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マツダ ロードスター NB型 日本 2001年
マツダ ロードスター 2代目 NB型が1998年に登場しました。名前からユーノスが外れ単にロードスターとなりますした。初代の特徴であったリトラクタブル式ライトは対人衝突安全性確保などの対応で廃止され、ジャガーのような変形ライトが採用され、ボディは抑揚があるダイナミックなものになりました。先代をベースにして足回りが改良され、衝突安全性向上の改良でやや重量が増えていました。ソフトトップのウインドーがガラス製になるなど内装の質が向上しました。エンジンはDOHC 4気筒1.6Lと可変吸気システムを追加したDOHC 4気筒1.8Lでした。
2000年のマイナーチェンジで後期型となり、フロントのライト周りの意匠が変更され、車体剛性向上などの改良がおこなわれました。エンジンは可変吸気システムが可変バルブタイミングに変わり160HPにパワーアップしました。モデル末期に限定車で1.8Lターボ(172HP)エンジンが追加されました。2003年に固定式ルーフを持つクーペが追加されました。2005年に3代目のNC形にモデルチェンジしました。
ミニカーは2001年頃に発売された京商 Jコレクション製で、マイナーチェンジ後をモデル化しています。なおこのミニカーはインターネット カスタマイズ専用車「web-tuned@Roadster(ウェブチューンド ロードスター)」の発売を記念した特注品で、当時のWEBでの抽選であたったものです。(前輪フェンダー上の「web-tuned@Roadster」のロゴがその証です) 出来の良いJコレクションの型番JC04053をベースにしていて、ベースの物より内装(ウッドステアリング、ウッドシフトノブなど)がリアルに仕上げてあります。 (ただ前バンパーとフェンダーとの間の隙間が少し気になりますが) これ以外のロードスター NBのミニカーは、ダイヤペットの当時物、Mテックの当時物、国産名車コレクションの後期型とその型を流用したFIRST43、MRK43(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ホンダ ステップワゴン 日本 2001年
2001年にホンダ ステップワゴン 2代目が登場しました。外観は先代のデザインを継承していましたが、ボディ/プラットフォーム/サスペンションは新規設計でした。ボディは若干大きくなり衝突安全性が強化されました。(見た目は大きいですが5ナンバー規格でした) ボンネットが短くなりフロアが低床化されて居住空間が大きくなり、2列シート5人乗り仕様がなくなり、すべてが3列シート8人乗りとなりました。先代よりパワーアップした直噴式 VTEC DOHC 4気筒2L(160HP)エンジンが搭載され、前輪駆動と4WDがありました。
2002年のマイナーチェンジでバンパーがボディと同色に変更されました。2003年ののマイナーチェンジでフロント/リアの意匠が変更され、DOHC 4気筒2.4L(162HP)エンジンが追加されました。同時に専用の内外装を備えて車幅を1725㎜に拡大した3ナンバー規格のステップワゴン スパーダが設定されました。また音声認識機能付きのDVDナビシステムがオプション設定されました。2005年にステップワゴン 3代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ホンダ ステップワゴン 2007)
ミニカーは2002年に発売されたMテック製の当時物です。ステップワゴン 2代目の初期型をモデル化しています。Mテックはエポック社が1996年に立ち上げた1/43サイズの国産車ミニカーのブランドで、安価ながら出来の良い乗用車/商用車を作っていました。このステップワゴンは特徴のあるフロント/リア/サイドビューなどがうまく再現されていて、当時の国産ミニカーとしてかなり良い出来ばえでした。ドアの開閉ギミック付きで、室内もそこそこ良く再現されています。なおこれはFS(フレンドショップ)限定品と称する限定品でしたが、通常品とどのような違いがあったのかは分かりません。 これ以外のステップワゴン 2代目のミニカーはトミカの当時物 1/64、エブロのスパーダがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ホンダ フィット GD型 日本 2001年
1996年にホンダ シティ 2代目の後継車としてロゴが登場しました。シティは個性的なデザインでしたが、実用性を重視したロゴは平凡なデザインの3/5ドアハッチバックでした。4気筒1.3L(66HP 16バルブ 91HP)エンジンを搭載する前輪駆動車でした。1998年に派生車として個性的なデザインのトールワゴン キャパと小型SUVのHR-Vが登場しました。ロゴは実用性は優れていたのですが、見た目が平凡だったのであまり売れませんでした。2001年に生産中止となり、総生産台数は約20万台でした。 (実車画像→ ホンダ ロゴ 1996) (実車画像→ ホンダ キャパ 1998) (実車画像→ ホンダ HR-V 1996)
2001年にロゴの後継車としてフィットが登場しました。先代ロゴのデザインが不評であったことから、目新しい顔つきで斬新なデザインの5ドアハッチバックに変わりました。燃料タンクを床下中央に配置するホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用し広い室内を実現していました。新開発した4気筒1.3L(86HP)エンジンを搭載し、前輪駆動と4WDがありました。デザインと性能全般が評価されて2001年の日本/RJC カー オブ ザ イヤーを受賞しています。私はこの車のTV CMを初めて見た際にこの車は売れると確信しましたが、予想通りこの車は大ヒットしました。(車は見た目が重要なのです) 2002年には新車販売台数でトヨタ カローラを抜いて1位となりました。 欧州やアジアではジャズという名前で販売され、海外でもヒットしました。2002年に4気筒1.5L(110HP)エンジンが追加され、2004年のマイナーチェンジでフロントの意匠が変更されました。2007年にフィット 2代目にモデルチェンジしました。国内総販売台数は約98万台でした。
ミニカーは2001年に発売されたエブロ製の当時物です。フィット 初代 初期型をモデル化しています。エブロらしいリアルな造形で実車の雰囲気がうまく再現され良く出来ています。室内の細部もインパネのメーターなど良く再現されています。エブロはエアロパーツを追加した無限仕様、派生車で東南アジア向けの4ドアセダン フィット アリア(2002年から国内に輸入して販売)もモデル化しています。これ以外のフィット 初代のミニカーはトミカ、トミーテックの1/150、Mテック カプセルの1/72などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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スバル インプレッサ 2.0 WRX 日本 2001年
2000年にスバル インプレッサ 2代目が登場しました。先代同様にセダン WRXとスポーツワゴンがあり、セダンは走行安定性を考慮してブリスターフェンダーで横幅が拡大され3ナンバー規格となりました。外観は先代のスタイルを継承し、横長ヘッドライトから変更された丸形ヘッドライトが特徴でした。水平対向4気筒1.5L/2L/2Lターボ(280HP)エンジンを搭載し前輪駆動と、マニアル変速でベベルギア式センターデフを持つ4WD、自動変速で油圧クラッチを電子制御する4WDがありました。高性能版としてWRX STiとスポーツワゴン STiがありました。
2001年の改良でB型となり、2002年のマイナーチェンジでC型(中期型)となり、評判の良くなかったヘッドライトが丸型から楕円型(俗称で涙目)に変更されエンジン/シャーシも変更されました。同時にワゴンにもWRXの名前が復活しました。2003年にD型、2004年にE型に改良され、2005年にWRX STiをベースにチューンされたS203が設定されました。2005年のマイナーチェンジでF型(後期型)となり、フロントグリル/ヘッドライトの意匠が変更されました。当時アメリカのGMはスバルに資本参加していたので、GMの意向で2004年にGM傘下のサーブにインプレッサ スポーツワゴンがOEM供給されて北米でサーブ 9-2Xとして販売されました。(実車画像→ サーブ 9-2X 2004) 2006年にG型となり、2007年にインプレッサ 3代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは2001年に発売されたイクソ製の当時物です。インプレッサ 2代目初期型の左ハンドル仕様をモデル化しています。プロポーションが良く初代の丸形ヘッドライトの顔付きがうまく造形されていて、かなり良い出来ばえです。灯火類、リアスポイラー、室内などの細部も良く仕上げてあります。イクソはインプレッサ 2代目の中期型/後期型とそのラリー仕様など50数種類ほどをモデル化しています。イクソ以外のインプレッサ 2代目のミニカーはオートアートの前期型/中期型/後期型 1/18、CM'Sのラリー仕様 1/64、hpiレーシングのラリー仕様、ビテスのラリー仕様、WIT'S(レジン製)のS203、京商Jコレクションの前期型、国産名車コレクションの中期型/後期型などたくさんあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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スズキ MRワゴン 日本 2001年
1997年の東京モーターショーに未来的なデザインの1ボックスカーのコンセプトカー スズキ UW-1が出品されました。(実車画像→ スズキ UW-1 1997) このコンセプトカーは1999年の東京モーターショーに出品されたMR-WAGONで量産化に近い軽自動車に発展し、2001年にはほぼ同じデザインのままMRワゴンとして量産化されました。MRワゴンのMRとはミッドシップエンジン リアドライブの意味で、コンセプトカーはエンジンを車体中央の床下に配置して広い室内を実現していました。ただ量産化に際してはボディデザインは踏襲したものの、操縦性の問題などから一般的なフロントエンジンの前輪駆動車となりました。(4WD仕様もありました)
ベースとなった車は軽トールワゴンのワゴンR 2代目で、MRワゴンのほうがワゴンRよりも車高が少し低くなっていました。ワゴンRとMRワゴンの違いは、ワゴンRは実用本位の車でMRワゴンは個性的なデザインで居住性を重視した車だそうです。MRワゴンはDOHC 3気筒660㏄(54HP インタークーラーターボ 60HP)エンジンを搭載しスポーティで、装備も同クラスの軽自動車より充実していたようです。2002年には日産にモコとしてOEM供給されました。2006年に2代目にモデルチェンジしましたが、個性的だったデザインは一般的なものに変わりました。その後2011年に3代目にモデルチェンジしましたが、ワゴンRとの違いがなくなった為か? 2016年に生産中止となり名前が消えました。(実車画像→ スズキ MRワゴン 2011)
ミニカーは2002年に発売されたトイコー製の当時物です。トイコーは東京にある子供向けの玩具メーカーです。これは自動車ディーラーの販促用に作られたスズキの特注品で一般市販はされなかったようです。(私はオークションで入手しました) ミニカーの作風や梱包箱の台座などから推測すると、製作にはMテックが関係しているように思われます。シンプルな作りですが、実車の販促品なので実車の雰囲気が良く再現されていてなかなかの良い出来ばえです。ドアが開閉しプルバックモーター付なのでバックさせてから離すと自走します。MRワゴン 初代のミニカーはこれしかないようです。2代目と3代目は、それぞれを童友社とトミカがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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