ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

CROSSLEY DELIVERY TRUCK ’BEER LORRY’ 1918 UK

CROSSLEY DELIVERY TRUCK ’BEER LORRY’
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CROSSLEY DELIVERY TRUCK ’BEER LORRY’


MATCHBOX Y26 1/47 98㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.6m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 4気筒 4.5L 40HP 4段変速
性能: 最高速90km/h  データーベースでクロスレイのミニカー検索

クロスレイ デリバリー トラック ’BEER LORRY’ イギリス 1918年

 

 イギリスのマンチェスターでクロスレイ兄弟が1867年に設立したクロスレイ ブラザーズ社はポンプや小型蒸気エンジンを製造していました。同社は1880年から内燃エンジンのライセンス製造を始め、1903年から自動車の生産を開始しました。1906年に車両製造部門としてクロスレイ自動車(CROSSLEY MOTOTS Ltd)が設立され、1910年から独立した会社になりました。1909年に登場した4気筒エンジンを搭載したクロスレイ 20HP(1912年から20/25HP)はイギリス軍の軍用車として採用され、ほとんどが軍用車(スタッフカー、軽トラック、救急車)として第1次大戦中に使われました。(民生用の乗用車もありましたが) 同社は第1次大戦後の1920年代にはバス製造に主軸を移しました。

 

 第2次大戦中は再び軍用車製造に専念することになりました。第2次大戦後の1945年にバス製造を再開しましたが、バス以外の車両は製造しませんでした。同社は単独での存続が出来ないと判断し、1940年代後半に同業のバス製造メーカー AEC(Associated Equipment Company)による買収に同意しました。クロスレイの工場での生産は1958年に終了しました。なおクロスリー ブラザーズ社は大型エンジンを製造するプレミア ガス社を買収して1935年にクロスレイ プレミア エンジン社に改名するなどして、現在はロールスロイス パワー エンジニアリング グループの一員となっています。

 

 

 ミニカーは1984年頃に発売されたマッチボックス製です。上述したクロスレイ 20/25HPのトラックをモデル化しています。マッチボックスのクラシックカーのミニカー Yシリーズ(YESTERYEAR SERIES 型番Y**)は、他のメーカーがモデル化していないユニークな車種を安価でモデル化していて、これもその1台でした。マッチボックス流のコストダウンでフロントグリル枠とヘッドライトを一体成型してあるなど細部が簡素化されていますが、実車の雰囲気はうまく再現されています。また運転席周りもそこそこ良く再現してあります。荷台に積んでいるのはドイツのビール レーベンブロイ(LOWENBRAU)の樽ですが、レーベンブロイのロゴ(獅子)が綺麗に印刷されています。マッチボックスは同じ型で数種類のバリエーションを発売しています。それ以外のクロスレイの量産ミニカーはコーギーの2階建てバス 1/76などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CROSSLEY DELIVERY TRUCK 'BEER LORRY' 1
CROSSLEY DELIVERY TRUCK 'BEER LORRY' 2

 以下は1975年に発売された同じマッチボックス製のクロスレイ RAF テンダー (1/47 型番Y13)の画像です。上述したイギリス空軍RAF(Royal Air Force)で採用された軽トラック(テンダー)をモデル化しています。幌に赤十字のマークがついていますので、救急車仕様なのでしょう。RAF テンダーはクロスレイ車としては一番有名なモデルなので、Yシリーズではクロスレイ車として最初にモデル化されていました。(これ以外のトラックは後から発売されたバリエーションでした)  (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CROSSLEY RAF TENDER 1
CROSSLEY RAF TENDER 2

 以下は1979年に発売された同じマッチボックス製のクロスレイ トラック 'Coal & Coke' (1/47 型番Y13)の画像です。これも上記のバリエーションで、Coal & Coke(石炭とコークス)を積載したトラックに仕立てています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CROSSLEY TRUCK 'Coal & Coke' 1
CROSSLEY TRUCK 'Coal & Coke' 2

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GM CHEVROLET V8 1918 USA

GM CHEVROLET V8
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
GM CHEVROLET V8


ZISS 62 1/43 98㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.2m 全幅約1.8m エンジン 変速機: V型8気筒 4.7L 36HP 3段変速?
性能: 最高速不明  データーベースで戦前のシボレーのミニカー検索

GM シボレー V8 アメリカ 1918年

 

 イギリス系アメリカ人 デイヴィット ダンバー ビュイックがビュイック モーター社を1903年に設立しました。ビュイック社の業績は芳しくなく、馬車製造会社を経営するウイリアム C デュラントに援助を求めました。デュラントの采配でビュイック社は業績が回復しましたが、創業者のビュイックは会社を去りました。フォード社と売上げを競うほどに成長したビュイック社を土台にして、デュラントは1908年にGM(ジェネラル モータース)社を設立しました。GM社はキャディラック、オールズモービルなどを買収して拡大していきましたが、それが財務を悪化させデュラントは1910年に経営権を剥奪されました。

 

 そこでデュラントは1911年にシボレー社を設立し、ビュイック社の技術者ルイ シボレーに低価格の大衆車を開発させました。この最初のシボレーは6気筒4.8Lエンジンを搭載していたのでクラシック シックスと呼ばれ、安価ながら高性能だったので人気車となりました。シボレーの成功でデュラントはGMの株式を買い戻し、1916年にGMの経営者として復帰し、その後シボレーはGMの1部門となりました。1915年にシボレーはフォード T型の対向車としてモデル 490(4気筒2.8Lエンジン)を発表し、名前どおりの490ドル(T型と同じ値段)で販売しました。この車はT型より装備が充実していたのでT型の牙城を脅かし始めました。(ただシボレーがフォードを生産台数で追い抜いたのは1930年代前半でした) 1918年にシボレーはV型8気筒エンジンを搭載するシリーズ Dを登場させましたが、この車は売れませんでした。デュラントはその後もデュラントモーターズを設立しましたが、成功しませんでした。

 

 

 ミニカーは1969年頃に発売されたドイツのチィス(ZISS)製です。梱包箱に「CHEVROLET V8 1918」と表示されているので、上述したシリーズ Dをモデル化しているようです。ただ実車画像と見比べると、全体的な雰囲気が違っていて、フロントグリル形状が実車画像とはかなり違い、そこにあるはずのシボレーのエンブレムもありません。したがってモデル化された車種は良くわからないのですが、ドイツのチィスがモデル化しているので、欧州に輸出されたシボレーをモデル化しているものと考えます。実車諸元はシボレー シリーズ Dの仕様を記載しました。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CHEVROLET 1
CHEVROLET 2

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CITROEN TYPE A 1919 FRANCE

CITROEN TYPE A
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
CITROEN TYPE A


NOREV 151509 1/43 85mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.68m 全幅約1.41m エンジン 変速機: 4気筒 1327cc 18HP 3段変速
性能: 最高速65km/h  データーベースで戦前のシトロエンのミニカー検索

シトロエン タイプ A フランス 1919年

 

 シトロエン社の創立者であったアンドレ シトロエンはパリの生まれで、国立理工科大学を卒業したエンジニアでした。彼はV字型にカットされた歯車(ダブル シェブロン ギヤ)の有効性に注目し、このギヤの製造工場を設立して成功しました。その後不振だった他の自動車メーカーを立ち直らせるなど自動車業界にも関与しました。1914年に第1次世界大戦が勃発すると、フランス軍の砲弾不足を補うため軍需工場(弾丸工場)を造り、フォード流の流れ作業を採用することで大量の弾丸を生産しました。なおシトロエン車のエンブレムは(エンブレム画像)はアンドレが製造したダブル シェブロン ギヤをモチーフにしています。

 

 1919年にシトロエン自動車会社が設立され、最初の自動車 タイプ Aが登場しました。タイプ Aは「アメリカのフォード T型の様に普及させて社会の生活レベルを向上させよう」というアンドレの理想のもとに造られたので、大量生産が可能なオーソドックスな構造でした。4気筒1.4L(18HP)エンジンを搭載する後輪駆動車で、セダンは3段変速で最高速65km/hの性能でした。ホイールベースの異なる2つのシャーシがあり、幌付4人乗りセダン、密閉式4人乗りセダン、3人乗りセダン、トラック、バンなどがあったようです。1921年まで生産され、B2にモデルチェンジしました。タイプ Aは1年間に約2万台が生産され、シトロエンは欧州初の量産自動車メーカーとなりました。

 

 

 ミニカーは2019年に発売されたノレブ製です。最近のノレブはフランス車を中心にして堅実な商品展開をしていて、ダイキャスト製で一級品の良い出来ばえです。このシトロエン モデル Aもノレブらしいそつのない良い出来ばえです。フロントグリルやホイールなどの細部の仕上げもリアルで、特にワイパーがウィンドーを挟んで2重になっているのは凝っています。なぜ2重なのかというと、このワイパーは内側を手で持って手動で操作する方式なのでした。このような地味なクラシックカー(歴史的には重要なモデルですが)をモデル化するのは老舗ノレブならではのことで、最新の派手なスポーツカーばかりをモデル化する新興ブランドには期待できないことです。なおタイプ Aの量産ミニカーはこれが初めてでもありました。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

CITROEN TYPE A 1
CITROEN TYPE A 2

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HISPANO SUIZA H6 1919 SPAIN/FRANCE

HISPANO SUIZA H6
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HISPANO SUIZA H6


SOLIDO 145 1/43 116㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5m 全幅約1.8m エンジン 変速機: 6気筒 6594cc 120HP 3段変速
性能: 最高速130km/h  データーベースでイスパノ スイザのミニカー検索

イスパノ スイザ H6 スペイン/フランス 1919年

 

 高級車メーカーとして知られるようになったイスパノ スイザ社は第1次大戦前にフランスに主力工場を建設しました。同社が開発した高信頼性の戦闘機用V型12気筒エンジンは第1次大戦中に広く採用され、航空機用エンジン製造メーカーとしても成功しました。イスパノ スイザ車のマスコットは飛翔するコウノトリですが、これは同社エンジンを積むフランス空軍戦隊のエンブレムをベースにしたものでした。第1次大戦後の1919年に登場したイスパノ スイザ H6はこの戦闘機用V型12気筒エンジンの片バンクを流用したアルミニウム合金製SOHC6気筒6.6L(120HP)エンジンを搭載していました。(参照画像→ イスパノ スイザのマスコット)

 

 イスパノ スイザ H6の特筆すべき先進機能として世界初のサーボ機能付き4輪ブレーキ(減速時にギヤボックスの回転力を使って制動力を機械的にアシストする)がありました。この技術はライバルのロールス ロイスなどにライセンス供与されました。H6は当時のコーチビルダーがセダンやトルペードなどの豪華なボディを架装しました。全長約5mの大型車で3段変速で最高速130km/hの性能でした。1922年にエンジンが少しパワーアップされてH6Bとなり、1924年にはエンジンが8L(145HP)に拡大されたH6Cに発展しました。ホイールベースを短縮し200HPまでパワーアップしたエンジンを搭載したレース仕様のH6Cもありました。H6は1933年まで生産され、総生産台数は約2350台でした。この車の成功でイスパノ スイザは世界的な最高級車として評価されるようになりました。後継車はV型12気筒エンジンを搭載したJ12でした。

 

 

 ミニカーは1966年頃に発売されたソリド製です。キャビン部分を小型ボートのデッキ風にしたしゃれたデザインのH6B トルペードをモデル化しています。1960年代のソリドのクラシックカーは当時の一級品でとても良く出来ていました。このH6Bもカラーリングが綺麗で、特徴的なキャビンの造形や有名なマスコット(飛翔するコウノトリ)が見事に再現されています。フロント/リアのナンバープレートは箱に添付されていた紙製のシールを貼り付けたものです。これ以外のH6のミニカーは、ソリドのH6B、フランクリン ミントのH6B 1/24と1/43、イクソのH6Cなどがあります。 以下はフロント(エンブレム拡大)/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HISPANO SUIZA H6B 1
HISPANO SUIZA H6B 2

 以下は1977年に発売された同じソリド製のイスパノ スイザ H6B フェートン 1926 (1/43 型番62)の画像です。これは上記の型番145のバリエーションでキャビン全体に幌を被せたフェートン(4ドア オープン)をモデル化しています。幌以外は型番145と同じものです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HISPANO SUIZA H6B 3
HISPANO SUIZA H6B 4

 以下は2005年に発売された同じソリド製のイスパノ スイザ H6B トルペード 1926 (1/43 型番4162)の画像です。これも上記の型番145のバリエーションで幌を閉じた物です。基本的には型番145と同じものですが、フロントウィンドー枠が異なっているなど色々とコストダウンがされています。インパネのメーターの意匠(紙のシール)も変わっています。このH6Bは40年間も生産を続けてきた老舗ブランドらしい息の長いミニカーでした。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HISPANO SUIZA H6B 5
HISPANO SUIZA H6B 6

 以下は2005年頃に発売されたフランスのミニカー付雑誌「VOITURES CLASSIQUESシリーズ」のNo.02 イスパノ スイザ H6C (1/43)の画像です。メーカーはイクソで1934年式となっているのでH6Cの最終仕様をモデルしています。このシリーズの標準的な出来ばえで、雑誌付の安価なミニカーながらかなり良く出来ていました。赤と黒のカラーリングが綺麗で、フロントのマスコットとその下のエンブレムもそこそこリアルに再現してあり室内もメーターパネルなどが再現されています。イクソではほぼ同じ物が型番MUS005で2007年に発売されましたが、ボディカラーが黒に変わっていますのでこの赤の方が魅力的だと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HISPANO SUIZA H6C 1
HISPANO SUIZA H6C 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。ラジエーターグリル下の丸い物は電動スターターのモーターでしょう。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HISPANO SUIZA H6C 3
HISPANO SUIZA H6C 4

 以下は1960年代に発売されたスペインのエコー(EKO)製のイスパノ スイザ (1/43 型番6008)の画像です。ミニカーの底板には「HISPANO SUIZA 30HP 1919」と表示されていますので、H6をモデル化しているものと思われます。エコーのミニカーの材質はプラスチックで、1/87サイズの乗用車/商用車や1/43サイズのクラシックカーをモデル化していました。前述したエコー製のイスパノ スイザ アルフォンゾ XIIIはなかなかの良い出来ばえでしたが、同じようなプラスチック製の作風が高級車には合っていないこともあり、このH6は安っぽく見える出来ばえになっています。エコーはこのセダン以外にもトルペードなど数種類を作っていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HISPANO SUIZA H6 1
HISPANO SUIZA H6 2

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HISPANO SUIZA H6 1
HISPANO SUIZA H6 2

 以下は1960年代に発売された同じエコー製のイスパノ スイザ トルペード (1/43 型番6007)の画像です。上記のバリエーションでオープンカー仕様のトルペードをモデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HISPANO SUIZA H6 TORPADE 1
HISPANO SUIZA H6 TORPADE 2

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FIAT 501 TORPEDO 1919 ITALY

FIAT 501 TORPEDO
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 501 TORPEDO


RIO 4 1/43 85㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.5m エンジン 変速機: 4気筒 1460cc 23HP 4段変速
性能: 最高速70km/h  データーベースで戦前のフィアットのミニカー検索

フィアット 501 トルペード イタリア 1919年

 

 前述したように第1次大戦で生産中止となったフィアット タイプ 0に変わる新型大衆車501が1919年に登場しました。501はタイプ 0とほとんど同じ大きさでしたが、501では標準ボディがオープン トルペードから4ドアセダンの密閉型ボディとなりましたので車重が増加しました。4気筒エンジンは1846㏄から1460ccにサイズダウンされましたが、出力は23HPで4HPパワーアップしていましたので、性能的にはほとんど同じでした。

 

 1922年にエンジンを27HPにパワーアップしたスポーツ仕様の501S(最高速92km/h)と、さらに30HPにパワーアップした501SSが設定されました。このスポーツ仕様車はフィアット初のスポーツカーといわれ、501SSはウィンドースクリーンが中央で折れ曲がりV字型になっているなどスポーティな外観でした。また商用バン(フルゴンチーノ)の501Fも設定されました。1923年にホイールベースを拡大した502が登場し、1926年に後継車の503にモデルチェンジしました。501の総生産台数は数万台で、イタリア国内だけではなく世界中で販売されました。(実車画像→ フィアット 503 1926)

 

 

 ミニカーは1970年代に発売されたリオ製です。501のトルペード(魚雷のことでオープンタイプのボディ形式の意)をモデル化しています。リオのクラシックカーはマニア向けで灯火類、操作レバー、フェンダーなどの細かいパーツから、シャーシやサスペンションなどのメカ部分までリアルに再現されていました。この501もフロントグリルや灯火類などがリアルに再現されているので、第1次大戦前のタイプ 0と比べてみると全体的に角に丸みがつくなど新しくなっていることがわかります。これ以外の501のミニカーはポリトーイの初期物(プラスチック製)で501Sがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

FIAT 501 TORPEDO 1
FIAT 501 TORPEDO 2

 以下は1970年代に発売された同じリオ製のフィアット 501 トルペード (1/43 型番3)の画像です。上記の501 トルペードの幌を下げたバリエーションです。カラーリングと幌以外は上記と同じです。幌を下げているので室内の造形が良く見えます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 501 TORPEDO 3
FIAT 501 TORPEDO 4

 以下は2004年に発売されたリオ製のフィアット 501 トルペード ムッソリーニ フィギュア付 1925 (1/43 型番147)の画像です。これは501に1925年当時にイタリア首相であったベニート ムッソリーニ(またはムッソリーニの親衛隊の兵士かもしれませんが?)のフィギュアを付けたものです。この501は1970年代に作られた上記とほとんどおなじ出来ばえなので、リオが創業当時からレベルの高いミニカーを作っていたことが分かります。また30年以上も前のミニカーを再生産できるというのも老舗ならではのことです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
FIAT 501 TORPEDO 3
FIAT 501 TORPEDO 4

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