ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

SMART ROADSTER COUPE 2003 GERMANY

SMART ROADSTER COUPE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SMART ROADSTER COUPE


MINICHAMPS 400032121 1/43 80㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.43m 全幅約1.62m エンジン 変速機: 3気筒 698cc ターボ 82HP 6段半自動変速 リアミドシップエンジン/後輪駆動
性能: 最高速175km/h  データーベースでスマート ロードスターのミニカー検索

スマート ロードスター クーペ ドイツ 2003年

 

 スマートをベースにした軽量スポーツカーが企画され、ロードスター仕様のコンセプトカーが1999年に公開されました。2003年にコンセプトカーとほぼ同じ外観の量産型のロードスターが登場しました。スマートのトリディオンセーフティセル(鋼鉄製の枠)構造は踏襲していますが、車高が低く本格的なスポーツカーに仕上がっています。ロードスターとロードスター クーペの2タイプがあり、前者はロードスターという名前ですが、実際は電動開閉ソフトトップを持つタルガトップのオープンカーです。後者はリアに荷室を持つクーペで、ガラス製のリアゲートがあります。ルーフは2分割で脱着でき、こちらもタルガトップのオープンカーになります。

 

 シティ クーペではエンジンの上に載っていたキャビン部分を、前方に移動し低い車高を得ていますので、その分ホイールベースが延長されています。全長は軽自動車並みですが、ホイールベースは同時期のマツダ ロードスターよりも長く、リアエンジンながら直進安定性は優れていたようです。エンジンは82HPにパワーアップされており、軽量なので結構高性能だったようです。さらに101HPにチューンされ、強化されたサスペンション/タイヤを持つ高性能なブラバス仕様もありました。このクラスの車としては値段が高かったので、あまり売れなかったようで、2006年に販売中止となりました。総生産台数は約4.3万台でした。

 

 

 ミニカーはミニチャンプス製のロードスター クーペで、2004年発売の当時物です。ミニチャンプス絶頂期のミニカーですから、プロポーションが良くライト類などの細部のリアリティも優れています。ミニチャンプスはクーぺ仕様ではないロードスターもモデル化しています。これ以外のロードスターのミニカーは、京商(1/18)、ブッシュ(BUSCH 1/87)、ジク(1/64?)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SMART ROADSTER COUPE 1
SMART ROADSTER COUPE 2

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VOLKSWAGEN TOUAREG V10 TDi 2003 GERMANY

VOLKSWAGEN TOUAREG V10 TDi
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN TOUAREG V10 TDi


MINICHAMPS 400052001 1/43 111㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.75m 全幅約1.93m エンジン 変速機: V型10気筒 5L ターボディーゼル 313HP 
 6段変速/6段自動変速  4WD
性能: 最高速225km/h  データーベースでフォルクスワーゲン トゥアレグのミニカー検索

フォルクスワーゲン トゥアレグ  V10 TDi ドイツ 2003年

 

 フォルクスワーゲンのクロスオーバーSUV トゥアレグが2002年に登場しました。ポルシェとの共同開発でポルシェ カイエンとプラットフォームをを共用する姉妹車でした。デザイン的にはこのクラスのSUVの標準的なスタイルで目立つ特徴はありません。エンジンは5気筒2.5L TDI/V型6気筒3L TDI/V型10気筒5L TDI(313HP)ディーゼルとV型6気筒3.2L/V型8気筒4.2L(310HP)ガソリンがありました。4WDシステムが標準搭載で、車高を手動で設定できる4輪エアサスペンション(オプション)など悪路走破性に優れていました。

 

 2005年にW型12気筒6L(450HP)エンジンを搭載するW12 スポーツが世界限定500台で発売され、その後限定は外されました。2006年にはグループ内のアウディから姉妹車のアウディ Q7が登場しました。2006年のマイナーチェンジで、フロントグリルとヘッドライトの意匠が変更され、V型6気筒3.2LがV型6気筒3.6L FSI(直噴式)に、V型8気筒4.2LがV型8気筒4.2L FSIに変更されました。2010年に姉妹車のポルシェ カイエンとともにトゥアレグ 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ フォルクスワーゲン トゥアレグ 2010)

 

 

 ミニカーは2004年に発売されたミニチャンプス製の当時物です。ミニチャンプスらしいそつのないうまい造形で、実車が良く再現されています。灯火類や室内などの細部もリアルに仕上げられています。ミニチャンプスはマイナーチェンジ版やパリ-ダカール ラリー仕様など10数種類をモデル化しています。これ以外のトゥアレグのミニカーはシュコーの1/87、ヴィーキングの1/87、ノレブの1/43と1/18などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

VOLKSWAGEN TOUAREG V10 TDi 1
VOLKSWAGEN TOUAREG V10 TDi 2

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VOLKSWAGEN GOLF V 2003 GERMANY

VOLKSWAGEN GOLF V
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VOLKSWAGEN GOLF V


SCHUCO 04682 1/43 98㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.21m 全幅約1.76m エンジン 変速機: 4気筒 1.6L 115HP 6段変速/6段自動変速
性能: 最高速192km/h  データーベースでフォルクスワーゲン ゴルフ Vのミニカー検索

フォルクスワーゲン ゴルフ V ドイツ 2003年

 

 フォルクスワーゲン ゴルフの5代目が2003年に登場しました。基本的なスタイルに変更はありませんでしたが、フロントグリルに呼応して窪ませたボンネットとエッジの効いたヘッドライトでより精悍になっていました。先代同様にアウディ A3をベースにしており、ボディが大きくなり居住性や操縦性を向上させていました。ボディは3/5ドアハッチバックで、2007年にワゴンのバリアントが追加されました。当初のエンジンは直噴式の4気筒1.4L(90HP)/1.6L、4気筒1.9L(104HP)ターボディーゼルがあり、6段変速が採用されました。

 

 ゴルフ Vにはターボとスーパーチャージャーを併用してパワーアップした小排気量の1.4LエンジンとDSGと称する高効率のデュアルクラッチ式自動変速機の組み合わせで、高性能ながら低燃費を達成する新しい手法(ダウンサイジング)が採用されました。高性能版ではブラックアウトした精悍なフロントグリルを持ちDOHC 4気筒2L(200HP)ターボエンジンを搭載したGTIが2004年に登場しました。2006年にDOHC 6気筒3.2L(250HP)エンジン搭載で4WD化され専用サスペンションを持つレース仕様のR32も登場しました。派生車として車高を1.61mまで拡大したミニバン的なゴルフ プラス、ゴルフ プラスの最低地上高を高くしたSUV風のクロス ゴルフ、電動格納式ハードトップを持つクーペ/カブリオレのイオスなどがありました。2008年にゴルフ 6代目にモデルチェンジしました。総生産台数は約万台でした。(実車画像→ フォルクスワーゲン イオス 2006)

 

 

 ミニカーは2005年に発売されたシュコー製です。3ドアのモデル化で、プロポーション、塗装、細部の仕上げに至るまで非常に良くできています。新しいということもありますが、前述したミニチャンプス製のゴルフ IVに比べてもレベルが高いように思います。ゴルフ IVの1/43のモデル化のライセンスはミニチャンプスがほぼ独占していましたが、ゴルフ Vはシュコー、ノレブ、オートアート、ヴィーキングなどが、3/5ドア、GTI、バリアントなどをモデル化していました。特に精悍な顔つきになったGTIは人気が高いようです。ミニチャンプスはゴルフ V R32とゴルフ プラスをモデル化していましたが、ミニチャンプスの天下が終わりに近づいたことが感じられました。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

VOLKSWAGEN GOLF V 1
VOLKSWAGEN GOLF V 2

 以下は2005年に発売されたミニチャンプス製の当時物 フォルクスワーゲン ゴルフ プラス (1/43 型番400054300)の画像です。ミニチャンプスらしいそつのない造形で実車がうまく再現されています。室内などの細部もリアルに再現しています。ミニチャンプスは4WDのR32もモデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN GOLF PLUS 1
VOLKSWAGEN GOLF PLUS 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
VOLKSWAGEN GOLF PLUS 3
VOLKSWAGEN GOLF PLUS 4

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FIAT PANDA II 2003 ITALY

FIAT PANDA II
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FIAT PANDA II


NOREV 773084 1/43 82mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.54m 全幅約1.59m エンジン 変速機: 4気筒 1.2L 60HP 5段変速
性能: 最高速155km/h   データーベースでフィアット パンダのミニカー検索

フィアット パンダ II イタリア 2003年

 

 大ヒットしたフィアット パンダの2代目が2003年に登場しました。当初は1998年に登場したフィアット 600の後継車として開発され別の名前が付く予定だったようですが、結局パンダとなりました。車高の高いキャビン部分のデザインはフィアット ムルティプラと似ていて、フロント部分も2004年のマイナーチェンジ後のムルティプラとよく似ていました。(大きな縦長のリアライトが異なりますが) 小さなボディながら5ドアハッチバックだけの前輪駆動車で、先代同様に4輪駆動の4X4も設定されました。当初のエンジンは4気筒1.1L/1.2L、4気筒1.3Lディーゼルがありました。2004年のEU カー オブ ザ イヤーを受賞しています。

 

 2005年のマイナーチェンジで、ABSや助手席エアバックが標準装備になりました。2007年にはDOHC 4気筒1.4L(100HP)エンジンをを搭載し足回りを固めた高性能版の100HPが追加されました。パンダ2代目は2005年までの2年間で50万台以上を生産する大ヒットとなり、財政状況の良くなかったフィアットを救いました。さらに2007年に発売されたフィアット 500 3代目のベースにもなりました。2011年にパンダ 3代目にモデルチェンジしました。総生産台数は約216万台でした。(実車画像→ フィアット パンダ 2011)

 

 

 ミニカーは2004年頃に発売されたノレブ製です。ノレブのパンダには標準仕様(定価約7000円)と標準仕様の1/3ほどの値段(約1500円)の安価な廉価版があり、これは廉価版です。廉価版ゆえにワイパーやバックミラーがフロントウィンドー一体整形でトリムラインの塗装処理などが省略されています。細部の仕上げは簡素ですが、キャビン造形や縦長リアライトなどの実車の特徴的な部分は良く再現されているので、財布の軽い私にとってはパンダ 2代目のミニカーはこの廉価版で十分です。(シンプルな造形のビンテージミニカーに慣れているので)これ以外のパンダ 2代目のミニカーはノレブの標準仕様、Bブラーゴの廉価版、ソリドの4X4などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT PANDA II 1
FIAT PANDA II 2

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LAMBORGHINI GALLARDO 2003 ITALY

LAMBORGHINI GALLARDO
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LAMBORGHINI GALLARDO


AUTO ART 54563 1/43 100㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.3m 全幅約1.9m エンジン 変速機: DOHC V型10気筒 5L 500HP 
 6段変速/6段半自動変速 フルタイム4WD
性能: 最高速302km/h    データーベースでランボルギーニ ガヤルドのミニカー検索

ランボルギーニ ガヤルド イタリア 2003年

 

 「ベビー ランボルギーニ」と呼ばれたランボルギーニ ウラッコを後継する車として、ガヤルドが2003年に登場しました。ムルシエラゴより一回りサイズが小さいですが、デザイン的にはよく似たスタイルをしています。この車のドアは跳ね上げ式ではなく、通常の横開きです。アルミ製の軽量ボディやアルミ製ブロックのエンジンなど、親会社アウディの技術が設計に大きく関与していました。ムルシエラゴと同じビスカスカップリング方式のフルタイム4WDを採用しており、これはアウディ製ではありませんでした。

 

 当初のエンジンはDOHC V型10気筒5L(500HP)で、ムルシエラゴで採用された6段セミオートマチックシステム「e-Gear」が選択できました。2005年に電動ソフトトップのスパイダーが追加されました。2009年のマイナーチェンジで、5.2L(560HP)の直噴式エンジンを搭載したLP560ー4が登場し、このエンジンはアウディのスーパーカー R8にも使われました。ボディパネルをカーボンファイバーに置き換えて軽量化したスーパーレッジェーラ、570HPエンジンのLP570-4、その改良版LP570-4 スーパートロフェオなどの特別仕様車がありました。2013年に後継車ウラカンにモデルチェンジしました。(ガヤルドの生産台数約14000台はランボルギーニとしては最多でした)

 

 

 ミニカーは2004年に発売されたオートアート製です。前述したオートアート製のムルシエラゴと同様にこちらもレベルの高い出来ばえで、実車がリアルに再現されています。また外観だけではなくエンジンも同じように底板部分に別部品で再現されています。オートアートの1/43はほとんどが前輪を操舵できるようになっていて、このガヤルドも前輪操舵ギミック付きです。オートアートは1/18も含めてスーパーレッジェーラ、LP560ー4、イタリアのポリス仕様など70種類もモデル化しています。オートアート以外ではミニチャンプス、ノレブ、京商、エブロなどからスパイダーやレース仕様などたくさんモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

LAMBORGHINI GALLARDO 1
LAMBORGHINI GALLARDO 2

以下は底板部分の画像と前輪操舵ギミックの画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LAMBORGHINI GALLARDO 3

 以下は2006年に発売されたミニチャンプス製のランボルギーニ ガヤルド (1/43 型番400103500)の画像です。同じ車をモデル化しているので、上述したオートアート製とほとんど同じに見えますが、よく見るとボンネットのプレスラインなどに微妙な違いがあります。室内の造形も少し違っていますが、オートアートと同等の仕上げレベルになっています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LAMBORGHINI GALLARDO 5
LAMBORGHINI GALLARDO 64

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
LAMBORGHINI GALLARDO 7
LAMBORGHINI GALLARDO 8

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