ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

TOYOTA SUPRA (A80) 1993 JAPAN

TOYOTA SUPRA (A80)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA SUPRA (A80)


KATO431 72-502B 1/43 104㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.52m 全幅約1.81m エンジン 変速機: DOHC 6気筒 3L ターボ 280HP 5/6段変速/4段自動変速
性能: 最高速250km/h (輸出仕様)  データーベースでトヨタ スープラ A80のミニカー検索

トヨタ スープラ A80型 日本 1993年

 

 1993年にトヨタ スープラ 2代目が登場しました。ロングノーズに絞り込まれたリアエンドのダイナミックなデザインで、オプションで大きなリアスポイラーが設定されていました。リアエンドの特徴的な丸形テールライトはトヨタ 2000GTを思い起こさせました。プラットフォームはソアラ 3代目と共通ですが、ソアラではリアシート背面に配置された燃料タンクが、スープラでは重?配分適正化でトランク下に配置されていました。4WSやTEMSなどのハイテク装備をあえて採用しない本格的スポーツカーとして開発され、日本初の6段手動変速が設定され、先代から改良された4?ダブルウィッシュボーン方式サスペンションを採用していました。

 

 エンジンはDOHC 6気筒3L(225HP/ツインターボ 280HP)で、新開発の電子制御スロットルシステム「ETCS」が採用されました。1994?のマイナーチェンジで、上級車に17インチ扁平タイヤとそれに対応した大径ブレーキが追加されました。1996?のマイナーチェンジで、内外装が小変更され、最上級仕様のGZがなくなり、全?にABS、デュアルエアバッグが標準装備されました。1997年の最後のマイナーチェンジで、エンジンが可変バルブタイミング化され、左右のダンパーを油圧で結合し走?状況に応じて左右の減衰力を変えるサスペンション システム REASが採用されました。スポーツカー需要が低迷したことと新しい排ガス規制に対応できないとの理由で、2002年に生産中止となりました。

 

 

 ミニカーは鉄道模型で有名な株式会社カトー(KARTO)が、1993年頃に発売した当時物でプラスチック製です。左ハンドルの輸出仕様をモデル化しています。(同時期にカトーは日産 フェアレディ 300ZXもモデル化していました) プラモデルの完成品のようなミニカーで、塗装されていないのでボディの質感はいまひとつですが、全体的な雰囲気や特徴的なテールライトや室内などは申し分がないほどの良い出来ばえです。底板はダイキャスト製ですので適度の重さがあり、通常のプラスチック製ミニカーのような安っぽい感じはしません。ドアとボンネットが開閉しますが、閉じた状態では隙間が無く非常に緻密な仕上がりで、老舗鉄道模型メーカーの優れた技術力が発揮されています。(塗装しないので、開閉部隙間を最低限に出来るのです) 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA SUPRA (A80) 1
TOYOTA SUPRA (A80) 2

 スープラ 2代目のミニカーは、当時物ではトミカ、ダイヤペット、M-TECHなど、エブロのノーマル/レース仕様、京商の1/43と1/18、トミカ リミッテドがありました。当時物以外では、ハイストーリー(レジン製)、MARK43(レジン製)、イグニションモデル(レジン製)などがあります。 以下は1996年に発売されたダイヤペット製の当時物 トヨタ スープラ RZ (1/40 型番SV39)の画像です。ダイヤペットの協力会社の11番工場製で、ややオーバー気味ですが、ダイナミックなボディがうまく再現されています。特徴的なテールライトもリアルに再現されていて、当時のダイアペットとしては良い出来ばえでした。ボンネットとドアが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA SUPRA (A80) 3
TOYOTA SUPRA (A80) 4

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA SUPRA (A80) 5
TOYOTA SUPRA (A80) 6

 以下は1994年に発売されたMテック製の当時物 トヨタ スープラ (1/43 型番MS-02)の画像です。Mテックはエポック社が1996年に立ち上げた1/43国産車ミニカーのブランドで、出来の良い乗用車/商用車を作っていました。MテックのMSシリーズは定価1800円の子供向けの安価なミニカーでした。(上記のダイヤペット製もほぼ同じ値段でした) このスープラはやや平べったい感じのする造形で、ボディのダイナミックな感じがやや足りないように感じます。テールライトのできばえも今一つです。ボンネットとドアが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA SUPRA (A80) 7
TOYOTA SUPRA (A80) 8

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA SUPRA (A80) 9
TOYOTA SUPRA (A80) 10

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MAZDA FAMILIA GT-R 1993 JAPAN

MAZDA FAMILIA GT-R
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA FAMILIA GT-R


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 248 1/43 97mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.07m 全幅約1.69m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.8L ターボ 210HP 5段変速  4WD
性能: 最高速224km/h (輸出仕様 323)  データーベースでマツダ ファミリアのミニカー検索

マツダ ファミリア GT-R 日本 1993年

 

 1985年にマツダ ファミリア 6代目が登場しました。先代が大ヒットしたので、外観はほとんど変更せず、中身の充実化を図ったモデルチェンジでした。先代と同じ3ドア/5ドアハッチバック、4ドアセダンに加えて5ドアワゴン/バンが設定され、1986年にはカブリオレが追加されました。エンジンは4気筒1.3L/1.5L/1.5Lターボ、4気筒1.7Lディーゼルと当時の1.6Lクラスでは最強のDOHC 4気筒1.6L(140HP)がありました。(実車画像→ マツダ ファミリア カブリオレ 1986)

 

 また日本初のフルタイム4WDを採用したGT-Xが登場しそれをベースにしたラリー競技車GT-Aが設定され、この車はラリーで活躍しました。1987年のマイナーチェンジで外観が変更されました。1987年に派生車としてスペシャリティカーのエチュード(3ドアハッチバッククーペ)が登場しました。ファミリア 6代目はこのようにボディ形式が多く内容も充実していたのですが、外観が先代と変わりばえしなかったことで先代ほどのヒットとはなりませんでした。(大ヒットした車のモデルチェンジは難しいのです) (実車画像→ マツダ エチュード 1987)

 

 

 1989年にファミリア 7代目が登場しました。3ドアハッチバック/4ドアセダン/5ドアハッチバックがありました。3ドアと4ドアは先代同様のデザインながら横長のヘッドライトで目新しさをだしていて、5ドアはリトラクタブル ヘッドライトを採用したスポーティなデザインでアスティナのサブネームが付いていました。(アスティナはエチュードの後継車でもありました) エンジンは4気筒1.3L/1.5L/1.6L、4気筒1.7LディーゼルととGT-XのDOHC 4気筒1.8Lターボ(180HP)がありました。GT-Xのラリー仕様車GT-Aは先代同様に活躍し、1992年には1.8L(210HP)にパワーアップした限定生産のGT-Rが追加され、そのラリー仕様車GT-Aeも活躍しました。1991年のマイナーチェンジで内外装が変更されました。5代目から続いているプラットフォームを共有する姉妹車のファード レーザーがマツダのオートラマ店で販売されました。 (実車画像→ フォード レーザー 3ドア クーペ 1993) 1994年にファミリア 8代目にモデルチェンジし、アスティナはモデルチェンジでランティスに名前が変わりました。(実車画像→ マツダ ファミリア 1994) (実車画像→ マツダ ランティス 1994)

 ミニカーは2015年に発売された国産名車コレクション製です。ファミリア 7代目の高性能版GT-Rをモデル化しています。メーカーはイクソで、イクソのカタログモデルのGT-R(型番CLC236)を流用しています。特徴的なフロント周りがリアルに再現されていて全体的に良く出来ています。ただし安価な雑誌付きミニカーですので、コストダウンで内装の仕上げが簡素化されています。これ以外のファミリア 7代目のミニカーは高性能版ばかりですがイクソのGT-Xとラリーカー仕様、SAPIのGT-AeとGT-R、WIT'S(レジン製)のGT-R、国産名車コレクション 1/24のGT-Rなどがあります。アスティナのミニカーはダイヤペットの1/40、ハイストーリー(レジン製)、ネオ(レジン製)、国産名車コレクション 1/24などがあります。ファミリア 6代目のミニカーはトミカの1/59、ハイストーリー(レジン製)のGT-Xとカブリオレ、CM'Sのラリーカー仕様などがあります。  以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MAZDA FAMILIA GT-R 1
MAZDA FAMILIA GT-R 2

 以下は1990年に発売されたダイヤペット製の当時物 マツダ ファミリア アスティナ (1/40 型番SV13)の画像です。ボディ全体にやや丸みが付いているのはダイヤペット流の造形ですが、実車のデザインがそれなりにうまく再現されていて、当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。ボンネットとドアの開閉ギミック付きです。(実車画像→ ファミリア アスティナ 1989) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA FAMILIA ASTINA 1
MAZDA FAMILIA ASTINA 2

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA FAMILIA ASTINA 1
MAZDA FAMILIA ASTINA 2

 以下は1989年に発売されたダイヤペット製の当時物 マツダ 323F (1/40 型番1776)の画像です。上記の型番SV13よりも先に特注品として製作されたもので、アスティナの輸出仕様(左ハンドル)の323Fをモデル化しています。室内が左ハンドルとなっている以外は上記型番SV13と同じです。元々は海外での販促用ノベルティとして作られたものと思われ、底板には「MAZDA 323」と銘記されています。(上記の型番SV13も底板の表記は「MAZDA 323」のまま) なお国内でアスティナは人気がなかったのですが、欧州では323Fは人気が高かったそうです。(ネオがモデル化していることからも人気があったことが分かります) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA 323F (FAMILIA ASTINA) 1
MAZDA 323F (FAMILIA ASTINA) 1

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SUZUKI WAGON R 1993 JAPAN

SUZUKI WAGON R
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUZUKI WAGON R


JAPANESE CAR COLLECTION (NOREV HACHETTE) 171 1/43 77㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.3m 全幅約1.4m エンジン 変速機: 3気筒 657cc 55HP 4/5段変速/3段自動変速
性能: 最高速120km/h? フルタイム4WD データーベースでスズキ ワゴンRのミニカー検索

スズキ ワゴンR 日本 1993年

 

 現在(2023年)の軽自動車の定番となっているトールワゴン(ハイトワゴン)と呼ばれる車高の高いワゴンタイプの軽自動車の元祖となったスズキ ワゴンRが1993年に登場しました。それまでの軽自動車にも既存のモデルをハイルーフ化した車高の高い商用車/乗用車(ダイハツ ミラ ウオークスルー バンや三菱 ミニカ トップなど)はありましたが、最初から車高の高い乗用車としてデザインされたモデルはありませんでした。ワゴンRは取ってつけたようなハイルーフではなく、車高の高いボディをセンスの良いデザインでまとめてありました。外観だけではなく室内も低い床面に座面の高い座りやすいシートを配置して、開放的で広い室内を実現していました。

 

 当初は右側後部ドアのない3ドア車だけで、エンジンは3気筒657㏄(55HP)を搭載し、3段自動変速でフルタイム4WD仕様が設定されていました。その後1995年にターボ仕様(61HP)追加、1996年に5ドア車追加、4段自動変速の追加など内容が充実していきました。派生車として普通車登録のワゴンR ワイド、丸形ヘッドライトなど専用の内外装を持つワゴンR コラムも追加されました。またOEMでマツダのAZ ワゴンとしても販売されました。革新的な発想のワゴンRは圧倒的に支持されて、軽自動車のベストセラーとなり、普通車を抜いて販売台数1位となったこともありました。ライバル他社からは類似コンセプトのダイハツ ムーヴや三菱 EK ワゴンなどが登場しました。1998年にワゴンR 2代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2012年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製でメーカーはノレブです。ワゴンRの特徴的なトールワゴン デザインがうまく再現されていて、灯火類やドアミラーなどの細部もリアルで良い出来ばえです。(老舗ノレブはいい仕事をします) 軽自動車のミニカーは少ないのですが、トールワゴンの元祖で大ヒットしたワゴンRはその人気を反映して数社がモデル化しています。当時物ミニカーではトミカとMテックがモデル化していました。当時物以外では、HI-STORY(レジン製)やトミーテックの1/150があります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SUZUKI WAGON R 1
SUZUKI WAGON R 2

 以下は2008年に発売されたハイストーリー(HI-STORY)製のスズキ ワゴンR RX DC 1983年 (1/43 型番HS013GM)の画像です。レジン製なので軽くて安っぽい感じがするのと車輪が回転しない点が今一つですが、それを除けば良い出来ばえです。ナンバープレートは当サイトのナンバープレート画像作成ページで自作したものを付けています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUZUKI WAGON R 3
SUZUKI WAGON R 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUZUKI WAGON R 5
SUZUKI WAGON R 6

 以下は1997年に発売されたMテック製の当時物 スズキ ワゴンR 1983年 (1/43 型番MM-01-A)の画像です。上記の2台に比べると製作された時期が10年以上前なので、細部の仕上げなどは少し見劣りします。ただし当時物ミニカーとしては、実車がうまく再現されていて良い出来ばえでした。ドア開閉ギミック付です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUZUKI WAGON R 7
SUZUKI WAGON R 8

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SUZUKI WAGON R 9
SUZUKI WAGON R 10

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CHRYSLER DODGE RAM 2500 V10 PICKUP  1994 USA

CHRYSLER DODGE RAM 2500 V10 PICKUP
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER DODGE RAM 2500 V10 PICKUP


UNIVERSAL HOBBIES (EAGLE'S RACE) 3656 1/43 135mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.7m 全幅約2m エンジン 変速機: V型10気筒 8L 300HP 5/6段変速/4段自動変速
性能: 最高速 不明  データーベースでクライスラー ダッジ ラムのミニカー検索

クライスラー ダッジ ラム 2500 V10 ピックアップ アメリカ 1994年

 

 ダッジは1917年にアメリカの自動車産業として初めて陸軍に輸送用トラックを供給し、その後ダッジは軍用トラックの主要な供給先となりました。またそのノウハウを生かして生産した民間向けの商用車(ピックアップやバン)も高い評価がされました。1948年にダッジは戦前のトラックを一新してBシリーズのピックアップを登場させました。Bシリーズは6気筒エンジンを搭載し積載量1/2tから3/4tまで様々なバリエーションがありました。1954年にダッジ BシリーズはCシリーズに、1961年にDシリーズにモデルチェンジしました。アメリカでは大型ピックアップの人気が高く、フォードのFシリーズ、シボレーのCシリーズなどがあります。

 

 ダッジの大型ピックアップ Dシリーズは1981年のモデルチェンジでダッジ ラムという名前に代わりました。ラムという名前は1930年代のダッジ車のボンネット先端に付いていたラム(羊)のマスコットにちなんだものでした。ダッジ ラムは全長約4.9m-5.4mの2/4ドアピックアップで、エンジンは6気筒3.7L、V型6気筒3.9L、V型8気筒5.2L/5.9L、6気筒5.9Lディーゼルなどが搭載されました。(実車画像→ ダッジ ラム 初代 実車画像→ ラム(羊)のマスコット)

 

 

 ダッジ ラム 2代目が1994年に登場しました。平凡なデザインの初代から一転して大きなグリルを持つ個性的でマッチョなデザインに変わりました。このデザインが好評で、トラック部門で北米カー オブ ザ イヤーを受賞し、初代の4倍の販売実績をあげました。(ただそれでもフォードやシボレーにはかなわなかったとのこと) 全長約5.7mと巨大なボディにV型6気筒3.9L、V型8気筒5.2L/5.9L、V型10気筒8L、6気筒5.9Lディーゼルなどの大排気量エンジンを搭載した良い意味でも悪い意味でもアメリカ的な車でした。2002年にダッジ ラム 3代目に、2009年にダッジ ラム 4代目にモデルチェンジしました。なお2010年からダッジ ブランドは乗用車だけとなったので、ダッジ ラムはダッジの名前が外れてトラック専用ブランドのラムとなりました。(実車画像→ ダッジ ラム 2002) (実車画像→ ラム 2014)

 ミニカーは2000年頃に発売されたユニバーサルホビー製のEAGLE'S RACE シリーズの一台です。V型10気筒エンジンを搭載するダッジ ラム 2代目 2500をモデル化しています。実車は全長約5.7mとでかいので、ミニカーも全長約135mmと大きなサイズになっています。定価2500円ほどの比較的安価なミニカーでしたが、特徴的なフロントの雰囲気がうまく再現されていて当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。室内インパネや床下部分のサスペンションなどもリアルに再現されています。これ以外のダッジ ラム 2代目のミニカーはアンソンの1/18、ジョニー ライトニングの1/64などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CHRYSLER DODGE RAM 2500 PICKUP V10 1
CHRYSLER DODGE RAM 2500 PICKUP V10 2

 以下は俯瞰/床下部分の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CHRYSLER DODGE RAM 2500 PICKUP V10 3

 フォードのピックアップのミニカー→ データーベースでフォード Fシリーズのミニカー検索
シボレーのピックアップのミニカー→ データーベースでシボレー ピックアップのミニカー検索"

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BMW 316i COMPACT (E36/5) 1994 GERMANY

BMW 316i COMPACT (E36/5)
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BMW 316i COMPACT (E36/5)


SCHUCO 4002 1/43 99㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.21m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 4気筒 1.6L 102HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速188km/h  データーベースでBMW E36のミニカー検索

BMW 316i コンパクト (E36/5) ドイツ 1994年

 

 BMW 3シリーズ(E36)よりコンパクトで低価格な車として、1994年に3シリーズ コンパクト(E36/5)が登場しました。3ドアハッチバックのみで、車格的にはフォルクスワーゲン ゴルフと同じクラスでした。コストダウンの為に先代の3シリーズ(E30)のシャーシを流用しており、内装はE30のままでした。当初のエンジンは4気筒1.6LとDOHC 4気筒1.8L(140HP)でした。

 

 1995年に4気筒1.7Lディーゼルエンジン搭載の318tdsが追加され、1997年に6気筒2.5L(170HP)エンジン搭載の323tiが追加されました。1996年のマイナーチェンジでカラードバンパーが採用され、バンパーとキドニーグリルのデザインが変更されました。このクラスの車では珍しい後輪駆動車で、BMWの入門用モデルとしてヨーロッパで人気があったようです。2000年に2代目の3シリーズ コンパクト(E46/5)にモデルチェンジしました。(実車画像→ BMW 318ti コンパクト(E46/5) 2003)

 

 

 ミニカーは1994年に発売されたシュコー製の当時物です。この頃からガマ ブランドに代わってシュコーブランドが復活してきました。当時のシュコーのミニカーは同時期のミニチャンプス(初期物)よりレベルの高いリアルな出来ばえでした。(現在のミニチャンプスの1/43ではF1 マシンぐらいしかまともなモデルがないですが) この316i コンパクトもプロポーションが正確で、実車が良く再現されています。ドアとハッチバックが開閉するギミック付で、ハッチバックはシート背後の棚板も上下動します。このハッチバック開閉ギミックは外観からは開閉するとは分からないほどチリ合わせ精度が高いです。これは現在のミニカーではオートアートぐらいしかできない高度なダイキャスト金型製造技術で、レジン製ミニカーのブランドでは製作できません。これ以外のコンパクト(E36/5)のミニカーはヴィーキングの1/87ぐらいしかないようです。 以下はフロント/リアの拡大画像とハッチバック開閉ギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BMW 316i COMPACT (E36/5) 1
BMW 316i COMPACT (E36/5) 2

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