ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

NISSAN SYLPHY (B17) 2012 JAPAN

NISSAN SYLPHY (B17)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SYLPHY (B17)


J-COLLECTION JCP79002BL 1/43 108㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.61m 全幅約1.76m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L 131HP 副変速機付CVT
性能: 最高速183km/h (北米仕様 リミッター付)  データーベースで日産 シルフィのミニカー検索

日産 シルフィ B17型 日本 2012年

 

 2000年に日産 ブルーバード シルフィ 初代(G10)が登場しました。名前がブルーバードとなっていますが、サニー 8代目(B14)をベースに開発されパルサー/プレセアの後継車種としての位置づけでした。外観はオーソドックなデザインの4ドアセダンで、フロントの意匠が上級者セフィーロ 2代目(A32)に似ていました。4気筒1.5L/1.8L/2L(150HP)エンジンを搭載する前輪駆動車で4WDもありました。1.8Lエンジンは日本初の超低排出ガス認定を取得し排ガスが非常にクリーンでした。2003年のマイナーチェンジで前後の意匠が変更されました。従来のブルーバードと較べると車格が低くなったので居住性は下がりましたが、上質な中型セダンでした。(実車画像→ ブルーバード シルフィ 2000)

 

 2005年に日産 ブルーバード シルフィ 2代目(G11)が登場しました。5ナンバー規格のままでホイールベースを延長してボディが大きくなり、室内が広くなり居住性が改善されました。外観はヘッドライトの形状など上級車のフーガ 初代(Y50)と同じようなデザインでした。4気筒1.5L/2L(133HP)エンジンを搭載する前輪駆動車で電動モーターで後輪を駆動する4WD(e-4WD)もありました。法人向け社有車としてブロアムが設定されるなど、5ナンバー規格の手ごろなサイズで広い室内と上質な内装を売りにしていました。中国などアジアでもシルフィやブルーバードの名前で発売されました。 (実車画像→ ブルーバード シルフィ 2005)

 

 

 2012年に日産 シルフィ 3代目(B17)が登場しました。車名からブルーバードが外され、1959年から続いたブルーバードの名前が消えました。プラットフォームは先代と同じでしたが、北米やアジアで販売する世界戦略車との位置付けから全幅が1.7mを超える3ナンバー規格となりました。外観は先代のプロポーションを継承し、大型のフロントグリルでノーズを強調したセダンらしいデザインとなりました。新開発のDOHC 4気筒1.8L(131HP)エンジンを搭載する前輪駆動車で変速機は副変速機付CVTだけでした。(国外仕様には1.6L 5段MTもある) 先代同様に上質な内外装の本格的なセダンでしたが、国内ではこの類のセダンは売れなくなりました。2019年にシルフィ 4代目(B18)が中国で公開/発売されましたが、国内のシルフィ 3代目は2020年に販売中止となりました。(中国ではシルフィの人気が高いのです)

 ミニカーは2014年に発売された京商 Jコレクション製です。J-コレクションは1/43ダイキャスト製で国産車をモデル化していたブランドで、比較的低価格ながらいずれも良い出来ばえでした。このシルフィ 3代目もプロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現され、とても良く出来ています。室内の内装は色分けされていて、インパネのメーターもリアルに再現されています。これ以外のシルフィ 3代目のミニカーはWIT'S'(レジン製)、RAI'Sのポリス仕様があります。なお2022年現在でシルフィ 初代/2代目のミニカーはないようです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN SYLPHY (G17) 1
NISSAN SYLPHY (G17) 2

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NISSAN NOTE (E12) 2012 JAPAN

NISSAN NOTE (E12)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN NOTE (E12)


KYOSHO J-COLLECTION JCP76001RD 1/43 mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.1m 全幅約1.7m エンジン 変速機: DOHC 3気筒 1.2L 98HP 5段変速/CVT
性能: 最高速180km/h (国内仕様)  データーベースで日産 ノートのミニカー検索

日産 ノート (E12) 日本 2012年

 

 2005年にコンパクトカー 日産 ノート 初代(E11)が登場しました。マーチとティーダの間を埋める5ドアハッチバックで、マーチをベースにしていました。外観はフロントのデザインがあまりかっこよくないですが、全体的には大きな縦型テールライトが印象的なセンスの良いデザインでした。DOHC 4気筒1.5L(109HP)エンジンを搭載する前輪駆動車で、後輪を電動モーターで駆動する4WD(e-4WD)もありました。2008年のマイナーチェンジで内外装を変更し1.6Lエンジンが追加されました。2010年のマイナーチェンジでも内外装が変更されました。居住性と立体駐車場への入庫を両立させたパッケージングなど走行性能/使い勝手が優れていました。(実車画像→ 日産 ノート 2005)

 

 2012年に日産 ノート 2代目(E12)が登場しました。(国内ではティーダーの後継車でもありました) 外観は先代のスタイルを踏襲していますが、フロント/リアのデザインがシャープになりました。エンジンはDOHC 3気筒1.2L/1.2Lスーパーチャージャー(79HP)にダウンサイジングされました。前輪駆動車で後輪を電動モーターで駆動する4WD(e-4WD)もありました。2016年にエンジンを発電専用としリチウムイオン電池を搭載して電動モーターで走行する、シリアル ハイブリッド方式を採用した「e-POWER」が設定されました。2012年のRJC カー オブ ザ イヤーを受賞しました。DOHC 4気筒1.6Lエンジン搭載のニスモやe-POWERが好評でした。2020年にe-POWER専用車の日産 ノート 3代目(E13)にモデルチェンジしました。2021年の日本/RJC カー オブ ザ イヤーを受賞しています。(実車画像→ 日産 ノート 2020 )

 

 

 ミニカーは2013年に発売された京商 Jコレクション製です。ノート 2代目(E12)をモデル化しています。このミニカーは保有していないので、ここではWEBショップの画像を借用させていただきました。 画像を見ただけですがJコレクション製ミニカーの標準的な出来ばえで、実車の雰囲気がそこそこうまく再現されているようです。ノートのミニカーはトミカの初代と2代目1/63、WIT'S(レジン製)の2代目、ハイストーリー(レジン製)の2代目 ニスモ、エブロのニスモ(レジン製)などがあります。

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TOYOTA 86 (ZN6) 2012 JAPAN

TOYOTA 86 (ZN6)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA 86 (ZN6)


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 184 1/43 100mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.16m 全幅約1.76m エンジン 変速機: DOHC 水平対向4気筒 2L 200HP 6段変速/6段自動変速
性能: 最高速230km/h (輸出仕様)  データーベースでトヨタ 86のミニカー検索

トヨタ 86 ZN6型 日本 2012年

 

 2000年代の「若者の車離れ」に対応して、トヨタは安価なスポーツカーの開発を2007年に決定しました。開発コストを低減する為にスバルと共同開発することに合意を得て、コンセプトと全体デザインはトヨタが、開発/設計はスバルが担当しました。製造はスバルが担当し2012年にトヨタ 86とスバル BRZが登場しました。トヨタ 86の名前は漫画「頭文字D」で主人公の愛車として登場し人気が出たカローラ スプリンター トレノ(AE86型)の愛称であるハチロクに因んだものです。デザインはトランクのある2ドアクーペで、ノーズが短いですがオーソドックなスポーツカースタイルです。全長に対してホイールベースが大きめですので、この類の車にしては室内が広いようです。 

 

 トヨタ 86はMR-S以来の久しぶりのスポーツカーで、スバルのDOHC 水平対向4気筒2L(200HP)エンジンを採用しフロントミドシップ/低重心を実現しています。また安価で走る楽しみを提供する為、ターボや4WDシステムは採用していません。スバル BRZとの違いは、フロントバンパー下部の形状と内装が少し異なる程度でほとんど同じです。WRCやスーパーGTなどのモータースポーツに参戦していて、2015年にガズー レーシングがチューンしたGRMN(2人乗りレース仕様)が限定販売されました。北米向けはサイオン(SCION) FR-S、ヨーロッパ向けはGT86として海外でも販売されました。2021年に86 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ トヨタ 86 2021)

 

 

 ミニカーは2013年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、イクソは京商Jコレクションのトヨタ 86を製造していたので、それを流用しています。京商らしいリアルな造形で、実車がうまく再現されています。安価な雑誌付きミニカーですので、コストダウンで室内の彩色仕上げは省略されていますが、ホイールや灯火類などの細部はリアルに出来ています。(京商Jコレクション製は内装を彩色仕上げしています) 国産名車コレクションは実車同様に同じ型を流用してスバル BRZもモデル化していました。これ以外の86のミニカーはトミカとトミカ リミッテドの1/60、京商の1/18と1/43と1/64、エブロのノーマルとレース仕様、オートアートの1/18、LA-X(レジン製)、WIT'S(レジン製)などたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA 86 1
TOYOTA 86 2

 以下は2012年に発売されたエブロ製のトヨタ 86 (1/43 型番44775)の画像です。こちらもエブロらしい正確なプロポーションで、実車がうまく再現されています。同じ車をモデル化しているので上記の国産名車コレクション製とほとんど同じように見えますが、灯火類やリアウィンドーの細部を見るとエブロの方がよりリアルであることが分かります。(エブロの値段は国産名車コレクションの2倍ですので当たり前ですが) また塗装もエブロの方がレベルが高いです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA 86 3
TOYOTA 86 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA 86 5
TOYOTA 86 6

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TOYOTA IQ 2012 JAPAN

TOYOTA IQ
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA IQ


IXO(HACHETTE) 国産名車 182 1/43 70㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約2.99m 全幅約1.68m エンジン 変速機: DOHC 3気筒 1L 68HP CVT無段変速機 5/6段変速 (輸出仕様) 
性能: 最高速150km/h   データーベースでトヨタ IQのミニカー検索

トヨタ IQ 日本 2012年

 

 2008年に軽自動車より小さいコンパクトカー トヨタ IQが登場しました。現状の車に人や荷物が満載されていることはほとんどないので、もっと小さなサイズの上質な車で交通渋滞緩和やCO2削減が出来るのでないかというコンセプトで開発されました。サイズは全長約2.99mX全幅約1.68mで、4人乗り(大人3名+子供1人が推奨)でした。外観は欧州のスマートあたりと似ていましたが、サイズの関係で同じようなスタイルになるのでしょう。サイズが小さいので衝突安全性が心配ですが、衝突安全ボディを採用し全部で9個のエアバッグを装備していました。オーディア/エアコンを装備し、内装も上質だったようです。

 

 DOHC 3気筒1L(68HP)/4気筒1.3L(94HP)エンジンをフロントに搭載する前輪駆動車で、CVT変速機で最高速150km/hの性能でした。欧州仕様には4気筒1.4L(90HP)ディーゼルターボエンジンも搭載されました。またIQはイギリスのアストン マーチン社にOEM供給され、アストン マーチン社で内外装をすべて交換して小型高級車アストン マーチン シグネット(1.3Lエンジン)として2011年から2013年まで販売されました。(実車画像→ アストン マーチン シグネット 2012) IQは2016年まで生産され、総生産台数は約3万台でした。開発コンセプトは理想的でしたが、軽自動車よりも高価であったこの車は結局売れませんでした。(個人的にはこのような車が普及することが好ましいと思うのですが)

 

 

 ミニカーは2012年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、イクソは京商 Jコレクション ブランドのOEMでIQ(型番JC60004)をモデル化していますので、これはそれを流用して室内の仕上げを簡素化した廉価版です。小さいミニカーですが実車のデザインがうまく再現されていて良く出来ています。仕上げは簡素ながら室内もそこそこ良く再現されています。これ以外のIQのミニカーはトミカとトミカ リミッテドの1/60、前述した京商 Jコレクション、エブロ、ミニチャンプス、スパーク(レジン製)のアストン マーチン シグネットなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA IQ 1
TOYOTA IQ 2

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MAZDA CX-5 2012 JAPAN

MAZDA CX-5
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA CX-5


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 214 1/43 106mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.54m 全幅約1.84m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2.2L ターボ ディーゼル 175HP 
6段変速/6段自動変速  FF/4WD
性能: 最高速180km/h (国内仕様)  データーベースでマツダ CX-5のミニカー検索

マツダ CX-5 日本 2012年

 

 2012年にクロスオーバーSUVのマツダ CX-5 初代が登場しました。マツダの「SKYACTIV TECHNOLOGY」技術をエンジン、シャーシ、ボディに採用した初めてのモデルでした。エンジンは高圧縮比で燃費を改善したDOHC 4気筒2L/2.5L(188HP)ガソリンと圧縮比を下げて軽量化と排ガス処理を簡素化したDOHC 4気筒2.2L(175HP)ディーゼルターボが搭載されました。シャーシとボディは軽量/高剛性で操縦安定性/衝突安全性が向上しました。ボディ形式は5ドアハッチバック(5人乗り)のみで、典型的なSUVスタイルながらマツダの新しい「鼓動」コンセプトを採用したシンプルながらセンスの良いデザインでした。

 

 先進技術としてはセンサーで前方車両を検出して衝突の危険性がある場合にブレーキをかける衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱を警告するシステム、設定した車速に応じて車間距離を保つよう自動で車速を調節するシステムなどが採用されました。2014年のマイナーチェンジでフロントグリルなどの意匠が小変更されました。2012年SUV国内販売台数で1位となるなどヒットし、特にディーゼル車の販売比率が高かったようです。(私も試乗しましたがディーゼルとは思えないスムーズなエンジンでした) 2017年にCX-5 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ マツダ CX-5 2017)

 

 

 ミニカーは2014年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、イクソは別ブランドのプレミアムXの型番PRD356でCX-5をモデル化していますので、それを流用しています。実車のセンスのよいデザインがうまく再現されていて、全体的に良く出来ています。ホイールや灯火類などの細部はリアルですが、安価な雑誌付きミニカーですので、内装の仕上げは無彩色で簡素化されています。これ以外のCX-5 初代のミニカーは前述したプレミアムXの輸出仕様(左ハンドル)とポリス仕様(右ハンドル)、トミカの1/66、WIT'S(レジン製)、ハイストーリー(レジン製)の後期型、OVERSTEERの1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MAZDA CX-5 1
MAZDA CX-5 2

 以下は2014年に発売されたイクソ プレミアムX製のマツダ CX-5 (1/43 型番PRD356)の画像です。一見すると上述した国産名車コレクション製と同じように見えますが、こちらは輸出仕様ですので左ハンドル仕様となっています。左ハンドル仕様なのでフロント ワイパーの向きが変更されていて、その前後ワイパーは国産名車コレクション製よりリアルな仕上げです。また室内もインパネ中央のナビ画面などが彩色されているなど仕上げがレベルアップしています。(定価ベースで倍以上の価格差があるので当然のことですが) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA CX-5 3
MAZDA CX-5 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA CX-5 5
MAZDA CX-5 6

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