ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

SUZUKI ALTO 2012 JAPAN

SUZUKI ALTO
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUZUKI ALTO


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 236 1/43 80mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.4m 全幅約1.48m エンジン 変速機: DOHC 3気筒 ターボ 658cc 64HP 5段変速/4段自動変速/CVT FF/4WD
性能: 最高速120km/h ?(リミッター制限)  データーベースでスズキ アルトのミニカー検索

スズキ アルト 日本 2012年

 

 スズキの軽自動車アルト 初代は1979年にフロンテの商用車仕様として、47万円という当時として破格の低価格で登場しました。アルト 初代はその低価格で大ヒットし、1984年にアルト 2代目、1988年にアルト 3代目が登場しました。2代目と3代目についてはアルト 3代目の解説に記載しています。以下はその後のモデルチェンジの概要です。

 

 

 

 2009年にアルト 7代目が登場しました。先代の顔付を継承しつつ全体的に丸みがついたデザインとなりました。5ドアハッチバックのみの構成で、乗用車と商用バンはフロントの意匠が異なりました。DOHC 3気筒660㏄(54-64HP)エンジンを搭載する前輪駆動/4WD車でした。2011年にアイドリングストップシステム搭載の低燃費仕様車アルト エコが追加されました。(2013年のアルト エコの燃費は35km/Lで、実燃費でもハイブリッド車を超える最上位でした) 2014年にアルト 8代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ アルト 8代目 2014)

 ミニカーは2015年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。アルト 7代目をモデル化しています。メーカーはイクソで、プロポーションが良く愛嬌のある顔つきがうまく再現され、実車がうまく再現されています。灯火類や室内などの細部も結構リアルで、安価な雑誌付きミニカーながら値段以上のミニカーに仕上がっています。同じ型を使った色違いがFIRST43でも発売されています。これ以外のアルト 7代目のミニカーはトミカの1/56があります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SUZUKI ALTO 1
SUZUKI ALTO 2

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MERCEDES-BENZ S-CLASS LIMOUSINE (W222) 2013 GERMANY

MERCEDES-BENZ S-CLASS LIMOUSINE (W222)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ S-CLASS LIMOUSINE (W222)


SCHUCO 450753800 1/43 123㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.25m 全幅約1.9m エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 4.7L ツインターボ 455P 7段自動変速 4WD仕様も有り
性能: 最高速250km/h  データーベースでメルセデス ベンツ W222のミニカー検索

メルセデス ベンツ Sクラス リムジン (W222) ドイツ 2013年

 

 メルセデス ベンツ Sクラスの6代目 W222が2013年に登場しました。先代のW221のデザインを継承していましたが、フロントグリルが大きくなり、柔らかいルーフラインなど古典的な重厚さや優雅さを取り入れたデザインとなっていました。ボディは大きさが批判された3代目W140と同じくらいのサイズになっていました。灯火類はヘッドライトやメーター照明を含めすべてLED化されました。走行制御/操縦アシスト/衝突防止などに最新の技術が使われていて、路面の凹凸をステレオカメラで検出しそれに応じてサスペンションを制御して車体の水平を保つ機能までついていました。エンジンはDOHC V型6気筒3Lターボ/3.5L(306HP) + モーターのハイブリッド、DOHC V型8気筒4.7L(455HP)ターボ、DOHC V型8気筒5.5L(585HP)ターボ AMG仕様、DOHC V型12気筒6L(530HP)ターボ、DOHC 4気筒2.2L(204HP)ターボディーゼル + モーターのハイブリッド、V型6気筒3L(258HP)ターボディーゼルなどがありました。

 

 2014年にV型12気筒6L(630HP)ターボ AMG仕様とV型6気筒3Lターボ + モーターにプラグインハイブリッド仕様が追加されました。2015年に最上級仕様として、メルセデス マイバッハ Sクラスが設定されました。先代のマイバッハはメルセデス ベンツから独立したブランドでしたが、2代目はメルセデス ベンツのサブブランドとなりました。

 

 

 ミニカーは2016年に発売されたシュコー製です。W222のロングホイールベース版をモデル化しています。モデル名は単にSクラスとされているので、エンジン等の諸元はS500 ロングのデータを記載しました。シュコーらしい巧みな造形でプロポーションは抜群で、ダイキャスト製なのでしっかりとした重量感があります。フロントグリル/ヘッドライト、ガラスルーフと室内の造形など細部も非常に良くできています。(特にワイパーの形状はこのサイズとしてはかなりリアルです) 1/43のダイキャスト製ミニカーとして定価6300円は少し高かったですが、値段相応以上の仕上げがされています。ディーラー用特注品など色違いが数種類あります。これ以外のW222のミニカーはノレブの1/18、ヘルパの1/87、WELLYの1/24などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ S-CLASS LIMOUSINE (W222) 1
MERCEDES-BENZ S-CLASS LIMOUSINE (W222) 2

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BMW i8 (EV) 2013 GERMANY

BMW i8 (EV)
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BMW i8 (EV)


JADI 80422336837 1/43 110㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.69m 全幅約1.94m エンジン 変速機: 3気筒 1.5L ターボ 231HP + 電動モーター 131HP 6段自動変速
性能: 最高速250km/h  スポーツ走行時 4WD データーベースでBMW i8のミニカー検索

BMW i8 (電気自動車)  ドイツ 2013年

 

 BMWのiシリーズは電気自動車のシリーズで、小型ハッチバックのi3が2013年に登場しました。(実車画像→BMW i3) 未来的な感じのするユニークなデザインで、ボディはカーボンファイバープラスチック製です。床下に配置した容量22kWh~42kWhのリチウムイオン電池で、後輪を125 kW(168HP)の電動モーターで駆動します。最高速度は150㎞/hで航続距離は130㎞~246㎞で、レンジエクステンダー(発電)用ガソリンエンジンを搭載する仕様もありました。2018年末までに約13万台が販売されたそうですので、市販電気自動車としては成功している部類だと思います。

 

 i3と同時期の2013年にプラグインハイブリッド方式のスポーツカーi8も登場しました。i8はスーパーカーのような未来的なデザインで、クーペとロードスターの2タイプ、ボディはカーボンファイバープラスチック製です。容量7.1kWhのリチウムイオン電池はアルミ合金製のバックボーンフレーム内に配置されています。ミドシップ搭載した3気筒1.5L(231HP)ターボエンジンで後輪を、フロントに配置した98kW(131HP)の電動モーターで前輪を駆動します。(スポーツ走行時は4輪駆動) 6段自動変速で0-100㎞加速は4.4秒、最高速は250㎞/hと高性能でした。またアクセルを踏むと6気筒エンジンの電子的なエンジン音がスピーカーから流れる仕掛けがあるそうです。なおモーターだけで走行するEVモードでの航続距離は24㎞とのこと。

 

 

 ミニカーは2015年に発売されたジャディ(JADI MODELCRAFT)製で、BMWの特注品です。ジャディは2007年頃から国内で販売されるようになった中国メーカーのブランドで、1/18、1/24、1/43のダイキャスト製ミニカーを手掛けています。 同じ系列でパラゴン モデル(PARAGON MODELS)というブランドもあるようです。ジャディのミニカーは初めて購入しましたが、数年前のミニチャンプス並みの出来ばえで、フロントグリルやテールライトなどの細部がリアルで良く出来ています。特に複雑な形状のテールライト周りが良く再現されています。ただBMWの特注品ということもあって、定価6400円と少し高いです。これ以外のBMW i8のミニカーはトミカ、ミニチャンプスのロードスターなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BMW i8 1
BMW i8 2

 BMW i3のミニカー →データーベースでBMW i3のミニカー検索"

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VOLKSWAGEN GOLF VII GTI 2013 GERMANY

VOLKSWAGEN GOLF VII GTI
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VOLKSWAGEN GOLF VII GTI


HERPA 5G3099300ABFC 1/43 100mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.26m 全幅約1.8m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L ターボ  220HP 6段変速/6段半自動変速
性能: 最高速246km/h   データーベースでフォルクスワーゲン ゴルフ VIIのミニカー検索

フォルクスワーゲン ゴルフ VII GTI ドイツ 2013年

 

 フォルクスワーゲン ゴルフの7代目が2012年に登場しました。サイズは少し大きくなりましたが、デザインはヘッドライトとバンパー下のインテークの意匠以外はほとんど先代と同じにみえます。ただ中身は新設計されたモジュール構造のシャーシが採用され、サスペンションやエンジンも変わっていました。ボディ形式は3/5ドアハッチバックとワゴンのバリアントで、派生車としてミニバンのSV(従来のプラス)がありました。

 

 エンジンはDOHC 4気筒ターボ1.4L/1.6L/1.8L(北米向け)、高性能版GTI用のDOHC 4気筒ターボ2L(220HP)、さらに高性能な4WD仕様のR用のDOHC 4気筒ターボ2L(300HP)、4気筒1.6L/2L ターボディーゼル、高性能版GTD用の4気筒2L(184HP)ターボディーゼルなどがありました。高張力鋼板を多用し衝突安全性や車体剛性を向上し、レーザーで前方を監視する自動ブレーキなどの新技術も採用していました。2013年のヨーロッパ カー オブ ザ イヤー、2013年の日本 カー オブ ザ イヤー(輸入車初)を受賞しました。2014年に電気自動車のe-ゴルフ(モーター 115HP 航続距離 190km)、2015年にプラグインハイブリッド仕様のゴルフ GTEが登場しました。2019年にゴルフ 8代目にモデルチェンジしました。総生産台数は約50万台でした。(実車画像→ フォルクスワーゲン ゴルフ VIII)

 

 

 ミニカーは2013年に発売されたヘルパ製で、ゴルフ VII GTIをモデル化しています。ヘルパは主に1/87のプラスチック製ミニカーを作っていましたが、2013年頃から1/43のダイキャスト製でフォルクスワーゲン グループのプロモーションモデルも手掛けるようになりました。このゴルフ VIIもその1台でこれ以外にも標準の3ドア/5ドアもモデル化しています。先代のゴルフ VIのミニカーではシュコーがほとんどを担当していたのですが、ゴルフ VIIではシュコーは外されたようです。 出来ばえは先代のシュコーのものと遜色なく、プロポーションが良く室内などの細部の仕上げもリアルでとても良く出来ています。シュコーでもヘルパでも製造するのは同じような中国の製造工場なのでたいして変わらない出来ばえになるのでしょう。これ以外のゴルフ VIIのミニカーはリーツェの1/87、ノレブの1/18、京商の1/64、スパーク(レジン製)のRとバリアントなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

VOLKSWAGEN GOLF VII GTI 1
VOLKSWAGEN GOLF VII GTI 2

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FERRARI LA FERRARI 2013 ITALY

FERRARI LA FERRARI
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FERRARI LA FERRARI


MATTEL MTBCT83 1/43 110㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約2m エンジン 変速機: DOHC V型12気筒 6.3L 800HP 電動モーター 163HP 
ハイブリッド 7段半自動変速
性能: 最高速350km/h  データーベースでフェラーリ ラ フェラーリのミニカー検索

フェラーリ ラ フェラーリ イタリア 2013年

 

 2013年にエンツォ フェラーリの後継車としてラ フェラーリが登場しました。フェラーリ初の市販ハイブリッドカーでした。デザインはピニンファリーナではなくフェラーリ内製とのことで、派手で迫力がありますが個人的にはあまり美しいとは思えません。(最近の車はこの手の派手さが売りのようですが) F1と同じカーボンモノコック構造で、V型12気筒6.3Lエンジンをミドシップ搭載していました。2モーター方式のハイブリットで総合出力は963HPとハイパワーですが、最近はやりのAWD(全輪駆動)ではなく後輪駆動でした。時速300㎞/hまでたったの15秒で到達し、最高速は350km/h以上で、フェラーリのロードカーでは史上最速とのことでした。

 

 車体各部のスポイラーなどの空力用パーツが走行状況に応じて自動的に可変する「アクティブ エアロダイナミクス」なるシステムを採用しているとのことで、まるで最新鋭戦闘機のようでした。お値段は約1億円で、499台の限定生産でした。2016年にオープン仕様のアペルタが150台限定生産で追加されました。なおラ フェラーリの正式の綴りはLaFerrariでLaの後に空白はないのですが、当方ではデーターベースの都合上LA FERRARIとしています。

 

 

 ミニカーは2014年に発売されたマテル製です。特徴的な派手なデザインがうまく再現され、長いステーのドアミラーや室内などの細部もきちんと仕上げてあり、良く出来ています。ただし1/43のダイキャスト製ミニカーとしては定価約1万円は少し高いように思いました。(この値段ならドア可動などもうひと工夫して欲しかったですが) なおマテルが所有していたフェラーリのモデル化のライセンスが2014年までだったので、このラ フェラーリが最後のマテル製ミニカー(ロードカー)となったようです。これ以外のラ フェラーリのミニカーは同じマテルの1/18、Bブラーゴの1/18と1/24と1/43、トミカの1/62と1/43、京商の1/12と1/64、ルックスマートやBBRのレジン製などがあります。またアシェットの週刊雑誌で1/8の組立キット、デアゴスティーニのフェラーリ コレクションで1/24がモデル化されています。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FERRARI LA FERRARI 1
FERRARI LA FERRARI 2

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