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ホンダ シビック SIR EF型 日本 1987年
ホンダ シビック 4代目(EF型)通称「グランドシビック」が1987年に登場しました。サイズが大きくなり、先代の短めのノーズが長くなり低いノーズと滑らかなボディで空力的に洗練されました。ボディは先代と同じ3/4ドアと5ドア(シャトル)があり、4輪ダブルウイッシュボーン式サスペンションを採用することで低いノーズを達成していました。エンジンは4気筒1.3L/1.5LとSOHC 4気筒1.6L/高性能版Si用のDOHC 4気筒1.6L(130HP)などがあり、電子制御式4段自動変速が新設され、ビスカスカップリングを使ったスタンバイ式4WD仕様もありました。
1989年のマイナーチェンジで、前後の意匠が変更されました。3ドアにはインテグラ用のDOHC 4気筒1.6L(160HP)エンジンを搭載するSiRがが設定されました。1988年に4ドアセダンをベースにした上級車としてコンチェルトが登場しました。(実車画像→ ホンダ コンチェルト 1988) コンチェルトは当時提携関係にあったイギリスのオースチン ローバー グループと共同開発したもので、1989年にローバー 200/400シリーズとして発売されました。(実車画像→ ローバー 214 1989) 1991年にシビック 5代目にモデルチェンジしました。5ドアのシャトル系は継続生産され1996年にオルティアに変わりました。(実車画像→ ホンダ オルティア 1996)
ミニカーは2009年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションです。メーカはイクソで高性能版のSIRをモデル化しています。フロント周りの雰囲気が微妙に違うような感じがしますが、全体的にはまずまずの良い出来ばえでした。安価ながらインパネのメーターが印刷されているなど室内もそこそこ良く再現されていました。ただやや太いAピラーとそのAピラーから生えているドアミラーの位置に少し違和感を感じます。シビック 4代目の当時物ミニカーはありませんでした。当時物以外ではこの国産名車コレクションの型を流用した色違いのFIRST43、イクソの別ブランドであるトリプル 9の1/43と1/18、MARK43(レジン製)、スパーク(レジン製)のレース仕様、ミニチャンプスの輸出仕様、ホビージャパンの1/64などがあります。なお派生車であるコンチェルトとローバー 200/400シリーズのミニカーは無いようです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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ダイハツ ミラ ターボ TR-XX (L70型) 日本 1987年
ダイハツの軽自動車ミラ 2代目 L70型が1985年に登場しました。ミラは軽乗用車クオーレの商用車仕様でしたが、物品税が免除されるミラのほうがクオーレより売れました。(法規上は後席に荷物を積載する商用車ですが、実質的には乗用車でしたから) 基本的なデザインは先代の台形ボディを踏襲していましたが、角形ヘッドライトがフロントグリルと一体化するなど全体的に洗練されました。当初は3ドアだけで後に5ドアが追加されました。エンジンは新開発された3気筒547㏄(32HP)を搭載し、4/5段変速と2/3段自動変速でパートタイム4WD仕様がありました。エアコン、パワーステアリング、パワーウインドウ、サンルーフなどの豪華装備も設定されました。
1985年に3気筒547㏄(50HP)エンジンを搭載しハロゲンヘッドライト、バケットシート、エアロパーツを装備したスポーツ仕様のTR-XXが設定され注目をあびました。1987?にビスカスカップリング方式のフルタイム4WD仕様車が追加され、TR-XXのエンジンに電子制御燃料噴射装置(EFI)が採用され58HPにパワーアップしました。さらに1988年にライバルのアルト ワークスに対抗してTR-XXは64HPまでパワーアップし、TR-XXの最高速は150km/hを超えました。 1989年に物品税が廃止され消費税が導入されたので、クオーレとミラはミラに統一されました。1990年にミラ 4代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは1988年に発売されたダイヤペット製の当時物です。スポーツ仕様のミラ ターボ TR-XXをモデル化しています。ダイヤペットの標準縮尺の1/40では軽自動車は小さくなってしまうので、普通車と同じぐらいのサイズとなる縮尺1/35としていました。(子供向けミニカーとして、サイズが小さいのは見劣りするので) ダイヤペットの協力工場の12番工場(製造委託先)製で、エアロパーツを装備した実車の雰囲気がうまく再現されていました。ボディサイドのTR-XXロゴや室内などの細部の仕上げもそこそこリアルでかなり良い出来ばえでした。ボンネット/ドア/ハッチバックが開閉するギミック付きです。軽自動車のミニカーは少なくて、これ以外のミラ 2代目のミニカーはハイストーリー(レジン製)のTR-XXがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/ハッチバック開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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BMW 535i (E34) ドイツ 1988年
1988年にBMW 5シリーズは3代目(E34)にモデルチェンジしました。上級車の7シリーズ(E32)と同じような落ち着いたスタイルになりました。また逆スラントしていたフロントが一般的なフロントになりボディ全体に丸みが付き、空力特性を向上させていました。当初のエンジンには4気筒版がなく、6気筒2L/2.5L/3L/3.4L、6気筒2.4Lターボディーゼルでした。セダンとツーリング(ワゴン)がありました。
1989年に4気筒1.8Lエンジンが追加され、1991年には2L/2.5LエンジンがDOHC化され、525iに電子制御式フルタイム4WDシステムを積んだ525iXが登場しました。1992年のマイナーチェンジで、DOHC V型8気筒3L/4L(2806HP)エンジンが追加され、8気筒エンジン搭載車のキドニーグリルは幅が広くなりました。(1994年から6気筒車も幅広に変わりました) 1995年まで生産され、5シリーズ 4代目(E39)にモデルチェンジしました。(E34系の総生産台数は約133万台)
ミニカーは1988年に発売されたシャバックの当時物です。現在シャバックはシュコーの航空機モデルのブランドになっていますが、当時は独立したメーカーで、倒産したシュコーの後を継いで当時はトップクラスの出来ばえでした。この535iもシャープな造形で、実車のボディがうまく再現されていてとても良く出来ています。特にフロントグリルはリアルに出来ていて、Bピラーを黒塗装しているのも凝ってます。ドア/トランクが開閉し、室内も良く再現されています。5シリーズ(E34)の当時物ミニカーはガマのツーリングワゴンもありました。当時物以外ではミニチャンプス、ヘルパの1/87などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像とトランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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BMW M5 (E34) ドイツ 1988年
BMW 5シリーズ(E34)と同時に登場した高性能版のBMW M5(E34)はレースを目的としたものではなく、スポーティなドライブを目的としたスペシャルティーカーという位置付けでした。これはBMW M3 (E36) 2代目と同じ位置付けでした。したがって外観的にもホイールが違っているぐらいで、ノーマルの5シリーズ(E34)とほとんど同じでした。当初はセダンのみで、DOHC 6気筒3.5L(315HP)エンジンが搭載されました。
1992年のマイナーチェンジで、エンジンを3.8L(340HP)にパワーアップし、ツーリング(ワゴン)が追加されました。1994年に6段変速と18インチタイヤが採用され、足回りが強化されました。BMW M5の最高速度はリミッターで250km/hに制限されていました。これはサルーンの最高速度を250km/hにとどめるという、メルセデス ベンツとの紳士協定によるものでした。この自主規制は当時のタイヤ性能を考慮したもので、2013年頃までそのままだったようです。(ただし手動で解除は可能で、現在も協定が継続中かどうかは不明) なおポルシェはこの紳士協定には参加していなかったようです。
ミニカーは1989年に発売されたシャバック製の当時物です。上述したBMW 535i(E34)のバリエーションです。トランクにM5のデカールが貼ってあるぐらいしか、ノーマルとの違いがありません。(ホイールもそのままです) 実車はフロントグリルにもM5のロゴが付いているのですが、このロゴは再現されていません。ノーマルは良く出来ていたので、ホイールを変更してフロントグリルのロゴを再現して欲しかったところです。これ以外のM5(E34)のミニカーはデルプラド製の世界の名車シリーズ、ネオ(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像とトランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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フォルクスワーゲン パサート (B3) ドイツ 1988年
1988年にフォルクスワーゲン パサート 3代目が登場しました。フロントグリルのない変わった顔つきは当時のフォード シエラやトーラスに似ていました。先代のようなハッチバックの設定がなくなり、セダンとバリアント(ワゴン)だけになりました。エンジンは前輪駆動車では一般的な横置き搭載に変わり、4気筒1.6L/1.8L(75-90HP)、1.9Lディーゼル、4気筒2L(北米向け)などがあり、5段/4段自動変速で最高速180km/h(1.8L)の性能でした。
ゴルフ GTIと同じDOHCエンジンを搭載するGT、フルタイム4WDのシンクロといったモデルもありました。1991年にはVR6と称する新設計の狭角V型6気筒2.8L(174HP)エンジンを搭載する上級仕様が追加され、最高速は224km/hの性能でした。1993年の大幅なマイナーチェンジでフロントグリルを復活させて見た目を一新し、4代目のパサート B4となりました。(実車画像→ フォルクスワーゲン パサート B4 1993)
ミニカーは1988年に発売されたシャバック製の当時物です。この当時のシャバック製ミニカーは、肉厚の薄いシャープな造形でいずれもかなりレベルの高い出来ばえでした。このパサートも実車の雰囲気がうまく再現され、とても良く出来ていました。ボンネット/ドア/トランクの開閉ギミック付きで、エンジンや室内などの細部も結構リアルに再現されたいます。ただこのレベルになるとドアミラーが付いていないのがやや残念でした。シャバックはワゴンのバリアントもモデル化していました。これ以外のパサート B3のミニカーはガマの当時物があり、当時物以外ではヘルパの1/87などがあります。パサート B4のミニカーはシャバック、ガマ、ヘルパの1/87などがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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