ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

NISSAN ELGRAND 1997 JAPAN

NISSAN ELGRAND
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN ELGRAND


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 230 1/43 112mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.77m 全幅約1.78m エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 3.3L 170HP 4段自動変速  FR/4WD
性能: 最高速180km/h (リミッター制限)  データーベースで日産 エルグランドのミニカー検索

日産 エルグランド 日本 1997年

 

 1995年に登場したトヨタの最上級ミニバン グランビア 初代(実車画像→ トヨタ グランビア 1997)に対抗するモデルとして、日産の最上級ミニバン エルグランド 初代が1997年に登場しました。日産 キャラバンとホーミーの上級仕様車として登場したので、当初は販売店別にキャラバン エルグランドとホーミー エルグランドがありました。ボディはセミキャブオーバーのワンボックスで、大きなフロントグリルで従来のミニバンよりダイナミックなデザインでした。7/8人乗りで室内は上質で広く、7人乗りの2列目シートは回転対座が可能、3列目シートを横に跳ね上げることでさまざまなシートアレンジが可能でした。エンジンは6気筒3.3L(170HP)と4気筒3.2L(150HP)ディーゼルがあり、後輪駆動とフルタイム4WDがありました。

 

 先進装備としてオートスライドドア、電子制御サスペンション、ツインモニター TVナビゲーションシステムなどがオプション設定されました。1998年に専用エアロパーツを装備したスポーティ仕様のハイウェイスターが追加されました。1999年のマイナーチェンジで車名がエルグランドに統一され、ディーゼルエンジンが新型の3Lに変更されました。2000年のマイナーチェンジで6気筒エンジンが新型のDOHC 3.5L(240HP)になり、フロントの意匠が変更されました。エルグランドはライバルのグランビアをデザインや走行性能で上回り、高級ミニバンの売れ筋となりヒットしました。2002年にエルグランド 2代目にモデルチェンジしました。

 

 

 以下は2014年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製で、製造メーカーはイクソです。実車に即したツートンカラーのカラーリングが綺麗でプロポーションも良く、実車の雰囲気がうまく再現されています。また安価な雑誌付きミニカーながら、灯火類、ドアミラー/リアアンダーミラー、室内などの細部もそこそこ良く再現されています。これ以外のエルグランド 初代のミニカーはトミカの1/64、トミカ リミッテドの大型化した専用ボディ仕様のジャンボ タクシー/消防車の1/43、ハイストーリー(レジン製)などがあります。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN ELGRAND 1
NISSAN ELGRAND 2

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TOYOTA MR-S PROTOTYPE (ZW30) 1997 JAPAN

TOYOTA MR-S PROTOTYPE (ZW30)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA MR-S PROTOTYPE (ZW30)


EBBRO 43087 1/43 90mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.9m 全幅約1.7m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.8L 140HP ミドシップ搭載 
5段変速/5段半自動変速
性能: 最高速210km/h (輸出仕様)  データーベースでトヨタ MR*のミニカー検索

トヨタ MR-S プロトタイプ ZW30型 日本 1997年

 

 トヨタ MR2の3代目としてMR-Sが1999年に登場しました。先代の曲線的なデザインから、初代のような角ばったデザインに戻りました。手動ソフトトップを持つオープンカーに変わったことで、国内では名前をMR-Sに変えましたが、海外ではMR2(北米ではMR2 スパイダー)を継承していました。先代はハイパワーエンジンによるトリッキーな操縦性に問題があった為、MR-Sではエンジンは1.8Lノンターボの140HPと控えめになりました。ただしスポーツカーとしての性能を確保するため、軽量化と重量配分の適正化が図られました。その為リアトランクはなくなり、シート背後に荷物スペースが付きました。

 

 2002年のマイナーチェンジで、前後のデザインを変更し、ボディ剛性が強化され変速機が6段となりました。実用性の低い2シーターのオープンカーということであまり売れず、2007年に生産中止となりました。総生産台数は約8万台でした。MR-Sをベースとしたカスタムカーとして、トヨタ モデリスタが企画したモデリスタ カセルタ、ザガートがデザインした限定車 TMI VM180 ザガートがありました。(実車画像→ TMI VM180 ザガートMR-S カセルタ) MR-Sのレース仕様車は全日本GT選手権(JGTC)やスーパー GTに参戦していました。

 

 

 ミニカーは2000年に発売されたエブロ製です。1997年の東京モーターショーで発表されたプロトタイプをモデル化しています。プロトタイプなのでシート背面のカウル部分が量産型と異なっていますが、それ以外はほぼ量産型と同じです。エブロらしいそつの無いリアルな造形で良く出来ています。オープンカーなので良く見える室内も細部まで良く仕上げてあります。エブロは量産型やレース仕様もモデル化しています。これ以外のMR-Sのミニカーは、ミニチャンプス、ハイスピード、オートアートの1/18、京商の1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA MR-S PROTOTYPE (ZW30) 1
TOYOTA MR-S PROTOTYPE (ZW30) 2

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TOYOTA COROLLA 5-DOOR HATCHBACK (A110) 1997 JAPAN

TOYOTA COROLLA 5-DOOR HATCHBACK (A110)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA COROLLA 5-DOOR HATCHBACK (A110)


VITESSE 111B 1/43 100㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.12m 全幅約1.69m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 110HP 5段変速/4段自動変速 (4WD仕様有り)
性能: 最高速195km/h (輸出仕様)  データーベースでトヨタ カローラ/スプリンター 8代目のミニカー検索

トヨタ カローラ 5ドア ハッチバック A110型 日本 1997年

 

 1991年にカローラ 7代目(E100)が登場しました。(実車画像→ トヨタ カローラ (E100) 1991) バブル絶頂期に設計されたので、全体的に高品質な仕様になっていました。先代同様のセダンスタイルですが、ホイールベースを拡大しボディは全長4.27mX全幅1.685mと大きくなり、ボディ全体に張りがあり高級な感じになりました。 4ドアセダン、5ドアワゴン/バンがあり、2ドアクーペのレビン/トレノといった車体構成も従来通りでした。エンジンは4気筒1.3L/1.5L/1.6L(商用車以外は全てDOHC) 、4気筒2L/2.2Lディーゼルが搭載されました。

 

 1995年にカローラ 8代目(E110)が登場しました。(実車画像→トヨタ カローラ (E110) 1995>) 外観はフロント周辺が少し変わったぐらいで、ほとんど同じようなデザインでした。中身も先代のコンポーネントの多くを踏襲していましたが、バブル崩壊を受けてコストダウンがされていました。車体構成や搭載されるエンジンも先代とほぼ同じでした。この世代から輸出モデルを仕向け地に応じて国内版と区別して作り分けるようになりました。特に欧州向けは国内版とは異なる外観の3/5ドアハッチバックがありました。1997年に派生車としてミニバンのカローラ スパシオが登場しました。2000年にカローラ 9代目(E120/130)にモデルチェンジしました。(実車画像→ トヨタ スパシオ 1997)

 

 

 ミニカーは1998年に発売されたビテス製です。カローラ 8代目(E110)の欧州向け輸出仕様の5ドアハッチバックをモデル化しています。(ミニカーの底板にはリフトバックと表記されています) 国内版とフロント/リアの造形が異なるので、見慣れない外観のカローラです。少しプロポーションが違うかなという感じがしますが、彩色されたシートなど細部の仕上げが凝っていてまずまずの良い出来ばえです。なおこれはプラスチック ディスプレイケースにトヨタ ロゴが表示されていて型番も特殊なのでトヨタの販促用ノベルティとしても使われた物だと思います。ビテスは同じ輸出仕様の3ドアハッチバックもモデル化していました。これ以外のカローラ 8代目(E110)のミニカーはハイストーリーのレビン、トミカのカローラ スパシオ、イクソのWRCレース仕様などがあります。以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとリアの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA COLLORA HATCHBACK (A110) 1
TOYOTA COLLORA HATCHBACK (A110) 2

 カローラ 7代目(E100)は最近までミニカーがありませんでしたが、ハイストーリー(レジン製)が2016年にレビン、2021年にセダンをモデル化しました。バブル時代を代表する大衆車として高品質であった7代目 セダンを1/43のダイキャスト製でモデル化してほしいものです。
 データーベースでトヨタ カローラ/スプリンター 7代目のミニカー検索

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TOYOTA PICNIC (IPSUM) 1997 JAPAN

TOYOTA PICNIC (IPSUM)
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TOYOTA PICNIC (IPSUM)


VITESSE 085D 1/43 108㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.53m 全幅約1.7m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L 135HP 4段自動変速 4WD仕様有り
性能: 最高速180km/h (輸出仕様)  データーベースでピクニック (イプサム)のミニカー検索

トヨタ ピクニック (イプサム) 日本 1997年

 

 1994年に登場したホンダ オデッセイが大ヒットしたことで始まった低ルーフ ミニバンのブームに合わせてトヨタ イプサム 初代が1996年に登場しました。コロナ プレミオをベースにして開発された前輪駆動車で、3列シートの7人乗りでした。オデッセイは3ナンバー規格でしたが、イプサムは小さな子供がいる家族向けというコンセプトで、コンパクトな5ナンバーサイズでした。したがって見た目も親しみ易い丸っこいもので、一番後ろの斜めになったピラーが個性的でした。なお「イプー」と名付けた子供向けのイメージキャラクター(ゆるキャラ)を使った当時のCMは面白いものでした。(参考動画→ トヨタ イプサム CM) イプサムのコンセプトとCM戦略は当たりヒットしました。

 

 当初のエンジンはDOHC 4気筒2L(135HP)が搭載され、1997年に4気筒2.2L(94HP)ターボディーゼルが追加されました。ガソリンエンジン車には4WD仕様がありました。1998年のマイナーチェンジで後期型となり内外装が小変更され、トヨタ初のアクティブ トルクコントロール4WDが採用されました。1998年に派生車としてサイズを少し大きくした上級車のガイアが登場しました。車のコンセプトに合わせたのだと思いますが、イプサムはピクニックという名前で輸出されました。2001年に3ナンバー規格でサイズが大きくなったイプサム 2代目にモデルチェンジしました。(参考動画→ トヨタ ガイア 1998)

 

 

 ミニカーは1997年に発売されたビテス製の当時物です。輸出仕様のピクニックをモデル化しています。プロポーションが良く実車がうまく再現されています。また彩色された3列シートの室内やインパネ/メーターなどの細部もリアルに再現されていてとても良く出来ています。ビテス倒産後にサンスター傘下で復活したビテス ブランドで右ハンドルに変更したイプサム(後期型)が2005年頃に発売されました。これ以外のイプサム 初代のミニカーはダイヤペットの当時物、トミカがありました。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA PICNIC (IPSUM) 1
TOYOTA PICNIC (IPSUM) 2

 以下は1997年に発売されたセガ傘下のダイヤペットの当時物 トヨタ イプサム (1/40 型番RV-11)の画像です。ダイヤペットの協力会社の11番工場製で、当時のダイヤペットのミニカーとしてはそこそこ良い出来ばえでした。リアドアにはイメージキャラクターのイプーのシールが貼られていますが、それ以外にもミニカーの箱にはイプーのシールが添付されていて、販促用ノベルティ的な使われ方もされたようです。ボンネットとドアが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA IPSUM 3
TOYOTA IPSUM 4

  以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA IPSUM 5
TOYOTA IPSUM 6

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TOYOTA CROWN MAJESTA C TYPE V8 4000 (S150) 1997 JAPAN

TOYOTA CROWN MAJESTA C TYPE V8 4000 (S150)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CROWN MAJESTA C TYPE V8 4000 (S150)


HI-STORY HS131BK 1/43 
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.82m 全幅約1.76m エンジン 変速機: DOHC 6気筒 3L 220HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速180km/h   データーベースでトヨタ クラウン S150型のミニカー検索

トヨタ クラウン マジェスタ Cタイプ V8 4000 (S150) 日本 1997年

 

 トヨタ クラウン 10代目(S150)が1995年に登場しました。デザインは先代(S140)を踏襲していましたが、少しだけ直線的になっていました。プラットフォームはマーク II(X90)と共通化され、全モデルがモノコックボディとなりました。(先代はマジェスタ以外はフレーム構造) ボディ形式は4ドアセダンと4ドアハードトップがありました。エンジンは先代と同じDOHC 6気筒2L(135HP)/2.5L(180HP)/3L(230HP)、6気筒2.4L ターボ ディーゼルなどがあり、クラウン初の4WD仕様が設定されました。

 

 同時にモデルチェンジした上級車のマジェスタ 2代目(S150型)はテールライトが細長い縦型でデザインが差別化されていました。(GM キャディラック風のデザインです) 1997年のマイナーチェンジで、SRSサイドエアバッグ、横滑り防止システムVSC、クラウン初のメーターが発光するオプティロンメーターなどの先進装備が設定されました。1999年にクラウン 11代目(S170)/クラウン マジェスタ 3代目(S170)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2016年に発売されたハイストーリー製です。レジン製でクラウンの上級車のマジェスタをモデル化しています。私は並みの出来ばえでやたらと高価なだけのレジン製ミニカーは買いません。(実車に特別の思い入れがある場合は買いますが) そんな訳でこのマジェスタのミニカーは購入していないので、画像はWEBショップの商品画像を使わせてもらいました。画像で見る限りでは、それなりに良く出来ているようです。マジェスタ以外のクラウン(S150)のミニカーは2022年にGCDが1/64でモデル化していますが、それ以外はありません。RAI'Sがクラウン(S150)のパトカーをモデル化していますが、これは見た目がほとんど変わらないS140型のミニカーを改造して、S150に仕立ているようです。このクラウン S150型のように見た目が変わらずほとんど目新しさがない車は、実車が不人気でなくてもミニカーにならない場合が結構あります。

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