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日産 ガゼール ハードトップ 2000XE-II S110型 日本 1979年
1979年に日産 シルビア 3代目が姉妹車ガゼールを伴って登場しました。先代より大きくなり、直線的なデザインに角形4灯式ヘッドライトという当時流行のデザインになりました。シャーシはバイオレット A10型をベースにしており、4気筒1.8L(105HP)/2L(120HP)Z型を搭載し、3段AT/5MTで最高速は180Km/h(2L)の性能でした。
当初はノッチバックのハードトップ クーペだけでしたが、1979年にハッチバックのクーペが追加されました。1981年のマイナーチェンジで1.8Lターボが追加され、1982年にスカイライン (R30) RSと同じDOHC 2Lターボを搭載したRSも追加されました。この車をベースにしてWRCのグループ Bカーとして、2.4LのFJ型エンジンを搭載した240RSが1982年に設定されラリーで活躍しました。
シルビアは日産サニー店系列、ガゼールは日産モーター店系列の扱いだったので、ガゼールはシルビアより上位の位置づけでした。シルビアとガゼールはフロントグリルやテールライトの意匠が異なり、ガゼールはシルビアより少しだけ高級な内装で価格も少しだけ高かったようです。なおガゼール(GAZELLE)という名前はカモシカの仲間であるガゼルにちなんだものでした。 → シルビア 3代目のミニカーに移動
先代のシルビア S10型は人気がなかったですが、S110型はデザインが好評でそこそこヒットしました。またガゼールのオープンカーがTVドラマ「西部警察」の劇中車として使われました。1983年にシルビア 4代目/ガゼール 2代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは2007年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。前述したシルビア 3代目の国産名車コレクション製ミニカーと同様に、これもアオシマ DISMのガゼールの型を流用しています。シルビアと同様に内装の仕上げは簡略化されていますが、ボンネットにガゼル(カモシカ)をイメージしたグラフィックが描かれていたオプション仕様となっているなど凝ったつくりで、雑誌付きミニカーとしては良い出来ばえです。ガゼール 初代の当時物ミニカーはありませんが、最近の物ではトミカ リミッテドの後期型、アオシマ DISMの後期型があります。また西部警察仕様のガゼールのオープンカーはアオシマのコールドキャスト製、トミカ リミッテドの1/64と1/43(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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トヨタ カローラ レビン TE71型 日本 1979年
トヨタ カローラ/スプリンターの4代目(70型)が1979年に登場しました。ボディは直線を基調としたシンプルなウェッジシェイプスタイルとなりました。2/4ドアセダン、2ドアハードトップ/クーペ(レビン/トレノ)、3ドアリフトバック、5ドアバンがラインナップされ、セダン系には丸型4灯、ハードトップ/クーペ系には角形2灯ヘッドライトが採用されました。このセンスの良いデザインはイタルデザインのG.ジュジアーロによるものではと言われましたが、トヨタ内製だったそうです。
メカ的には後輪サスペンションに4リンク/コイルが採用されたのが目新しい点でした。エンジンは4気筒1.3L(72HP)K型/1.6L(DOHC 115HP)T型と新規の1.5L(80HP)A型で、3/4段AT/5段MT変速で、最高速は175km/h(GT系)の性能でした。スポーツ仕様のレビン/トレノだけではなく、4ドアセダンにもDOHCの2T-Gエンジンを搭載するGTが設定されました。1981年のマイナーチェンジでセダンも角形2灯式ヘッドライトに変更されました。(この頃から丸型ヘッドライトはバンやトラックなどにしか見られないようになっていきました) 1982年に4気筒1.8L(65HP)のC型ディーゼルエンジンがセダンに追加され、カローラ初の5ドアワゴンも設定されました。1983年にカローラ/スプリンター 5代目/レビン/トレノ 4代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは1980年に発売されたダイヤペット製の当時物です。当時のダイヤペットではリアルな作風を特徴としていた12番工場製で、シンプルな実車の雰囲気がうまく再現され、とても良く出来ています。フロントグリルや室内などの細部もリアルにできています。これ以外のレビン/トレノ TE70型の当時物ミニカーはトミカのレビンがありました。当時物以外では当時物をリファインしたトミカ リミッテドのレビン、HI-STORY(レジン製)のレビンなどがあります。なおスプリンター トレノはモデル化されていないようです。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/テールゲート開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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トヨタ クラウン ロイヤルサルーン MS110型 日本 1979年
1979年にトヨタ クラウン 6代目が登場しました。先代の角張ったデザインが洗練され、セダンは角形4灯式ヘッドライト(4ドアハードトップは角形2灯)を採用していました。エンジンは6気筒2.8L(145HP)/2L(125HP)M型と4気筒2Lディーゼルで、3/4段AT/5段MT変速で、最高速は180km/h(2.8L)の性能でした。 4ドアセダン、2/4ドアハードトップ、ワゴン(バン)のバリエーションがあり、2ドアハードトップにはルーフ後部にレザー貼りしたランドウトップというオプションもありました。燃費などが表示されるクルーズ コンピュータなどマイコンを搭載した目新しい電子機器が装備されるようになりました。1980年には2Lエンジンにトヨタ初のターボ仕様(145HP)が設定されました。
1981年のマイナーチェンジで前後パネルが変更され、フォグランプを内蔵した角形2灯式ヘッドライトが採用されました。6気筒2.8L M型エンジンにはDOHC仕様が設定され、2LエンジンはM型から新しいG型に切り替わり、ディーゼルにターボ仕様が追加されました。この頃から排ガス対応でのパワーダウンを挽回するハイパワーエンジンが復活してきました。1983年にクラウン 7代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは1980年に発売されたダイヤペットの当時物です。ダイヤペットの協力工場の114番工場が製作しています。全体的なプロポーションはかなり良いのですが、肝心のフロントグリルが大雑把な造形です。しかもヘッドライトが青色となっていて実車のイメージから外れていますので、全体的にはいまひとつの出来ばえです。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。ダイヤペットの当時物では1/30の4ドアハードトップ(型番G132)もありました。それ以外の当時物ミニカーとしてはトミカがあり、当時物以外ではトミカ リミッテドが4ドアハードトップをモデル化しています。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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三菱 ランサー EX 2000 ラリー ターボ 日本 1979年
1979年に三菱 ランサー 2代目がランサー EXという名前で登場しました。人気があったギャラン シグマを小さくしたような直線的なデザインで、4ドアセダンだけの設定でした。メカ的にもシグマのシャーシを流用したオーソドックスな後輪駆動車で、当初は4気筒1.4L/1.6L(86HP)エンジンを搭載していました。3段AT/5段MTで最高速145km/h(1.6L)の性能でした。
1980年に1.8Lエンジンが追加され、1981年のマイナーチェンジで1.2Lエンジンが追加されました。欧州仕様には2Lターボ(170HP)、国内では1.8Lターボ(135HP)エンジン搭載の高性能仕様が設定されるなど、ランサー 2代目も先代同様にスポーツ志向の車となっていきました。三菱は石油ショックの影響でWRC活動を休止していましたが、欧州仕様の2LターボをベースにしたWRCカーで1981年からWRCに復帰しました。
1983年に登場したインタークーラーが追加された1.8Lターボは、ボディ剛性やサスペンションが強化され、外観も含めてWRCのラリー仕様車そのもののような車でした。1982年に登場したミラージュ IIの4ドアセダンであるランサー フィオーレや1983年に登場したトレディアはランサー EXと似たような4ドアセダンで自社内で競合していました。ランサー EXはランサー フィオーレを後継車として1987年に生産中止となりました。そのランサー フィオーレ 2代目は1988年にモデルチェンジしてランサー 3代目となりました。
ミニカーは1980年に発売されたダイヤペット製の当時物です。底板に「2000 RALLY TURBO」と表示されていて、フロントにフォグランプがモールドされているので、WRCのラリー仕様車(右ハンドル欧州仕様)をモデル化しています。このミニカーはもともと三菱自動車の販促用ノベルティとして作られたようで、ダイヤペットの11番工場(製造委託先)製です。11番工場製らしいリアルな造形で当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。これ以外のランサー EXの当時物ミニカーはトミカのターボがありました。当時物以外ではアオシマのコールドキャストとDISMの後期型ターボ、トミカ リミッテドのラリー仕様、CM'Sのラリー仕様、WIT'S(レジン製)のターボなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。エンジン(4G62型 シリウスエンジン)は結構リアルに再現されていて、上部に「SIRIUS TURBO」と刻印されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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スバル レオーネ ハードトップ 日本 1979年
1979年にスバル レオーネ 2代目が登場しました。シンプルなデザインでボディはひとまわり大きくなり、6ライトウインドーの4ドアセダン、2ドアハードトップ、エステートバン、ホイールベースを短縮した3ドアハッチバックのスイングバックが設定されました。スバル得意の4WD仕様はハードトップ以外に設定されていました。水平対向4気筒エンジンは1.4Lがなくなり、1.6Lと1.8L(100HP)が搭載され、5段MT/3段AT変速で、最高速度170km/hの性能でした。最上級の1800GTSにはスバル初のパワーステアリング/パワーウインドウ/オートエアコンが装備されていました。
1981年のマイナーチェンジで、大型の角型2灯式ヘッドライトが角型4灯式に変更されるなど外観が変更されました。同じ年にその後のレオーネで売れ筋となるスポーティなツーリングワゴンが追加されました。1982年には4WD仕様に1.8Lターボエンジン(120HP)を追加し、その後もハードトップの4WD仕様化、4WDに油圧式車高調整機能の追加など、4WD車の車種拡大/機能追加が行われ、レオーネは4WD車がメインとなっていきました。1984年にレオーネ 3代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ スバル レオーネ 1984)
ミニカーは1979年に発売されたダイヤペットの当時物で、2代目初期の角型2灯式ヘッドライトの2ドアハードトップをモデル化しています。初期型のやや癖のあるフロントグリルがうまく再現されているなど、当時のミニカーとして全体的に良い出来ばえでした。ただし車軸位置が低すぎて車高が少し高くなっているのが残念です。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。レオーネ 2代目のミニカーは最近までこれしかありませんでしたので、その点で貴重なミニカーでした。2019年になってスパーク(レジン製)が4ドアセダン 前期型、スイングバック 前期型、2ドアハードトップ 後期型、をモデル化しました。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームとリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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