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アウディ RS6 (C5) ドイツ 2002年
1994年にアウディ 80 アバントをベースにして、5気筒2.2L(315HP)ターボエンジンを搭載した限定生産の高性能版RS2が登場しました。RS2はポルシェが開発に協力し、ポルシェの工場で最終組立てが行われていました。クワトロシステム4WDの6段変速で最高速262㎞/hの性能でした。(実車画像→アウディ RS2 1994)
RS2の後継車としてRS4の初代が1999年に登場しました。A4(B5)のスポーツ仕様のS4 アバントをアウディの子会社クワトロがチューニングし、V型6気筒ターボ2.7L(380HP)エンジンを搭載していました。(セダンはなくアバントのみ) クワトロシステム4WDの6段変速で最高速250㎞/hの性能でした。(実車画像→アウディ RS4 1999)
1997年にA6 2代目(C5)が登場し、その高性能版S6が1999年に追加されました。S6のワゴン仕様のアバントにもクワトロがチューニングする特別仕様のRS6が2002年に追加されました。当初はアバントだけでしたが、すぐにセダン(北米向け)も追加されました。V型8気筒4.2L(300HP)エンジンはターボチャージャーで450HPにパワーアップされ、4WDクワトロシステムの5段自動変速で最高速250㎞/hの性能でした。ハイパワーに対応した太いタイヤを収める為のオーバーフェンダーがRS6の外観上の特徴でした。2007年にA6(C6)をベースにしたRS6 2代目(V型10気筒ターボ5L(580HP)エンジン搭載)にモデルチェンジしました。(実車画像→ アウディ RS6 2007)
ミニカーは2015年に発売されたアシェット製の国産名車コレクションのアウディ RS6 (C5)で、メーカーはイクソです。プロポーションが良く実車の雰囲気がうまく再現されています。室内のメーターが再現されているなど、安価な雑誌付きミニカーとしては良く出来ていました。ただしドアミラーの取り付け角度が変なのが少々気になります。(修正しようとしたら根本から折れてしまってうまく治せませんでした) これ以外のRS6のミニカーは同じ型で内装などの仕上げレベルを上げたイクソのカタログモデル、ミニチャンプスのセダン/アバントなどがあります。RS2のミニカーはネオ(レジン製)が、RS4のミニカーはミニチャンプスやヤトミンの1/72があります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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アウディ A4 (B7) クワトロ ドイツ 2004年
2000年にアウディ A4の2代目(B6)が登場しました。外観は先代とほとんど同じで、構造的にも同じ縦置きエンジンの前輪駆動車/4輪駆動車で、DOHC 4気筒2LとDOHC 6気筒3L(220HP)エンジンが新しく追加されました。2002年にはDOHC V型8気筒4.2L(344HP)エンジンを搭載する高性能版のS4が設定されました。従来のセダンとワゴンのアバントに加えて、2000年には生産中止となっていたカブリオレの後継車となるA4 カブリオレが2005年に設定されました。(実車画像→ アウディ A4 B6 2000)
2004年にA4の3代目(B7)が登場しました。同年に登場したA6 3代目で初めて採用された大きく開口したフロントグリル(日本人デザイナー和田 智氏のデザインでシングルフレームグリルと呼ばれる)を採用したアウディの新しい顔になりました。先代(B6)をベースとして、サスペンションなどが改良されました。エンジンは従来のDOHC 4気筒1.6L/1.8L/2Lに2.0L(200HP)直噴ターボ、V型6気筒3.2L直噴(256HP)が追加され、ディーゼルでは4気筒1.9L/2L V型6気筒2.5L/3L(204HP)ターボなどがありました。ボディ形式はセダンとワゴンのアバント、2006年にカブリオレも設定されました。先代同様DOHC V型8気筒4.2Lエンジンを搭載する高性能版のS4が2005年に設定され、さらに高性能なRS4も2006年に設定されました。2007年に4代目 B8型にモデルチェンジしました。(実車画像→ アウディ A4 B8 2007)
ミニカーは2005年に発売されたミニチャンプス製です。A4 (B7) セダンをモデル化しています。ミニチャンプスらしいそつのない造形で、実車の雰囲気がうまく再現されています。フロントグリル、灯火類、室内などの細部もリアルに再現されていて良く出来ていました。ミニチャンプスはアバントとDTMレース仕様もモデル化しています。ミニチャンプス以外では、ブッシュ、ヘルパがセダンやアバントをモデル化しています。カブリオレはノレブ、ジク、ヴィーキングがモデル化しています。以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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アウディ Q7 ドイツ 2005年
アウディのSUVであるQシリーズのラインナップはQ2、Q3、Q5、Q7、Q8の5車種です。以下はQシリーズの簡単な概要です。
2005年に登場したQ7 初代は大型のSUVで、3列シートの5/7人乗りで、グループ内のフォルクスワーゲン トゥアレグとシャーシを共用していました。エンジンはV型8気筒4.2L、V型6気筒3L/3.6L、 V型8気筒4.2Lターボ ディーゼル、V型6気筒3Lターボ ディーゼル、V型12気筒6Lターボ ディーゼル(2008年追加)などがあり、アウディ独自の4WD クワトロシステムを採用していました。 2010年のマイナーチェンジで前後のライト周りの意匠が変更され、内装も変更されました。2015年に2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ アウディ Q7 2017)
ミニカーは2016年に発売されたアシェット製の国産名車コレクションのアウディ Q7でメーカーはイクソです。プロポーションが良く、フロントグリル周りの造形もリアルで、実車の雰囲気がうまく再現されていました。安価な雑誌付きミニカーですので、室内の仕上げは簡素ですが、全体的には値段相応以上の良い出来ばえでした。(当時の定価が1800円ほどでしたから、今となってはお買い得なミニカーだったと思いますた) これ以外のQ7のミニカーはシュコー、京商の1/18などがあります。 以下はフロントとリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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アウディ A8 (D4) ドイツ 2009年
2002年にA8 2代目(D3)が登場しました。ボディが大きくなり、デザインは先代を踏襲していました。4ドアセダンのみで、2004年にロングホイールベース仕様が追加されました。構造的にも先代と同じ縦置きエンジンのフルタイム4WD車で、当初のエンジンはDOHC V型8気筒3.7L/4.2L(335HP)でした。後にV型8気筒3.9L(275HP)ディーゼル、DOHC V型6気筒3.2L(260HP)などが追加されました。2005年のマイナーチェンジで、アウディの新しい顔であるシングルフレームのフロントグリルに変わりました。同時にDOHC W型12気筒6L(450HP)エンジンが追加されました。また2006年にDOHC V型10気筒5.2L(450HP)エンジンを搭載した高性能版S8が登場しました。
2009年にA8 3代目(D4)が登場しました。デザインはヘッドライトの意匠が少し変わりましたが、ほぼ同じスタイルでした。アウディお得意の縦置きエンジンによるフルタイム4WDでした。当初のエンジンは先代と同じDOHC V型8気筒4.2L、DOHC V型6気筒3.0L、ディーゼルはV型6気筒3.0L、V型8気筒4.2Lなどでした。2011年にDOHC W型12気筒6.3L(500HP)エンジン搭載のロングホイールベース仕様が追加されました。2011年にDOHC V型8気筒4Lツインターボ(520HP)エンジン搭載の高性能版S8が登場しました。車内LAN、車線維持システム、夜間視野支援システマなど先進技術が採用され、2012年にはハイブリッド仕様が追加されました。2018年にA8 4代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ アウディ A8 2018)
ミニカーは2010年に発売された京商製でアウディのディーラー向け特注品でした。プロポーションが良く実車の重厚な雰囲気が良く再現されています。高級車らしい色調で着色された室内/インパネのメーター類もリアルに再現されていて、とても良い出来ばえです。京商はカタログモデルでもA8 3代目をモデル化していますが、それとこれでは内装の色が違っているようです。京商は1/18でロングホイールベース仕様もモデル化しています。これ以外のA8 3代目のミニカーはヘルパの1/87があります。A8 2代目のミニカーは京商の1/18、ミニチャンプス、ヘルパの1/87などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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アウディ R8 V10 ドイツ 2009年
アウディのスーパーカー R8は2006年に登場しました。2003年に発表されたルマン 3連覇を記念したコンセプトカー「アウディ ルマン クワトロ」をベースにしていました。(実車画像→アウディ ルマン クワトロ) 凄みのあるフロント/リアの造形やリアファンダーの色を変えたアクセントなどのデザインがほとんどそのままで量産化されました。R8はフォルクスワーゲン グループ内のランボルギーニ ガヤルドとシャーシを共有していました。アルミフレーム構造とカーボン複合素材の軽量ボディ、LEDヘッドライト、磁性流体を使ったマグネティックライドサスペンションなど革新的な技術が採用されていました。当初のエンジンはDOHC 直噴V型8気筒4.2L(420HP)をミドシップ搭載し、変速機はATモードとMTモードが選択可能な6段Rトロニック、駆動方式はクワトロ式フルタイム4WDでした。
2009年にDOHC 直噴V型10気筒5.2L(525HP)エンジンが追加され、フロント周りの意匠が変更されました。2010年に電動で開閉するソフトトップを装備したオープン仕様のスパイダーが設定されました。2012年のマイナーチェンジで、フロント/リアの意匠が変更され、最上級グレードのV10 プラスが設定されました。同時にV型10気筒5.2Lエンジンは550HPにパワーアップし、7段変速のデュアル クラッチ トランスミッション「Sトロニック」が搭載されました。派生車としてFIA GT3レース仕様で後輪駆動に設定されたR8 LMS、少量生産された電気自動車のR8 eトロンがありました。2015年に2代目にモデルチェンジしました。2代目はランボルギーニ ウラカンとシャーシを共有していました。(実車画像→アウディ R8 2015)
ミニカーは2009年に発売されたシュコー製でアウディのディーラー向け特注品でした。V型10気筒エンジンを搭載した R8 V0をモデル化しています。フロント/リアの独特の造形がリアルに再現されていて、シュコーらしい緻密な作りでとても良い出来ばえでした。リアパネル下に見えるエンジンや室内もリアルに再現されていました。シュコーはスパイダーや2012年マイナーチェンジ後のモデルなど1/87も含めて約40種類ほどをモデル化しています。シュコー以外のR8のミニカーはヘルパの1/87、京商の1/64と1/18、トミカなど、レース仕様のR8 LMSはミニチャンプスやスパーク(レジン製)など非常にたくさんモデル化されています。 以下はフロントとリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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