ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA TI 1957 ITALY

ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA TI
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA TI


RIO 118 1/43 全長94㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.03m 全幅約1.55m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.3L 65HP 4段変速
性能: 最高速155km/h  データーベースでアルファ ロメオ ジュリエッタ ベルリーナのミニカー検索

アルファ ロメオ ジュリエッタ ベルリーナ TI イタリア 1957年

 

 前述したアルファ ロメオ ジュリエッタ スプリントのセダン仕様のベルリーナ(750型)が1955年に登場しました。ホイールベースはジュリエッタ スプリントと同じでしたが、全長と全高を大きくして5人乗りのキャビンを作り出していました。エンジンは53HPにディチューンされ、最高速は135km/hとなっていました。1957年には65HPにパワーアップした高性能版のベルリーナ TIが追加されました。

 

 1959年にエンジンの改良や外観の変更(フロントグリル意匠変更とテールライトのTI型への統一)が行われ、シリーズ 2(101型)となりました。1961年にもフロントグリルが意匠変更されエンジンがパワーアップ(62HP/74HP)されました。1962年に後継車のジュリアが登場しましたが、ジュリエッタ シリーズは1965年まで生産され、総生産台数は約18万台でした。このジュリエッタ シリーズの大ヒットで、アルファ ロメオはイタリア第2位のメーカーに成長していきました。

 

 

 ミニカーは1995年に発売されたリオ製です。リオの兄弟会社であったブルム製の1900とよく似た作風で、プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されていました。室内などの細部もそこそこ良く再現されていました。これはTI仕様をモデル化しているのでリアに「GIULIETTA TI」のロゴが付き、テールライトの位置が通常のベルリーナとは少し異なっていました。リオはレース仕様やポリス仕様など約40種類のバリエーションを作っています。リオ以外では、ポリトーイのプラスチック製当時物、マーキュリーの当時物、当時物以外では国産名車コレクション(イクソ製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ALFA ROMEO GIULIETTA TI BERLINA 1
ALFA ROMEO GIULIETTA TI BERLINA 2

 以下は上記と同時に発売されたリオ製のアルファ ロメオ ジュリエッタ ベルリーナ (1/43 型番)の画像です。こちらはTIではない標準仕様のジュリエッタ ベルリーナをモデル化しています。外観はほとんど同じですがリアにジュリエッタ TIのロゴがなく、テールライトの位置が少し異なっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA 1
ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA 2

 以下は1996年に発売されたリオ製のアルファ ロメオ ジュリエッタ ベルリーナ TI ポリス 'REPARTO MOBILE(機動隊)仕様' (1/43 型番SL020)の画像です。上記のバリエーションで、青色灯とポリス ロゴを追加したポリス仕様です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA POLICE 1
ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA POLICE 2

 以下は1996年に発売されたリオ製のアルファ ロメオ ジュリエッタ ベルリーナ TI レース仕様 (1/43 型番SL019)の画像です。これも上記のバリエーションで、 ヒストリック レース仕様ということで昔のレース仕様をそれらしく再現したものです。前後バンパーが外されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA TI RACE 1
ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA TI RACE 2

 ヨーロッパの老舗ミニカーメーカーは毎年12月になるとクリスマス仕様のミニカーを発売します。日本にはあまり輸入されないのですが、シュコーのクリスマス モデルはここ数年は毎年輸入されていて、2023年もサンタさんが乗って樅の木を積載したクリスマス モデルがありました。(シュコー クリスマス モデル→ ポルシェ 911 (991) カレラ 4 GTS タルガ 'クリスマス エディション 2023') 以下は1997年に発売されたリオ製のアルファ ロメオ ジュリエッタ 1996年 クリスマス仕様 (1/43 型番SL029)の画像です。グリルやパンバーが 金メッキされ、ボディには金色の星が付いています。また台座は樅の木が付いた雪道のジオラマ風になっていて、遊び心がある楽しいミニカーになっていました。 これ以外のクリスマス仕様のミニカーがみたい方はこちら→ データーベースでクリスマス仕様のミニカー検索 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA 11
ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA 12

 以下は2016年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションのアルファ ロメオ ジュリエッタ ベルリーナ(1/43 No.277)の画像です。メーカーはイクソで、イクソは型番CLC045でジュリエッタ ベルリーナをモデル化していましたので、それの廉価版です。安価な雑誌付きミニカーながら、初期型のフロントグリルがリアルに再現され、細部もそこそこ良く再現されていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA 5
ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA 7
ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA 8

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LANCIA FLAMINIA BERLINE 1957 ITALY

LANCIA FLAMINIA BERLINE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LANCIA FLAMINIA BERLINE


STARLINE (LANCIA COLLECTION)  1/43 全長112㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.85m 全幅約1.75m エンジン 変速機: V型6気筒 2.45L 102HP 4段変速
性能: 最高速160km/h  データーベースでランチア フラミニアのミニカー検索

ランチア フラミニア ベルリーナ イタリア 1957年

 

 ランチア アウレリアの後継車として1957年にフラミニアが登場しました。アウレリアと同じV型6気筒エンジンは排気量を2.5L(102HP)に拡大し、高度なトランスアクスル方式を踏襲していました。長く続けられたスライディングピラー式前輪サスペンションはダブルウイッシュボーン方式に変わりました。ボディは全長4.85mとかなり大きくなり、ピニンファリーナ デザインの美しいスタイルとなりました。イタリアの最高級車として1970年までに約12000台が生産されました。

 

 1961年にはこの車をベースにしたイタリア大統領専用車が製作されました。全長5.46mとオリジナルより60cmも長い堂々たるサイズで、中央の2人分の補助席を使って7人が乗車できるランドレー形式(後部座席部分が幌で開閉できる)のリムジンでした。エンジンはオリジナルのV型6気筒2.5L(102HP)のままでしたが、パレードで長時間徐行できるようにギヤ比が変えられていたので、最高速は120km/hとなっていました。公用車としては明るめの紺色のボディカラーに黒いコノリーレザーの内装というイタリアらしいしゃれた仕上げは、ピニンファリーナのデザインでした。

 

 

 ミニカーは2008年頃に発売されたイタリアのミニカー付雑誌「LANCIA COLLECTION」のNo24で、メーカーはスターラインです。雑誌付きの廉価版ミニカーですので、あまり細かい仕上げはされていませんがまずまずの良い出来ばえでした。最近までフラミニア セダンのミニカーはマーキュリーとノレブ(プラ製)の当時物ぐらいしか無かったので、このフラミニア セダンのミニカーは車種的には貴重でした。またスターラインではこれをベースにした大統領専用車も数種類がモデル化されていました。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LANCIA FLAMINIA BERLINE 1
LANCIA FLAMINIA BERLINE 2

 以下は同じミニカー付雑誌 「LANCIA COLLECTION」のNo12 ランチア フラミニア ランドレー 大統領専用車の画像です。スターラインはこれにフィギュアを付けた物を数種類ほど発売しています。(参照WEBページ→ イタリアの大統領専用車) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LANCIA FLAMINIA CABRIOLET 1
LANCIA FLAMINIA CABRIOLET 2

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MASERATI 250F 1957 ITALY

MASERATI 250F
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MASERATI 250F


BRUMM R092 1/43 全長100㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.05m 全幅約1.5m エンジン 変速機: DOHC 6気筒 2.5L 270HP 5段変速
性能: 最高速290km/h  データーベースでマセラティ 250F のミニカー検索

マセラティ 250F  イタリア 1957年

 

 前述したスポーツカー マセラティ A6をベースにしたレーシングカー A6GCMが1951年に登場しました。1952年と1953年のワールドチャンピオンシップはエンジン排気量2Lのフォーミュラ2(F2)で行われており、DOHC 6気筒2L(160HP)エンジンを搭載したA6GCMはこのF2用のマシンでした。(実車画像→ マセラティ A6GCM)

 1953年にG.コロンボ(後のフェラーリの設計者)がA6GCMを大幅に改良し、A6SSGに発展させました。A6SSGはエンジンを200HPにパワーアップし、サスペンションが改良され、外観も変更されていました。F2 グランプリ時代にはフェラーリ 500F2が圧倒的に強かったのですが、A6SSGはJ.M.ファンジオがドライブして1953年のイタリアGPで優勝するなど善戦しています。(実車画像→ マセラティ A6SSG)

 

 1954年に2.5Lエンジンのフォーミュラ1(F1)が施行され、それに対応した250Fが登場しました。250FはA6SSGをベースにしたマシンで、デビュー戦の1954年アルゼンチンGP(ドライバー J.M.ファンジオ)で優勝しています。1955年から1957年にかけて250Fは大活躍し、1957年にはマセラティ初のワールドチャンピオンシップを獲得しました。ただ1957年をもってマセラティはF1から撤退しました。250Fはエンジンをフロント搭載したF1の最高傑作とされています。

 

 

 ミニカーは1983年に発売されたブルム製です。1957年のドイツ GP優勝車(ドライバー J.M.ファンジオ)をモデル化しています。ノーズが少し尖りすぎのような気がしますが、当時のミニカーとしては良くできていました。ブルムはV型12気筒エンジンのテスト車など10種類ほどのバリエーションを出しています。ブルム以外の250Fのミニカーはソリドの当時物 1/43、ポリスティルの1/43と1/16、CMCの超精密モデル 1/18などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MASERATI 250F 1
MASERATI 250F 2

 以下は1999年に発売された同じブルム製のF1 ワールド チャンピオン シリーズ 2の1台でマセラティ 250F #2 J.M.ファンジオ アルゼンチン GP 優勝 (1/43 型番S050)の画像です。上記の型番R092より製作された時期が新しいので、ワイヤースポークホイール/タイヤがリアルになるなど全体的にリファインされていました。このF1 ワールド チャンピオン シリーズは限定5000台ということでしたが、5000台というのは限定品としては数量が多いように思います。ただこのミニカーの紙箱にはシリアルNo.0307/5000と表示されていたので、限定生産しているというのは間違いないようですが。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MASERATI 250F 3
MASERATI 250F 4

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MASERATI 3500GT 1957 ITALY

MASERATI 3500GT
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MASERATI 3500GT


MERCURY 24 1/43 全長108㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約1.7m エンジン 変速機: DOHC 6気筒 3.5L 225HP 4段変速
性能: 最高速230km/h  データーベースでマセラティ 3500GTのミニカー検索

マセラティ 3500GT イタリア 1957年

 

 1957年にマセラティ 250FでGPレースのタイトルを獲得したマセラティは財政難からワークス活動から撤退し、量産車の販売に本腰をいれました。その年に発表された3500GTはカロッツェリア トゥーリング製の2+2座クーペ ボディにGPカー譲りのDOHC 6気筒3.5L(225HP)エンジンを搭載した高級車で、4段変速で最高速230km/hの性能でした。1960年にフロント ディスクブレーキが採用され、1961年にルーカス製の燃料噴射装置で235HPにパワーアップし5段変速を採用した3500GTIとなり、1962年にフロントグリルなどの外観が少し変更されました。3500GTは1964年までに約2000台が生産されて大成功し、マセラティの財政状況を回復させました。

 

 1959年にミケロッティのデザインでカロッツェリア ヴィニャーレがボディを架装した3500GT スパイダー ヴィニャーレが登場しました。ホイールベースがクーペよりも100mm短く、ボンネットやトランクリッドはアルミ製で軽量化されていました。最高速はクーペと同じ230km/hでしたが、加速性能が向上していました。1961年に上述のクーペと同じ燃料噴射式エンジンに変更され、1964年までに約250台が生産されました。 (実車画像→ マセラティ 3500GT スパイダー ヴィニャーレ 1963)

 

 

 ミニカーは1963年に発売されたマーキュリー製の当時物です。マーキュリーは実車パーツ製作が本業でしたが、1960-1970年代にはミニカーも手掛けていて、当時としてはレベルの高いミニカーを作っていました。この3500GTもダイナミックな造形で実車の持つ迫力をうまく再現していました。厳密なことをいうとキャビン部分がやや小さめにデフォルメされているのでプロポーション的には少し外れているのですが、そんなことは気にならないぐらいのビンテージ物の傑作ミニカーでした。ボンネット/トランクが開閉するギミック付きで、トランクにはおまけで荷物ケースが積まれていました。当時物ミニカはこれしかなく当時物以外ではミニチャンプスのスパイダー、ネオ(レジン製)のクーペがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MASERATI 3500GT 1
MASERATI 3500GT 2

 以下は2002年に発売されたミニチャンプス製のマセラティ  3500GT スパイダー ヴィニャーレ 1961 (1/43 型番400123230)の画像です。プロポーションが良くフロントノーズ周りの造形など実車のデザインがうまく再現されていました。またフロントグリルの3本の矛のエンブレム、サイドから引き回した排気管、室内などの細部もミニチャンプスらしいリアルな仕上りとなっていました。なおこのミニカーは車体床下部分のドライブトレーンやサスペンションなどもかなりリアルに再現していました。ただミニチャンプスは意図的に車高を下げた状態でモデル化するので、そこがやや不自然な感じもします。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MASERATI 3500GT SPIDER 1
MASERATI 3500GT SPIDER 2

 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MASERATI 3500GT SPIDER 3
MASERATI 3500GT SPIDER 4

 以下は床下部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MASERATI 3500GT SPIDER 5

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BENTLEY S1 TYPE CONTINENTAL FLYING SPUR 1957 UK

BENTLEY S1 TYPE CONTINENTAL FLYING SPUR
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BENTLEY S1 TYPE CONTINENTAL FLYING SPUR


MINICHAMPS 436139550 1/43 全長127㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.38m 全幅約1.9m エンジン 変速機: V型8気筒 4.9L 200HP 4段自動変速
性能: 最高速175km/h  データーベースでベントレー S シリーズのミニカー検索

ベントレー S1 タイプ コンチネンタル フライング スパー イギリス 1957年

 

 前述したロールス ロイス シルバー クラウド I のベントレー版のベントレー S1は1955年に登場しました。この世代でロールス ロイスとベントレーは基本的に同じ性能になりましたが、2ドア クーペやオープンのドロップヘッド クーペを架装したベントレー コンチネンタルだけは圧縮比を高めてパワーアップがされていてスポーティになっていました。このフライイング スパー(飛翔する拍車)と名付けられたモデルは、H.J.マリナー製のコンチネンタル クーペのデザインを生かして4ドア化したものでした。アルミ製のボディは手作りで標準のS タイプより豪華な内装に仕立てられた特別なモデルでした。

 

 フライング スパーは当時最も高速でかつ最も高価な4ドアサルーンでした。ロールス ロイス シルバー クラウド I と比べてみると、リアフェンダーあたりのデザインが少し違っていますが、これはフライイング スパーがコーチビルダーによる特別なデザインであったからです。なおこの頃にはセダンにコーチビルダー製のボディが架装されることは少なくなり、ほとんどがロールス ロイス内製の標準ボディとなりました。

 

 

 1959年にベントレー S1はエンジンがV型8気筒6.2Lに変更されてS2(シルバー クラウド IIの兄弟車)となりました。S1の総生産台数は約3500台でした。(その中でコーチビルダー製のボディは約500台) 1962年には4灯式ヘッドライトを採用しボディが全面的に変更され、エンジンが少しパワーアップされたS3(ロールス ロイス シルバー クラウド IIIの兄弟車)となりました。S2の総生産台数は約2200台でした。1965年にS3からT シリーズ(ロールス ロイス シルバー シャドウの兄弟車)にモデルチェンジしました。S3の総生産台数は約1600台でした。

 ミニカーは2007年に発売されたミニチャンプス製です。ミニチャンプスの箱には1955年式と表示されていますが、フライング スパーが登場したのは1957年であると記載されたWEBページがありましたので、1957年式とするのが正しいようです。ミニチャンプスらしいそつのない造形で実車がうまく再現されていました。フロントグリル/灯火類や室内などの細部も実にリアルに再現されていました。これ以外のベントレー S タイプの当時物ミニカーはコーギーのS2、スポットオンのS2、ディンキーのS2などがありました。当時物以外では、べレムのS1、フランクリン ミントのS1 1/24、ミニチャンプスのS2、オックスフォードのS1、スパーク(レジン製)のS1とS3、ネオ(レジン製)のS3などがあります 以下はフロント(エンブレム拡大)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BENTLEY S1 TYPE CONTINENTAL FLYING SPUR 1
BENTLEY S1 TYPE CONTINENTAL FLYING SPUR 2

 以下は1961年に発売されたコーギー製の当時物 ベントレー S2 コンチネンタル スポーツ サルーン 1959年 (1/50 型番224)の画像です。縮尺が1/50と少しサイズが小さいですが、S2 コンチネンタル 2ドアクーぺをモデル化しています。フロント周りの造形にコーギー流のデフォルメがされていましたが、実車の雰囲気がうまく再現されていました。ヘッドライトだけではなテールライトにもラインストーンを使うなど贅沢な作りでした。トランクが開閉するギミックと凝った構造の前輪操舵ギミックが付いていました。前輪操舵ギミックの詳細はこちらをご覧ください→ 前輪操舵ギミックのページ (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BENTLEY S1 TYPE CONTINENTAL FLYING SPUR 3
BENTLEY S1 TYPE CONTINENTAL FLYING SPUR 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。ヘッドライトだけではなく、テールライトにも赤いラインストーンが使用されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BENTLEY S1 TYPE CONTINENTAL FLYING SPUR 5
BENTLEY S1 TYPE CONTINENTAL FLYING SPUR 6

 以下は1986年に発売されたべレム(ソリドの別ブランド)製のベントレー S1 1955 (1/43 型番V311)の画像です。ソリドのロールス ロイス シルバー クラウド II (型番115)の型をリファインしフロントグリルなどを変更してベントレー S1に仕立てています。経年変化でサスペンションがへたったので、車高が下がった状態となっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BENTLEY S1 TYPE CONTINENTAL FLYING SPUR 7
BENTLEY S1 TYPE CONTINENTAL FLYING SPUR 8

以下はフロント/リアの拡大画像です。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BENTLEY S1 TYPE CONTINENTAL FLYING SPUR 9
BENTLEY S1 TYPE CONTINENTAL FLYING SPUR 10

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