ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

RENAULT 16 PARAMOUNT FILM UNIT TOUR DE FRANCE 1965 FRANCE

RENAULT 16 PARAMOUNT FILM UNIT TOUR DE FRANCE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
RENAULT 16 PARAMOUNT FILM UNIT TOUR DE FRANCE


CORGI GS13 1/43 115mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.3m 全幅約1.63m エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 55HP 4段変速
性能: 最高速139km/h  データーベースでツール ド フランス(自転車) 関係のミニカー検索

ルノー 16 パラマウント カメラカー ツール ド フランス フランス 1965年

 

 ツール ド フランスはフランスを中心に周辺国で行なわれる自転車のプロレーサーによるロードレースで、世界最大の自転車レースとして知られています。毎年7月に約3週間の日程で行われ、コースは平坦なステージ、山岳ステージ、タイムトライアルステージの全21ステージが設定され、全行程は約3300km(高低差2000m)になるそうです。1チームは9人編成で、20数チームが参加し、参加する選手はヨーロッパだけではなくアメリカやオーストラリアなど全世界から集まります。なお自動車レースのツール ド フランスは1899年から1986年まで開催されていて、この自動車レースをヒントにして1903年から自転車レースのツール ド フランスが始まったようです。

 

 世界最大の自転車レースですから、フランスでは国家的な規模でサポートされる一大イベントとなっています。レース中にはチームをサポートするサービスカーやバイクが選手と共に移動します。また選手が通過する前に各チームのスポンサーが宣伝カーを繰り出し、沿道の観客にお菓子や応援グッズなどを配るそうです。それらの宣伝カーは日本の祭りの山車のように趣向を凝らした面白い物が多く、それらもこのイベントの楽しみとなっているようです。

 

 

 ミニカーは1968年に発売されたコーギー製の当時物です。ツール ド フランスを撮影する映画会社パラマウントのルノー 16 カメラカーに自転車レーサーを追加したセット物で、コーギーお得意のミニ ジオラマ仕立ての楽しいミニカーでした。カメラカーは型番260のルノー 16の屋根にパラマウントのロゴパネルを付け、リアにカメラ台とカメラマン(コーギーの型番479コマー PB カメラ バンと同じ物)をセットしてありました。自転車はダイキャスト製ホイールと軟質プラスチックフレームの自転車(スタンド付)に良くできたフィギュアが乗っています。(子供が乱暴に扱っても壊れないよう軟質プラスチックを使っているのは老舗コーギーらしい配慮です) コーギーは型番510でシトロエン DS ツール ド フランス 監督車もモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像とカメラマンの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

RENAULT 16 PARAMOUNT FILM UNIT TOUR DE FRANCE 1
RENAULT 16 PARAMOUNT FILM UNIT TOUR DE FRANCE 2

 以下はミニカーの箱とカメラカーと自転車レーサーの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

DOME ZERO 3
DOME ZERO 4

 ツール ド フランス(自転車)は人気が高いので、自転車レーサー、サービスカー、宣伝カーなどがミニカーになっています。ポリスティル、ベレム、ノレブなどの当時物がありますが、ほとんどはノレブの最近の物です。ノレブにはサイクリストのフィギュアが揃っていて、変わった形の面白い宣伝カーもたくさんあります。(当方のデーターベースでは約100種類がリストアップされています →データーベースでツール ド フランス(自転車) 関係のミニカー検索)

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CITROEN DS 19 CABRIOLET HENRI CHAPRON PALM BEACH  1965 FRANCE

CITROEN DS 19 CABRIOLET HENRI CHAPRON  PALM BEACH
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 19 CABRIOLET HENRI CHAPRON  PALM BEACH


NOREV 158060 1/43 112mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.84m 全幅約1.79m エンジン 変速機: 4気筒 1.9L 83HP 4段変速
性能: 最高速160km/h  データーベースでシトロエン DS カブリオレ/クーペのミニカー検索

シトロエン DS 19 カブリオレ (アンリ シャプロン) パームビーチ フランス 1965年

 

 シトロエン DSは特別に高級な車ではありませんでしたが、ドゴール大統領専用車を初めとして、政府公用車に多く使われました。(当時のフランスにはこのクラスのライバルが少なかったからでもありましたが) フランスのカロッツェリアであるアンリ シャプロン(HENRI CHAPRON)は、DSをベースにした豪華なカブリオレを特注で製作していました。ホイールベースを変えずに客室部分を2+2座(又は2座)に変えた贅沢なレイアウトは、戦前のブガッティ、ドライエなどの豪華なスポーティカーの流れを引き継ぐ魅力ある車に仕上がっていました。

 

 この車は好評であった為、1960年からシトロエンのカタログモデルに追加されました。ボディ架装はシャプロンが行い価格はDSの約2倍と高価な車でした。オプションでハードトップも用意されていましたが、純粋なハードトップだけの仕様もありました。シャプロンの特注でハードトップの形状が異なるダンディ クーペ(LA DANDY COUPE)とコンコルド クーペ(CONCORD COUPE)の2タイプがありました。カブリオレはDS 21にも採用されて1971年まで生産され総生産台数は約1400台、後継車はSMでした。(実車画像→ シトロエン DS ダンディ クーペシトロエン DS コンコルド クーペ)

 

 

 ミニカーは1995年に発売されたノレブ製で、パームビーチという名前が付けられたアンリ シャプロン製のDS 19 カブリオレをモデル化しています。このパームビーチはフロントに補助灯が付きリアに小さなテールフィンがあるデザインになっています。実車の雰囲気がうまく再現されていて、室内の造形も当時としてはそこそこ良く出来ていました。ただこのミニカーは限定生産品だったのでハンドメイド並みに高価(定価14000円)でしたが、魅力的なカラーリングやクロームモール処理などが気に入って購入しました。ノレブはこれ以外にもプラスチック製の当時物や1/18などDS カブリオレ/クーペを20数種類もモデル化しています。ノレブ以外のDS カブリオレではリオやソリドなどがあり、最近の物ではサンスターの1/18やWELLYの1/24などがあります。DS ハードトップ クーペのミニカーではコーギーの当時物でダンディ クーペ、METAL-18の1/18などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN DS 19 CABRIOLET HENRI CHAPRON PALM BEACH 1
CITROEN DS 19 CABRIOLET HENRI CHAPRON PALM BEACH 2

 以下は1992年に発売されたノレブ製のシトロエン カブリオレ(1/43 型番157103)の画像です。これは上記のパームビーチより先に発売されていたものですが、こちらはホイールが簡素でフロントの補助灯がなくテールフィンもありません。たぶんこの仕様はシトロエンのカタログモデルの仕様なのだと思います。上記のパームビーチ同様の良い出来ばえです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 19 CABRIOLET 3
CITROEN DS 19 CABRIOLET 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 19 CABRIOLET 1
CITROEN DS 19 CABRIOLET 2

 以下は1992年に発売されたリオ製のシトロエン DS 19 カブリオレ (1/43 型番98)の画像です。上記のノレブ製に比べるとやや寸詰まりなプロポーションのように思えますが、実車の雰囲気から外れているということはありません。ドア開閉のギミック付きで、室内もノレブ同等の出来ばえです。リオにはこれにフランスのドゴール大統領のフィギュアを付けたバリエーションも発売しています。(参照ページ → フランス大統領専用車のページ) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 19 CABRIOLET 3
CITROEN DS 19 CABRIOLET 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 19 CABRIOLET 5
CITROEN DS 19 CABRIOLET 6

 以下は1966年に発売されたコーギー製の当時物 シトロエン DS ダンディ クーペ (1/43 型番259)の画像です。上述したアンリ シャプロン製のダンディ クーペをモデル化していて、これもフロントに補助灯が付きリアに小さなテールフィンがあります。1960年代のミニカーとしては、かなり良い出来ばえでした。ドア/トランクが開閉し、室内もドアの内張など良く仕上げてあります。ラインストーンを使ったヘッドライト/補助灯とメタル製のホイールはこれぞ1960年代のミニカーといったところです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 19 DANDY COUPE 1
CITROEN DS 19 DANDY COUPE 2

以下はフロント/リア(トランク開閉)の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN DS 19 DANDY COUPE 3
CITROEN DS 19 DANDY COUPE 4


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PEUGEOT 204 1965 FRANCE

PEUGEOT 204
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 204


DINKY(FR) 510 1/43 92㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.99m 全幅約1.56m エンジン 変速機: 4気筒 1.1L 48HP 4段変速
性能: 最高速140km/h  データーベースでプジョー 204のミニカー検索

プジョー 204 フランス 1965年

 

 プジョー 203の下級グレードの後継車として204が1965年に登場しました。プジョーにとって初めての前輪駆動車で、変速機の上にエンジンを横置きに配置するBMC ミニと同じイシゴニス方式を採用していました。小型車ながらなかなか品のあるボディはピニンファリーナのデザインでした。当初は4ドアセダンのみでしたが、直ぐにブレーク(ワゴン)が追加され、1966年にホイールベースを短縮した2ドアクーペとカブリオレが追加されました。最近ではこのようなボディ バリエーション展開をする車は少なくなりましたが、昔の大衆車にはこのようなバリエーション展開がされていました。

 

 当初のエンジンは4気筒1.1L(48HP)で、4段変速で最高速140km/hの性能でした。1968年には1.3L(36HP)ディーゼルエンジンが追加され、このエンジンは当時世界最小の量産型ディーゼルエンジンでした。1969年には204のボディを拡大した304が登場しました。1976年に生産中止となり総生産台数は約160万台でした。1970年頃の204はフランスのベストセラーカーだったそうです。204の生産中止でサイズの大きな304が後継となっていましたが、1982年に同じようなサイズの205が登場しました。

 

 

 ミニカーは1965年に発売されたディンキー(仏)製の当時物です。フロントグリル全体が銀色の塗装で再現されているので、グリルが平板な感じがするのがいまいちですが、全体のプロポーションはディンキー(仏)の常でうまく出来ていました。ディンキー(仏)はカブリオレもモデル化していました。これ以外の204の当時物ミニカーはノレブのセダン/クーペ/ブレーク、ディンキーをコピーしたオートピレンとメトスルなどがありました。当時物以外ではノレブの新製品、イクソ系のノスタルジーなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとリアの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PEUGEOT 204 1
PEUGEOT 204 2

 以下は1965年頃に発売されたノレブ製の当時物 プジョー 204 (1/43 型番5)の画像です。ノレブ初期のプラスチック製で、プロポーションが良く当時のミニカーとしては良く出来ていました。ボンネットとトランクとスライディングルーフの開閉ギミック付です。ただしノレブ初期物のほとんどは経年変化でプラスチックが変形する問題があり、これもウィンドスクリーンやボンネットが大きく変形しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 204 3
PEUGEOT 204 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 204 5
PEUGEOT 204 6

 以下は1968年頃に発売されたディンキー(仏)製の当時物 プジョー 204 カブリオレ (1/43 型番511)の画像です。上記のディンキー(仏)製セダンのバリエーションです。これもディンキー(仏)らしい良い出来ばえで、ドア開閉ギミック付です。なおこの個体だけの問題だと思いますが、ボディが少し弓なりに変形しています。ダイキャスト製ボディが変形するのは粗悪なダイキャスト素材が原因であることが多いので、これもその類で症状の軽いものだと思いますが、屋根のないボディだとこんな具合に弓なりの変形となります。ただしディンキー(仏)のような老舗ブランドでこのような変形が起こることは珍しいです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 204 CABRIOLET 1
PEUGEOT 204 CABRIOLET 1

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとリアの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 204 CABRIOLET 3
PEUGEOT 204 CABRIOLET 4

 以下は1968年頃に発売されたノレブ製の当時物 プジョー 240 クーペ (1/43 型番147)の画像です。上記のノレブ製セダンのバリエーションです。これもプロポーションが良くクーペのスタイルがうまく再現され、ボンネット/ドア/ハッチバックの開閉ギミック付きです。残念ながらこれもプラスチックの経年変化でウィンドスクリーンやボンネットが大きく変形しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 204 COUPE 1
PEUGEOT 204 COUPE 2

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/ハッチバック開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 204 COUPE 3
PEUGEOT 204 COUPE 4

 以下は1966年頃に発売されたノレブ製の当時物 プジョー 240 ブレーク (1/43 型番32)の画像です。上記のノレブ製セダンのバリエーションです。これもプロポーションが良くブレークのスタイルがうまく再現され、ボンネットの開閉ギミック付です。これも残念なことにプラスチックの経年変化でウィンドスクリーンやボンネットが大きく変形しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 204 BREAK 1
PEUGEOT 204 BREAK 2

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT 204 BREAK 3
PEUGEOT 204 BREAK 4

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PEUGEOT J7 ROAD SERVICE 1965 FRANCE

PEUGEOT J7 ROAD SERVICE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT J7 ROAD SERVICE


DINKY(FR) 570A 1/43 109mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.74m 全幅約2m エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 52HP 4段変速
性能: 最高速100km/h 積載量 1.4/1.8t データーベースでプジョー J5/J7/J9のミニカー検索

プジョー J7 道路工事車 フランス 1965年

 

 1930年代までの初期の商用車(バン、トラック、バスなど)は乗用車をベースにしたものがほとんどでした。世界最古の自動車メーカーであるプジョーも、初期には乗用車をベースにしたトラックなどの商用車がありました。ただ第2次大戦以前の乗用車(商用車)市場ではルノーが圧倒的なシェアを確保していました。

 

 戦後プジョーは車体製造会社のショーソン社を傘下に収め、そのショーソン傘下のシェナール & ウォルカー社が開発した小型商用車CPVを1950年にプジョー D3として発売しました。D3は戦前の202の4気筒1.1Lエンジンを運転席の足元に配置した前輪駆動車で、突き出したノーズ(豚の鼻と呼ばれたエンジン搭載部)が特徴のワンボックス車でした。(なお初期のCPV>は小型の2気筒エンジンだったので、ノーズは突き出していませんでした) 1950年にエンジンを1.3LにパワーアップしD3Aとなり、1955年に外観はほとんど同じでマイナーチェンジしたD4となりました。1959年には1.8Lディーゼルエンジンが追加されました。(実車画像→ シェナール & ウォルカー 初期のCPVプジョー D3)

 

 

 1965年にD4はJ7にモデルチェンジしました。J7も前輪駆動車で、エンジンは4気筒1.5L/1.6Lと4気筒1.9L/2.1Lディーゼルで、運転席下に配置していました。バン、ピックアップ、ミニバス、消防車などがあり、積載量は1.4/1.8tでした。1.8Lガソリン/2.3Lディーゼルエンジンが追加されるなどして、1980年までに約34万台が生産されました。後継車は1981年に登場したJ9でした。同じ年にJ9より積載量の多いJ5が登場し、J5は2004年にエキスパート(シトロエン ジャンピーと姉妹車)となりました。J9は1993年にボクサー(シトロエン ジャンパーと姉妹車)となりました。(実車画像→ プジョー J9)
 プジョー 商用車のミニカー→ データーベースでプジョー D3/D4のミニカー検索
データーベースでプジョー エキスパートのミニカー検索
データーベースでプジョー ボクサーのミニカー検索

 ミニカーはディンキー(仏)製の当時物です。ディンキー(仏)らしいリアルな造形で、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。J7の道路工事車をモデル化していますので、屋根に取り付ける工事車両の表示パネル「CHANTIER MOBILE(道路工事)」が付属しています。スライドドア/リアドアがスムーズに開閉するギミック付きで、室内は運転席中央にあるエンジンの出っ張りや広い荷物スペースなどが再現されています。室内には円錐コーン、道路標識を積載し、工事作業者のフィギュアも付属しています。なお当時のディンキー(仏)のミニカーには紙シールのナンバープレート(前後分)が付いていて、このJ7にもそれを貼ってあります。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

PEUGEOT J7 AUTOROUTES 1
PEUGEOT J7 AUTOROUTES 2

 以下は右側スライドドアの開閉動作の画像とジオラマ仕立ての梱包箱とフィギュアと付属品の画像です。(画像のマウスオーバーやタップで動画がスタートします)
PEUGEOT J7 AUTOROUTES 3
PEUGEOT J7 AUTOROUTES 4

 昔からの老舗ミニカーブランドは乗用車だけではなく、レースカー、商用車、公用車、産機、農機など自動車全体をバランス良くモデル化していました。したがってこんな具合に商用車でジオラマ的な楽しみ方ができるのも昔のミニカーの良いところでした。これ以外のプジョー J7の当時物ミニカーとしてはディンキー(仏)のバリエーションやノレブのプラスチック製、ソリド製(1/50)があります。当時物以外では、エリゴールやノレブなどがあります。  以下は1976年に発売されたソリド製の当時物 プジョー J7 ミニバス (1/50 型番355)の画像です。ボディ側面に表示された「TRANSPORT D'ENFANTS」とはCHILDREN’S TRANSPORTの意で園児の送迎バスをモデル化しています。室内を見ると運転席2座と4列3座シートの16人乗りとなっています。テールゲートが開閉するギミック付きです。安価なミニカーでしたが、室内がそこそこ再現されていて、テールゲートが開閉するギミック付きで良く出来ていました。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT J7 MINIBUS 1
PEUGEOT J7 MINIBUS 2

 以下はフロント/リアの拡大画像とリアドアの開閉動作の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
PEUGEOT J7 MINIBUS 3
PEUGEOT J7 MINIBUS 4

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MATRA JET 6 1965 FRANCE

MATRA JET 6
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MATRA JET 6


MINIALUXE  1/43 95㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.22m 全幅約1.5m エンジン 変速機: 4気筒 1.2L 105HP 4段変速
性能: 最高速200km/h  データーベースでマトラ ジェットのミニカー検索

マトラ ジェット 6 フランス 1965年

 

  若き技術者シャルル ドイッチェ(Charles Deutsch)とルネ ボネ(Rene Bonnet)が戦前に興したDB(Deutsch-Bonnet)社はシトロエンをベースにしたレースカーを開発していました。戦後の1950年代にパナールをベースにして開発したDB パナールがルマンで活躍するなどして、DB社はスポーツカーメーカーとしての地位を築きつつありました。(実車画像→ DB パナール HBR 1955) 1962年にシャルル ドイッチェがDB社から離れ、DB社はルネ ボネ社に改名し、パナールのエンジンを搭載した車の開発を続けました。そのルネ ボネ社を軍事用ミサイルメーカーのマトラ社が買い取って、1964年に自動車部門として設立させたのがマトラ スポーツ社でした。

 

 マトラ スポーツ社はルネ ボネ社が1963年に市販した世界初の市販ミドシップエンジン搭載車ジェットの細部を変更して、マトラ ジェットとして1965年に登場させました。ボディはFRP製で、ルノー 8用の4気筒1.1L(70HP)エンジンを搭載し最高速170km/hのジェット 5からルノー 8 ゴルディーニ用の4気筒1.3L(105HP)エンジンを搭載した最高速200km/hのジェット 6など数種類のチューンがありました。高価格で実用性が低かったので商業的には失敗作でしたが、高度な内容を持つ車でした。1967年に後継車のマトラ M530が登場しました。

 

 

 ミニカーは1970年代に発売されたフランスのMINIALUXE製です。(発音が違うかもしれませんが、MINIALUXEはミニオールと呼んでします) ミニオールは1950年代から1970年代後半までプラスチック製のミニカーを製造していました。クラシックカーのTACOTSシリーズとフランス車を中心とした当時物の現代車シリーズがありました。(参照ページ→ ミニオールのクラシックカー ミニカー一覧) これは現代車シリーズの一台で、プラスチック製です。プラスチックの経年変化によるボディの変形は気になるほどではないですが、合成ゴムのタイヤに添加された可塑剤でホイールが溶ける問題が発生しています。溶けたホイールがやや見苦しいですが、実車のダイナミックなボディが良く再現されていて当時物ミニカーとしては良い出来ばえでした。これ以外のマトラ ジェットのミニカーはイクソ系のノスタルジー、ビザール(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像とハッチバック開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MATRA SPORTS JET 6 1
MATRA SPORTS JET 6 2

 DB パナールのミニカー→データーベースでDB パナールのミニカー検索"

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