ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

MAZDA T1500 TUB85(N) 3-WHEELER TRUCK 1970 JAPAN

MAZDA T1500 TUB85(N) 3-WHEELER TRUCK
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA T1500 TUB85(N) 3-WHEELER TRUCK


SAPI P001 1/43 108mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.36m 全幅約1.81m エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 60HP 4段変速
性能: 最高速95km/h 最大積載量 1.5t データーベースでマツダ T トラックのミニカー検索

マツダ T1500 3輪トラック TUB85型 日本 1970年

 

 瓶のコルク栓を作るメーカーとして戦前の1920年に設立された東洋コルク工業は、掘削機や工作機械を作るメーカーとなり、1927年に東洋工業と改名しました。1931年に3輪トラック「マツダ号」を発売し、その後は3輪車メーカーとして発展しました。このマツダという名前は古代ペルシャのゾロアスター教の神の名前にちなんだものでした。なお戦前の3輪トラックのブランドとしてはマツダ以外にはダイハツ、クロガネなどがありました。(実車画像→ 3輪トラック マツダ号 1931)

 

 3輪トラックは戦後の復興に寄与し、1950年代前半の国産トラックの7割は3輪トラック(オート3輪)でしたが、次第に安定性や居住性の良い4輪トラックに需要が移っていきました。東洋工業も1958年には4輪トラック D1500 ロンパーを発売して4輪車市場に進出しました。 (実車画像→ マツダ ロンパー) 1950年代の後半には、軽自動車規格のオート3輪(マツダ K360やダイハツ ミゼットなど)が登場しますが、3輪トラックは4輪トラックに切り替わっていき、1970年代の前半に消えていきました。T1500は1962年頃に登場したマツダの3輪トラックのほぼ最終型で、水冷4気筒1.5L(60HP)エンジンを搭載し、4段変速で最高速95km/hの性能でした。トラックの最大積載量は1.5トンで、3人掛けシートで乗車定員は3名でした。上級車として2Lエンジンを搭載するもう少し大きいT2000もありました。

 

 

 ミニカーはユニークな車種が多いサピ(SAPI)製で2003年に発売されました。フロントの面構えなどの雰囲気がうまく再現されていて、懐かしい感じがします。(私が小学生の頃はまだ3輪車が現役で走っていましたから) やや塗装が厚ぼったい感じがありますが、シャーシ部分もある程度きちんと再現してあって実に良く出来ていました。このサピの3輪トラックのミニカーが発売されてから、同じような3輪トラックのミニカーがトミカ、トミカ リミッテド、エブロなどからたくさん発売されました。マツダの3輪トラックとしてはこれより古い三輪車(CT/1200)や上級車のT2000をエブロがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MAZDA T1500 TUB85(N) 1
MAZDA T1500 TUB85(N) 2

 以下は俯瞰と床下部分の画像です。シャーシや車軸/サスペンションなどもそこそこ再現されています。
MAZDA T1500 TUB85(N) 3

 以下は2021年に発売されたアシェット製 懐かしの商用車コレクションのマツダ T2000 TVA8E バキュームカー仕様 1966 (1/43 No.16 )の画像です。2Lエンジンを搭載したT2000の特装車(形式TVA8E)をモデル化しています。現在ではバキュームカーとは何をする車なのかご存じない方が多いと思いますが、私と同年代の高齢者ならこの車を見れば、その独特の匂いの記憶がよみがえるものと思います。(何をする車なのかはタンク後部の積載物品の表示銘板「糞尿」をみれば推測できると思いますので敢えて書きません) マツダの3輪車のミニカーとしての出来ばえは上記サピ製とほぼ同等レベルのよい出来ばえでした。バキュームカー仕様の部分は後部のタンク/ホース、リアの両サイドに備えてあるバケツなどの細部が実によく出来ていました。(実車の詳細は細かく憶えていませんが、雑誌に実車のイラストが載っていましたのでそれとの比較です) なおトミカでもT2000の衛生車(バキュームカー)をモデル化していて、それはタンク上部に自動でホースを巻き上げるホースリールが付いています。今回のこのバキュームカーはそれよりも古いものなので、ホースはタンクに巻き付けられています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA T1500 TUB85(N) 3-WHEELER VACUUM CAR 1
MAZDA T1500 TUB85(N) 3-WHEELER VACUUM CAR 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。ドアに表示された松田衛生(株)という会社名と「三 6 ね 19-66」というナンバープレートはどちらも架空の物ということでしょうが、いかにもそれらしい感じがして遊び心が感じられます。なお松田衛生(株)の上の車名ロゴが、やや判別し難いですが、T1500になっているのはたぶんミスなのでしょう。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA T1500 TUB85(N) 3-WHEELER VACUUM CAR 3
MAZDA T1500 TUB85(N) 3-WHEELER VACUUM CAR 4

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MAZDA CAPELLA ROTARY COUPE (RX-2) 1970 JAPAN

MAZDA CAPELLA ROTARY COUPE (RX-2)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA CAPELLA ROTARY COUPE (RX-2)


DIAPET 219 1/40 107㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.15m 全幅約1.58m エンジン 変速機: 2ローター 573X2cc 120HP 4段変速
性能: 最高速190km/h  データーベースでマツダ カペラのミニカー検索

マツダ カペラ ロータリークーペ (RX-2) 日本 1970年

 

 マツダ ルーチェとファミリアの間を埋める車として、カペラが1970年に登場しました。カペラ用に新設された12A型(573ccX2 120HP)ロータリーエンジン搭載車と、4気筒1.6L(100HP)レシプロエンジン搭載車がありました。4ドアセダンと2ドアクーペがあり、流行のコークボトル ラインを取り入れたセンスの良いデザインでした。「風のカペラ」というキャッチフレーズどおりの高性能な車で、ロータリーエンジン搭載車は4段変速で 最高速は190km/h(当時は180㎞/h速度制限はなかった)で、加速性能はコスモ スポーツと同等でした。

 

 1971年のマイナーチェンジで、ロータリーエンジン車初の自動変速機仕様であるREマチックが追加されました。その際に角形2灯式ヘッドライトのクーペもセダンと同じ丸形4灯式ヘッドライトに変更されました。この1971年頃がマツダのロータリーエンジン車の全盛期で、年間6万台ほどが生産されていました。(1973年のオイルショックでガソリン価格が急騰し、燃費の良くないロータリーエンジン車は売れなくなりました) カペラのロータリーエンジン搭載車はRX-2という名前で輸出されました。1974年に内外装を少し変更して、カペラ ロータリー APにモデルチェンジしました。(APはAnti Pollusion(低公害)の略) (実車画像→ マツダ カペラ ロータリー AP)

 

 

 ミニカーは1971年に発売されたダイヤペット製の当時物です。角形2灯式ヘッドライトの初期型クーペをモデル化しています。キャビン部分がやや大きめながら、カペラの美しいラインがそこそこうまく再現されていて、当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きで、エンジンや室内なども結構良く再現されています。カペラの当時物ミニカーはこれとトミカの1/59だけしかなく、どちらもクーペのモデル化でした。2011年に国産名車コレクションでモデル化されその型を流用してFIRST43からも発売され、2022年に国産名車プレミアムコレクションでもモデル化されました。以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MAZDA CAPELLA ROTARY COUPE (RX-2) 1
MAZDA CAPELLA ROTARY COUPE (RX-2) 2

 以下は2011年に発売された国産名車コレクション製のマツダ カペラ ロータリー クーペ (1/43 No.130)の画像です。メーカーはノレブで初期型のクーペをモデル化しています。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されていてとても良く出来ていました。安価な雑誌付ミニカーながら、フロントグリル、ホイール、室内などの細部も良く再現されています。また実車発売当時のイメージカラーであった鮮やかなオレンジ色のカラーリングは、当時のカペラがとてもかっこよかったことを思い起こさせてくれます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA CAPELLA ROTARY COUPE (RX-2) 3
MAZDA CAPELLA ROTARY COUPE (RX-2) 4

 以下は以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA CAPELLA ROTARY COUPE (RX-2) 5
MAZDA CAPELLA ROTARY COUPE (RX-2) 6

 以下は2022年に発売された国産名車プレミアムコレクション製のマツダ カペラ ロータリー クーペ (1/43 No.17)の画像です。メーカーは中国のSUMS MODELで同社のオールモーストリアル(ALLMOSTREAL)ブランドでモデル化しています。同じ車を同じカラーリングでモデル化していますので、一見しただけでは上述した国産名車コレクション製と同じような出来ばえに見えます。ただし良く見るとフロントグリル、灯火類、車名ロゴなどの細部の仕上げは国産名車プレミアムコレクションの方が緻密でリアルです。室内はステアリングホイールなどに彩色してある国産名車プレミアムコレクションの方が見た目は良いです。(ただメーターインパネ造形は国産名車コレクションの方が立体的で好ましいです) ただしこの仕上げレベルの違いは、値段が2倍ほども違うので当たり前のことですが。国産名車プレミアムコレクション シリーズのミニカーはヘッドライト周りの造形が今一つの物があるのですが、このカペラもヘッドライトのクローム枠が省略されています。ただこのクローム枠の省略はあまり気になりません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA CAPELLA ROTARY COUPE (RX-2) 7
MAZDA CAPELLA ROTARY COUPE (RX-2) 8

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA CAPELLA ROTARY COUPE (RX-2) 9
MAZDA CAPELLA ROTARY COUPE (RX-2) 10

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MAZDA RX-500 1970 JAPAN

MAZDA RX-500
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA RX-500


SPARK KBS036 1/43 100mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.33m 全幅約1.72m エンジン 変速機: 2ローター 491cc×2(982cc) 247HP 4段変速
性能: 最高速250km/h?  データーベースでマツダ RX-500のミニカー検索

マツダ RX-500 日本 1970年

 

 RX-500は1970年の東京モーターショーに出品されたロータリーエンジンをミッドシップ搭載したコンセプトカーでした。RX-500の500はマツダ創立50周年を意味し、当初はコスモ スポーツの次期型プロトタイプとして作られたそうです。デザインは前年に発表されたベンツ C111の影響がフロントの造形などに感じられ、ドアはランボルギーニ カウンタックのようなガルウイング式、デ トマソ マングスタのようなガルウイング式に開くリアカウルなど当時の流行が取り入れていました。リアエンドのウインドーとそれを囲むリアライトの配置はユニークで先進性が感じられます。エンジンはファミリア ロータリー クーペのレーシングカー仕様の10A(247HP)で、ルーチェ ロータリークーペの前輪駆動車用変速機を流用してミドシップ配置していました。

 

 製作されたのは1台で最初は緑色に塗装され、東京モーターショー用に黄色に塗り替えられ、1978年にRX-7 初代のプロモーション用に銀色に塗り替えられたそうです。またヘッドライトは当初は付いていなくて、銀色に塗り替えられた時に埋め込み式のライトが取り付けられたそうです。この車は結局は量産化に至らず、そのまま保存されていました。その後2008年に実車がレストアされ、広島市交通科学館で公開されました。

 

 

 ミニカーはスパーク製(レジン製)で、2009年に発売されました。型番のKBはスパークと国際貿易のコラボで企画されたミニカーであることを示し、2008年にRX-500がレストアされたのがきっかけになってモデル化されたようです。特徴的なリアの造形やエンジン/スペアタイヤが見えるリアのエンジンカバーなどの細部がリアルに再現されていて、スパークらしい良い出来ばえでした。これはレジン製ですが、ウィンドースクリーンがきちんと成形されていることでウィンドースクリーンが平板に見えるといったレジン製ミニカーによくある問題点がなく、購入後15年経過していますがボディの変形もありません。(ただエンジンカバーの取り付けがほんの少しずれてますが) スパークは東京モーターショーの緑色とプロモーション用の銀色、さらに黄色でヘッドライトの付いた1971年ニューイヤーモデルの4種類をモデル化しています。スパーク以外ではトミカ(No.34)とマッチボックス(SF66とJ19)の当時物、京商 サークルKサンクスの1/64があります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MAZDA RX-500 1
MAZDA RX-500 2

 以下は1979年に発売されたマッチボックス製の当時物 マツダ RX-500 (1/59 型番J19 日本仕様)の画像です。キャビン部分が大きめで、プロポーション的にはあまり良い出来ばえではありません。リアカウルの開閉ギミック付ですが、実車のリアカウルはガルウイング式に開くので、このカウルの開閉動作は正しくありません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA RX-500 3
MAZDA RX-500 4

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MITSUBISHI GALANT GTO MR 1970 JAPAN

MITSUBISHI GALANT GTO MR
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MITSUBISHI GALANT GTO MR


M-TECH H-03-A 1/43 96mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.13m 全幅約1.58m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.6L 125HP 5段変速
性能: 最高速200km/h  データーベースで三菱 GTOのミニカー検索

三菱 ギャラン GTO MR 日本 1970年

 

 三菱 ギャランは前述したハードトップに続いてスペシャリティカーのGTOを1970年に追加しました。ロングノーズ/ウエッジシェイプ、ファーストバックにダックテールとアメリカ車的で派手なスタイルは、大変な人気となりました。ギャランをベースとした設計でエンジンは4気筒1.6L(110HP)G型とそのDOHC版(125HP)で、DOHCエンジンを積んだMRは5段変速で最高速200km/hと高性能でした。なお当時は特徴的であったリアのダックテールが、今見ると、それほど目立たない程度だったことがわかります。

 

 1972年に1.7Lエンジンが追加され、1973年のマイナーチェンジでは2Lエンジンが追加され、DOHCエンジンは排ガス規制対応で廃止されました。その後は2Lエンジンがメインとなり、1977年まで生産されました。後継車は1976年に登場したギャラン Λ(ラムダ)でした。日本初のスペシャリティカーとして登場したトヨタ セリカより2か月ほど早く登場したギャラン GTOは、三菱車にスポーティなイメージを与えました。

 

 

 ミニカーは2001年に発売されたMテック製です。DOHCエンジン搭載のMRをモデル化していますので、ボンネットにエアインテークが付いています。プロポーションが良く、フロントグリル、ホイールなどがリアルに再現されていました。実車に即したカラーリングで、室内もリアルに再現されていましたので、1/43の量産ミニカー(少量生産の高価なレジン製は除く)では現時点(2023年)でも一番出来が良いと思います。GTOは人気車だったので、たくさんモデル化されています。当時物としてはダイヤペットのチェリカ80とABS樹脂製、モデルペット、トミカ、トミカ ダンディと当時の主要メーカー全てがモデル化していました。当時物以外ではノレブ、国産名車コレクション(ノレブ製)、コナミ、トミカ リミッテド、アオシマ DISM、レジン製ではENIFやイグニッションモデルなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MITSUBISHI GALANT GTO MR 1
MITSUBISHI GALANT GTO MR 2

 以下は1972年に発売されたモデルペット製の当時物 三菱 ギャラン GTO (1/42 型番40)の画像です。MRではないので、ボンネット上のインテークがありません。当時流行りだった安っぽいフリーホイールが雰囲気を壊していますが、当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI GALANT GTO MR 3
MITSUBISHI GALANT GTO MR 4

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI GALANT GTO MR 5
MITSUBISHI GALANT GTO MR 6

 以下は1972年に発売されたトミカ ダンディ製の当時物 三菱 ギャラン GTO (1/45 型番001)の画像です。縮尺が1/45なので、上記のモデルペットのGTOよりサイズが少し小さめですが、これも当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。ボンネット/ドアが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI GALANT GTO MR 7
MITSUBISHI GALANT GTO MR 8

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。エンジンのヘッドには「AIII DOHC 」と刻印されていますので、DOHCエンジン搭載のMRをモデル化しているようですが、ボンネット上のエアインテークが付いていません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI GALANT GTO MR 9
MITSUBISHI GALANT GTO MR 10

 以下は2007年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションの三菱 ギャラン GTO (1/43 No.46)の画像です。これもDOHCエンジン搭載のMRをモデル化しています。国産名車コレクション初期のノレブ製で、上記のMテック製と同等レベルの良い出来ばえでした。ただ安価な雑誌付きミニカーでしたので、室内のインパネのメーター印刷が省かれているのが少し物足りません。ノレブは同じ型を使って自社ブランドの型番800173でもGTOを発売していました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI GALANT GTO MR 11
MITSUBISHI GALANT GTO MR 12

 以下はフロント/リアの拡大画像です。右側リアフェンダーに今では見かけなくなったラジオのアンテナが再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI GALANT GTO MR 13
MITSUBISHI GALANT GTO MR 14

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HONDA VAMOS 4 1970 JAPAN

HONDA VAMOS 4
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA VAMOS 4


EBBRO 43776 1/43 71mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3m 全幅約1.3m エンジン 変速機: 空冷 2気筒 360cc 30HP 4段変速
性能: 最高速90km/h  データーベースでホンダ バモスのミニカー検索

ホンダ バモス 4 日本 1970年

 

 前述したホンダ TN360のパワートレーンを使った、オープンカーの軽トラック バモス ホンダが1970年に登場しました。ちなみに正式名称はバモス ホンダで、ホンダ バモスではありません。(当サイトでは車名のデータベース検索の都合で、ホンダ バモスと表記しています) 外観は外国のリゾートで使用されるビーチバギーのようなデザインで、フロントに取り付けたスペアタイヤが特徴でした。座席部分を覆う幌付で2人乗りのバモス 2と4人乗りのバモス 4、荷室を含めて全体を幌で覆うバモス フルホロがありました。ドアはなく転落防止バーが付き、シートは全てベンチシートで、計器類やスイッチは防水防塵仕様でした。

 

 TN360がベースでしたので、空冷2気筒360cc(30HP)エンジンを座席下にミドシップ搭載した後輪駆動車で、4WDではないので悪路走破性は軽トラック並みでした。当時のレジャーブームに乗じて作られたようですが、幌とベンチシートによる居住性は良くなかったでしょうし、ジープのような走行性能もなかったのでほとんど人気がなかったようです。1973年まで生産されましたが、総生産台数は約2500台でした。1999年にバモスの名前を復活させたバモス 2代目が登場しました。こちらは軽の1ボックス車で、エンジンをミドシップ搭載した4WD仕様でした。2018年まで長期にわたって生産されました。(実車画像→ ホンダ バモス 2007)

 

 

 ミニカーは2006年に発売されたエブロ製です。この当時のエブロは国産の旧車/現行車を意欲的にモデル化していて、いずれも当時の最高級レベルの出来ばえでした。(最近はレーシングカーばかりでしたので買わなくなりましたが、2024年に倒産しました) このバモス ホンダも実車の雰囲気がうまく再現され、室内などの細部もリアルに仕上げられていて良く出来ていました。脱着可能な幌が付属しているのもエブロらしい楽しいおまけでした。エブロはバモス2とバモス フルホロもモデル化していました。エブロ以外ではトミカとトミカ リミッテド、国産名車コレクションがあります。バモス 2代目は童友社が1/64でモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA VAMOS 4 1
HONDA VAMOS 4 2

 以下は2010年に発売された国産名車コレクションのホンダ バモス 4 (1/43 Np.122)の画像です。メーカーはイクソだと思います。安価な雑誌付きミニカーながら細部まで結構リアルに再現されていて、こちらも上記のエブロ製とほぼ同じぐらいの良い出来ばえでした。なお幌は付いていません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA VAMOS 4 3
HONDA VAMOS 4 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA VAMOS 4 5
HONDA VAMOS 4 6

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