282HP 5段変速
性能: 最高速233km/h
データーベースでアストン マーチン DB5のミニカー検索

 

アストン マーチン DB5 イギリス 1963

 

 1963年にアストン マーチン DB4はDB5にモデルチェンジしました。DB4とDB5の外観上の違いはほとんどありません。画像ではヘッドライトにカバーが付いていて前述したDB4と大きく違っていますが、ヘッドライト カバーはDB4のシリーズ4から既に採用されていました。DB4のDOHC 直列6気筒3.7Lエンジンは4L(282HP)まで拡大され、5段変速機が採用され最高速は233km/hの性能でした。1964年にはエンジンを330HPまでパワーアップした高性能版ヴァンテージが追加されました。

 

 DB5を世間に知らしめたのはなんといっても映画「007 ゴールドフィンガー」(1964年)でジェームス ボンドが操るボンドカーに採用されたことでした。フロントから飛び出すマシンガンや射出される助手席などの特殊な装備が搭載されたDB5 ボンドカーは映画のヒットとともに有名になりました。007映画ではアストン マーチン DB5はボンドのプライベートカーという設定で、それ以外にも「007 リビング デイライツ」(1987年)のV8、「007 ダイ アナザー デイ」(2002年)のV12 ヴァンキッシュ、「007 スペクター」(2015年)のDB10など特殊装備付のアストン マーチンが登場します。それらのボンドカーはほとんどがミニカーになっていて、アストン マーチンだけではなく全てのボンドカーをあつめた雑誌付きミニカーのシリーズ(The James Bond Car Collection)まであります。

 

 

 ミニカーは2000年に発売されたビテス製です。これは自動車100年を記念したビテスのミレニアム シリーズの一つで、型番V98029のDB5とフィギュア2体をセットにしたものでした。フィギュアは007のボンド(ピアース ブロスナンをモデル化している?)とホテルのポーターで、007シリーズにあやかったものです。ミニカーは良いプロポーションでホイールなどの細部の仕上げも良くかなりレベルが高い出来ばえです。ただボンドカーとしての特殊装備は何も付いていません。以下はフロント/リアの拡大画像とフィギュアを並べた画像/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ASTON MARTIN DB5 1
ASTON MARTIN DB5 2

 DB5のミニカーはたくさんあります。当時物ミニカーはコーギーのボンドカー、ソリド(べレム)、ディンキーなどがありました。最近の物では、ビテス、オートアートの1/18、ミニチャンプス、コーギーのボンドカー 1/36、ダンバリー ミントの1/24、デルプラドの世界の名車シリーズ、京商の1/64などがあります。以下は1964年に発売されたソリドの当時物のDB5 ヴァンテージ (1/43 型番130)の画像です。1960年代のビンテージ ミニカーですので素朴な作りですが、プロポーションのとらえ方がうまく当時のミニカーとしては実に素晴らしい出来ばえです。なおソリドは1961年に発売したランチア フラミニアでドア開閉ギミックを最初に実現しており、このDB5にも採用されています。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ASTON MARTIN DB5 3
ASTON MARTIN DB5 4

 以下は2002年に発売されたデルプラドの世界の名車シリーズのDB5 (1/43 No.42)の画像です。メーカーは不明ですが、このシリーズのミニカーとしてはまずまずの出来ばえです。ただAピラーが太くキャビンが小さめなので、プロポーション的には今一つです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ASTON MARTIN DB5 5
ASTON MARTIN DB5 6

 以下は1968年に発売されたコーギーのDB5 007 ボンドカー仕様 (1/45 型番270)の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します) コーギーのDB5 ボンドカーとしては1965年に発売された初期型(1/46 型番261)があり、これは初期型を改良した2型です。2型は初期型より少しサイズが大きくギミックがより充実していました。1978年には1/36の3型が出ていますが、これはサイズが大きいのでやや大味な出来ばえでした。初期型は約400万台、2型は約120万、3型は約80万台と大量に販売されているので、これらはDB5 ボンドカーのミニカーとして良く知られています。これら以外にもコーギーはDB5 ボンドカーを現在でもモデル化していて、1/36、1/43、1/64など30種類ほどあります。なおこの2型ボンドカーのギミックの詳細については当サイトに紹介ページがありますのでそちらも是非ご覧ください。→DB5 ボンドカーのギミック紹介ページ
ASTON MARTIN DB5 7
ASTON MARTIN DB5 8

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ASTON MARTIN DB5 DROPHEAD COUPE 1965 UK

ASTON MARTIN DB5 DROPHEAD COUPE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(UK) 110 1/42 112㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.57m 全幅約1.68m
エンジン 変速機: DOHC 6気筒 4L 282HP 5段変速
性能: 最高速240km/h
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アストン マーチン DB5 ドロップヘッド クーペ イギリス 1965

 

 1963年にアストン マーチン DB5にフルオープン仕様のドロップヘッドクーペ(ソフトトップを持つコンバーチブル)が追加されました。なお1965年以降のアストン マーチンのコンバーチブルにはボランテ(VOLANTE)という名前が付けられるようになり、DB5のコンバーチブルの一部にもボランテの名前が付けられたようです。1964年にはエンジンを330HPまでパワーアップした高性能版ヴァンテージが追加されました。また経営者のデビット ブラウン向けにリアをワゴン風に改造したシューティング ブレークが特注で製作され、同様の改造がコーチビルダーによっても行われたようです。(→シューティング ブレー 実車画像)

 

 DB5の内装は豪華な本革仕様で、既にパワーウインドーが標準装備され、3段自動変速機もオプション設定されました。DB5は1965年にDB6にモデルチェンジしました。DB5は2年間で約1000台しか生産されていません。その中でヴァンテージは65台、コンバーチブルは123台だったそうです。当時の本国での価格は約5000ポンドで、当時のレートで換算すると約500万円となります。1960年代の価格ですから、やはりかなり高額の車だったようです。

 

 

 ミニカーは1966年に発売されたディンキー(英)の当時物です。ディンキー(英)らしいがっちりとした作風で、当時のミニカーとしてかなり良い出来ばえでした。発売されたのは1966年ですので、車としては既にDB6に切り替わった時期ですが、このドロップヘッドクーペはテールエンドの形状などからDB5として作られています。DB5のドロップヘッド クーペのミニカーはこれしかないようです。なお同時期に発売された後述のクーペ(型番153)はDB6のミニカーとなっています。以下はフロントの拡大画像/ボンネットを開いたエンジンルーム画像とリアの拡大画像/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ASTON MARTIN DB5 DROPHEAD COUPE 1
ASTON MARTIN DB5 DROPHEAD COUPE 2

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ASTON MARTIN DB6 1965 UK

ASTON MARTIN DB6 画像をクリック/タップすると画像が変わります
DINKY(UK) 153 1/43 110㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.62m 全幅約1.68m
エンジン 変速機: DOHC 6気筒 4L 282HP 5段変速
性能: 最高速245km/h
データーベースでアストン マーチン DB6のミニカー検索

 

アストン マーチン DB6 イギリス 1965

 

 アストン マーチン DB5は1965年にDB6にモデルチェンジしました。ホイールベースが95mm延長され高速安定性が向上しました。また全長の50mm延長で後席が拡大し、パワーステアリングとエアコンがオプション設定され居住性も向上しました。外観はほとんど同じように見えますが、前後バンパーが分割タイプとなり、空力効果があるテールエンドが持ち上がったカムテールが採用されました。エンジンはDB5と同じDOHC 6気筒4L(282HP)で、DB5とほぼ同じ性能でした。325HPにパワーアップした高性能版のヴァンテージもありました。

 

 1969年に後継車のDBSが登場し、DB6はマイナーチェンジでMK IIとなりました。MK IIはDBSの部品を共用しており、幅広くなったタイヤをカバーする為ホイールアーチにフレアーが追加されました。DB5と同じくクーペとドロップヘッドクーペ(コンバーチブル)のボランテが設定され、少数ですがシューティング ブレークもコーチビルダーにより製作されました。DB6は1970年まで生産され、総生産台数は約1800台でした。

 

 

 ミニカーは1966年に発売されたディンキー(英)製の当時物です。前述したドロップヘッドクーペ(型番110)の型を流用して、ボディ後半部分を変更しているようです。前後バンパーはDB5のままで変更されておらずリアのカムテールがかなり誇張されていますが、全体的なプロポーションは良くできていると思います。縮尺を1/42から1/43に変更しているので、このDB6のほうがDB5 ドロップヘッドクーペより全長が短くなっています。(なおこのミニカーのフェンダー周りの変色は、汚れではなく経年変化?によるもので拭いてもとれません) DB6の量産ミニカーは不思議なことに最近までこれしかありませんでした。最近になってスパーク(レジン製)とマトリックス(レジン製)がクーペとボランテをモデル化しました。以下はフロントの拡大画像/トランクを開いたリアの拡大画像と室内の画像/ボンネットを開いたエンジンルーム画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ASTON MARTIN DB6 1
ASTON MARTIN DB6 2

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ASTON MARTIN DBS V8 1969 UK

ASTON MARTIN DBS V8 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINICHAMPS 400137601 1/43 108㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.58m 全幅約1.83m
エンジン 変速機: V型8気筒 5.4L 320HP 5段変速/3段自動変速
性能: 最高速261m/h
データーベースでアストン マーチン DBSのミニカー検索

 

アストン マーチン DBS V8 イギリス 1969

 

 1967年にアストン マーチン DBSが登場しました。それまでの丸みを帯びたレトロなデザインから一気に逆スラントしたフロントグリルを持つ直線的なエッジの効いたモダンなデザインとなりました。ボディは大きく低くなり、特に車幅は1.8mを超えていました。この車用に開発していたV型8気筒エンジンの完成が遅れたため、当初はDB6から引き継いだ6気筒4L(286HP)エンジンを搭載していました。その為車体が重くなった分だけ性能が低下していました。

 

 新形のV型8気筒5.4L(320HP)エンジンを搭載したDBS V8が1969年に登場し、この車は最高速261m/hで当時世界最速の4シーター市販車でした。6気筒エンジン搭載のDBSも継続して生産され、最後の70台は2灯式ヘッドライトに変更されエンジンをパワーアップした高性能版ヴァンテージ仕様でした。DBS V8は1972年まで生産され、後継車のV8にモデルチェンジしました。

 DB(デヴィッド ブラウン)グループは経営危機から、1972年にアストン マーチンの経営権を手放した為、これ以後はDBの名前がついたモデルが無くなりました。なお1990年代のフォード モーター傘下の時代に、デヴィッド ブラウンが役員として戻ったため、1993年のDB7でDBの名前が復活しました。(DBSも2007年にDBS V12で復活しました)

 

 

  ミニカーは2012年に発売されたミニチャンプス製です。プロポーションが良く、フロントグリルやホイールなどの細部がリアルで非常に良い出来ばえです。ミニカーでも一目で幅が広いことが分かりますが、実際に測ってみると車幅42.5㎜と1/43で正確にスケールダウンされていて、デフォルメで幅が広い訳ではありませんでした。またワイヤースポークホイールやフェンダーミラーを付けている点など時代を感じさせる仕様となっています。ミニチャンプスは映画「女王陛下の007(1969年)」のDBS ボンドカー仕様もモデル化しています。これ以外では、コーギーのボンドカー仕様 1/36、スパーク(レジン製)、GTスピリット(レジン製)の1/18などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ASTON MARTIN DBS 1
ASTON MARTIN DBS 2

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ASTON MARTIN LAGONDA 1976 UK

ASTON MARTIN LAGONDA 画像をクリック/タップすると画像が変わります
WESTERN MODEL WP100 1/43 127㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.28m 全幅約1.79m
エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 5.3L 290HP 5段変速/3段自動変速
性能: 最高速 230km/h
データーベースでアストン マーチン ラゴンダのミニカー検索

 

アストン マーチン ラゴンダ イギリス 1976

 

 アストン マーチン社は正式にはアストン マーチン ラゴンダ社という名前で、デビット ブラウンが経営者であった時代にアストン マーチンとラゴンダが合併して出来た会社でした。ラゴンダは第2次大戦前の高級車メーカーで、アストン マーチン ラゴンダ社ではラゴンダ ラピード(LAGONDA RAPIDE)というDB4をベースとした4ドアの高級車(DB5と同じDOHC 6気筒4Lエンジン搭載)を1961年に発売していました。ただこの車は約50台ほどしか生産されていませんので、ほとんど知られていません。

 

 このラピードの後継車として、DBSのホイールベースを延長し4ドア化したアストン マーチン ラゴンダが1974年に登場しました。ただしこの車はごく少数が生産されただけでした。1976年に2代目のラゴンダが登場しました。全長5.28mの大型車で、一度見たら忘れられないインパクトのあるユニークなボディ、巨大なリトラクタブル ヘッドライト、世界初のLED表示デジタルメータなど桁違いに個性的な車でした。ただ中身はDBシリーズをベースにしていて、エンジンはV型8気筒5.3L(290HP)、最高速230km/hの性能でした。当時の価格で4000万円もする超高級車でしたが、1990年まで生産され約600台が販売されました。

 

 

 ミニカーは1978年頃に発売されたウエスタン モデル製で、材質はホワイトメタルです。ラゴンダの当時物のミニカーはこれしかありませんでした。当時の値段は8000円と高かったのですが、この特徴的なデザインが気に入って買いました。1/43よりやや大きめにできていて、特徴的なデザインは良く再現されています。昔のホワイトメタル製ミニカーで灯火類などの細部があまりリアルではないので、現在の評価基準で見るとやや大味な感じがします。ただラゴンダのミニカーは最近までこれしかなかったので、その点で貴重なミニカーでした。2010年にミニチャンプスがモデル化し、その後GREAT LIGHTNIMG(レジン製)もモデル化したので、このミニカーの希少価値が無くなってしまいました。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ASTON MARTIN LAGONDA 1
ASTON MARTIN LAGONDA 2

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ASTON MARTIN V8 COUPE 1987 UK

ASTON MARTIN V8 COUPE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
MINICHAMPS 400137721 1/43 113㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.58m 全幅約1.83m
エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 5.3L 320HP 
5段変速/3段自動変速
性能: 最高速248km/h
データーベースでアストン マーチン V8のミニカー検索

 

アストン マーチン V8 クーペ イギリス 1987

 

 1972年にアストン マーチン DBS V8は名前をV8に変えました。DBS V8で評判の良くなかった4灯式ヘッドライトを2灯式(6気筒版DBSの最終型ヴァンテージとほとんど同じ)に変更し、AM V8と呼ばれるシリーズ 2に変わりました。エンジンはDBS V8と同じボッシュの燃料噴射を採用したV型8気筒5.3L(320HP)でした。ただしこのエンジンは北米の排ガス規制に対応できなかったようで、1973年には燃料噴射をキャブレターに変更して、シリーズ 3に変わりました。この変更でシリーズ 3はボンネット上に大きな開口部を持つパワーバルジが追加されました。

 

 1974年にV8をベースにした4ドアサルーンのラゴンダが登場しました。1978年に「OSCAR INDIA」と呼ばれるシリーズ 4が登場し、コンバーチブルのボランテが設定されました。バンパー下にエアダクトを設けたことで、ボンネット上の開口部は閉じられ、リアにスポイラー的処理が追加されました。この頃には排ガス規制でエンジンは240HPほどにパワーダウンしていました。1986年に最終型のシリーズ 5が登場し、エンジンは燃料噴射方式に戻りましたので、ボンネットのパワーバルジがなくなりました。1989年に後継車のヴィラージュにモデルチェンジしました。

 

 

  ミニカーは2012年に発売されたミニチャンプス製です。前述したミニチャンプス製のDBS同様に良い出来ばえです。1987年式ですので最終型シリーズ 5のモデル化のはずですが、ボンネット上のパワーバルジが残っていてバンパー下周りの造形もシリーズ 5とは違うような気がします。ただ手作りのような車ですから色々とバリエーションがあったのでしょう。 ミニチャンプスはボランテもモデル化しています。これ以外のV8のミニカーは、ポリスティルの1/25 ボランテ、コーギーの1/36で映画'007 リビング デイライツ'(1987年)のボンドカー仕様、オートアートの1/18、スパークなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ASTON MARTIN V8 COUPE 1
ASTON MARTIN V8 COUPE 2

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ASTON MARTIN DB7 VANTAGE 1999 UK

ASTON MARTIN DB7 VANTAGE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
AUTO ART 50204 1/43 110㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.62m 全幅約1.68m
エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 5.9L 420HP 6段変速
性能: 最高速265km/h
データーベースでアストン マーチン DB7のミニカー検索

 

アストン マーチン DB7 ヴァンテージ イギリス 1999

 

 DB(デヴィッド ブラウン)グループからアストン マーチンの経営権を買い取った会社の経営が悪化し、経営権が別の会社に移りました。1975年に新会社「アストン マーチン ラゴンダ」が設立され、その後業績は回復しました。1990年代になって今度はフォードがアストン マーチンの株を買い占めて、アストン マーチン社はフォード傘下となりました。この時代に経営者だったデヴィッド ブラウンが役員として復帰したことで、またDBの名前が復活しました。

 

 20年間生産され時代遅れとなったV8は1989年にヴィラージュ V8に切り替わります。ヴィラージュは外観は新しくなったものの、その実態はコストダウンで他社製パーツを流用したオリジナル性に乏しいものでした。またエンジンとシャーシは以前としてV8そのままでした。スーパーチャージャーで550HPにパワーアップした高性能版ヴィラージュ ヴァンテージが1993年に登場しましたが、この車はヴィラージュという名前が省かれるようになり、その後1996年からは通常仕様からもヴィラージュの名前が省かれて単にV8と呼ばれるようになりました。ヴィラージュ V8は2000年まで生産されました。

 

 

 1993年にDB7が登場しました。フォード傘下でTWR(トム ウォーキンショー レーシング)が開発を担当し、フォード傘下のジャガーのシャーシやエンジンを流用することでコストダウンしていました。ボディの雰囲気がジャガー XK8に似ているのはこの為ですが、それでもアストン マーチンらしさが感じられるデザインになっています。(ヴィラージュより魅力的でした) 従来はアルミ製だったボディがスチール製に変わり、スーパーチャージャー付 DOHC 6気筒3.2L(330HP)エンジンを搭載し、4輪独立サスペンションで、最高速265km/hの性能でした。

 なお6気筒エンジンのDB7は8気筒のヴィラージュより車格は下でした。1996年にコンバーチブルのボランテが追加され、1999年のマイナーチェンジで6気筒エンジンから、DOHC V型12気筒5.9L(420HP)エンジンに切り替わり、名前にも高性能版を意味するヴァンテージが追加されました。DB7は約7000台(アストン マーチンとしては最多)が生産され、2003年にDB9にモデルチェンジしました。(DB8はV8と紛らわしいので避けたようです)

 ミニカーは2001年に発売されたオートアート製です。左ハンドルですから、北米輸出仕様をモデル化したのでしょう。フロント周りの造形が巧みで、非常に良い出来ばえです。オートアートは1998年創業でミニチャンプスの1/18を製造していた「UT モデル」が前身ですから作風がミニチャンプス的です。また主力が内部のメカも再現している1/18なので、1/43でもサスペンションなどのメカ部分がリアルに仕上げられていて、前輪がステアするギミックが付けられています。オートアートは1/18もモデル化しています。これ以外のDB7のミニカーはビテスのクーペとボランテ、シュコー ジュニアのクーペとボランテなどがあります。 以下はフロント拡大画像/前輪操舵ギミック動作画像とリア拡大画像/室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ASTON MARTIN DB7 VANTAGE 1
ASTON MARTIN DB7 VANTAGE 2

 ヴィラージュのミニカーは最近まで少量生産のウエスタン モデルしかなかったのですが、最近になってスパークがクーペとボランテをモデル化しています。→ データーベースでアストン マーチン ヴィラージュのミニカー検索

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ASTON MARTIN V12 VANQUICHE 2001 UK

ASTON MARTIN V12 VANQUICHE 画像をクリック/タップすると画像が変わります
IXO MOC022 1/43 110㎜

実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.67m 全幅約1.92m
エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 5.9L 460HP 6段半自動変速
性能: 最高速305km/h
データーベースでアストン マーチン ヴァンキッシュのミニカー検索

 

アストン マーチン V12 ヴァンキッシュ イギリス 2001

 

 2001年に登場したV12 ヴァンキッシュは前述したDB7より車格が上のアストン マーチンの最上級車でした。DB7をよりダイナミックにしたデザインで、その後このスタイルが新しいアストン マーチンのベースとなりました。2シーターが基本で、オプションで2+2も可能でした。シャーシはカーボンファイバーとアルミの複合材で構成され、ボディはハンドメイドのアルミパネルでした。エンジンはDB7 ヴァンテージと同じDOHC V型12気筒5.9L(460HP)を搭載し、変速機はパドルシフトの6段半自動のみでした。

 

 2004年にエンジンを528HPにパワーアップし最高速321km/hの高性能版V12 ヴァンキッシュ Sが登場しました。外観的にはフロントグリルの開口部が大きくなり、フロント/リアにスポイラーが追加されていました。V12 ヴァンキッシュは2007年に生産中止となり、後継車はDBS V12となりヴァンキッシュの名前が一時的に消えました。2012年にはDBS V12の後継車としてヴァンキッシュの名前が復活しました。

 

 

 ミニカーは2003年に発売されたイクソ製です。ダイナミックなボディが良く再現されていて、フロントグリルやホイールなどの細部もリアルで、なかなか良い出来ばえです。多分同じ型を使っていると思いますが、ビテスでもモデル化しています。これ以外のV12 ヴァンキッシュのミニカーはコーギーの映画「007 ダイ アナザー デイ(2002年)」のボンドカー仕様(1/36)、アオシマのボンドカー仕様(1/18)、京商の1/12とボンドカー仕様(1/72)、ミニチャンプスのヴァンキッシュ Sとボンドカー仕様などがあります。以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ASTON MARTIN V12 VANQUICHE 1
ASTON MARTIN V12 VANQUICHE 2

 2004年からアストンマーティンはDB9をベースとしたレーシングカーDBR9で、ルマンやFIA GT選手権に参戦し、2008年のルマンではDBR9がGT1クラスで優勝しました。その後2005年に登場した3代目 V8 ヴァンテージをベースにしてLM GTE(GT2)クラスのレーシングカー ヴァンテージ GTEが2008年に開発されました。ヴァンテージ GTEはDOHC V型8気筒4.5L(456HP)エンジンを搭載し、ルマンや世界耐久選に参戦していました。2014年と2017年のルマンではGTE クラスで優勝しています。2018年にはツインターボ V型8気筒4Lエンジンを搭載した新型ヴァンテージ GTEが登場しています。 以下は2019年に発売されたルマン24時間レース カーコレクション製のヴァンテージ GTE ルマン クラス優勝 2017 (1/43 No.10)の画像です。車体全体の細かなデカール、灯火類、ホイール、リアから飛び出した特徴的で巨大なディフューザーなどがリアルに再現されていて、従来の雑誌付ミニカーのレベルを超えたかなり良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ASTON MARTIN VANTAGE LE MANS 2017 1
ASTON MARTIN VANTAGE LE MANS 2017 2

アストン マーチンのルマン参戦車のミニカー → データーベースでアストン マーチン ルマンのミニカー検索

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