ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

NISSAN GT-R BLACK EDITION (R35) 2007 JAPAN

NISSAN GT-R BLACK EDITION (R35)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN GT-R BLACK EDITION (R35)


EBBRO 44102 1/43 109mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.65m 全幅約1.9m エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 3.8L ターボ 480HP 6段DCT 4WD
性能: 最高速309km/h (輸出仕様)  データーベースで日産 GT-Rのミニカー検索

日産 GT-R R35型 ブラック エディション 日本 2007年

 

 日産の人気車種であったスカイライン GT-R (R34)の実質的な後継車として、スカイラインの名前を外したGT-R (R35)が2007年に登場しました。外観は独立したトランクを持つ4人乗りの2ドアクーペで、丸形4灯式リアライトなど従来のスカイライン GT-Rのイメージを継承していました。当初はスカイライン系プラットフォームをベースにした開発が行われましたが、2004年からは専用プラットフォームの採用が決まり、2005年にプロトタイプのGT-Rプロトが公開されました。(実車画像→ 日産 GT-Rプロト 2005)

 

 専用プラットフォームはエンジンを前方に搭載しデュアルクラッチ変速機とリアデフ、さらに4WDなので駆動力を前後輪に分配するトランスファーも一体化して後輪部分に配置するトランスアクスル方式です。このエンジンとトランスミッションをつなぐトルクチューブを持たない世界初の独立型トランスアクスル4WD構造で前後重量配分を最適化しているのがGT-Rの最大の技術的特徴です。DOHC V型6気筒3.8Lターボ(480HP)エンジンが搭載され、マニュアル変速はなく6段DCT自動変速で路面状況に応じて変速モードを変更できます。スーパーカー並みに高性能ですが、エアコンやオーディオを装備しある程度の実用性もあり、運転技術に関係なくスーパーカーの魅力を感じることができるそうです。(当初のベース価格は777万円で今はもっと高いので買える人は限られますが)

 

 

 GT-Rは毎年変更を加えるモデルイヤー制を採用しているので、中身は毎年変化しています。エンジンは徐々にパワーアップされて2017年は570HPになっています。外観も2010年、2013年、2017年のマイナーチェンジでフロント/リア周りの意匠が変更されています。2009年に2人乗りでレース仕様のチューニングをした特別仕様車のスペック V、2010年に内装を豪華にした上級仕様のエゴイスト、2014年にエンジンを600HPにパワーアップし足回りを固めたニスモ仕様などが設定されました。モータースポーツでは2008年からスーパーGTのGT500クラスにGT-R レース仕様車が参戦して活躍しています。

 ミニカーは2008年に発売されたエブロ製の当時物です。日産 GT-R (R35)の初期型で専用の内装色が選択できたブラックエディションをモデル化しています。エブロらしいリアルな造形でとても良く出来ています。ホイールや室内(特に赤いラインの付いたバケットシート)などの細部も良く再現されています。GT-R (R35)のミニカーはレース仕様車も含めると約1000種類ほどもあり、同一車種としては今までで一番多くミニカー化されていると思われます。(この状況は少しやり過ぎだと思いますが) 主な物としてはトミカ、トミカ リミッテド、オートアートの1/18、エブロのレース仕様、アイドロン(レジン製)、IDEA(レジン製)の1/18、イグニッションモデル(レジン製)の1/43と1/18、京商の1/43と1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN GT-R BLACK EDITION (R35) 1
NISSAN GT-R BLACK EDITION (R35) 2

 以下は2012年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製の日産 GT-R (R35) 2008 (1/43 No.166)の画像です。これも日産 GT-R (R35)の初期型をモデル化しています。メーカーはイクソで、イクソは別ブランドのプレミアムXと京商ブランドのOEMでGT-Rをモデル化していますので、それを流用した廉価版です。安価な雑誌付きミニカーですので、上記のエブロ製と比べると多少雑な仕上げの部分もあります。ただ全体的な印象はエブロ製とあまり遜色のない出来ばえで、ホイールや室内などの細部も値段を考えるとそこそこ良く再現されています。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN GT-R (R35) 2008 1
NISSAN GT-R (R35) 2008 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN GT-R (R35) 2008 1
NISSAN GT-R (R35) 2008 2

 以下は2017年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製の日産 GT-R (R35) 2017 (1/43 No.288)の画像です。こちらは2017年のマイナーチェンジ後の日産 GT-R (R35)をモデル化しています。メーカーはイクソで、上記のイクソ製GT-R初期型を2017年式に変更しています。2017年式はフロント/リアの意匠とホイールと室内のインパネが変更されているのですが、その変更がきちんと再現されています。(室内は見難いのですが変更されていることは明らかです) カラーリングもマイナーチェンジで追加された新色のオレンジとなっています。安価な雑誌付きミニカーで年式による変更点をここまでリアルに再現しているのはたいしたものだと思います。ただこれはイクソが京商ブランドでGT-R 2017年式を製作していてその型を流用しているからできることで、そうでなければこの値段ではつくれません。(実車画像→ 日産 GT-R 2017) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN GT-R (R35) 2017 1
NISSAN GT-R (R35) 2017 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。フロント部分の変更はわかりやすいですが、リアも型を変更してマイナーチェンジ後の形状に変更されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN GT-R (R35) 2017 1
NISSAN GT-R (R35) 2017 2

 以下は2022年に発売されたアシェット 国産名車プレミアムコレクション製の日産 GT-R (R35) 2012 (1/43 No.20)の画像です。メーカーは中国のSUMS MODELで同社のオールモーストリアル(ALLMOSTREAL)ブランドでモデル化しています。2012年式をモデル化していますので、フロントグリル/バンパーの意匠が上記3台と微妙に違っています。ここに載せたGT-R (R35)のミニカーはいずれもレベルの高い出来ばえですので、年式による多少の違いはありますが、ほとんど同じように見えます。室内の造形などの細部の仕上げもほとんど同じようなレベルです。(いずれも中国の工場で作っているので同じようになるのです) ただこのプレミアムコレクション製はフロントグリルのGT-Rのロゴが小さめで判別しづらいのが今一つです。(このようなロゴは縮尺を無視して多少大きめに作るのが良いのです 縮尺どおりに作るのが良いわけではありません) (実車画像→ 日産 GT-R 2017) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN GT-R (R35) 2012 1
NISSAN GT-R (R35) 2012 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。2012年式ですので2010年のマイナーチェンジで変更された拡大されたフロントグリル開口部、バンパーに追加されたLEDデイライトが再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN GT-R (R35) 2012 3
NISSAN GT-R (R35) 2012 4

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NISSAN EXTRAIL (T31) 2007 JAPAN

NISSAN EXTRAIL (T31)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN EXTRAIL (T31)


JAPANESE CAR COLLECTION (NOREV HACHETTE) 131 1/43 108mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.59m 全幅約1.79m エンジン 変速機: 4気筒 2L ターボ ディーゼル 173HP
 CVT 6段変速/6段自動変速 FF/4WD
性能: 最高速184km/h (輸出仕様)  データーベースで日産 エクストレイルのミニカー検索

日産 エクストレイル T31型 日本 2007年

 

 2007年に日産 エクストレイル 2代目(T31)が登場しました。ボディは少し大きくなり、外観は大ヒットした先代のデザインをほとんどそのまま継承しフロントグリルを目新しくしていました。4WDは先代と同じスタンバイ式4WDでしたが、「オールモード4X4-i」と呼ぶ前後トルク配分を最適に制御するシステムに改良されました。エンジンはDOHC 4気筒2L(137HP)とDOHC 4気筒2.5L(170HP)で、先代の高性能なターボ仕様はなくなりました。ボディ塗装の一部の色に軽い傷なら時間が経つと修復する特殊な塗装「スクラッチシールド」を採用していました。

 

 2008年にルノーと共同開発したコモンレール式のDOHC 4気筒2L(173HP)ターボ クリーン ディーゼルエンジンを搭載した20GTが追加されました。20GTは欧州仕様がベースだったので、外観はフロントグリル/バンパーなどが異なっていました。またこのエンジンは3.5Lガソリンエンジン並みの高トルクでディーゼル特有の騒音も少なく低燃費で高性能でした。2010年のマイナーチェンジでフロントグリルとヘッドライトが20GTと同じような意匠に変更されました。2013年にエクストレイル 3代目(T32)にモデルチェンジしました。クリーン ディーゼル仕様車は2015年まで生産されました。(実車画像→ 日産 エクストレイル 2017)

 

 

 ミニカーは2011年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはノレブで、ノレブは自社ブランド(型番420112)でエクストレイル 2代目をモデル化していますので、それを流用して室内の仕上げなどを簡素化した廉価版です。複雑な形状のヘッドライトがリアルに再現されていて、実車の雰囲気がうまく再現されています。安価な雑誌付きミニカーですので、内装のメーター印刷が省かれているなど簡素な仕上げになっています。これ以外のエクストレイル 2代目のミニカーはトミカの1/62、上述したノレブ、京商 Jコレクション、日産名車コレクションの20GT、 RAI'Sのポリス仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN EXTRAIL 20GT CLEAN DIESEL (T31) 1
NISSAN EXTRAIL 20GT CLEAN DIESEL (T31) 2

 以下は2010年に発売されたアシェット 日産名車コレクションの日産 エクストレイル 20GT クリーン ディーゼル 2008 (1/43 No.44)の画像です。20GT クリーン ディーゼルをモデル化しています。上記はノレブ製でしたが、これはイクソ製です。イクソは京商 Jコレクション ブランドのOEMでエクストレイル 2代目(型番JC47001)をモデル化していますので、それを流用して室内の仕上げを簡素化した廉価版です。上記とはフロントグリルが異なる20GTのデザインになっていて、サイドアンダーミラーが付いています。これも実車の雰囲気がうまく再現されていて良く出来ています。 同じ雑誌付きミニカーですが、内装の仕上げはインパネのメーターが印刷されているなどこちらの方が少し良くなっています。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN EXTRAIL (T31) 2007 3
NISSAN EXTRAIL (T31) 2007 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN EXTRAIL (T31) 2007 5
NISSAN EXTRAIL (T31) 2007 6

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NISSAN FAIRLADY Z COUPE (Z34) 2008 JAPAN

NISSAN FAIRLADY Z COUPE (Z34)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN FAIRLADY Z COUPE (Z34)


NISSAN CAR COLLECTION (NOREV HACHETTE) 41 1/43 101㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.25m 全幅約1.85m エンジン 変速機: V型6気筒 3.7L ターボ 336HP 6段変速/7段自動変速
性能: 最高速250km/h (輸出仕様 リミッター付)  データーベースでフェアレディ Z Z34型のミニカー検索

日産 フェアレディ Z クーペ Z34型 日本 2008年

 

 フェアレディ Z 6代目 Z34型が2008年に登場しました。デザイン的には先代を踏襲していますが、初代Zの持つロングノーズというイメージに近づける為に、ホイールベースが100㎜短縮されました。確かに前車軸より先のノーズ部分が少し長くなっていますが、個人的にはそれほどロングノーズになったとは思えません。それよりもヘッドライトとリアライトがブーメラン型になったのが見た目では大きく変わりました。先代同様に2シーターのみで、電動ソフトトップのロードスターが2009年に追加されました。

 

 エンジンは先代と同じV型6気筒ですが、排気量が3.7Lに拡大され、国外では370Zの名前で販売されました。2012年のマイナーチェンジで、はフロントバンパーのデザインが変更されLEDのデイライト(昼間点灯ライト)が追加されました。2009年にサスペンションをチューンしエンジンを355HPにパワーアップし、リアスポイラーなどの空力パーツを装備したバージョン ニスモ(アメリカではニスモ 370Z)が追加されました。2013年にバージョン ニスモはニスモに変わりました。 2022年のビッグ マイナーチェンジで、エンジンがV型6気筒3Lターボ に変更され、外観が大きく変更されたRZ34型となりました。(実車画像→ 日産 フェアレディ Z RZ34型)

 

 

 ミニカーは2010年に発売されたアシェット 日産名車コレクション製です。メーカーはノレブで、ノレブらしい上手い造形で特徴的な灯火類がリアルに再現され、実車の雰囲気が良く再現されています。安価な雑誌付きミニカーなのでコストダウンで彩色はされていませんが、室内もそこそこ良く再現されています。ノレブは自社ブランド(型番420150)で、内装等の仕上げをレベルアップした370Z(左ハンドル)を発売しています。ノレブ以外ではトミカ、トミカ リミッテド、エブロ、レジン製ではハイストーリーやWIT'Sなどがあります。ロードスターはトミカと京商がモデル化しています。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN FAIRLADY Z COUPE (Z34) 1
NISSAN FAIRLADY Z COUPE (Z34) 2

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NISSAN FUGA 370GT (Y51) 2009 JAPAN

NISSAN FUGA 370GT (Y51)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN FUGA 370GT (Y51)


KYOSHO K03731BK 1/43 115mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.98m 全幅約1.85m エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 3.7L 335HP 7段自動変速 FR/4WD
性能: 最高速180km/h (国内仕様)  データーベースで日産 フーガのミニカー検索

日産 フーガ 370GT Y51型 日本 2009年

 

 2009年に日産 フーガ 2代目(Y51)が登場しました。先代のデザインを発展させてマセラティ クワトロポルテのようなダイナミックなデザインになりました。プラットフォームは先代をベースにして改良され軽量化/高剛性化され、マルチリンク式リアサスペンションは新設計されました。エンジンはDOHC V型6気筒2.5L/3.7L(335HP)が搭載され、北米仕様のインフィニティ M56にはV型8気筒5.6L(426HP)、欧州仕様のインフィニティ M30dにはV型6気筒3Lディーゼルが搭載されました。内装にも曲面が多用され室内の広さは同クラスのトップクラスで、スピーカーからエンジンのこもり音と逆位相の音を発生してこもり音を低減する「アクティブ ノイズ コントロール」システムを採用し静粛性も優れていました。

 

 2010年にフーガ ハイブリッドが追加されました。ハイブリッドシステムはV型6気筒3.5L(306HP)エンジンとクラッチで接続されるギヤボックスに内蔵した電動モーター(68HP)とリチウムイオン電池で構成されるパラレル方式でEV走行も可能でした。2012年に派生車としてハイブリッド専用車のシーマ 5代目(HGY51)が登場しました。2015年のマイナーチェンジで灯火類がLED化されフロントグリル/バンパーの意匠が変更されました。2019年にフーガとシーマは仕様変更されて、安全装備として「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」「インテリジェント クルーズコントロール」などが標準装備されました。2022年に生産中止となり、セドリックから続いてきた日産の高級セダンが消えました。(実車画像→ 日産 シーマ (HGY51) 2012)

 

 

 ミニカーは2010年に発売された京商製の当時物です。フーガ 2代目 初期型 370GTをモデル化しています。特徴的なフロント/リア周りの造形がうまく再現されていて、実車のダイナミックなデザインが良く再現されています。室内も彩色されてリアルに再現されていて、全体的にとても良く出来ています。このフーガ 2代目もそうですが、2015年頃までの京商の1/43 ダイキャスト製ミニカー(主にJコレクション シリーズ)は比較的安価ながらも良い出来ばえのミニカーが多かったです。(2022年現在では高価になりましたが) これ以外のフーガ 2代目のミニカーはトミカの1/64、WIT'S(レジン製)のエアロ パッケージ 2とハイブリッドなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN FUGA 370GT (Y51) 1
NISSAN FUGA 370GT (Y51) 2

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NISSAN MURANO (Z51) 2009 JAPAN

NISSAN MURANO (Z51)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN MURANO (Z51)


NISSAN CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 60 1/43 114mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.85m 全幅約1.9m エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 3.5L 260HP
 6段自動変速/CVT  4WD
性能: 最高速209km/h (北米仕様)  データーベースで日産 ムラーノのミニカー検索

日産 ムラーノ (Z51) 日本 2009年

 

 2008年に大型クロスオーバー SUV 日産 ムラーノ 2代目(Z51)が登場しました。先代は北米専用車として開発されましたが、2代目は世界戦略車として開発されました。デザインは先代のイメージを踏襲しつつ、フロントグリル/ヘッドライト/テールライトが変更されました。先代と同じく高級セダンのティアナ(J32)のプラットフォームを使い、DOHC 4気筒2.5L(170HP)/DOHC V型6気筒3.5L(260HP)と欧州仕様車用の4気筒2.5L(190HP)ディーゼルエンジンを搭載する前輪駆動/4WD車でした。4WDはセンターデフを持たず走行条件に応じて前後輪の駆動力配分を電子制御する「オールモード4X4-i」を採用していました。

 

 2011年のマイナーチェンジでフロントグリル/バンパーとリアライトなど内外装の意匠が変更されました。このマイナーチェンジで北米向けには電動収納式ソフトトップを持つ2ドアのオープンカー クロスカブリオレ(クロスオーバーSUVとしては世界初のカブリオレ)が追加されました。2014年にムラーノ 3代目(Z52)にモデルチェンジし、クロスカブリオレは廃止されました。ムラーノ 3代目は日本では販売されず、ムラーノの国内版はエクストレイル 3代目(T32)に統合されて2015年に国内販売が終了しました。(実車画像→ 日産 ムラーノ クロスカブリオレ 2011) (実車画像→ 日産 ムラーノ 2015)

 

 

 ミニカーは2011年に発売されたアシェット 日産名車コレクション製です。ガラスサンルーフ仕様をモデル化しています。日産名車コレクションの初期の物はノレブ製でしたが、これはイクソ製です。イクソはOEMで京商 Jコレクションのムラーノ 2代目(型番JC56001GB)を製造していましたので、それを流用しています。2代目で変更されたフロントグリルやヘッドライトがリアルで、実車がうまく再現されています。サンルーフ越しにナビ画面が見えるなど室内も良く再現されていて、安価な雑誌付きミニカーながら良く出来ています。これ以外のムラーノ 2代目のミニカーはこれと同じ京商 Jコレクション、WIT'S(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN MURANO 1
NISSAN MURANO 2

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