ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

TOYOTA SOARER 2800GT EXTRA (Z10) 1981 JAPAN

TOYOTA SOARER 2800GT EXTRA (Z10)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA SOARER 2800GT EXTRA (Z10)


DIAPET 1587 (G1) 1/40 全長120mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.66m 全幅約1.7m エンジン 変速機: 6気筒 2.8L 170HP 5段変速 4段自動変速
性能: 最高速200km/h以上  データーベースでトヨタ ソアラ Z10のミニカー検索

トヨタ ソアラ 2800GT エクストラ Z10型 日本 1981年

 

 トヨタ ソアラは豪華で高性能なスペシャリティカーとして1981年に登場しました。外観は定番のロングノーズ/ショートデッキ スタイルですが、高級感が感じられる上品なデザインでした。見た目は大人しいですが、6気筒2L(125HP)1Gと2.8L(170HP)5M-Gの高性能DOHCエンジンを搭載し、4段AT/5段MTで、最高速は200km/h以上と国産車トップの高性能でした。デジタル表示のスピードメーターとLEDバーのタコメーターを組み合わせた未来的なデジタルメータなど、先進的な装備も満載でした。

 

 発売直後に2Lターボエンジンが追加され、1982年にはATも制御するエンジン総合制御システムTCCSが採用されました。1983年にマイナーチェンジされ、ターボにインタークーラーが付けられ、2Lの1GエンジンにDOHCが追加され、1985年には2.8Lが3Lに変わりました。(高性能エンジンのオンパレードでした) 発売当時の2800GTは300万円と高価で、当初は誰が買うんだろうかと思いました。しかしソアラは大ヒットして、この頃から始まったハイソカーブームの先駆けとなりました。先に登場していた同じようなコンセプトの日産 レパードは、ソアラの圧倒的なエンジン性能の前に完敗しました。1986年にソアラ 2代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは1981年に発売されたダイヤペットの当時物です。ダイヤペットの協力工場の144番工場製で、プロポーションはまずまずで、フロントグリルの造形は結構リアルで当時のミニカーとしては良く出来ていました。ただ全体的にややごつい出来ばえなので、繊細なソアラのイメージが今ひとつでした。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。ダイヤペットは2000GT ターボ、ボディに透明プラスチックを使った2000GT ターボ、1/30の2800GTも作っていました。ソアラ 初代の当時物ミニカーはトミカがあり、当時物以外ではトミカ リミッテド、コナミ、リアルX、アオシマ DISMの前期型/後期型、国産名車コレクション、レジン製ではイグニッションモデルやMARK43などがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA SOARER 2800GT EXTRA (Z10) 1
TOYOTA SOARER 2800GT EXTRA (Z10) 2

 以下は1981年に発売されたダイヤペット製の当時物 トヨタ ソアラ 2000 ターボ (1/40)の画像です。こは当時のターボ車4台セット(型番S6)の1台でした。セット内容はトヨタ ソアラ (Z10) 2000VR ターボ、日産 ブルーバード (910) SSS ターポ三菱 ギャラン ラムダ 2000GSR ターボ日産 レパード (F30) 2000ZGX ターボの4台でした。上記の2800GTと同じ物ですが、ドアに「TURBO」ロゴが追加されていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA SOARER 2000 TURBO (Z10) 1
TOYOTA SOARER 2000 TURBO (Z10) 2

 以下は1983年に発売されたダイヤペット製の当時物 トヨタ ソアラ 2000 ターボのクリアボディ仕様 (1/40 型番H1)の画像です。ボディを透明プラスチック製に変更し、内装の仕上げを変えてありました。ゴルフバッグを積んだトランクや起毛処理されたシートなど凝った内装で面白いミニカーに仕上がっていて、実車の販促用ノベルティにも使われたと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA SOARER 2000 TURBO (Z10) 1
TOYOTA SOARER 2000 TURBO (Z10) 2

 以下は2006年に発売されたアオシマ DISM製のトヨタ ソアラ 2800GT 前期型 (1/43 型番75159)の画像です。DISM流のやや平べったい造形ですが、実車に即したカラーリングでソアラ 初代の雰囲気が良く再現されていました。フロントグリルの造形はリアルで、内装もインパネとシートの色が実車同様で青緑の文字で表示するデジタルメーターがそれらしく再現されていました。さらに車高を下げることが出来る面白いギミックまで付いていました。フェンダーミラーが少し大きめですが、ソアラ初代のダイキャスト製1/43ミニカーとしては一番良い出来ばえだと思います。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA SOARER 2800GT (Z10) 3
TOYOTA SOARER 2800GT (Z10) 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA SOARER 2800GT (Z10) 3
TOYOTA SOARER 2800GT (Z10) 4

 以下は車高可変ギミックの画像です。底板のレバーを切り替えることで、車高を変えることができます。
TOYOTA SOARER 2800GT (Z10) 5
TOYOTA SOARER 2800GT (Z10) 5

 以下は2013年に発売されたアシェット製 国産名車コレクションのトヨタ ソアラ 2800GT 前期型(1/43 No.193)の画像です。上述したアオシマ DISM製の型を流用していました。安価な雑誌付きミニカーなので車高可変ギミックを削除し内装の仕上げレベルを簡素化することでコストダウンしていました。このソアラ以外にも国産名車コレクションにはアオシマ DISM製の型を流用した物が10数種類ありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA SOARER 2800GT (Z10) 9
TOYOTA SOARER 2800GT (Z10) 10

 以下は2022年に発売されたアシェット製 国産名車プレミアムコレクションのトヨタ ソアラ 2800GT エキストラ (1/43 No.10)の画像です。メーカーは中国のSUMS MODELで同社のオールモーストリアル(ALMOST REAL)ブランドでモデル化しています。個人的にはこのソアラ初代の出来ばえを発売前から期待していたのですが、今一つの出来ばえでした。サイドビューを見るとキャビン部分の高さが少し大きめで、ソアラ初代のかっこいいプロポーションがうまく再現されていません。また結構な値段がするのに室内の内装全体が黒一色で安っぽく、豪華なソアラの内装ではありません。(インパネのデジタルメータは良く再現してありますが) さらにフロントのヘッドライトの造形も今一つです。総括すると細部のリアルさはまずまずなのですが、ミニカー全体としてはセンスの良くない造形と仕上げです。これは個人的な評価ですので、そう思わない方もいらっしゃるでしょから、サイドビューについては実車との比較画像を載せておきました。 (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA SOARER 2800GT (Z10) 11
TOYOTA SOARER 2800GT (Z10) 12

 以下はフロント/リアの拡大画像です。フロントグリル内のエンブレムはリアルですが、実車のヘッドライトはヘッドライトを囲む枠が目立つので、そのあたりの造形が今一つです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA SOARER 2800GT (Z10) 13
TOYOTA SOARER 2800GT (Z10) 14

 以下は実車のサイドビュー画像とミニカーのサイドビュー画像を並べてみた画像です。キャビン部分の高さがやや大きいので車高が高くなり、私の感性ではソアラ初代のバランスの良いデザインがうまく再現されていないと思います。ついでに言うとホイール/タイヤのサイズも少し小さめです。
TOYOTA SOARER 2800GT (Z10) 14

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TOYOTA COROLLA SEDAN (AE70) 1981 JAPAN

TOYOTA COROLLA SEDAN (AE70)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
TOYOTA COROLLA SEDAN (AE70)


IXO PREMIUMX PRD354 1/43 全長96mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.05m 全幅約1.61m エンジン 変速機: 4気筒 1.5L 75HP 5段変速/3段自動変速
性能: 最高速155km/h  データーベースでトヨタ カローラ/スプリンター 4代目のミニカー検索

トヨタ カローラ セダン AE70型 日本 1981年

 

 トヨタ カローラ/スプリンターの4代目(70型)が1979年に登場しました。ボディは直線を基調としたシンプルなウェッジシェイプスタイルとなりました。2/4ドアセダン、2ドアハードトップ/クーペ(レビン/トレノ)、3ドアリフトバック、5ドアバンがラインナップされ、セダン系には丸型4灯、ハードトップ/クーペ系には角形2灯ヘッドライトが採用されました。このセンスの良いデザインはイタルデザインのG.ジュジアーロによるものではと言われましたが、トヨタ内製だったそうです。

 

 メカ的には後輪サスペンションに4リンク/コイルが採用されたのが目新しい点でした。エンジンは4気筒1.3L(72HP)K型/1.6L(115HP)T型と新規の1.5L(80HP)A型で、3/4段AT/5段MT変速で、最高速は175km/h(GT系)の性能でした。スポーツ仕様のレビン/トレノだけではなく、4ドアセダンにもDOHCの2T-Gエンジンを搭載するGTが設定されました。1981年のマイナーチェンジでセダンも角形2灯式ヘッドライトに変更されました。(この頃から丸型ヘッドライトはバンやトラックなどにしか見られないようになっていきました) 1982年に4気筒1.8L(65HP)のC型ディーゼルエンジンがセダンに追加され、カローラ初の5ドアワゴンも設定されました。1983年にカローラ/スプリンター5代目にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2015年に発売されたイクソ プレミアムX製で、輸出仕様(左ハンドル)をモデル化しています。ミニカーの箱には1979年と書かれていますが、ヘッドライトが角型なので正しくは1981年だと考えます。(輸出仕様でも1981年からヘッドライトが変更されたようです) プロポーションが良くシンプルなボディがうまく再現されていました。灯火類や室内の細部なども良く再現されていてとても良く出来ていました。最近までカローラ 4代目セダンのミニカーはなかったので、このイクソ製セダンは輸出仕様とはいえ貴重なモデル化でした。イクソ プレミアムXの別ブランドのTRIPLE 9でも同じ物が発売されています。なお2016年になってトミカ リミッテドでも4ドアセダンがモデル化されました。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

TOYOTA COROLLA SEDAN (TE70) 1
TOYOTA COROLLA SEDAN (TE70) 2

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MAZDA COSMO 2-DOOR HARDTOP 1981 JAPAN

MAZDA COSMO 2-DOOR HARDTOP
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA COSMO 2-DOOR HARDTOP


DIAPET 1603 (G10) 1/40 全長118mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.67m 全幅約1.69m エンジン 変速機: 2ローター 573X2cc 130HP 5段変速
性能: 最高速180km/h  データーベースでマツダ コスモのミニカー検索

マツダ コスモ 2ドア ハードトップ 日本 1981年

 

 マツダ コスモ 3代目はルーチェ 4代目と同じシャーシの姉妹車となって、1981年に登場しました。ボディは4ドアセダンと4ドアハードトップで、コスモには2ドアハードトップがありました。大型角形ヘッドライトのルーチェに対してコスモのハードトップは角形4灯式のリトラタクブル ヘッドライトが特徴でした。(当時はリトラタクブル ヘッドライトが流行していて、その流れに乗ったものでした) 未来的で斬新なデザインのボディは、当時世界最高水準の空力特性でした。

 

 外観だけではなく、メータナセル両端にスイッチを並べたサテライトスイッチやデジタルメーターなどインテリアも未来的でした。エンジンは4気筒1.8(ルーチェ)/2Lレシプロ、4気筒2.2Lディーゼル、12A 6PI型ロータリー(130HP)などで、4段AT/5段MTで最高速180km/h(12A)の性能でした。1982年に追加された12A型ロータリーターボは160HPで、当時の国産車では一番高性能な車となりました。さらに1983年のマイナーチェンジでは、13B型ロータリー スーパーインジェクション(165HP)が追加されました。

 

 

 高性能ながらも個性的すぎるデザインが敬遠されたことで、マイナーチェンジでリトラタクブル ヘッドライトを普通の角形に変えたりしましたが、ルーチェ/コスモの売れ行きは芳しくありませんでした。1986年にルーチェはフルモデルチェンジされてルーチェ 5代目となり姉妹車のコスモと分離されました。コスモは1990年に4代目のユーノス コスモにモデルチェンジしました。

 ミニカーは1982年に発売されたダイヤペットの当時物です。コスモの2ドア ハードトップのモデル化で、ボディ下部とタイヤが大きめでプロポーションがよくないですが、特徴的なフロントはある程度?再現されていました。室内では特徴であったサテライトスイッチがそこそこそれらしく再現されています。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。ルーチェ/コスモの当時物ミニカーはこれしかありませんでした。最近の物ではトミカ リミッテドでコスモとルーチェの4ドア ハードトップ、NEO(レジン製)が輸出仕様のMAZDA 929の2ドアハードトップをモデル化しています。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。エンジンの中央から突き出しているピンは、ボディを下に押し付けることでボンネット先端を押し上げてボンネットを開きやすくする為の物です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MAZDA COSMO 2-DOOR HARDTOP 1
MAZDA COSMO 2-DOOR HARDTOP 2

 以下は2006年に発売されたトミカ リミッテド製のルーチェ 4ドア ハードトップ (1/64 型番LV-N01a)の画像です。縮尺が1/64と小さいながらも特徴的なフロントの造形がそれなりにうまく再現されていて良く出来ていました。(ヘッドライト/テールライトの取付位置決めタブの部分が裏に抜けているのがいまいちですが) 室内の特徴的なサテライトスイッチもその形状がそこそこうまく再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA COSMO 2-DOOR HARDTOP 2000 3
MAZDA COSMO 2-DOOR HARDTOP 2000 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA COSMO 2-DOOR HARDTOP 2000 4
MAZDA COSMO 2-DOOR HARDTOP 2000 4

ルーチェのミニカーの検索 → データーベースでマツダ ルーチェのミニカー検索"

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MAZDA 626 (CAPELLA CB) 1981 JAPAN

MAZDA 626 (CAPELLA CB)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MAZDA 626 (CAPELLA CB)


NEO 44010 1/43 全長100mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.31m 全幅約1.66m エンジン 変速機: 4気筒 2L 110HP 4段変速/3段自動変速
性能: 最高速170km/h  データーベースでマツダ カペラのミニカー検索

マツダ 626 (カペラ CB型) 日本 1981年

 

 マツダ カペラの2代目はカペラ ロータリー APとして1974年に登場しました。この2代目は初代のフェイスリフト的なモデルで、フロントグリルの造形などが異なるだけなので、これを2代目としない見解もあります。(実車画像→ マツダ カペラ ロータリー AP)

 

 カペラ 3代目は1978年に登場しました。先代のスポーティーカーからグランド ファミリアを後継するファミリーカーに変わり、角型ヘッドライトを持つシンプルなデザインになりました。セダンとハードトップクーペがあり、当時の車としては空力性能が優れていました。ロータリーエンジンが搭載されなくなり、当初は4気筒1.6L/1.8L(94HP)エンジンを搭載し、3段AT/4段MTで最高速165km/h(1.8L)の性能でした。 1979年に2L(110HP)エンジンが追加されました。1980年のマイナーチェンジで、ヘッドライトがスラントしたグリルと一体化された変形角型ヘッドライトに変更されました。カペラは626という名前で欧米に輸出され、ヨーロッパでは特にドイツで人気が高くマツダ車の評判を高めた車でした。1982年にカペラ 4代目(GC型)にモデルチェンジしました。

 

 

 カペラ 2代目のミニカーはありません。カペラ 3代目のミニカーは最近までなかったのですが、2013年にネオ(NEO レジン製)がマイナーチェンジ後の輸出仕様 626をモデル化しました。ネオは2007年頃に登場したドイツのブランドで、他社があまり手掛けていないレアな車種をモデル化しています。ネオの初期物はあまり良い出来ばえではなかったですが、この626を見ると徐々にレベルが上がっていったようです。プロポーションが良く、レジン製ながらウィンドーも3次元的に成型されていますし、細いモールをうまく再現したフロントグリルや室内の造形などの細部もリアルで、非常に良い出来ばえでした。(底板も簡単ですがシャーシ類をモールドしてあります) レジン製であることと値段が高いこと以外は、あまり文句をつけるところがありません。ここまでできるなら、ダイキャスト製にしてもう少し安くしてほしいところですが、車種的に数が出る見込みが薄いので難しいのでしょう。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MAZDA 626 (CAPELLA CB) 1
MAZDA 626 (CAPELLA CB) 2

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HONDA CITY 1981 JAPAN

HONDA CITY
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CITY


DIAPET 1608 (G14) 1/40 全長85mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.38m 全幅約1.57m エンジン 変速機: CVCC 4気筒 1.2L 67HP 5段変速 3段自動変速
性能: 最高速140km/h  データーベースでホンダ シティのミニカー検索

ホンダ シティ 日本 1981年

 

 ホンダ シビックと軽自動車 ライフの間を埋める小型車として開発されたのがシティで1981年に登場しました。居住性を高める為に車高を高くし、その高い車高を「トールボーイ」と称して売り物にしたユニークな車でした。外人が「ホンダ、ホンダ」と連呼するコミカルなムカデ ダンスのテレビCM(YouTube動画)が人気を呼び、高性能で経済的な車として大ヒットしました。折り畳んで荷室に収納できる50ccバイクのモトコンポも同時に発売されました。1982年にはさらに背の高いハイルーフ仕様のマンハッタンルーフが追加され、オープン仕様のカブリオレが1984年に追加されました。(実車画像→ ホンダ シティ マンハッタンルーフ)

 

 ボディは2ドアハッチバックのみで、4気筒1.2L(67HP) CVCCエンジンを横置き搭載する前輪駆動車で、3段AT/5段MTで最高速140km/hの性能でした。ホンダ初の電子制御式燃料噴射「PGM-FI」を採用したターボ エンジン(100HP)を搭載したシティ ターボが1982年に追加されました。この車は最高速170km/hと高性能で、ボーイズレーサーとして走り屋の若者に支持されました。さらに1983年にはターボにインタークーラーを付加して110HPまでパワーアップしたターボ II (愛称 ブルドッグ)が追加され、この車は最高速180km/hとさらに高性能でした。またターボ IIによるワンメイクレースも行われました。なお同じボディの商用車としてシティ プロもありました。1986年にシティ 2代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ホンダ シティ 1986)

 

 

 ミニカーは1982年に発売されたダイヤペット製の当時物です。ダイヤペットは通常仕様、ターボ、ターボ ピュア(1/35 透明ボディ仕様)、ターボ II、カブリオレの5タイプをモデル化していました。ダイヤペットの協力工場の中でもリアルな造形を行う12番工場製で、プロポーションが良くヘッドライトのベゼルなど細かいところまでよく再現されていて、どのモデルもとても良い出来ばえでした。実車同様に収納できるモトコンポが付属していました。ボンネット/ドア/テールゲートが開閉するギミック付きです。以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/テールゲート開閉の画像です。実車と同じようにモトコンポをリアに積載しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA CITY 1
HONDA CITY 2

以下はモトコンポの画像です。小さいですが、結構リアルにできていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA MOTOCOMP 1
HONDA MOTOCOMP 2

 シティは人気のあった車でしたのでミニカーはたくさんありました。当時物ではトミカ ダンディが通常仕様のR、ターボ、ターボ IIをモデル化しており、こちらもモトコンポがついていました。さらにトミカでも通常仕様、ターボ、ターボ IIがモデル化されています。各社からこんなに何種類もモデル化されていることで、当時のシティの人気がよくわかると思います。当時物以外ではエブロから通常仕様(モトコンポ付)とターボのレース仕様が数種類、京商のサークルKサンクス(1/64)、トミカ リミッテドのターボ II、国産名車コレクションの1/43と1/24、オートアートのターボ II(1/18 モトコンポ付)、ハイストーリー(レジン製)のターボ IIとカブリオレなどがあります。 以下は1983年に発売されたダイヤペット製のホンダ シティ ターボ (1/40 型番G24)の画像です。上記の標準仕様との違いはボンネットに追加されたパワーバルジと、ボディ側面に表示されたTURGOのロゴです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CITY TURBO 1
HONDA CITY TURBO 2

 以下は1984年に発売されたダイヤペット製のホンダ シティ ターボ II (1/40 型番G40)の画像です。ターボ IIはボンネットのパワーバルジが大きくなりフロントグリルが変更され太いタイヤをカバーする為に前後のフェンダーが張り出していましたが、上記の型を大幅に変更してそれらを忠実に再現していました。さらにドアミラーが追加され、実車に即したTURBO IIのロゴが表示されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CITY TURBO II 1
HONDA CITY TURBO II 2

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/リアゲート開閉の画像です。エンジンの造形は変更されておらず、モトコンポは付いていません。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CITY TURBO II 3
HONDA CITY TURBO II 4

 以下は1982年に発売されたトミカ ダンディ製のホンダ シティ R (1/43 型番D23)の画像です。キャビンが小さめでテールゲートのピラーなどがやたらに太いので、プロポーション的には今ひとつの出来ばえでした。これも実車同様にモトコンポをリアに積載していました。ボンネット/ドア/テールゲートが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CITY R 1
HONDA CITY R 2

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/リアゲートを開いてモトコンポを下した状態の画像です。モトコンポはハンドルが折りたためます。(実物の折りたたみ方法とは多少違っていますが) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CITY R 3
HONDA CITY R 4

 以下は1984年に発売されたトミカ ダンディ製のホンダ シティ ターボ II (1/43 型番DJ10)の画像です。ボンエットに追加されたパワーバルジ、オーバーフェンダーなどがそれなりに再現されています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CITY TURBO II 5
HONDA CITY TURBO II 6

 以下は2008年に発売されたアシェット製 国産名車コレクション(ノレブ製)のホンダ シティ (1/43 No.63)の画像です。メーカーはノレブで、このシリーズに共通するノレブらしいそつのない造形で、実車がうまく再現されていました。灯火類、フェンダーミラー、室内などの細部も良く再現されていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CITY 3
HONDA CITY 4

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA CITY 5
HONDA CITY 6

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