ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

FIAT 1200 GRANDE VUE 1957 ITALY

FIAT 1200 GRANDE VUE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 1200 GRANDE VUE


DINKY(FR) 531 1/43 91㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.92m 全幅約1.46m エンジン 変速機: 4気筒 1.2L 55HP 4段変速
性能: 最高速140km/h  データーベースでフィアット 1100/1200のミニカー検索

フィアット 1200 グランビュー (グラン ルーチェ) イタリア 1957年

 

 戦前に登場したフィアット 508Cは戦後にフィアット 1100Eとなり存続していましたが、1953年に1100Eは戦後型の1100/103(ティーポ 103)にモデルチェンジしました。4気筒1.1L(36HP)エンジンはそのままでしたが、ボディは同時期の1400同様にフラッシュサーフェスのモノコックボディが採用され、全体的に丸みのついたオーソドックスなセダンスタイルとなりました。ボディサイズは旧型よりも一回り小さくなり軽量化されましたが、設計技術の進歩で室内空間は広くなりました。当初は前ドアが前開きの4ドアセダンと5ドアワゴンがありました。

 

 1953年に48HPにパワーアップした高性能版の1100 TV(Turismo VeloceとはFast Tourerの意)が追加され、1955年に2ドアコンバーチブル(Trasformabile)が追加されました。1957年には1100 TVの後継車として4気筒1.2L(55HP)エンジンを搭載し、前ドアを一般的な後ろ開きに変更してルーフのデザインを少し変更した1200 グラン ルーチェ(Gran LuceとはFull Light(明るい)の意)が登場しました。1961年にグラン ルーチェは1100シリーズの上級車として1300/1500に更新されました。1100シリーズには1962年にドアを後ろ開きに変更し、フロントの意匠を変更した1100Dが登場しました。1966年にボディ前後を小変更した最終型の1100Rが登場し、1969年まで生産されました。後継車は128でした。(実車画像→ フィアット 1100R 1966 )

 

 

 ミニカーは1959年に発売されたディンキー(仏)の当時物です。フランス語の車名のグランビュー(Grande Vue)はイタリア語ではGran Luceのことで、フランスに輸出された1200 グラン ルーチェをモデル化しています。60年ほど昔に作られたビンテージミニカーで、私の保有するミニカーの中でも古い物です。時代を感じさせるホワイトタイヤが付き、室内はがらんどうの素朴な造形です。ただしプロポーションは正確で、ルーフ後端を少し突きだしたグラン ルーチェのスタイルがうまく再現されています。これ以外の戦後型1100/1200の当時物ミニカーはジク(SIKU)の1/60、ポリトーイ初期のプラスチック製 1/41、ノレブ初期のプラスチック製の1100D、メーベトイの1100Rなどがありました。(当時の主なブランドがモデル化しているので、当時の実車は人気が高かったのでしょう) 当時物以外ではブレキナの1/87、リオの1100TV、スターラインの1100/1100TV/1100Rなどがあります。  以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT 1200 GRANDE VUE 1
FIAT 1200 GRANDE VUE 2

 以下は1967年に発売されたメーベトイ製の当時物 フィアット 1100R 1966 (1/43 型番A9)の画像です。最終仕様の1100Rをモデル化しています。メーベトイは少し丸みを付けたデフォルメをしますがリアルな造形が特徴で、この1100Rも実車のイメージが良く再現されています。ヘッドライト周辺の茶色の汚れは、ラインストーン製ヘッドライトを接着した接着剤が経年変化で変色したもので、初期のメーベトイ製ミニカーに良く見られる経年変化です。ボンネット/ドアの開閉ギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 1100R  1
FIAT 1100 R 2

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 1100R 3
FIAT 1100 R 4

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FIAT 500 NORMALE 1957 ITALY

FIAT 500 NORMALE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 500 NORMALE


BRUMM R343 1/43 69㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約2.97m 全幅約1.32m エンジン 変速機: 空冷2気筒 479cc 15HP 4段変速
性能: 最高速85km/h  データーベースでフィアット 500のミニカー検索

フィアット 500 ノルマーレ イタリア 1957年

 

 第2次大戦で敗戦したイタリアは1950年代になっても経済はまだ完全に回復しておらず、前述したフィアット 600も発売当初は売れ行きが芳しくありませんでした。そこで600をさらに一回り小さくした廉価版として500が開発され1957年に登場しました。この500は戦前型の500と区別してNUOVA(ヌォーヴァ:NEWの意) 500とも呼ばれました。モノコックボディ、リアエンジン、サスペンションなど基本設計は600と同じでしたが、エンジンは空冷2気筒479cc(15HP)となっていました。

 

 NUOVA 500は全長3m程ながらも4人乗りで車重は約500kg、4段変速で最高速度85km/hとまずまずの性能でした。ボディはキャンバストップがエンジンカバーのすぐ上まで開く初期型と屋根の半分だけが開く後期型(1960年以降)の2タイプがあり、開口部のない全閉式の仕様はありませんでした。これは空冷2気筒エンジンの騒音が大きいので、完全な密閉式に出来なかったとのことです。1959年にエンジン排気量を499㏄(22HP)にパワーアップしたスポーツ仕様のスポルトが追加されました。NUOVA 500は戦前型500を超える大ヒットとなり、これ以後の小型車のお手本になりました。発表後10年以上経った1970年にも年間40万台以上生産されていたのですから、その人気は推して知るべしでした。(1960年以降の後期型についてはフィアット 500Dを参照してください。)

 

 

 ミニカーは2002年に発売されたブルム製です。これは初期型(500a)のノルマーレ(標準仕様)でキャンバストップを閉じたタイプをモデル化しています。ブルム製のNUOVA 500は全体的な雰囲気がうまく再現されていて、室内などの細部も良く仕上げてありとても良く出来ています。(ただかなり大量に生産しているので、出来上がりのばらつきが多少ありますが) また色違いやバリエーションを非常にたくさん揃えているところに、NUOVA 500に対するブルムのこだわりを感じることができます。(イタリアでNUOVA 500の人気が高いことも分かります) ブルム以外のNUOVA 500 初期型の当時物ミニカーはマーキュリーのビンテージ物がありました。当時物以外ではビテス、ソリド、WELLYの1/18などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT 500a 1
FIAT 500a 2

 以下は2002年に発売されたブルム製のフィアット NUOVA 500 エコノミカ 1957 (1/43 型番R341)の画像です。上記のブルム製のバリエーションで、エコノミカのキャンバストップを閉じたタイプをモデル化しています。発売当初の仕様はエコノミカ(低価格仕様)で、それを少し豪華にしたのが上記のノルマーレ(標準仕様)でエンジンも少しパワーアップしていたそうです。ブルムのミニカーはこの仕様の違いをきちんと再現してあり、どちらにも6色の色違いがあります。このような500の細かな仕様違いをモデル化しているのはブルムだけです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 500a 3
FIAT 500a 4

 以下は上記のノルマーレとエコノミカを比較のために並べたみた画像です。向かって右側手前にあるのがノルマーレです。ノルマーレとエコノミカの外観上の違いは3点あります。1点目はホイールキャップのメッキの有無、2点目はボディ側面のクロームモールの有無、3点目はよく見ないと分かりませんがヘッドライトのひさし(マツゲ)の有無です。なお室内も良く見るとリアシートの色が変えてあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 500a 5
FIAT 500a 6

 以下は2002年に発売されたブルム製のフィアット NUOVA 500 ノルマーレ (1/43 型番R342)の画像です。上記型番R343のキャンバストップを開いたバリエーションです。開いたルーフから室内の造形が良く見えます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 500a 7
FIAT 500a 8

 以下は2002年に発売されたブルム製のフィアット 500 スポルト 1959 (1/43 型番R347)の画像です。エンジン排気量を499㏄(22HP)にパワーアップして最高速を95km/hに向上させたスポーツ仕様のスポルトをモデル化しています。ボディ側面の赤いストライプと赤く塗装されたホイールは実車どおりです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 500a SPORT 1
FIAT 500a SPORT 2

 以下は2002年に発売されたブルム製のフィアット 500 ピンク 'ブルム 30周年記念' (1/43 型番S72/02)の画像です。ブルムの創立30周年記念として発売された限定生産品で、屋根に貯金箱のようなコインの投入口があります。おまけとして1ユーロセント(約2円)の銅貨が付いています。実際に貯金箱としてコインを貯めるのは出来ないのでお遊びで作られた物ですが、ピンク色のかわいらしいミニカーです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 500a PINK 1
FIAT 500a PINKT 2

 以下は1990年頃に発売されたビテス製 フィアット 500 ベスパ付 (1/43 型番501)の画像です。フィアット 500 初期型と1950-1960年代当時のスクーター ベスパを組合わせた遊び心のある楽しいセット物でした。この組合わせは1953年公開の映画「ローマの休日」の1シーン(王女がスクーターを走らせ、フィアット 500が追いかけるシーン)を思い起こさせるものです。(ただし映画のフィアット 500は戦前型でしたが) 実車の雰囲気がうまく再現されていて、当時のミニカーとして良く出来ていました。またベスパも小さいながらも結構良く出来ています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 500a 11
FIAT 500a 12

 以下はフロント/リアの拡大画像とフィアット 500とベスパが台座にセットされている画像とベスパの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 500a 13
FIAT 500a 14

 以下は2000年に発売されたソリド製のフィアット 500 1957 (1/43 型番4560)の画像です。ボディ側面にクロームモールが付いているので、ノルマーレをモデル化しているようです。ソリドの型番45**のシリーズは1950-1970年代の車をモデル化していて、安価ながらも良い出来の物が多いです。この500はプロポーションは悪くないのですが、タイヤが少し大き目なので実車の雰囲気から少し外れた感じがして出来ばえは今一つです。またキャンバストップの開き方が後期型となっていますので、初期型と後期型の仕様がごちゃ混ぜになっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 500a 15
FIAT 500a 16

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AUTOBIANCHI BIANCINA 1957 ITALY

AUTOBIANCHI BIANCINA
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
AUTOBIANCHI BIANCINA


PINKO PI06 1/43 69㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.02m 全幅約1.34m エンジン 変速機: 空冷2気筒 499cc 25HP 4段変速
性能: 最高速105km/h  データーベースでアウトビアンキ ビアンキーナのミニカー検索

アウトビアンキ ビアンキーナ イタリア 1957年

 

 アウトビアンキ社の前身はビアンキ社で、フィアットと同じ頃に創業したイタリアの老舗自動車メーカでした。第2次大戦までは主に小型車を作っていました。1930年に8気筒3Lエンジンを搭載するティーポ S8が登場しましたが、あまり売れませんでした。乗用車の販売が不振となり、ビアンキはトラックなどの大型商用車生産に注力しました。第2次大戦後に経営不振となり、1955年に自動車部門はフィアットの資本参加でアウトビアンキ社として独立しました。アウトビアンキはフィアット傘下でプリムラ、パノラミカなどの小型車を生産していましたが、最終的にフィアットに吸収されました。

 

 アウトビアンキが1957年に最初に生産したのビアンキーナ(小さなビアンキという意)でした。フィアット 500のエンジンとシャーシを使っていますが、一見しただけではリアエンジンのフィアット 500をベースにしているようには見えません。内外装が豪華に仕立てられフィアット 500の上級版といった位置づけでした。従って最初は高級なオープンカーだけでしたが、後にルーフを拡大した4人乗りセダンのベルリーナ、ステーションワゴンのパノラミカ、ライトバンのフルゴンチーノが追加されました。1964年に後継車のプリムラにモデルチェンジしました。 (実車画像→ アウトビアンキ ビアンキーナ パノラミカ)

 

 

 ミニカーは1998年に発売されたピンコ製です。最初に生産されたトランスフォーマビーレ(Trasformabile)と呼ばれるキャンバストップ方式の2座コンバーチブルをモデル化しています。ピンコはイタリアのメーカーで、主にアバルトやMG MGBなどの1950-1960年代のレーシングカーをレジン製の1/43サイズでモデル化しています。このビアンキーナもレジン製の小さなミニカーですが、実車の雰囲気がよく再現されていて良く出来ています。エッチングメタル製のフロントのエンブレム、小さなフェンダーミラー、室内などの細部も良く仕上げてあります。これ以外のビアンキーナのミニカーはマーキュリーの当時物でトランスフォーマビーレとパノラミカ(どちらも超レア物)、ポリトーイの当時物パノラミカ、最近の物ではプロゲット K、エジソンなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

AUTOBIANCHI BIANCINA 1
AUTOBIANCHI BIANCINA 2

 以下は1965年に発売されたポリトーイ製の当時物 アウトビアンキ ビアンキーナ パノラミカ (1/43 型番505)の画像です。ポリトーイはスポーツカーのモデルが多いのですが、初期にはこのような実用車(ただし少し高級な実用車)もモデル化していました。ポリトーイらしい少し癖のある作風ですが、実車の雰囲気がうまく再現されていて当時のミニカーとしては良く出来ていました。フロントトランク/ドア/テールゲートが開閉するフルギミックです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
AUTOBIANCHI BIANCHINA PANORAMICA 1
AUTOBIANCHI BIANCHINA PANORAMICA 2

 以下はフロント/トランク開閉の画像とリア/テールゲート開閉の画像です。トランク内にはスペアタイヤが積まれています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
AUTOBIANCHI BIANCHINA PANORAMICA 3
AUTOBIANCHI BIANCHINA PANORAMICA 4

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ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA TI 1957 ITALY

ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA TI
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA TI


RIO 118 1/43 94㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.03m 全幅約1.55m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.3L 65HP 4段変速
性能: 最高速155km/h  データーベースでアルファ ロメオ ジュリエッタ ベルリーナのミニカー検索

アルファ ロメオ ジュリエッタ ベルリーナ TI イタリア 1957年

 

 アルファ ロメオ ジュリエッタのベルリーナ(セダン 750型)は1955年に発表されました。ホイールベースはジュリエッタ スプリントと同じですが、全長と全高を大きくして5人乗りのキャビンを作り出していました。エンジンは53HPにディチューンされ、最高速は135km/hとなっていました。1957年には65HPにパワーアップした高性能版のベルリーナ TIが追加されました。

 

 1959年にエンジンの改良や外観の変更(フロントグリル意匠変更とテールライトのTI型への統一)が行われ、シリーズ 2(101型)となりました。1961年にもフロントグリルが意匠変更されエンジンがパワーアップ(62HP/74HP)されました。1962年に後継車のジュリアが登場しましたが、ジュリエッタ シリーズは1965年まで生産され、総生産台数は約18万台でした。このジュリエッタ シリーズの大ヒットで、アルファ ロメオはイタリア第2位のメーカーに成長していきました。

 

 

 ミニカーはリオ製で、1995年頃に発売されました。兄弟会社であったブルム製の1900とよく似た雰囲気の作風で、プロポーションが良く細部もそこそこ良く再現されていました。これはTI仕様をモデル化しているのでリアに「GIULIETTA TI」のロゴが付き、テールライトの位置が通常のベルリーナとは少し異なっています。リオはレース仕様やポリス仕様など約40種類のバリエーションを作っています。リオ以外では、ポリトーイのプラスチック製当時物、マーキュリーの当時物、当時物以外では国産名車コレクション(イクソ製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

ALFA ROMEO GIULIETTA TI BERLINA 1
ALFA ROMEO GIULIETTA TI BERLINA 2

 以下は上記と同時に発売されたリオ製のアルファ ロメオ ジュリエッタ ベルリーナ (1/43 型番)の画像です。こちらはTIではない標準仕様のジュリエッタ ベルリーナをモデル化しています。外観はほとんど同じですがリアにジュリエッタ TIのロゴがなく、テールライトの位置が少し異なっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA 1
ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA 2

 以下は1996年に発売されたリオ製のアルファ ロメオ ジュリエッタ ベルリーナ TI ポリス 'REPARTO MOBILE(機動隊)仕様' (1/43 型番SL020)の画像です。上記のバリエーションで、青色灯とポリス ロゴを追加したポリス仕様です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA POLICE 1
ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA POLICE 2

 以下は1996年に発売されたリオ製のアルファ ロメオ ジュリエッタ ベルリーナ TI レース仕様 (1/43 型番SL019)の画像です。これも上記のバリエーションで、 ヒストリック レース仕様ということで昔のレース仕様をそれらしく再現したものです。前後バンパーが外されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA TI RACE 1
ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA TI RACE 2

 以下は2016年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションのアルファ ロメオ ジュリエッタ ベルリーナ(1/43 No.277)の画像です。メーカーはイクソで、イクソは型番CLC045でジュリエッタ ベルリーナをモデル化しているので、それの廉価版です。安価な雑誌付きミニカーながら、初期型のフロントグリルがリアルに再現され、細部もそこそこ良く再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA 5
ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA 7
ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA 8

 ヨーロッパの老舗ミニカーメーカーは毎年12月になるとクリスマス仕様のミニカーを発売します。日本にはあまり輸入されないのですが、シュコーのクリスマス モデルはここ数年は毎年輸入されていて、2023年もサンタさんが乗って樅の木を積載したクリスマス モデルがありました。(シュコー クリスマス モデル→ ポルシェ 911 (991) カレラ 4 GTS タルガ 'クリスマス エディション 2023') 以下は1997年に発売されたリオ製のアルファ ロメオ ジュリエッタ 1996年 クリスマス仕様 (1/43 型番SL029)の画像です。グリルやパンバーが 金メッキされ、ボディには金色の星が付いています。また台座は樅の木が付いた雪道のジオラマ風になっていて、遊び心がある楽しいミニカーになっていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA 11
ALFA ROMEO GIULIETTA BERLINA 12

 これ以外のクリスマス仕様のミニカーがみたい方はこちら→データーベースでクリスマス仕様のミニカー検索

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LANCIA FLAMINIA BERLINE 1957 ITALY

LANCIA FLAMINIA BERLINE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LANCIA FLAMINIA BERLINE


STARLINE (LANCIA COLLECTION)  1/43 112㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.85m 全幅約1.75m エンジン 変速機: V型6気筒 2.45L 102HP 4段変速
性能: 最高速160km/h  データーベースでランチア フラミニアのミニカー検索

ランチア フラミニア ベルリーナ イタリア 1957年

 

 ランチア アウレリアの後継車として1957年にフラミニアが登場しました。アウレリアと同じV型6気筒エンジンは排気量を2.5L(102HP)に拡大し、高度なトランスアクスル方式を踏襲していました。長く続けられたスライディングピラー式前輪サスペンションはダブルウイッシュボーン方式に変わりました。ボディは全長4.85mとかなり大きくなり、ピニンファリーナ デザインの美しいスタイルとなりました。イタリアの最高級車として1970年までに約12000台が生産されました。

 

 1961年にはこの車をベースにした大統領専用車が製作されました。全長5.46mとオリジナルより60cmも長い堂々たるサイズで、中央の2人分の補助席を使って7人が乗車できるランドレー形式(後部座席部分が幌で開閉できる)のリムジンでした。エンジンはオリジナルのV型6気筒2.5L(102HP)のままですが、パレードで長時間徐行できるようにギヤ比が変えられていたので、最高速は120km/hとなっていました。公用車としては明るめの紺色のボディカラーに黒いコノリーレザーの内装というイタリアらしいしゃれた仕上げは、ピニンファリーナのデザインでした。

 

 

 ミニカーは2008年頃に発売されたイタリアのミニカー付雑誌 「LANCIA COLLECTION」のNo24で、メーカーはスターラインです。廉価版ミニカーですので、あまり細かい仕上げはされていませんがまずまずの出来ばえです。最近までフラミニア セダンのミニカーはマーキュリーとノレブ(プラ製)の当時物ぐらいしか無かったので、このフラミニア セダンのミニカーは車種的には貴重です。またこれをベースにした大統領専用車も数種類がモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LANCIA FLAMINIA BERLINE 1
LANCIA FLAMINIA BERLINE 2

 以下は同じミニカー付雑誌 「LANCIA COLLECTION」のNo12 フラミニア ランドー 大統領専用車の画像です。これにフィギュアを付けた物を数種類(参照→イタリアの大統領専用車)ほどスターラインが発売しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LANCIA FLAMINIA CABRIOLET 1
LANCIA FLAMINIA CABRIOLET 2

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