ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

BENTLY 6.5L SPEED-SIX GURNEY NUTTING ’BLUE TRAIN’ 1930 UK

BENTLY 6.5L  SPEED-SIX GURNEY NUTTING ’BLUE TRAIN’
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BENTLY 6.5L  SPEED-SIX GURNEY NUTTING ’BLUE TRAIN’


MINICHAMPS 436139500 1/43 112㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.8m エンジン 変速機: 6気筒 6597cc 160HP 4段変速
性能: 最高速141km/h  データーベースでベントレー 戦前のミニカー検索

ベントレー 6.5L スピード シックス ガーニー ナッティング ’ブルー トレイン’  イギリス 1930年

 

 成功したベントレー 3Lをベースにしてホイールベースを延長してSOHC6気筒6.6L(140HP)エンジンを搭載したベントレー 6.5Lが1926年に登場しました。4段変速で最高速135㎞/hの性能でした。6.5Lにはツインキャブレターと高圧縮比で160HPにパワーアップされた高性能版スピード シックスが設定され、4段変速で最高速148㎞/hの性能でした。スピード シックスのレース仕様(200HP)は1929年ルマンと1930年ルマンで優勝しています。6.5Lはレースで活躍しましたが、高価な6.5Lはベントレーが期待したほどは売れませんでした。6.5Lは1930年まで生産され、総生産台数はスピード シックスも含めて約550台でした。

 

 ミニカーがモデル化している実車はコーチビルダー ガーニー ナッティング製のクーペで、この車には「ブルー トレイン」という愛称が付いていました。これはベントレーの会長であったウルフ バーナート(Woolf Barnato)が同じタイプのベントレーでフランスの特急列車「トラン ブルー(ブルー トレイン)」と競争し、南仏カンヌ~仏カレー港のルートで、約4時間もの大差をつけて勝ったことに由来するそうです。(列車の終着駅はカレー港でしたが、列車がカレー港に到着する前にベントレーはドーバー海峡をフェリーで渡ってロンドンに到着していたとのことです)

 

 

 ミニカーは2006年に発売されたミニチャンプス製です。リアに大きなトランクがあってリアウインドーが小さい独特のスタイルをうまく再現しています。2006年頃がミニチャンプスの1/43ミニカーの品質が一番良かった時期だと思いますが、このベントレー スピード シックスもフロントグリル/ヘッドライトや室内などの細部が実にリアルに出来ています。またサイドウィンドーが小さいので見難いのですが、室内もかなりリアルに仕上げてあります。ベントレー 6.5Lの実車にはセダン系もあったのですが、ミニカーはレース仕様がほとんどで、セダン系は同じミニチャンプス製のコルシカ クーペとこのブルー トレインぐらいしかありません。これ以外では同じブルー トレインをイクソ、ブルムがモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。なおフロントグリル上部と最先端部のエンブレムが緑色なのはスピード シックスのみで、標準の6.5Lは青色でした。 以下はフロント(エンブレム拡大)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BENTLY SPEED-SIX 1
BENTLY SPEED-SIX 2

 以下は2006年に発売されたイクソ製のベントレー スピード シックス ブルートレーン (1/43 型番MUS003)の画像です。同じ車をモデル化していますが、上述のミニチャンプス製と屋根の形が少し違っています。実車画像を見るとミニチャンプスの方がそれらしい造形となっています。フロントグリルの出来ばえはミニチャンプスと同等ですが、サイドウィンドー上のドアバイザーや前輪のサスペンション部分を見るとミニチャンプスのほうがよりリアルにできていることがわかります。ただし価格はミニチャンプスが7100円でイクソは3400円でしたので、価格が倍以上のミニチャンプスのほうがリアルなのは当然で、逆にイクソはコスパが良いともいえます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BENTLY SPEED-SIX 3
BENTLY SPEED-SIX 4

 以下はフロント(エンブレム拡大)/リアの拡大画像です。こちらもベントレーのエンブレムが緑色となっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BENTLY SPEED-SIX 5
BENTLY SPEED-SIX 6

 以下は1990年に発売されたブルム製のベントレー スピード シックス ブルートレーン (1/43 型番R185)の画像です。上述した2台より10年前に発売されていますので、細かいところは見劣りしますが、1990年当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BENTLY SPEED-SIX 7
BENTLY SPEED-SIX 8

 以下はフロント/リアの拡大画像です。ナンバープレート「GJ 3811」は上記のミニチャンプス製と同じですので、同じ実車をモデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BENTLY SPEED-SIX 9
BENTLY SPEED-SIX 10

 以下は2002年に発売されたイクソ製のベントレー スピードシックス 1929年 ルマン優勝車 (1/43 型番LMC020)の画像です。これはイクソのルマン優勝車シリーズの1台で、2000年以降に発売されたミニカーですのでなかなか良い出来ばえです。イクソは同年のルマンで2位となった2号車も型番LMC081でモデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BENTLY SPEED-SIX 11
BENTLY SPEED-SIX 12

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BENTLY SPEED-SIX 13
BENTLY SPEED-SIX 14

 以下は1983年に発売されたブルム製のベントレー スピードシックス 1930年 ルマン優勝車 (1/43 型番R099)の画像です。ブルムはベントレーのルマン レース仕様車を3種類モデル化していますが、何れも1980年代に作られたミニカーとしては良い出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BENTLY SPEED-SIX 15
BENTLY SPEED-SIX 16

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BENTLY SPEED-SIX 17
BENTLY SPEED-SIX 18

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BENTLEY 4.5L BLOWER LE MANS 1930 UK

BENTLEY 4.5L BLOWER LE MANS
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BENTLEY 4.5L BLOWER LE MANS


MINICHAMPS 436139530 1/43 ㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.5m エンジン 変速機: 4気筒OHC 4398cc 240HP 4段変速
性能: 最高速160km/h  データーベースでベントレー 戦前のミニカー検索

ベントレー 4.5L ブロワー ルマン イギリス 1930年

 

 ベントレー 6.5Lの販売不振で経営が悪化したベントレーは、売り上げを増やすために1927年に4気筒4.4L(110HP レース仕様170HP)エンジンを搭載した4.5Lを追加しました。エンジンは6.5Lの6気筒から2気筒分を外した設計で、4段変速で最高速148km/hの性能でした。同時にルマンに参戦するために、スーパーチャージャーを追加して175HP(レース仕様240HP)にパワーアップした4.5L ブロワーが開発されました。(BLOWERとは送風機でスーパーチャージャーの意です) フロント部分に追加されているのがふたつのローターがかみ合い送風するルーツ式スーパーチャージャーです。4.5Lは1931年まで生産され、総生産台数は約720台(ブロワーは約50台)でした。

 

 4.5Lは1928年のルマンで優勝し、1929年のルマンでは優勝した6.5Lに次いで2位から4位までを独占しました。4.5L ブロワーは1930年のフランス GPでは2位となっていますが、1930年ルマンではエンジンのトラブルでリタイアしています。4.5L ブロワーはパワーはあっても信頼性は低かったようです。同時代に活躍したブガッティの設計者エットール ブガッティはベントレーを「世界一早いトラック」といったそうですが、当時のベントレーはいかにもタフで頑丈そうな独特のイメージがありました。ベントレーはルマンで活躍しましたが販売不振が続き、1931年にロールス ロイス社に買収されレース活動から撤退しました。その後のベントレーはロールス ロイスのスポーティ版として存続していましたが、1998年にフォルクスワーゲンがベントレーを買収したことで、ロールス ロイスとの関係は解消されました。

 

 

 ミニカーは2005年に発売されたミニチャンプス製です。1930年のルマン出場車をモデル化しています。前述したようにミニチャンプスの1/43ミニカーはこの頃に作られたものが一番出来が良く、これは4.5L ブロワーの1/43量産ミニカーとしてベストだといえるほど良い出来ばえでした。スーパーチャージャー本体とその右横の保護カバー、フロントサスペンション、メータが並ぶインパネ、ボンネットの開口部から見えるエンジンなど実にリアルにできています。定価7350円と当時としては高価でしたが、それだけのことはありました。ミニチャンプスは1/18でもモデル化しています。これ以外の4.5Lのミニカーは、スポットオンのビンテージ物、マッチボックスのビンテージ物、フランクリン ミントの1/24、ブルム、最近のオックスフォードなどがあります。 以下はフロント(スーパーチャージャー拡大)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

BENTLEY 4.5L BLOWER LE MANS 1
BENTLEY 4.5L BLOWER LE MANS 2

 以下はボンネット部分の拡大画像と床下部分の拡大画像です。ボンネット開口部から内部のエンジンが見えます。床下のスーパーチャージャー、サスペンションもリアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BENTLEY 4.5L BLOWER LE MANS 3
BENTLEY 4.5L BLOWER LE MANS 4

 以下は1984年に発売されたブルム製のベントレー 4.5L ブロワー ルマン 1930年(1/43 型番R114)の画像です。ブルムのカタログではこれをスピード シックスとしていますが、フロントにスーパーチャージャーが付いているので正しくは4.5L ブロワーで、1930年ルマン参戦車をモデル化しています。(ブルムのカタログには間違いが結構あります) 上記のミニチャンプス製と見比べると見劣りしますが、1980年代に作られたミニカーとしては良く出来ていました。ブルムには型番R114Bで同じルマン出場車の#9もありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BENTLEY 4.5L BLOWER LE MANS 5
BENTLEY 4.5L BLOWER LE MANS 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BENTLEY 4.5L BLOWER LE MANS 7
BENTLEY 4.5L BLOWER LE MANS 8

 以下は1985年に発売されたマッチボックス製のベントレー 4.5L ブロワー(1/40 型番Y02)の画像です。マッチボックスは4.5L ブロワーを3回モデル化しています。最初は1958年、次に1962年、最後は1985年でした。これはその最後に作られたもので、1/40なので1/43より少し大きめにできています。これも1980年代に作られたミニカーとしては良く出来ていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BENTLEY 4.5L BLOWER LE MANS 9
BENTLEY 4.5L BLOWER LE MANS 10

 以下はフロント/リアの拡大画像です。。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BENTLEY 4.5L BLOWER LE MANS 11
BENTLEY 4.5L BLOWER LE MANS 12

 以下は1962年に発売されたマッチボックス製のベントレー 4.5L ブロワー (1/52 型番Y05)の画像です。マッチボックスは4.5L ブロワーを3回モデル化しています。最初は1958年、次に1962年、最後は1985年でした。これはその2回目に作られたものです。60年以上も昔にここまでリアルなミニカーを作っていたわけですから、マッチボックスのビンテージ物のコレクターが多いことが納得できます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
BENTLEY 4.5L BLOWER LE MANS 13
BENTLEY 4.5L BLOWER LE MANS 14

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MINERVA AL 1930 BELGIUM

MINERVA AL
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MINERVA AL


VOITURES CLASSIQUES (IXO ALTAYA) 27 1/43 119㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.2m? 全幅約1.85m エンジン 変速機: 8気筒 6.6L 125HP 4段変速
性能: 最高速130km/h  データーベースでミネルバのミニカー検索

ミネルバ AL ベルギー 1930年

 

 ミネルバは日本ではほとんど知られていませんが、ビンテージ期のベルギーの高級車メーカーでした。元々は自転車メーカーで、バイクを経て1904年から4輪車に進出しました。当初は単気筒から4気筒エンジンの小型車が中心で、1910年代にレースで活躍しました。その後当時の高級車によく使われたナイト式スリーブバルブ 4気筒/6気筒エンジンを搭載した大型車が成功したことで、1920年代後半にはロールス ロイスに匹敵するベルギーの高級車として知られるようになりました。

 

 1930年に8気筒エンジンを搭載した大型車 AL(6.6L)とAP(4L)が登場しました。1929年に勃発した世界大恐慌の影響で不況となり、この類の高級車は販売不振となりました。そこで6気筒3Lエンジンを搭載したAR、1934年に4気筒2Lエンジンを搭載した小型のM4などが追加されましたが、売れ行きは回復しませんでした。結局1934年にベルギーの高級車メーカーのインぺリア社(Imp?ria Automobiles)と合併し、1938年に生産を中止しました。なおインぺリア社も1948年に企業活動を終えました。

 

 

 ミニカーはフランスのミニカー付き雑誌「VOITURES CLASSIQUES」シリーズのNo.27用として作られた物でイクソ製です。当方はWEBオークションで入手しましたが、カラーリングなどが変更されてイクソの型番MUS042でも2012年に発売されました。当時のアメリカ製高級車とよく似た上品なデザインのリムジンボディで、ホワイトリボンタイヤを履いているので高級車の需要が多かったアメリカで使われた車をモデル化しているようです。ミニカーの出来ばえとしては「VOITURES CLASSIQUES」シリーズの標準的なもので、実車の雰囲気がうまく再現されていて、そこそこ良く出来ています。なおミネルバの量産ミニカーはこれしかないようです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MINERVA AL 1
MINERVA AL 2

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MERCEDES-BENZ SSKL (W06) 1931 GERMANY

MERCEDES-BENZ SSKL (W06)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ SSKL (W06)


RIO 79 1/43? 105㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.24m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 6気筒 7.1L 300HP 4段変速
性能: 最高速235km/h  データーベースでメルセデス ベンツ SSKLのミニカー検索

メルセデス ベンツ SSKL (W06) ドイツ 1931年

 

 メルセデス ベンツ Sシリーズは市販スポーツカーでしたので、レーシングカーとしては車重が重いという弱点がありました。SSKLは前述したSSKの純粋なレーシング仕様で、ファクトリーチーム用に数台が製作されました。SSKLのLはドイツ語のLeicht(軽いの意)で、徹底的な軽量化をするためにフレーム各部に軽減穴が開けられていました。スーパーチャージャーを大型化して過給圧を上げベンゾール系燃料を使い最高出力300HPで最高速235km/hと極めて高性能で、各種レースに勝ち続けました。こんな細いタイヤの車で300HPもあったのですから、とてもすさまじい操縦性であったと思います。

 

 1929年に始まった世界恐慌の影響で、ダイムラー ベンツ社は1931年に経営難に陥りました。その為1931年にワークスとしてのレース活動は終了しました。翌年の1932年はプライベーター向けにSSKなどを販売するのみとなりました。その後ヒトラーを首相とするナチス政権が成立し、ダイムラー ベンツ社にはドイツ政府からの航空機エンジンや軍用トラックの発注が大幅に増加され、同社の経営状況が改善されました。さらに自動車レースでのドイツ車の活躍をナチス政権が後押ししたことで、1934年にダイムラー ベンツ社はレース活動に復帰し、レーシングカー W25が開発されました。

 

 

 ミニカーはイタリアのリオ(RIO)製で、1983年頃に発売されました。リオのクラシックカーはほとんどが1990年以前に作られていますが、いずれも当時のミニカーとしては非常に出来が良いものでした。このSSKLは前述したリオ製のSSKをベースにしてSSKLに仕立てたもので、SSKLの特徴である軽減穴がボディ下部シャーシに追加されています。リオ製のSSKはボンネットの高さが少し大きめにデフォルメされているので、このSSKLも同じ高めの車高になっています。また1/43よりも少し大きめにできているので、1/43のミニカーと並べた場合に少し違和感があるのが唯一の難点です。型番SL001でミッレ ミリア仕様があり、最近でもSSK/SSKLのバリエーションが作られていますが、国内には輸入されていないようです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します

MERCEDES-BENZ SSKL (W06) 1
MERCEDES-BENZ SSKL (W06) 2

 以下は1993年に発売された同じリオ製のメルセデス ベンツ SSKL ミッレ ミリア仕様 (1/43 型番SL001)の画像です。1931年 ミッレ ミリアの優勝車をモデル化しています。上記の型番79のフロントに補助灯を追加し、ゼッケン#87を張り付けたバリエーションです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ SSKL (W06) 3
MERCEDES-BENZ SSKL (W06) 4

 リオ以外のメルセデス ベンツ SSKLのミニカーはソリドのストリート仕様とミッレ ミリア仕様、ニューレイ、ブラーゴの1/18、CMCの1/18などがあります。以下は1982年に発売されたソリド製のメルセデス ベンツ SSKL ミッレ ミリア仕様 (1/43 型番4004)の画像です。上記のリオ製と同じ1931年 ミッレ ミリア 優勝車をモデル化しています。ソリドのSSKLはポロポーションが良く、リオよりも実車の雰囲気をうまく再現しています。右側ボディサイドにはラリー用のパーツボックスらしき物を積載しているなど、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ SSKL (W06) 5
MERCEDES-BENZ SSKL (W06) 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ SSKL (W06) 7
MERCEDES-BENZ SSKL (W06) 8

 以下は1978年に発売されたBブラーゴ製のメルセデス ベンツ SSKL (1/18 型番3002)の画像です。Bブラーゴとしては初期物で、これもボンネットの高さがやや高い感じがしますが、当時の大スケールのミニカーとしては良く出来ていました。ボンネットとドアが開閉し、ステアリングホイールと連動した前輪操舵ギミックが付いています。1970年代のミニカーですから、このサイズでもインパネのメーター類がデカール(紙シール)だけで表現されています。(当時はこれが普通でしたが) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ SSKL (W06) 9
MERCEDES-BENZ SSKL (W06) 10

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ SSKL (W06) 11
MERCEDES-BENZ SSKL (W06) 12

 以下はボンエットを開いたエンジンルームの画像と俯瞰/床下部分の拡大画像です。ボンネットは固定ベルト(軟質プラスチック製)のロックを外してから開きます。エンジンは結構リアルに再現されています。床下部分のドライブトレーンやサスペンションも結構リアルに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ SSKL (W06) 13
MERCEDES-BENZ SSKL (W06) 14

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MERCEDES-BENZ 460 NURBURG PULLMAN (W08) 1931 GERMANY

MERCEDES-BENZ 460 NURBURG PULLMAN (W08)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 460 NURBURG PULLMAN (W08)


IXO MUS020 1/43 125㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.38m 全幅約1.82m エンジン 変速機: 8気筒 4.6L 80HP 4段自動変速
性能: 最高速100km/h  データーベースでメルセデス ベンツ 460/500のミニカー検索

メルセデス ベンツ 460 ニュルブルク プルマン (W08) ドイツ 1931年

 

 1926年にダイムラー社とベンツ社が合併して、ダイムラー ベンツ社となりました。メルセデスはダイムラー社のブランド名で、この時点でメルセデス ベンツというブランドが出来ました。合併直後にダイムラーの技術部長であったF.ポルシェ博士の下で、新しいツーリングカーが作られました。6気筒2Lエンジンを搭載するシュトゥットガルトと6気筒3.1Lエンジンを搭載するマンハイムで、それぞれの名前はダイムラー社とベンツ社の本拠地に因んでいました。

 

 その両車の上級車としてベンツ初の8気筒エンジン(4.6L 80HP)を搭載した、460 ニュルブルク (W08)が1928年に登場しました。全長約4.9mの大型リムジーンで、1930年に770K グロッサー メルセデスが登場するまではメルセデス ベンツの最上級車でした。460は1931年に5L(100HP)エンジンが搭載できるようホイールベースが拡大されて500 ニュルブルクとなりました。460/500には当時の最先端の技術が採用されており、ローマ教皇用に特別に製作された特注車もありました。最終的には500の名前で1939年までに約4000台が生産されました。

 

 

 ミニカーは2009年に発売されたイクソ製です。ロングホイールベース版の460 1931年式をモデル化しています。元々このミニカーはミニカー付き雑誌「MERCEDES-BENZ COLLECTION」のNo.38用に作られたモデルでした。これはそれをイクソのカタログモデルとして発売したもので、オリジナルの雑誌付きミニカーより細部の仕上げがレベルアップされていました。フロント グリルのNurburgのロゴとスリーポインテッドスターのマスコット、、ひさしの付いたフロントウインドー、リアのトランク、室内の造形などがリアルに再現されています。またベージュと茶のツートンカラーもメルセデス ベンツ博物館の実車に即したカラーリングになっています。ただしフェンダー部分がプラスチック製なので、このサイズのミニカーとしては軽いのが個人的にはいまひとつの感じがします。(ロートルのコレクターの古臭い感覚なのですが) イクソは別ブランドのホワイトボックスでも460を発売しています。イクソ以外の460のミニカーはエリゴールがありました。 以下はフロント(マスコットの拡大画像)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ 460 NURBURG PULLMAN (W08) 1
MERCEDES-BENZ 460 NURBURG PULLMAN (W08) 2

 以下は1981年頃に発売されたエリゴール製のメルセデス ベンツ 460 ニュルブルク 1929 (1/43 型番1043)の画像です。これは460の標準ホイールベース仕様をモデル化していますので実車の全長は約4.9mですが、ミニカー(全長108㎜)はそれより一回りサイズが小さく出来ています。このミニカーは同じエリゴール製のロールス ロイス 20/25HP(型番1030)の型を流用してフロントグリルを変更するなどしてメルセデス ベンツ 460に仕立ててありますので、サイズが合わないのです。当時の高級車は同じようなスタイルをしていたのでこのようなやり方でもそこそこそれらしくは見えるのですが、この460ではやや強引すぎるやり方になっています。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 460 NURBURG PULLMAN (W08) 3
MERCEDES-BENZ 460 NURBURG PULLMAN (W08) 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 460 NURBURG PULLMAN (W08) 5
MERCEDES-BENZ 460 NURBURG PULLMAN (W08) 6

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