ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

MAZDA ATENZA (MAZDA 6) 2002 JAPAN

MAZDA ATENZA (MAZDA 6)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA ATENZA (MAZDA 6)


J-COLLECTION 118 1/43 109㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.68m 全幅約1.78m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2.3L 166HP 6段変速/5段自動変速 4WD仕様有
性能: 最高速214km/h (輸出仕様)  データーベースでマツダ アテンザのミニカー検索

マツダ アテンザ 日本 2002年

 

 マツダ カペラ 7代目の後継車としてアテンザが2002年に登場しました。シャーシからエンジンまで全てが新設計され、発売当初は5ドア スポーツカーとのキャッチコピーで、高性能をアピールしていました。車幅が広い3ナンバー車で、3ドアハッチバック、セダン、ステーションワゴンの3タイプがあり、センスの良いスポーティなデザインでした。エンジンはMZRエンジンと称するDOHC 4気筒2L/2.3L(166HP)を搭載していました。デザインや走行性能が高く評価され、2002年RJC カー オブ ザ イヤーを受賞しています。

 

 2005年のマイナーチェンジで、フロントの意匠変更、エンジンのダイレクトイグニッション化など改良が行われました。同年に4気筒2.3L(272HP)直噴ガソリンターボエンジン、電子制御式4WDシステムを搭載した高性能なマツダスピード アテンザが追加されました。2006年にはマツダ車として歴代最短となる4年1ヶ月で世界累計生産台数100万台を達成しました。 北米、欧州、アジアなどにMAZDA 6として輸出され、輸出仕様にはフォードのV型6気筒3Lや4気筒2Lディーゼル ターボ エンジンが搭載されました。3/4代目カペラ(626)と同様に欧州(特にドイツ)で高評価を得ていました。2008年にアテンザ 2代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは京商 Jコレクション製で、実車発売当時のマツダの販促用特注品で非売品扱いでした。(当方はWEBオークションで入手しました) プロポーションが正確でライト類や室内などの細部がリアルに仕上げてあり、当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。これ以外のアテンザの当時物ミニカーは、トミカの1/62とMテックがありました。当時物以外では2010年に国産名車コレクションで発売され、それと同じ型のものがFIRST43で2015年に発売されました。さらに2015年にWIT’Sがレジン製で高性能版のマツダスピード セダン 23Z、2023年にハイストーリーがレジン製でスピード 23Sをモデル化しています。なお2023年現在でカペラ 6代目/7代目のミニカーは無いようです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MAZDA ATENZA (MAZDA 6) 1
MAZDA ATENZA (MAZDA 6) 2

 以下はこのミニカーの箱の画像です。ミニカー付き雑誌と同じくらいのサイズの専用箱に収められていました。箱を開くとアテンザが道路上を走行しているジオラマ仕立てとなっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA ATENZA (MAZDA 6) 3

 以下は国産名車コレクション製のマツダ アテンザ (1/43 No.118)の画像です。メーカーはイクソで上述した京商 Jコレクションの型を流用しているようです。京商 Jコレクションはイクソが製造していましたので、こんな具合に流用が出来たのでした。安価な雑誌付きミニカーなのでコストダウンで前席サイドウィンドーが閉じられ内装の仕上げがやや簡素化されていましたが、それ以外はほとんど同じでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA ATENZA (MAZDA 6) 5
MAZDA ATENZA (MAZDA 6) 6

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MAZDA MPV SPORT V6 2002 JAPAN

MAZDA MPV SPORT V6
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA MPV SPORT V6


J-COLLECTION JC12032S 1/43 112㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.81m 全幅約1.83m エンジン 変速機: DOHC V型6気筒 3L 195HP 5段自動変速  FF/4WD
性能: 最高速180km/h  データーベースでマツダ MPVのミニカー検索

マツダ MPV スポーツ V6  日本 2002年

 

 マツダ MPVは北米専用車として開発されたミニバン(8人乗り5ドア)で1988年に登場しました。(MPVとはMulti Purpose Vehicle:多目的乗用車の意) ルーチェ 5代目のプラットフォームを使った後輪駆動車で、アメリカ車的なデザインでした。国内でも1990年からMPVとして発売されましたが、当初はV型6気筒3Lエンジン搭載で内装が本革仕様と高価でしたので、ミニバンではなく新ジャンルの高級車として扱われました。1991年のマイナーチェンジでアンフィニ店専売のアンフィニ MPVとなり、フロントグリルが変更され、本革仕様ではない一般向け仕様が追加されました。1995年のマイナーチェンジでバンパーが大きくなって全長が伸びフロント/リアの意匠が変更され、4気筒2.5L(120HP)と4気筒2.5L(125HP)ディーゼルターボエンジンが追加されました。ディーゼル車にはパートタイム式4WDが設定されました。 (実車画像→ マツダ MPV 北米仕様 1989)

 

 1999年にMPV 2代目が登場しました。プラットフォームが一新され、前輪駆動車(パートタイム式4WD)となりました。当時のマツダ車に共通する5角形フロントグリルを採用し他社のミニバンと似たようなデザインになり、両側スライドドアが採用されました。エンジンはDOHC 4気筒2LとDOHC V型6気筒2.5Lが搭載されました。3列シートの7人乗りで2列目シートは左右にスライド可能で、3列目シートは床下へ格納できました。2002年のマイナーチェンジで、フロントの意匠が変更され、エンジンがDOHC 4気筒2.3L(163HP)とDOHC V型6気筒3L(195HP)に変更されました。また電動両側スライドドアがオプション設定されました。2006年にMPV 3代目にモデルチェンジしました。 (実車画像→ マツダ MPV 2006)

 

 

 ミニカーは2003年に発売された京商 Jコレクション製です。MPV 2代目で2002年に追加されたV型6気筒3Lエンジン搭載車をモデル化しています。プロポーションが良く、実車がうまく再現されていました。室内の3列シートやインパネなどもリアルに再現されていてとても良く出来ていました。京商 Jコレクションはマイナーチェンジ前の初期型と左ハンドルの輸出仕様もモデル化していました。これ以外のMPV 2代目のミニカーはこの京商のJコレクションの型を流用した国産名車コレクションがありました。MPV 初代のミニカーはハイストーリー(レジン製)がモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MAZDA MPV SPORT V6 1
MAZDA MPV SPORT V6 2

 以下は2011年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションのマツダ MPV (1/43 No.150)の画像です。メーカーはイクソで、上述したように京商 Jコレクション製を流用しています。(イクソは京商 Jコレクションの製造メーカーでしたので、簡単に流用できました) 安価な雑誌付きミニカーでしたので、コストダウンでサイドウィンドーがスモーク無しに変更され内装の仕上げが簡素化されていましたが、それ以外は京商 Jコレクション製とほぼ同じでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA MPV SPORT V6 1
MAZDA MPV SPORT V6 2

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HONDA ACCORD 2002 JAPAN

HONDA ACCORD
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA ACCORD


EBBRO 43282 1/43 112mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.75m 全幅約1.76m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2.4L 190HP 6段変速/5段自動変速
性能: 最高速220km/h (欧州仕様)  データーベースでホンダ アコードのミニカー検索

ホンダ アコード 日本 2002年

 

 2002年にホンダ アコード 7代目が登場しました。アコードは先代から販売地域に合わせてボディサイズ/仕様を変えていましたが、7代目の国内仕様は欧州仕様と統合され3ナンバー規格となりました。外観は5代目あたりから続いているシンプルな4ドアセダンのスタイルが踏襲され、フロントグリルが少し個性的になりました。4ドアセダンと5ドアワゴンがあり、先代より居住性が向上しました。新設計されたDOHC 4気筒2L/2.4L(190HP)/(欧州仕様4気筒2.2Lディーゼル)エンジンを搭載する前輪駆動車で4WD仕様もありました。2002年日本カー オブ ザ イヤーを受賞しています。

 

 先進機器としてCCDカメラとレーザーレーダーで車線や先行車を検知して、ドライバーの運転支援を行うHiDS(ホンダ インテリジェントドライバーサポートシステム)がオプション設定されました。2005年のマイナーチェンジで内外装が変更されました。当時のアコードはアメリカ市場ではベストセラーカーでしたので、先代から北米仕様はサイズが大型化し国内仕様とは別物となっていました。アコード 7代目の北米仕様は国内ではV型6気筒3Lエンジンを搭載するインスパイア 4代目として2003年に販売されました。2008年にアコード 8代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ホンダ インスパイア 2005) (実車画像→ ホンダ スアコード 2008)

 

 

 ミニカーは2003年に発売されたエブロ製の当時物です。アコード 7代目 初期型 セダンをモデル化しています。エブロらしいリアルな造形で実車の雰囲気がうまく再現されていて良く出来ていました。インパネのメーターが再現されている室内など細部も良く仕上げてありました。エブロはスポーツ仕様のアコード ユーロ Rとワゴンもモデル化していました。これ以外のアコード 7代目のミニカーはハイストーリー(レジン製)のユーロ R、イノ モデルのユーロ R 1/64 などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA ACCORD 1
HONDA ACCORD 2

 以下は2003年に発売されたエブロ製のホンダ アコード ワゴン 2003 (1/43 型番43403)の画像です。上記セダンのバリエーション的なミニカーで、これもエブロらしいリアルな造形で良く出来ていました。特徴的なテールライトのリアエンドもリアルで、実車同様のかっこいいワゴンに仕上がっていました。 (実車画像→ ホンダ アコード ワゴン 2002) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA ACCORD WAGON 1
HONDA ACCORD WAGON 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA ACCORD WAGON 3
HONDA ACCORD WAGON 4

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DAIHATSU COPEN 2002 JAPAN

DAIHATSU COPEN
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DAIHATSU COPEN


KYOSHO J-COLLECTION JC30087S 1/43 81㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.4m 全幅約1.48m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 ターボ 659cc 64HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速135km/h (リミッター制限解除)  データーベースでダイハツ コペンのミニカー検索

ダイハツ コペン 日本 2002年

 

 2002年に軽自動車のオープンカー ダイハツ コペンが登場しました。軽自動車のオープンカーといえば1990年代の初めにホンダ ビートなどが登場しましたが、あまり成功しませんでした。コペンはこの先例の教訓を生かして、マニア向けの本格スポーツカー的な要素は捨てて、普通に楽しめる車に仕立てたようです。丸形ライトを採用したフロントは親しみが持てるデザインでこの車の性格を表していました。前輪駆動方式を採用して、サスペンションもごく普通のものでした。エンジンはDOHC 4気筒659cc ターボ(64HP)でこれは軽自動車の高性能クラスでしたが、セダンのミラでも同じエンジンを載せていました。

 

 最大の特徴はアクティブトップと称するハードトップをトランク内に収納する電動開閉システム(軽自動車初)を備えていることでした。(着脱可能な樹脂ルーフ仕様も選択できました) このシステムはドイツのベバスト社製の高度なもので、その開閉動作はかなりかっこいいものでした。(実車画像→コペンのルーフ開閉動画) レカロ製シート、モモ製本革ステアリングホイール、アルミホイールなどを装備した特別仕様アルティメットエディションの設定もありました。そんな訳でコペンは小さいながらもオシャレな遊び車でした。2012年まで生産され、総生産台数は約6.3万台とこの種の車としてはそこそこ売れました。2014年にコペン 2代目が登場しました。(実車画像→ダイハツ コペン 2014)

 

 

 ミニカーは2005年に発売された京商製 Jコレクションの当時物です。Jコレクションは安価ながら出来の良い国産車のミニカーを発売していたブランドでした。このコペンもプロポーションが良く、フロントの顔つきなど実車の雰囲気がうまく再現されていました。オープンカーなので良く見える室内もリアルに再現されていてとても良く出来ていました。ルーフが閉じた仕様やレース仕様もありました。これ以外のコペンのミニカーはトミカとトミカ リミッテドの1/64、国産名車コレクション、国産名車コレクションの色違いであるFIRST43、アオシマの1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

DAIHATSU COPEN 1
DAIHATSU COPEN 2

 以下は2010年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションのダイハツ コペン 2004 (1/43 No.110)の画像です。メーカーはイクソで、イクソは京商 JコレクションのミニカーをOEM製造していましたので、これは上記のJコレクションの型を流用して、内装の仕上げなどを簡素にした廉価版でした。コストダウンで内装を簡素化しているので、ハードトップを付けて内装をあまり見えないようにしたようです。ボンネット先端とリアのエンブレムの仕上げも簡素化されていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DAIHATSU COPEN 3
DAIHATSU COPEN 4

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SUZUKI ALTO LAPIN 2002 JAPAN

SUZUKI ALTO LAPIN
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUZUKI ALTO LAPIN


TOYCO ZJ9 4488 1/42 82㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.4m 全幅約1.48m エンジン 変速機: DOHC 3気筒 658cc 54HP 5段変速/4段自動変速 4WD仕様有り
性能: 最高速120km/h?  データーベースでスズキ アルト ラパンのミニカー検索

スズキ アルト ラパン 日本 2002年

 

 2002年にスズキ アルト ラパン 初代が登場しました。軽自動車アルト 4代目をベースにした派生車で、箱型の個性的なデザインを採用していました。アルト ラパンは男性ユーザーが増えてきたアルトに対して、女性ユーザーを増やすために追加したモデルでした。Wikipediaの解説によると「開発コンセプトは「ゆるさ」で、静粛性/乗り心地/使い勝手の良さに配慮して「自分の部屋にいるようなくつろぎと心地よさ」を訴求点としている」とのことで、内装はレトロな雰囲気でボディカラーには淡い中間色が使われていました。このコンセプトは女性ユーザーに支持されて人気車になりましたので、このようなデザインの車が女性に好まれるようです。

 

 正式名称はアルト ラパンですが、巷では略してラパンと呼ばれています。そのラパン(LAPIN)とはフランス語でウサギの意味です。アルトと同じDOHC 3気筒660㏄(54HP インタークーラー付ターボ 60HP)エンジンを搭載し、性能的にもアルトと同等でした。2003年に男性ユーザー向けに丸形ヘッドライトでフロントの意匠を変更し、ターボエンジンと5段変速機でスポーティに仕上げたSSが追加されました。(男性が買ったのでしょうか?) 姉妹車としてマツダにOEM供給されたスピアーノがありました。2008年に2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→スズキ アルト ラパン 2008)

 

 

 ミニカーは2002年に発売されたトイコー製の当時物です。トイコーは東京にある子供向けの玩具メーカーです。前述したMRワゴンと同様でこれもディーラーの販促用に作られたスズキの特注品で一般市販はされなかったようです。(私はオークションで入手しました) 明確な根拠はないですが、これも作風などから製作にMテックが関係しているように思われます。シンプルな作りですが、販促品なので実車と同じカラーリングに仕上げられていてなかなかの良い出来ばえでした。ドアが開閉しプルバックモーター付きなのでバックさせてから離すと自走します。ラパン 初代のミニカーはこれしかないようです。ラパン 2代目はトミカがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SUZUKI ALTO LAPIN 1
SUZUKI ALTO LAPIN 2

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