ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

CITROEN 7CV 1936 FRANCE

CITROEN 7CV
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN 7CV


NOSTALGIE N001 1/43 103mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.45m 全幅約1.62m エンジン 変速機: 4気筒 1.6L 36HP 3段変速
性能: 最高速100km/h  データーベースでシトロエン トラクション アヴァンのミニカー検索

シトロエン 7CV フランス 1936年

 

 1934年にシトロエンの名前を不動のものとし、自動車の歴史を大きく変えた画期的な車トラクシオン アヴァン(7/11CV)が発表されました。トラクシオン アヴァンとはフランス語で前輪駆動のことですが、この方式を最初に実用化しそれを低重心のモノコック構造ボディと組み合わせることで全く新しいタイプの車として完成させたことから、7/11CVは前輪駆動車の元祖という意味でトラクシオン アヴァンと呼ばれています。

 

 駆動系のメカだけではなく7CVの外観は長期間モデルチェンジしないことを前提として設計され、流線型を取り込んだ低くダイナミックな先進的なボディデザインでした。またその低重心のボディと前輪独立懸架により、操縦性と乗り心地も従来の車とは一線を画するものでした。実際にこの車は23年間も作り続けられましたので、素晴らしい先見(先進)性があったのでした。当初のエンジンは4気筒1.3L(7A)で、その後1.5L(7B)/1.6L(7C)/1.9L(7S)と排気量が拡大しました。車重が約1tと軽かったので最高速100km/h(1.5L以上)が出せたそうです。ボディ形式としては2座クーペ、カブリオレもありました。

 

 

 ミニカーは2002年に発売されたフランスのノスタルジー製です。ノスタルジーは名前どうりのノスタルジックなフランス車をモデル化しているイクソ系列のブランドです。シトロエン 7CVの1.6L(7C)をモデル化しています。実車の雰囲気がうまく再現され、フロントグリルやダッシュボード上のシフトレバーを再現した室内など細部もリアルで良く出来ています。(ダッシュボードから突き出したシフトレバーは昔の前輪駆動のフランス車に見られたシフトレバー配置でした) ノスタルジーはクーペとカブリオレもモデル化していました。トラクシオン アヴァンのミニカーはたくさんありますが、これ以外の7CVのミニカーはビテスのセダン/クーペ/カブリオレ、サンスター(ビテスと同じ型か?)、ノレブなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN 7CV 1
CITROEN 7CV 2

 以下は2002年に発売された同じノスタルジー製のシトロエン 7CV カブリオレ (1/43 型番N012)の画像です。洒落たデザインの2座カブリオレをモデル化しています。リアのトランクのようなパネルはランブルシート(補助席)です。クーペ/カブリオレは1934年から1938年まで生産され、総生産台数は約5000台と希少なモデルだったそうです。こちらのミニカーにはダッシュボード上のシフトレバーが無いですが、たぶん付け忘れか外れたのではないか?と思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN 7CV CABRIOLET 1
CITROEN 7CV CABRIOLET 2

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DELAGE D6-70 COUPE 1936 FRANCE

DELAGE D6-70 COUPE
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAGE D6-70 COUPE


IXO MUS057 1/43 101mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.3m エンジン 変速機: 6気筒 2.7L 68HP 4段変速
性能: 最高速120km/h  データーベースでドラージュのミニカー検索

ドラージュ D6-70 クーペ フランス 1936年

 

 ドラージュ D8の解説に記載したように1930年代のドラージュはフランスを代表するエレガントな高級スポーツカーでした。8気筒エンジンを搭載したD8に次いで1930年に6気筒3L(75HP)エンジンを搭載した小型のD6が登場しました。D6には長短2タイプのホイールベースがあり、当時のコーチビルダーがセダン、クーペ、カブリオレなどを架装していました。オリジナルのD6は1933年に生産中止となりましたが、その後もエンジン排気量が異なるバリエーションが追加され戦後の1950年代まで生産されました。ミニカーのモデルとなっているD6-70は短いホイールベースに6気筒2.7L(68HP)エンジンを搭載していました。

 

 1933年にD8シリーズに8気筒4.1Lエンジンを2.7Lに縮小したD8 15が追加されました。1930年代の世界大恐慌による不景気でD8 15やD6などで拡販を期待して追加した車があまり売れず、経営不振となったドラージュは1935年に同じような高性能車を製造していたドライエに吸収合併されました。ドライエとの合併後もドラージュは作られましたが、戦後の1954年にドライエがオチキスに吸収されドライエ/ドラージュの両ブランドは消滅しました。

 

 

 ミニカーは2015年に発売されたイクソ製のMUSシリーズです。コーチビルダー フィゴーニ & ファラスキー(FIGONI & FALASCHI)製のクーペで、D6-70としては良く知られている車をモデル化しています。プロポーションが良く、フロントグリル、ワイヤスポークホイール、フェンダーのクロームモールなどの細部の仕上げもレベルが高く、良く出来ています。なお細部の仕上げが違いますが、同じ型を使ったものがフランスのミニカー付雑誌「Collection "Voitures Fran?aises d'Autrefois"」のNo.35にありますので、元々このミニカーはそれ用に作られたようです。これ以外のドラージュ D6のミニカーはスパーク(レジン製)のクーペとレース仕様、ミニチャンプスのレース仕様などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

DELAGE D6-70 1
DELAGE D6-70 2

 以下は2005年に発売されたスポーク製のドラージュ D6 1937 (1/43 型番S0601)の画像です。これも上記のD6と同じフィゴーニ & ファラスキー製のクーペをモデル化しています。スパークのミニカーとしては初期の物でこれも良く出来ていますが、上記のイクソ製と比べるとフロントグリルのロゴや室内などの仕上げがやや見劣りします。レジン製モデルで懸念されるボディの変形は購入後約15年経過しましたが、今のところありません。なお今回(2023年10月)現状を再チェックしましたが、特に問題は発生していません。このミニカーにはウィンドーのモール枠などレジン製で問題が発生する細かなパーツがないので問題が起きないようです。(ただし急にボディ劣化が進むことがありますので、今後も要注意ですが) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAGE D6 1
DELAGE D6 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAGE D6 3
DELAGE D6 4

 以下は1980年代に販売されたと思われるMETAL 43製のドラージュ V12 #4 フランス GP (1/43 型番1211)の画像です。(オークションで入手したので販売時期不明) METAL 43はドイツのモデルカー ショップ ダンハウゼン((DANHAUSEN) PMA ミニチャンプスの前身)のブランドで、1970-1980年代にホワイトメタル製ミニカーを製作していたウエスタンモデルがOEMしていました。1937年にGPレースカーとして開発されたドラージュ V12 プロトタイプをモデル化しています。この車は親会社のドライエ 135のシャーシに新開発したV型12気筒4.5Lエンジンを搭載し、当時としては革新的な流線形ボディを架装していました。1937年のフランス GPに参戦しましたが、練習走行中に破損して本戦は不参加だったようです。ミニカーは曲面的なウィンドースクリーンや大きなテールフィンなど特徴的な流線形ボディがうまく再現されていて、昔のミニカーながら良く出来ています。ホワイトメタル製なのでずっしりと重いのも、重厚な感じがして個人的には好きです。同じ車をスパーク(レジン製)もモデル化しています。(実車画像→ ドラージュ V12 1937) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAGE ANDREAU V12 1
DELAGE ANDREAU V12 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
DELAGE ANDREAU V12 3
DELAGE ANDREAU V12 4

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SIMCA 5 1936 FRANCE

SIMCA 5
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SIMCA 5


BRUMM R176 1/43 78㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.22m 全幅約1.28m エンジン 変速機: 4気筒 569㏄ 13HP 4段変速
性能: 最高速85km/h  データーベースで戦前のシムカのミニカー検索

シムカ 5 フランス 1936年

 

 イタリア生まれのフランス人 アンリ テオドル ピゴッツィ(Henri Th?odore Pigozzi)はフランスでイタリアのフィアットの販売権を得ましたが、当時のフランスは輸入車に高額な関税を課していたので大衆車は価格が高くなり売れませんでした。そこでほとんど完成車状態の車をパーツとして輸入し簡単な製造ラインで完成させて、関税を逃れて販売するという抜け道で製造/販売を始めました。最初に販売したのはフィアット 508 バリッラで、フランス国内に1Lクラスの車がなかったので大成功しました。この成功で1934年にはフィアットの資金援助を受けて小型車製造工場を買収し、シムカ社(SIMCA:Societe Industrielle de Mechanique et de Carrosserie Automobile:自動車車両車体工業会社)を設立しました。

 

 当初はフィアット フランスの名前で主に508 バリッラを製造しました。その後シムカの名前を付けた最初の車シムカ 5が1936年に登場しました。シムカ 5はフィアット 500 トポリーノのライセンス生産で、フロントグリルの細部やロゴ以外はトポリーノとおなじでした。全長約3.2mの2座小型車で水冷4気筒569cc(13HP)エンジンをフロントに搭載し最高速度85km/hの性能でした。低価格で燃費が良いこの車はイタリア同様に大成功をおさめ、1939年までに約6.5万台が生産され、シムカはフランス第4位の自動車メーカーとなりました。1938年にはフィアット 508Cのライセンス生産であるシムカ 8も登場しました。1939年に第2次大戦が勃発しシムカの乗用車は生産中止となりました。

 

 

 ミニカーは1995年頃に発売されたブルム製です。ブルムはフィアット トポリーノをモデル化していますので、実車同様にホイールキャップのロゴをSIMCAに変更してシムカ 5に仕立てています。外観はトポリーノと全く同じですので、このシムカ 5もかわいらしい雰囲気がうまく再現されていて良い出来ばえです。バリーエーションで幌を閉じたものや軍用車仕様、商用車仕様のフルゴンチーノがあります。これ以外のシムカ 5のミニカーはノレブ初期のプラスチック製とノレブの最近の物などがあります。 以下はフロント/リア(ホイールキャップ拡大)の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

SIMCA 5 1
SIMCA 5 2

 以下は1996年に発売された同じブルム製のシムカ 5 フルゴンチーノ パリ サロン 広報車 1936 (1/43 型番R244)の画像です。イタリア本国と同じトポリーノの商用車仕様のフルゴンチーノで、1936年 パリ サロンで発表されたときの車をモデル化しているものと思います。これもフィアット 500 フルゴンチーノをシムカ 5 フルゴンチーノに仕立てたものです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SIMCA 5 FURGONCINO 1
SIMCA 5 FURGONCINO 2

 以下は1997年に発売された同じブルム製のシムカ 8 ルマン 1939 (1/43 型番R262)の画像です。こちらはフィアット 508Cのライセンス生産であるシムカ 8で、1939年 ルマンで17位となった38号車をモデル化しています。これもフィアット 508Cをシムカ 8 ルマン仕様に仕立てたものです。同じルマンでシムカ 8の39号車が10位、41号車が13位になっていますので、当時はこのような実用車もルマンに参戦していたようです。なおこのルマンで優勝したのはブガッティ T57 タンクでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
SIMCA 8 LE MANS 1
SIMCA 8 LE MANS 2

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HISPANO SUIZA K6 CABRIOLET 1936 SPAIN/FRANCE

HISPANO SUIZA K6 CABRIOLET
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HISPANO SUIZA K6 CABRIOLET


MATCHBOX Y17 1/48 112㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.9m 全幅約1.87m エンジン 変速機: 6気筒 5.2L 120HP 4段変速
性能: 最高速145km/h  データーベースでイスパノ スイザのミニカー検索

イスパノ スイザ K6 カブリオレ スペイン/フランス 1936年

 

 1930年代前半の世界大恐慌による不況の進展で、イスパノ スイザ J12のような大排気量高級車の需要は減少しました。そこでイスパノ スイザはJ12のV型12気筒エンジンの片バンクを流用した直列6気筒(120HP)エンジンを開発し、そのエンジンを搭載したK6を1934年に登場させました。K6はJ12をベースにしていましたので高品質な高級車で安くはなかったのですが、J12より売れ行きは良かったようです。4段変速で最高速145km/hの性能でした。

 

 スペイン内乱などで社会情勢が悪化し、戦争が近づいたことからイスパノ スイザ社の車両生産は低迷し、1938年には航空機エンジン製造に専念するために自動車生産が中止されました。そのためK6の生産は1937年に終了し総生産台数は約200台でした。この時点でイスパノ スイザ車はその歴史を終えました。なおイスパノ スイザ社の航空機事業は1968年にフランスの航空機製造会社に買収されてイスパノ スイザの社名は消滅しました。なお2019年にイスパノ スイザの名前が復活してEVのスポーツカー カルメンを発表しています。

 

 

 ミニカーは1975年に発売されたマッチボックス製のYシリーズです。カロッツェリア プルトゥー(Pourtout)が架装したと思われるスポーティな2ドアカブリオレをモデル化しています。マッチボックス製のYシリーズは歴史的に有名なクラシックカーを揃えていましたが、細部の造形を簡略化することで安価に仕上げていました。 安価ながらプロポーションはしっかりしていたので、実車の雰囲気はうまく再現されていました。(ただし縮尺を統一していなかったことが、マニア向けとしては今一つでした) このイスパノ スイザ K6も縮尺が1/48と中途半端で、マッチボックス流の簡素化でヘッドライトとバンバーが一体成型されています。ただそれ以外はきれいなカラーリングで実車がうまく再現されていましたので、1970年代に作られたミニカーとしては悪くない出来ばえでした。またイスパノ スイザ K6のミニカーはこれとMATRIX(レジン製)ぐらいしかないので車種的には貴重でした。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HISPANO SUIZA K6 CABRIOLET 1
HISPANO SUIZA K6 CABRIOLET 2

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FIAT 500A TOPORINO 1936 ITALY

FIAT 500A TOPORINO
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FIAT 500A TOPORINO


BRUMM R022 1/43 78mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長3215mm 全幅1275mm 車高1377mm 車重600kg エンジン 変速機: 4気筒 569cc 13HP 4段変速
性能: 最高速85km/h  データーベースでフィアット トポリーノのミニカー検索

フィアット 500A トポリーノ イタリア 1936年

 

 1936年にフィアット 508 バリッラよりも小型で低価格な車として500Aが登場しました。この車は見た目がかわいらしいので「トポリーノ」(Toporino:小さなネズミの意)という愛称で呼ばれました。大きさは全長3215mmX全幅1275mmで車重600kgと日本の軽自動車よりひとまわり小さく、4気筒569cc(13HP)エンジンをフロントに搭載し最高速度85kmの性能でした。価格が安くその上軽量で燃費も良いこの車は圧倒的な成功をおさめました。500Aはイタリアで10万台以上も生産され、フィアットが資本参加していたフランスのシムカでもシムカ 5の名前で生産されました。戦後の1948年にはエンジンが16HPに強化され500Bとなりました。

 

 500は低価格な車でしたが、その中身は4気筒エンジン、前輪独立懸架、シンクロ付きギヤボックス、油圧ブレーキなど上級車並みのメカが使われていましたので、単なる安物の我慢車ではなかったのです。キャンバストップ仕様があり、この2座席の小さな車のキャンバストップを開放して、4人以上?も乗り込んでいたそうです。つまり後ろに大人が乗る場合は上体を外に出して乗っていたようです。このような使い方をされたので後輪の板バネが折れるトラブルが起こり、1938年には板バネが強化されました。戦後の1949年にフロント周りを近代的に意匠変更した500Cが登場し、1955年まで生産されました。 

 

 

 私の好きな映画「ローマの休日」(1953年)にはこの500 トポリーノがでてきます。オードリー ヘップバーン扮するアン王女が助手席に座りグレゴリー ペック扮する新聞記者がキャンバストップから頭を突き出して後部に乗っていて、大柄なグレゴリー ペックが降りる時に苦労しているシーンがあります。(映画「ローマの休日」DVDから引用した画像→ 「ローマの休日」のトポリーノ)

 ミニカーは1979年に発売されたブルム製の初期物です。実車の愛嬌のあるデザインがうまく再現されていて、当時のミニカーとしてとても良く出来ていました。なお2023年現在でもこれ以上の出来ばえの物はないと思います。ブルムはイタリアのメーカーですから、この車の雰囲気がうまく再現できたと思います。(イタリアの名車ですからブルムも力の入れ方が違うはずです) ブルムは500A/Bのキャンバストップ仕様や商用車仕様など20種類以上をモデル化しています。これ以外の500A/Bのミニカーは1970年代のドゥグーとイタリアのミニカー付雑誌「FIAT STORY」のNo.82ぐらいしかありませんので、500A/Bのミニカーはブルムの独壇場となっています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT 500A TOPORINO 1
FIAT 500A TOPORINO 2

 以下は1979年に発売されたブルム製のフィアット 500A トポリーノ オープンルーフ (1/43 型番R021)の画像です。上記のバリエーションでキャンバストップ仕様をモデル化しています。キャンバストップが開いているので良く再現された室内が見えます。運転席後ろには座席がなくフラットなスペースになっていることが分かります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 500A TOPORINO 3
FIAT 500A TOPORINO 4

 以下は1970年代に発売されたドゥグー製のフィアット 500A トポリーノ (1/43 型番M08)の画像です。このミニカーも実車の雰囲気がうまく再現されていて、1970年代のミニカーとして良く出来ていました。ヘッドライトがやや下向きになっているので、なんとなくユーモラスな顔つきに見えます。幌が開いたバリエーションもありました。なおドゥグー初期のミニカーには合成ゴムのタイヤに含まれる可塑剤(有機溶剤)がプラスチック製ホイールを溶かすという問題があり、この500Aもホイールが溶けてしまったので、ホイールを上記ブルム製のホイールに変更してあります。なおリアに背負ったスペアタイヤだけはオリジナルのホイールなので、ホイールが溶けて変形しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 500A TOPORINO 5
FIAT 500A TOPORINO 6

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 500A TOPORINO 7
FIAT 500A TOPORINO 8

 以下は1981年に発売されたブルム製のフィアット 500B フルゴンチーノ (1/43 型番R046)の画像です。上記のバリエーションで、商用車仕様のフルゴンチーノをモデル化しています。フルゴンチーノとは小さなフルゴーネ(バン仕様)という意味です。ドアに昔の電話のダイヤルのロゴが付いていますが、STIPELとはイタリアの電話サービス会社の名前のようです。屋根に梯子がついていますので、電話線の工事などを行うサービス車両なのでしょう。ブルム製の500B フルゴンチーノにはこの他にも数種類のバリエーションがあります。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 500B FURGONCINO 1
FIAT 500B FURGONCINO 2

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