ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

TOYOTA CARINA ED G LIMITED (T160) 1985 JAPAN

TOYOTA CARINA ED G LIMITED (T160)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA CARINA ED G LIMITED (T160)


CAM C43084 1/43 104mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.48m 全幅約1.69m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L 190HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速180km/h (国内仕様)  データーベースでトヨタ カリーナのミニカー検索

トヨタ カリーナ ED G リミッテド T160型 日本 1985年

 

 1985年にトヨタ セリカ 4代目の姉妹車としてコロナ クーペとカリーナ EDが登場しました。カリーナ EDはセリカの4ドア仕様といった性格の車で、ピラーレスハードトップを採用した小さなキャビンで車高を低くしていました。これは実用性を犠牲にして見た目のかっこよさを最優先したデザインでした。当時の自動車デザイン専門誌ではワーストデザインだと酷評されましたが、一般ユーザーには好評で大ヒットしました。(今見てもシンプルでかっこいいです。最近はクーペ風4ドアセダンが流行っていますが、この車のデザインはその先駆けとも言えます)

 

 当初のエンジンは4気筒1.8L/DOHC 4気筒2L(140HP)で、1987年には2Lがハイメカツインカム方式DOHC(1本のカムシャフトで吸排気カムを駆動する実用的なDOHC)に変わり、1988年には1.8Lもハイメカツインカム方式でDOHC化されました。1987年のマイナーチェンジでフロントグリルにフォグランプが内蔵され、EDのロゴがライトと連動して点灯する「ブライトエンブレム」と称するギミックが採用されました。1989年に2代目カリーナ EDにモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーはCAM製(レジン製)で、2018年に発売されました。私はレジン製ミニカーは基本的に買わないのですが、今までモデル化されていなかったカリーナ EDのミニカーが欲しかったので買いました。ミニカーの出来ばえとしては普通に良く出来ていると思います。ただし特別に目新しいところがあるわけではなく、とても定価11880円に見合ったミニカーではありません。高額なことを別にして最大の不満点はタイヤが回転しないということです。なぜ最近のレジン製ミニカー(全部ではないですが)はタイヤを固定式にするのか理由がわかりません。タイヤを回転させる構造は実に簡単ですし、自動車というものはタイヤが回転して動くのですから、その基本的な機能を無視するやり方は理解できません。別に転がして遊ぶわけではないですが、普通のミニカーコレクターはこのような不自然な構造を望んでいないはずです。これ以外のカリーナ EDのミニカーはMARK43(レジン製)があります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA CARINA ED G LIMITED (T160) 1
TOYOTA CARINA ED G LIMITED (T160) 2

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MAZDA SAVANNA RX-7 (FC3S) 1985 JAPAN

MAZDA SAVANNA RX-7 (FC3S)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (FC3S)


DIAPET 1698(G48) 1/40 108mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.31m 全幅約1.69m エンジン 変速機: 2ローターターボ 573X2cc 185HP 5段変速 4段自動変速
性能: 最高速210km/h  データーベースでマツダ RX-7 (FC)のミニカー検索

マツダ サバンナ RX-7 FC3S型 日本 1985年

 

 大成功したマツダ サバンナ RX-7(SA型)の後継車サバンナ RX-7(FC型)は本格派スポーツカーとして1985年に登場しました。簡素だった内装が豪華になり、電子制御式可変ダンパー/速度感応式パワーステアリングなど先進装備が設定されました。マルチリンク式後輪独立懸架サスペンション、ベンチレーテド4輪ディスクブレーキなど足回りが強化され、ロータリーエンジンも電子制御式13Bツインターボ(185HP)で大幅にパワーアップされ、4段AT/5段MTで最高速210km/h以上(輸出仕様)と高性能でした。

 

 デザインはポルシェ 924を真似たといわれましたが、それだけスポーツカーらしいスタイルとなりました。1989年のマイナーチェンジで、エンジンが205HPにパワーアップし、リアライトが丸型6灯にかわりました。1987年にはフルオープンで2シータのカブリオレが追加されました。(実車画像→ サバンナ RX-7 カブリオレ) 1991年にRX-7 3代目(FD)にモデルチェンジしました。

 RX-7(FC)は高性能になった分かなり高価格(当時約200-330万円)でしたが、RX-7(FC)の登場を待っていた私はすぐにRX-7(SA)から乗り換えました。この車でパワーウインドー、パワーステアリング、ドアミラーなど初めて経験することになりましたが、走りを初めとしてRX-7(SA)とは全く別物の車でした。メータナセルについたクラスタースイッチなど独特のコクピット周りも懐かしく思い出します。

 

 

 ミニカーは1986年に発売されたダイヤペット製の当時物です。当時のダイヤペット製ミニカーとしてはリアルな造形で、実車の雰囲気が良く再現されていて、かなり良い出来ばえです。実車に忠実な形状のホイールやプレスドア、室内など細部も良く再現されています。なおドアミラーとテールスポイラーがボディ同色となったのは正確には1989年のマイナーチェンジ後なのですが、ミニカーではそれを先取りした形となっていました。リトラクタブルヘッドライト/ボンネット/ドア開閉ギミック付きです。当時物ミニカーはこのダイヤペット、トミカ、トミカ ダンディがありました。2000年以降にトミカ リミッテドSでトミカ ダンディのリメイク版、トミカ リミッテドの1/64、Mテックの後期型、京商の後期型、アオシマDISMの前期/後期型などが発売されました。最近のレジン製ではハイストーリー、MARK43、イグニッションモデルなどがあります。また最近までカブリオレのミニカーがなかったのですが、2021年にハイストーリーがレジン製でモデル化しました。 以下はフロント(ヘッドライト開閉)/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MAZDA SAVANNA RX-7 (FC3S) 1
MAZDA SAVANNA RX-7 (FC3S) 2

 以下は1986年に発売されたトミカ ダンディ製の当時物 マツダ サバンナ RX-7 (FC) (1/43? 型番DJ08)の画像です。全体的に細部の仕上げがダイヤペットよりリアルなので、当時のミニカーとしてはかなり良い出来ばえでした。(ドアミラーを黒色の別部品としていることも実車に忠実でした) リトラクタブルヘッドライト/ボンネット/ドア開閉ギミック付きです。 ただ縮尺1/43と箱に表記していながら全長109㎜で1/40のダイヤペットとほぼ同じサイズなのは当時のミニカーらしいアバウトなところです。(ダイヤペット製より小さく見えるのを嫌ったのだと思われます) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (FC3S) 3
MAZDA SAVANNA RX-7 (FC3S) 4

 以下はフロント(ヘッドライト開閉)/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (FC3S) 5
MAZDA SAVANNA RX-7 (FC3S) 6

 以下は2003年に発売されたトミカ リミッテド S シリーズ製のマツダ サバンナ RX-7 (FC) (1/43 型番S0006)の画像です。これは上記のトミカ ダンディ製の細部をリファインしてトミカ リミッテド S シリーズとして発売された物でした。ホイール、ヘッドライト、エンジンなどが変更され、ボディ全体に墨入れ処理が施され、車名ロゴのタンポ印刷が追加されるなど見違えるほどリアルな仕上げとなっています。室内もシートやドア内張りが彩色されています。当時の値段は2000円と高価でしたが、値段に見合った仕上げがされていました。このトミカ ダンディをリファインしたリミッテド S シリーズは10車種ほどがあり、いずれもとても良く出来ていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (FC3S) 15
MAZDA SAVANNA RX-7 (FC3S) 16

 以下はフロント(ヘッドライト開閉)/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリアの拡大画像です。エンジンは黒/銀に彩色されエアフィルターに「ROTARY TURBO」のロゴがタンポ印刷で追加されるなどリアルで、ヘッドライトもリアルな造形に変更されています。リアはテールライトが塗り分けられ車名ロゴが追加されています。ドアミラーにはミラーを模したシール(アルミ箔)が添付されていたのですが、これには貼っていません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (FC3S) 17
MAZDA SAVANNA RX-7 (FC3S) 18

 以下は2002年に発売されたMテック製のマツダ サバンナ RX-7 (FC後期型) (1/43 型番H-05-B)の画像です。Mテックのマニア向けのHOBBYシリーズの1台で、リアスポイラー/テールライトが変更された後期型をモデル化しています。これも全体的にかなり良い出来ばえで室内などの細部もリアルに再現されているなど、1/43の量産ミニカーとしては多分ベストの出来ばえではないかと思います。このHOBBYシリーズにはホイールなどを変更したアンフィニ仕様もありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (FC3S) 7
MAZDA SAVANNA RX-7 (FC3S) 8

 以下はフロント/リアの拡大画像です。後期型のテールスポイラー、後期型の丸形6灯式テールライトがうまく再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (FC3S) 9
MAZDA SAVANNA RX-7 (FC3S) 10

 以下は2007年に発売されたアオシマ DISM製のマツダ サバンナ RX-7 (FC) RE雨宮仕様 (1/43 型番75470)の画像です。アオシマ DISMのRX-7 (FC)は上記のMテック製をベースにしていて、6車種をモデル化していました。これは前期型のRE雨宮仕様で、ホイール、フロントバンパー、リアスポイラー、テールライト、排気管などがMテックの物から変更されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (FC3S) 15
MAZDA SAVANNA RX-7 (FC3S) 16

 以下は2008年に発売された京商製のマツダ サバンナ RX-7 (FC) GT-X (1/43 型番K03301R)の画像です。これは後期型のGT-Xをモデル化しています。京商はMテックなどに比べるとフロント周りの造形がやや平べったい感じで、プロポーション的にいまひとつな気がします。ただそれ以外は上記のMテックなどと同じくらいに良く出来ています。京商はこれ以外に1/18、1/64でマツダスピード 仕様や頭文字D仕様などもモデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (FC3S) 11
MAZDA SAVANNA RX-7 (FC3S) 12

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 (FC3S) 13
MAZDA SAVANNA RX-7 (FC3S) 14

 以下は2021年に発売されたハイストーリー製のマツダ サバンナ RX-7 カブリオレ (1/43 型番)の画像です。2022年時点で唯一のカブリオレのモデルですので、ほとんど買わないレジン製ミニカーながら購入しました。ハイストーリーのレジン製ミニカーは、レジン製ミニカーを発売している他ブランドが手掛けない車種をモデル化しているので、その点では評価できるのですが、いかんせん高価です。このカブリオレも高価ながらフロントウィンドーが平板な感じになっているので、その点がプロポーション的に今一つの出来ばえです。ついでに言うと、この個体だけかもしれませんが、リアの車名ロゴなどのタンポ印刷が雑なのもよろしくないです。(品質管理も今一つです) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 CABRIOLET (FC3S) 1
MAZDA SAVANNA RX-7 CABRIOLET (FC3S) 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA SAVANNA RX-7 CABRIOLET (FC3S) 3
MAZDA SAVANNA RX-7 CABRIOLET (FC3S) 4

 これ以外のサバンナ RX-7 (FC)のミニカーをまとめたページもありますので、よろしければご覧下さい。→ サバンナ RX-7 (FC)のミニカー

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HONDA ACCORD AERO DECK 1985 JAPAN

HONDA ACCORD AERO DECK
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA ACCORD AERO DECK


NEO NEO44015 1/43 mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.34m 全幅約1.7m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 2L 137HP 5段変速/4段自動変速
性能: 最高速208km/h (輸出仕様)  データーベースでホンダ アコードのミニカー検索

ホンダ アコード エアロデッキ 日本 1985年

 

 アコードの2代目が1981年に登場します。初代のイメージを踏襲し、より直線的なデザインになりました。姉妹車のビガー(角形4灯式ヘッドライト)も同時に発売されました。ボディ形式は4ドアセダンと3ドアハッチバックで、エンジンは4気筒1.6L/1.8L(98HP)が搭載され、5段変速/4段自動変速 最高速173km/h(1.8L)の性能でした。オプションで前後荷重に応じて車高を調整するサスペンションやガスレート式ジャイロを使った世界初のカーナビが装備されました。1983年のマイナーチェンジで、逆スラントだったフロントがスラントノーズに変わりました。

 

 1985年にアコードの3代目が登場します。当時流行だったリトラクタブルヘッドライトを採用した低いフロントが特徴です。4ドアセダンとエアロデッキと称するワゴンのような長いテールを持つハッチバックの構成で、エアロデッキは人気がありました。(欧州向けはセダンは角形4灯、エアロデッキはリトラクタブルヘッドライト) 前輪駆動車として初の4輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用したのも特徴でした。エンジンは4気筒1.8L(110HP)と新開発のDOHC 4気筒1.8L/2L(137HP)でした。1987年のマイナーチェンジで、欧州向けセダンと同じヘッドライトのCAが追加され、1988年には北米で製造された左ハンドルの2ドアクーペが国内発売されました。1985年の日本 カー オブ ザ イヤーを受賞しています。

 

 

 2代目アコードのミニカーは国産品ではモデル化されておらず、マジョレットの1/59のセダンがあるだけのようです。 3代目アコードも何故か国産ではモデル化されておらず、最近までリーツェの1/87のエアロデッキぐらいしかありませんでした。画像は2013年にモデル化されたNEOのものです。画像はNEOのWEBサイトから借用しました。画像を見る限りでは、良く出来ているようです。NEOはあまりモデル化されていない車種を選んでモデル化しているので、気になるミニカーが多いのですが、レジン製では買う気になりません。

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SUBARU ALCYONE VR TURBO 1985 JAPAN

SUBARU ALCYONE VR TURBO
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SUBARU ALCYONE VR TURBO


AOSHIMA DISM 87008 1/43 104mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.51m 全幅約1.69m エンジン 変速機: 水平対向4気筒 ターボ 1.8L 120HP 5段変速/3段自動変速
性能: 最高速190km/h (輸出仕様) 4WD データーベースでスバル アルシオーネのミニカー検索

スバル アルシオーネ VR ターボ 日本 1985年

 

 スバル アルシオーネはスバル初のスペシャルティカーで、日本発売前に北米でXTクーペの名前で1985年に発売された北米市場向けの車でした。デザインはリトラクタブルヘッドライトを採用した大胆なウェッジシェイプで、ラップラウンドしたガラスで囲まれたキャビン、ホイールのユニークなデザインなどかなり独創的でした。ベースはレオーネ 3代目で、前輪駆動(VS)と4輪駆動(VR)の2タイプがありました。当初のエンジンは水平対向4気筒1.8Lターボ(120HP)で、4WD前後輪トルク配分の自動制御、車高制御機能付電子制御エアサスペンション、車速感応式電動パワーステアリング、ABS、液晶式デジタルメーターなど先進的技術がてんこもりで採用されていました。

 

 1987年のマイナーチェンジで、水平対向6気筒2.7L(150HP)エンジンを搭載した2.7VXが追加され、4段自動変速機が設定されました。高度な4WD駆動力制御やABS制御は専門家には絶賛されましたが、一般ユーザー向けとしてはデザインなどが奇抜すぎてあまり人気はなかったです。肝心の北米市場でも、円高の影響があり思ったほどは売れなかったようです。1991年に後継車のアルシオーネ SVXにモデルチェンジしました。総生産台数は約10万台でした。

 

 

 ミニカーは2009年に発売されたアオシマのDISM製です。キャビン部分が少し小さめにデフォルメされているように思いますが、実車の雰囲気は良く再現されています。この車の特徴である変わったデザインのホイールや、左右非対称のステアリングホイール、メーターパネル横から張り出したサテライトスイッチなどが結構リアルに再現されています。ただしレジン製でやたらと軽いので、台座から外して持つと中身が詰まっていないことが分かり安っぽく感じます。(個人的な感想ですが) これ以外のアルシオーネ 初代のミニカーはミニカーショップ イケダさんの特注品でダイヤペットのアンチモニー製、CM'Sの1/64、WIT'S(レジン製)、ハイストーリー(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SUBARU ALCYONE VR TURBO 1
SUBARU ALCYONE VR TURBO 2

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DAIHATSU MIRA WALKTHROUGH VAN (L70) 1985 JAPAN

DAIHATSU MIRA WALKTHROUGH VAN (L70)
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DAIHATSU MIRA WALKTHROUGH VAN (L70)


DIAPET T77 1/32 101㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.2m 全幅約1.4m 全高約2m エンジン 変速機: 2気筒 547cc 31HP 5段変速/2段自動変速
性能: 最高速 約80㎞/h  データーベースでダイハツ ミラのミニカー検索

ダイハツ ミラ ウォークスルー バン (L70型) 日本 1985年

 

 前述した 3輪トラックやミゼットなどの商用車で実績を積んでいたダイハツは1966年に初の軽乗用車フェロー 初代を登場させました。(実車画像→ダイハツ フェロー 1966) フェロー 初代は日本初の角形ヘッドライトを採用した箱型の2ドアセダンで、3ドアバンとピックアップもありました。全長2.99mX全幅1.29m 2サイクル2気筒360㏄(29HP)エンジンをフロントに搭載したオーソドックスな後輪駆動車で、4段変速、最高速100㎞/hの性能でした。1968年に32HPにパワーアップした高性能版のSSが設定されました。

 

 1970年に2代目のフェロー マックスが登場しました。(実車画像→フェロー マックス 1970) 室内を広く出来る前輪駆動方式を採用し、2ボックスボディのセンスの良いデザインで人気がありました。当初は2ドアセダンと3ドアバンで、後に2ドアハードトップと4ドアセダンが追加されました。エンジンは2サイクル2気筒360㏄(33HP)で40HPまでパワーアップした高性能版のSSがありました。1976年に軽自動車規格変更に対応して、4ストローク2気筒547㏄(28HP)エンジンが追加されました。 1977年の大幅なマイナーチェンジでマックス クオーレに名称変更し、軽自動車規格変更に対応して外形が全長3.16mX全幅1.39mと大きくなりました。1980年に生産中止となり、セダンはクオーレ 2代目 L55型に、商用バンはミラ クオーレ(ミラ 初代) L55型にモデルチェンジしました。

 

 

 ミラ クオーレはクオーレの商用車仕様で、2気筒547㏄(31HP)エンジンを搭載していました。1982年にミラ クオーレはミラに名称変更しました。(実車画像→ダイハツ ミラ 1982) 1984年にミラの派生車として背の高いパネルバンのウォークスルー バンが登場しました。ウォークスルーバンは1人乗りで助手席はオプションで、乗降用ドアは折戸式で左側のみでした。(バックドアは折戸式又は上下開きでした) ユニークな見た目で人気がでたので、同じような軽ウォークスルー バンとしてスズキ アルト ウォークスルーバンや三菱 ミニカ トッポなども登場しました。(実車画像→ スズキ アルト ウォークスルーバン 1987三菱 ミニカ トッポ 1990) 1985年にミラ 2代目 L70型にモデルチェンジしました。

 ミニカーは1988年に発売されたダイヤペット製の当時物です。ダイヤペットの協力工場の13番工場(製造委託先)製で、ミラ 2代目のウォークスルー バンをモデル化しています。縮尺1/32とダイヤペットの標準である1/40より大き目で中途半端なサイズになっています。このミニカーは各種店舗の宣伝用グッズとしても使われたようで、その場合荷台横のロゴの印刷スペースが大きいほうが都合が良いのでサイズを大き目としたのでしょう。折戸式ドアとバックドアが開閉するギミック付です。角のようなフェンダーミラーは、子供向けの安全性に配慮して簡単に外れないよう丈夫にできています。(ただこのようなサイドミラー仕様の実車もあったようです) これ以外ではスパーク(レジン製)が1984年/1990年/1992年式のミラ ウォークスルーバンをモデル化しています。(主に日本向けだと思いますが、3種類もあるのは何故なんでしょうか?) なお軽自動車フェローについてはプラモデルはあるようですが、市販ミニカーは一つも無いようです。 以下はフロント/リアの拡大画像とバックドア開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

DAIHATSU MIRA WALKTHURO VAN 1
DAIHATSU MIRA WALKTHURO VAN 2

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