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日産 ジューク 日本 2015年
2010年にクロスオーバー小型SUV 日産 ジュークが登場しました。北米/ヨーロッパ/オセアニア/中国などで販売する世界戦略車で、グループ内のルノーではルノー キャプチャー(CAPTUR)として販売されました。クーペ的なデザインのキャビンを持つ5ドアSUVで、大きな丸形ヘッドライトを持つ個性的なフロントが特徴でした。DOHC 4気筒1.5L/1.6L/1.6Lターボ、4気筒1.5Lディーゼルターボエンジンを搭載する前輪駆動車で、高性能版には4WD仕様もありました。変速機は国内はCVTのみ海外は5/6段MTとCVTでした。(実車画像→ ルノー キャプチャー 2016)
2010年に4気筒1.6L(190HP)直噴ターボエンジンを搭載した高性能版の16GT(4WD版 16GT FOUR)が追加されました。2013年にエンジンを190HPにパワーアップし、サスペンションを強化したニスモが追加されました。さらに世界最速のクロスオーバー車を目指して、日産 GT-R(R35)のV型6気筒3.8Lターボ(545HP)エンジンを搭載したジューク Rが開発され数台が限定生産されました。2014年のマイナーチェンジで、フロントグリルの意匠などが変更されました。2019年に欧州向けはジューク 2代目にモデルチェンジしましたが、国内はキックスが後継車となりました。(実車画像→ 日産 ジューク 2019) (実車画像→ 日産 キックス 2020)
ミニカーは2016年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。2014年のマイナーチェンジ後をモデル化しています。メーカーはイクソで、イクソがOEM生産している京商 Jコレクションのジューク(2010年式)を流用してフロントグリルやヘッドライトの形状を変更しています。このシリーズのミニカーとしてはかなり良い出来ばえで、実車の雰囲気が良く再現されています。(国産名車コレクションが京商 Jコレクションの単なる色違いではなく、外観が変更されたモデルチェンジ後をモデル化している点は評価できます) これ以外のジュークのミニカーは前述した京商 Jコレクション、これと同じ型を使ったFIRST43、トミカの1/64、エブロのニスモ仕様、オートアートのジューク R 1/18、WIT'S(レジン製 2016/03事業撤退)のニスモなどがあります。またルノー キャプチャーはノレブがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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日産 キャシュカイ (J11) 日本 2015年
小型SUVの日産 デュアリスは欧州ではキャシュカイ(QASHQAI)の名前で2006年から販売されました。2007年にキャシュカイの北米仕様として全長を4.65mに伸ばして4気筒2.5Lエンジンを搭載したローグ(ROGUE)が登場しました。デュアリスは2013年に国内販売が終わり、兄弟車のエクストレイル 3代目に統合されて名前が消えました。そのエクストレイル 3代目の北米仕様がローグ 2代目となり、そのショートホイールベース版がキャシュカイ 2代目として2014年に欧州で登場しました。(キャシュカイ 2代目は国内では販売されていません) なおキャシュカイ 初代に追加された欧州向けの3列シートの7人乗りのキャシュカイ+2は初代限りで生産中止となりました。
キャシュカイ 2代目はDOHC 4気筒1.2L(116HP)ターボ/1.6L(163HP)ターボ/2L(150HP)ガソリンと4気筒1.5L(110HP)/1.6Lターボディーゼルエンジンなどを搭載し、駆動方式はFFと4WDです。日産が提携しているルノーの小型SUV カジャール(KADJAR)/コレオス(KOLEOS)や韓国サムスンの小型SUV QM5も同じプラットフォームを共有する兄弟車で、欧州/豪州/南米/韓国/中国/ロシアなどで販売されています。キャシュカイの販売は好調で、欧州で一番売れている日産車とのことです。2021年にキャシュカイ 3代目(J12)にモデルチェンジしました。(実車画像→ ルノー カジャール) (実車画像→ 日産 キャシュカイ 2021)
ミニカーは2017年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。右ハンドル仕様なのでイギリス仕様で、リアパネルの右にdciと表示されているので、ディーゼルエンジン車をモデル化しているようです。メーカーはイクソで、イクソのPREMIUMXシリーズで発売しているキャシュカイ(型番PRD461)を流用しています。安価な雑誌付きミニカーですので、内装の仕上げは省略されているものの、基本的なプロポーションは良く灯火類などの細部もそこそこ良く再現されています。国産名車コレクションのなかでも、良い出来ばえの部類だと思います。これ以外のキャシュカイ 2代目のミニカーは同じイクソ系のトリプル9、オックスフォードの1/76などがあります。デュアリス/キャシュカイ 初代はオックスフォードや京商 Jコレクションなどでモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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日産 デイズ ハイウェイスター 日本 2015年
日産初の軽自動車は2002年に発売されたモコで、スズキのMRワゴン(初代)のOEMでした。2005年には三菱のeKワゴン(初代)のOEMでオッティが発売されました。2013年には軽トールワゴンのデイズが登場しました。デイズは三菱と日産の軽自動車事業での合弁会社NMKVで開発された車で、三菱のeK ワゴン 3代目とは姉妹車で製造は三菱が行っていました。姉妹車ですから全体的なデザインはeK ワゴンと同じですが、ヘッドライト形状やフロントグリルなどの意匠が変えられていました。エンジンはeK ワゴンと同じDOHC 3気筒660cc(49HP)と高性能版のハイウェイスターはそのターボ仕様(64HP)を搭載していました。
車高の高いデイズ ルークスが2014年に追加されました。2015年のマイナーチェンジで、クロームグリルを採用してフロントの意匠が変更されました。ヘッドライトのハイビーム/ロービームを自動で切替えるハイビームアシスト、衝突被害軽減用のエマージェンシーブレーキ/踏み間違い衝突防止アシストなどの安全装備が標準仕様になりました。2016年に三菱の燃費偽装問題で三菱車とデイズ シリーズの販売が中止されましたが、三菱が日産の傘下となることで再建が決まり、燃費を修正して販売が再開されました。2019年にデイズ 2代目にモデルチェンジし、RJCカー オブ ザ イヤーを受賞しました。(実車画像→ 日産 デイズ 2代目 ハイウェイスター 2019)
ミニカーは2018年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、リアにHIGHWAY STARのロゴがあるので、デイズ ハイウェイスター(前期型)をモデルしています。イクソは国産名車コレクションのNo.300でeK ワゴン 3代目をモデル化していたので、これは実車同様にeK ワゴンをベースにしてデイズに仕立てているようです。イクソは京商のOEM生産をしていますので京商のJコレクションでもほぼ同じものが発売されています。プロポーションが良く、フロントグリルなどの細部もなかなか良く仕上げてあります。内装もハンドルの日産ロゴが印刷されているなどまずまずの良い出来ばえです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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日産 セレナ (C27) 日本 2016年
2016年に日産 セレナ 5代目(C27)が登場しました。先代(C26)の2段重ねヘッドライトと一体化したフロントグリルを継承し、フロントグリルに新世代の日産車に共通する「Vモーション」を採用しています。先代と同じDOHC 4気筒2L(147HP)エンジンを搭載する前輪駆動/4WD車です。小型電動モーター(2.6HP)で制動のエネルギーを回生する簡易的なハイブリッドシステムを採用したS-ハイブリッド仕様があります。高速道路で車線維持/車間距離維持を行う安全運転支援システム「プロパイロット」が採用され、駐車場所を指定すると自動でステアリング操作をおこない駐車をアシストする「インテリジェント パーキング アシスト」も採用されました。2016年のRJC カー オブ ザ イヤーを受賞しています。
2017年に専用の外観で足回りをチューニングしたミニバンとしては初のニスモ仕様であるセレナ ニスモが設定されました。2018年に本格的なハイブリッドシステムを採用したセレナ e-POWER(7人乗り)が登場しました。このシステムはDOHC 3気筒1.2Lエンジンを発電専用として発電した電力をリチウムイオン電池に充電し、走行用電動モーター(136HP)で前輪を駆動して走行します。(燃費は26.2L 4WD仕様はなし) 電池残量があるときはエンジンを始動しないで走行することもできます。2019年のマイナーチェンジで、フロントグリルなどの意匠が変更されました。2018年には約10万台が販売され、ミニバンクラスの販売台数で1位となり大ヒットしました。2022年にモデルチェンジするようです。
ミニカーは2016年に発売された京商 Jコレクション製です。ミニカーの画像はWEBショップのサンプル画像を借用させていただきました。画像を見ただけですが、実車の雰囲気がうまく再現されていて良く出来ていると思います。これ以外のセレナ 5代目のミニカーはトミカの初期型とe-POWER 1/67があります。
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日産 リーフ (電気自動車) 日本 2018年
日産の本格的な量産電気自動車であるリーフの2代目が2017年に登場しました。初代リーフと同じプラットフォームに、今風のフロントグリルとテールライトでリニューアルしたデザインになりました。初代のモーター(80kW)より強力なモーター(110kW)が採用され、電気自動車としての性能が向上しています。搭載するバッテリー容量は2種類あり、エントリー仕様は48kWh(初代は30kWh)、上級仕様は60kWhです。上級仕様の60kWhバッテリーによる航続距離は550kmで、初代 後期型の280㎞から大幅に向上しています。
先進的な装備としては、アクセルペダルのみの操作で、発進、加減速、停止/停止保持が可能な「Eペダル」システムや、国産車としては初めての自動駐車システムでアクセル、ブレーキ、ハンドル、パーキングブレーキまでを自動制御する「プロパイロット パーキング」システムを搭載しています。アメリカの電気自動車テスラのように走行性能が高性能スポーツカー並みということはないですが、一般的なユーザー向けの実用的な設定がされていると思います。
ミニカーは2018年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製でメーカーはイクソです。このリーフが国産名車コレクション最後のミニカーとなりました。約12年間続いたシリーズの最後にふさわしく、雑誌に付属するミニカーとしては申し分のない良い出来ばえとなっています。フロントグリル、特徴的な黒いルーフとテールライト部の造形、室内の造形などリアルにできています。これ以外のリーフ 2代目のミニカーは、これと同じ型のイクソ、トミカの1/63、ホットホイールのニスモ RC_02 1/64があります。なお日産自動車の特注品の1/43もありますが、これと同じ型をつかった物のようです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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