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日産 エクサ キャノピー (KCN13型) 日本 1986年
1982年に登場した日産 パルサー エクサ 初代(KN12型)は日産 パルサー 2代目(N12型)のクーペ バージョンでした。1986年に登場したエクサ 2代目(KN13型)はパルサー 3代目の姉妹車ながら独立した車種となりました。Tバールーフ仕様が標準装備で、一般的なリアゲートを持つノッチバッククーペとキャノピーのようなリアゲートを持つキャノピー(ワゴン)の2タイプがありました。(Tバールーフは閉じた状態では普通のルーフに見えます) この未来的なボディは北米の日産デザインセンターがデザインしたものでした。北米仕様ではユーザがリアゲートを外してオープンにすることやリアゲートを交換することが可能でしたが、国内仕様ではクーペとキャノピーが独立したモデルとして設定され交換はできませんでした。
国内仕様のエンジンはDOHC4気筒1.6L(120HP)だけでしたが、輸出仕様にはDOHC4気筒1.8L/SOHC4気筒1.6Lもありました。1990年にパルサーが4代目にモデルチェンジした際に、エクサは生産中止となりました。(実質的な後継車はNX クーペ) パルサー系列として1986年のカー オブ ザ イヤーを受賞、1987年アメリカ工業デザイン優秀賞を受賞、1987年グッドデザイン賞輸送機器部門大賞を受賞するなどデザイン的には高く評価されましたが、国内ではアメリカ車的なデザインが受け入れられず、販売は低調だったようです。(実車画像→ 日産 エクサ クーペ)
ミニカーは2010年に発売されたアシェット 日産名車コレクション製です。メーカーはノレブで、実車の独特のデザインがうまく再現されていて安価な雑誌付きミニカーながら良く出来ています。室内などの細部もそこそこリアルに仕上げてあります。日産名車コレクションのNo.13でエクサ クーペもモデル化されていますので、同じブランドでクーペとキャノピーが揃っています。これ以外のエクサのミニカーはダイヤペットの当時物でクーペとキャノピーがありましたが、現時点(2022年)でそれら以外のミニカーはありません。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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日産 レパード F31型 日本 1986年
1986年に日産 レパード 2代目が登場しました。当時大ヒットしていたライバルのトヨタ ソアラを強く意識したデザインの2ドア クーペで、はっきり言ってソアラののコピー的な車でした。(マツダのペルソナもそうでしたが) スカイライン R31型をベースにしていて、エンジンはDOHC V型6気筒3L(185HP)/2Lターボ/2Lの3つで、4段AT/5MTで最高速は180Km/h以上でした。豪華な車で最上級のアルティマには超音波センサーを使って減衰力を変化させるスーパーソニックサスペンションなるものが設定されていました。
1986年に2代目にモデルチェンジしていたライバルのソアラは6気筒3L DOHCターボ(230HP)エンジンや電子装備などでレパードを圧倒する内容でした。レパードは1988年のマイナーチェンジでフロントグリルなどが変更された後期型となり、3Lエンジンのターボ追加や2LエンジンのDOHC化などが行われました。このマイナーチェンジでエンジンを強化したのですが、やはり後追いは弱いもので、2代目も商業的にはソアラに完敗してしまいました。なおTVドラマ「あぶない刑事」の劇中車としてレパードが使われたので、その関係で現在でも人気はあるようですが。。1992年にレパード 3代目 J.フェリーにモデルチェンジしました。
ミニカーは2012年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製でメーカーはノレブです。レパード 2代目の前期型をモデル化しています。特徴的なフロントグリルや灯火類などの細部がそこそこリアルで、安価な雑誌付きミニカーながら良い出来ばえです。同じ物の色違いが日産名車コレクションのNo.36でも発売されています。ノレブは自社ブランドの型番420178でも発売しています。また国産名車コレクションのNO.194では後期型も発売されていますが、そちらはノレブ製ではなくアオシマ DISMの型を流用しています。実車の人気を反映してか、レパード 2代目の当時物ミニカーはありませんでした。当時物以外ではアオシマ DISMの前期/後期型、トミカ リミッテド、京商の前期/後期型、WIT'S(レジン製)、MARK43(レジン製)、イグニションモデル(レジン製)などがあります。また「あぶない刑事」のキャラクター物としては、アオシマ DISM、トミカ リミッテドなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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トヨタ セリカ GT-FOUR T160型 日本 1986年
セリカ 4代目(T160型)が1985年に登場しました。コロナやカリーナ FFとプラットフォームを共有する横置エンジンの前輪駆動車となりました。デザインはアメリカのデザイン スタジオ CALTYによるもので、先代の直線的なボディを滑らかな曲面で覆ったような感じとなり、優れた空力特性のボディでした。セリカはリフトバックのみとなり、従来のクーペはコロナ クーペ(T160)となりました。また姉妹車として4ドアハードトップのカリーナ EDが登場しました。当初のエンジンは4気筒DOHC 1.6L(130HP)/SOHC 1.8L/DOHC 2L(160HP)の3種類でした。(実車画像→ トヨタ コロナ クーペ (T160))
1986年にベベルギア式センターデフを持つフルタイム4WD GT-FOURが追加されました。1987年のマイナーチェンジで、1.6Lエンジンが廃止され、GT-FOURがビスカス式センターデフ方式となりました。1987年にはアメリカでオープンカーに改造されたコンバーチブルが国内で販売されました。(実車画像→ トヨタ セリカ コンバーチブル) 1988年には1.8LもDOHC化され全車がDOHCエンジンとなりました。1989年に5代目にモデルチェンジしました。
先代のセリカのGr.B仕様はラリー選手権で活躍していましたが、1987年にGr.Bが廃止されました。TTE(トヨタ チーム ヨーロッパ)はスープラのGr.A仕様で活動を続けましたが、成績は芳しくありませんでした。1988年にはST165型をベースとしたGT-FOUR Gr.A仕様で参戦し、1990年に日本車初のドライバーズ タイトルを獲得しました。
ミニカーは1990年に発売されたトロフュー製の当時物です。プロポーションが良くセリカ 4代目の雰囲気がうまく再現されています。トロフューは主にラリーカーをモデル化していますので、このノーマル仕様のセリカもラリー用の大きなタイヤフラップがついています。またラリーカーはデカールを変更してバリエーション展開するので、その関係でトロフューはテールライトやサイドマーカーなどの灯火類も全てデカールで表現しています。その為灯火類がややリアルさに欠けます。トロフューはセリカ GT FOURのラリー仕様を十数種類ほどモデル化しています。これ以外のセリカ 4代目のミニカーは、ダイヤペット、トミカ、アオシマ DISMの前期/後期型、CM'Sのラリー仕様、イクソ、国産名車コレクション、最近のレジン製ではhpiレーシングやMARK43などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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トヨタ ソアラ 3000GT リミテッド Z20型 日本 1986年
1986年にトヨタ ソアラ 2代目が登場しました。初代のデザインを踏襲しつつさらに洗練させたデザインとなりましたが、個人的にはその分だけやや目新しさが足りない感じもしました。エンジンは6気筒2L(1G)/3L(7M)で、新開発されたインタークーラー付ターボの7M-GTEU(230HP)は、当時日本最強のエンジンでした。トヨタ 2000GTで使われた4?ダブルウィッシュボーン方式サスペンションを採用し、最上級車には空気バネによる電子制御式エアサスペンションが装備されました。それ以外の先進装備も、鏡による虚像表示を使って奥行きを深くしたデジタルメーター、エアコンやオーディオを液晶タッチパネルで操作するマルチコントロールパネルなどてんこ盛りでした。
1988?のマイナーチェンジで、内外装を変?して後期型となりました。エンジンがパワーアップし(7M-GTEU 240HP、1G-GTEU 200HP)、サスペンションが強化され、2Lクラス最上級車に2.0GTツインターボLが追加されました。1989?に電動格納式折畳みハードトップを採用したエアロキャビン(トップを収容する為に後席を廃止した2シーター車)が500台の限定?として設定されました。ソアラ 2代目の登場した時期はバブルの絶頂期だったので、初代同様に2代目も大ヒットしました。1991年にソアラ 3代目(レクサス SCの初代)にモデルチェンジしました。
ミニカーは1986年に発売されたダイヤペット製の当時物です。ダイヤペットの協力工場の144番工場製で、プロポーションが良くフロントグリル/灯火類も結構リアルで、金色のサイドモールの塗装もきれいです。ドアミラーが付くようになり、室内も当時としてはかなりリアルに再現されていました。(メーターの印刷表示はまだ一般的ではなかったので、メーター表示がないこの状態でも当時としてはかなりリアルでした) 当時のダイヤペットとしてこれ以上は望めないレベルの良い出来ばえでした。ドア/ボンネット/トラックが開閉するギミック付です。(ただしボンネット内のエンジンはあまりリアルではないですが) ソアラ 2代目の当時物ミニカーはこれしかなく、トミカでもモデル化されていません。当時物以外ではいずれも高価なレジン製ですが、MARK43、HI-STORY、ホビージャパンの1/18などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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トヨタ スターレット ターボ-S P71型 日本 1986年
1984年にスターレット 3代目(P70型)が登場しました。コルサ/ターセルで前輪駆動車の実績を積んだことで、スターレットに横置エンジンの前輪駆動方式が採用されました。3ドア/5ドアハッチバックのボディは同時期のカローラ IIをスポーティにしたようなデザインでした。前輪駆動方式を採用したことで室内は広くなっていました。当初のエンジンは先代と同じ4気筒1.3L(93HP)で、希薄燃焼方式(リーンバーン)の低燃費仕様がありました。
1986年にインタークーラー付ターボエンジンを搭載したGP ターボが追加されました。このターボは過給圧を2段階に変えられ、ローモードで91HP、標準モードで105HPとハイパワーで、「かッとび スターレット」と呼ばれました。1987年のマイナーチェンジで後期型となり、フロントグリル/バンパーの意匠が変更され、4気筒1.5L(55HP)ディーゼルエンジンが追加され、ターボ仕様には電子制御サスペンションTEMSが設定されました。1988年には電動キャンバストップ仕様が追加され、ターボは110HPにパワーアップしました。先代のKP型スターレットと同様に、サーキット、ジムカーナ、ダートトライアルなどの幅広いモータースポーツの入門車としても人気がありました。1989年に4代目(P80型)にモデルチェンジしました。(実車画像→ トヨタ スターレット 1994)
ミニカーは2006年に発売されたアオシマ DISM製です。プロポーションが良く、室内などの細部も結構リアルに再現されていてかなり良い出来ばえです。このDISMシリーズにはそれぞれちょっと変わったギミックが付いていたのですが、このスターレットには小型の水銀電池2個で前後ライトを点灯させるギミックが付いていました。ライトを点灯させるギミックは配線や導光板など結構複雑な構造となるのですが、これはその構造を底板部分にうまくまとめています。点灯させるスイッチは底板部にあります。アオシマ DISMは後期型もモデル化しています。これ以外のスターレット 3代目のミニカーは、DISMの型を流用した国産名車コレクションの前期型ターボ、BM CREATIONSのターボ S 1/64があります。 以下はフロント/リアの拡大画像と前後ライトの点灯ギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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