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マツダ アテンザ 日本 2002年
マツダ カペラ 7代目の後継車としてアテンザが2002年に登場しました。シャーシからエンジンまで全てが新設計され、発売当初は5ドア スポーツカーとのキャッチコピーで、高性能をアピールしていました。車幅が広い3ナンバー車で、3ドアハッチバック、セダン、ステーションワゴンの3タイプがあり、センスの良いスポーティなデザインでした。エンジンはMZRエンジンと称するDOHC 4気筒2L/2.3L(166HP)を搭載していました。デザインや走行性能が高く評価され、2002年 RJCカー オブ ザ イヤーを受賞しています。(実車画像→ マツダ カペラ 7代目)
2005年のマイナーチェンジで、フロントの意匠変更、エンジンのダイレクトイグニッション化など改良が行われました。同年に4気筒2.3L(272HP)直噴ガソリンターボエンジン、電子制御式4WDシステムを搭載した高性能なマツダスピード アテンザが追加されました。2006年にはマツダ車として歴代最短となる4年1ヶ月で世界累計生産台数100万台を達成しました。
北米、欧州、アジアなどにMAZDA 6として輸出され、輸出仕様にはフォードのV型6気筒3Lや4気筒2Lディーゼル ターボ エンジンが搭載されました。3/4代目カペラ(626)と同様に欧州(特にドイツ)で高評価を得ていました。2008年にアテンザ 2代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは京商 Jコレクション製で、実車発売当時のマツダの販促用特注品で非売品扱いでした。(当方はWEBオークションで入手しました) プロポーションが正確でライト類や室内などの細部がリアルに仕上げてあり、当時のミニカーとしては良い出来ばえでした。これ以外のアテンザの当時物ミニカーは、トミカの1/62とMテックがありました。当時物以外では2010年に国産名車コレクションで発売され、それと同じ型のものがFIRST43で2015年に発売されました。またWIT'Sがレジン製で、高性能版のアテンザ マツダスピード 23Zをモデル化しています。なお2022年現在でカペラ 6代目/7代目のミニカーは無いようです。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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マツダ MPV スポーツ V6 日本 2002年
マツダ MPVは北米専用車として開発されたミニバン(8人乗り5ドア)で1988年に登場しました。(MPVとはMulti Purpose Vehicle:多目的乗用車の意) ルーチェのプラットフォームを使った後輪駆動車で、アメリカ車的なデザインでした。国内でも1990年からMPVとして発売されましたが、当初はV型6気筒3Lエンジン搭載で内装が本革仕様と高価でしたので、ミニバンではなく新ジャンルの高級車として扱われました。1991年のマイナーチェンジでアンフィニ店専売のアンフィニ MPVとなり、フロントグリルが変更され、本革仕様ではない一般向け仕様が追加されました。1995年のマイナーチェンジでバンパーが大きくなって全長が伸びフロント/リアの意匠が変更され、4気筒2.5L(120HP)と4気筒2.5L(125HP)ディーゼルターボエンジンが追加されました。ディーゼル車にはパートタイム式4WDが設定されました。 (実車画像→ マツダ MPV 北米仕様 1989)
1999年にMPV 2代目が登場しました。プラットフォームが一新され、前輪駆動車(パートタイム式4WD)となりました。当時のマツダ車に共通する5角形フロントグリルを採用し他社のミニバンと似たようなデザインになり、両側スライドドアが採用されました。エンジンはDOHC 4気筒2LとDOHC V型6気筒2.5Lが搭載されました。3列シートの7人乗りで2列目シートは左右にスライド可能で、3列目シートは床下へ格納できました。2002年のマイナーチェンジで、フロントの意匠が変更され、エンジンがDOHC 4気筒2.3L(163HP)とDOHC V型6気筒3L(195HP)に変更されました。また電動両側スライドドアがオプション設定されました。2006年にMPV 3代目にモデルチェンジしました。 (実車画像→ マツダ MPV 2006)
ミニカーは2003年に発売された京商 Jコレクション製です。NPV 2代目で2002年に追加されたV型6気筒3Lエンジン搭載車をモデル化しています。プロポーションが良く、実車がうまく再現されています。室内の3列シートやインパネなどもリアルに再現されていてとても良く出来ています。京商 Jコレクションはマイナーチェンジ前の初期型と左ハンドルの輸出仕様もモデル化していました。これ以外のMPV 2代目のミニカーはこの京商のJコレクションの型を流用した国産名車コレクションがありました。MPV 初代のミニカーはハイストーリー(レジン製)がモデル化しています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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マツダ RX-8 日本 2003年
2002年にマツダ RX-7(FD)が生産中止となり、ロータリーエンジンを搭載する後継車として2003年に登場したのがRX-8でした。当時の親会社だったフォードが北米市場向けに4ドアのスポーティカーを要求し、それに対応してRX-8が開発されたようです。RX-8にはセンターピラーの無い観音開きという特殊な4ドア(フリースタイルドア)が採用されました。この4ドアは見た目が軽快な2ドアのように見えるというメリットがありますが、前ドアを開けないと後ドアが開かないという構造になっていました。このドアの採用でスポーティな外観と4ドアが両立し、「大人4人が乗れる4ドアスポーツカー」というこの車のコンセプトが成立しました。
RX-8のロータリーエンジン(13B型)は燃費改善の為に量産車初のサイドポート方式の排気ポートを採用し、ターボ過給なしで250HPを確保していました。(RX-7の13B型はターボ付で280HPでした) このサイドポート方式の採用で出力/燃費が向上しましたが、この方式は排気ポートに煤がたまりやすいという欠点があり、それを排気ポート構造を工夫することで克服していました。2008年のマイナーチェンジで、ヘッドライトやバンパーの意匠が変更されました。2012年に生産中止となり、総生産台数は約19万台でした。ロータリーエンジン搭載車としては成功した車でした。
ミニカーはオートアート製で2003年に発売されました。オートアートらしいリアルな造形で、室内などの細部もよく再現され非常にレベルの高い出来ばえです。オートアートは1/18でもRX-8をモデル化していて、その1/18ではエンジンやサスペンションなどの内部メカも精密に再現しています。その1/18のデータを生かして、この1/43でも床下部分のサスペンション/ドライブシャフト/排気管などがリアルに再現されています。(この1/43でも前輪操舵ギミックが付いています) これ以外のRX-8のミニカーはトミカとトミカ リミッテドの当時物 1/59、Mテックの当時物、イクソの別ブランド プレミアムX、イクソの型を流用した国産名車コレクションとFIRST43、京商の1/64、最近のレジン製ではハイストーリー、MARK43、WIT'Sなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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マツダ ロードスター NC型 日本 2005年
マツダ ロードスター 3代目(NC)が2005年に登場しました。車幅が1.7mを越えて3ナンバー車となり、先代の抑揚のあるボディから初代のようなシンプルなボディにフェンダーが張り出したスタイルになりました。シート背後にシートバックバー(ロールバー)が付いたのも目新しい点でした。ソフトトップはフレームがZ字型に折りたたまれる構造となり、スペアタイヤはパンク修理キットに代わりトランク容量が増えました。シャーシは新開発され、エンジンはアテンザなどに搭載されるエンジンを縦置き用に改良したDOHC 4気筒2L(170HP)に変わりました。なお欧州向け輸出仕様には1.8Lもありました。2005年の日本カー オブ ザ イヤーを受賞しています。
高性能仕様のRSとNR-Aにはビルシュタイン製サスペンションが装備され、NR-Aのそれは2段階の車高調整機能がありました。2006年に世界最速の12秒で開閉する電動格納式ハードトップを装備した、パワーリトラクタブル ハードトップ(PRHT)が追加されました。(欧州仕様の車名はMX-5 ロードスター クーペ) 2008年のマイナーチェンジで、フロントグリルが5角形になるなどフロント/リアの意匠が少し変更されました。20011年に?産累計台数90万台を達成し、2014年に25周年記念車が限定生産されました。2015年にロードスター 4代目(ND)にモデルチェンジしました。
ミニカーは2005年に発売されたエブロ製の当時物で初期型をモデル化しています。エブロらしいリアルな造形で、フロントの顔付/張り出した前後フェンダーなど実車の雰囲気が良く再現されています。実車の内装が黒一色なのでミニカーの内装も黒一色で、これは手抜きではないのですがやや物足りない感じがします。これ以外のロードスター 3代目のミニカーは、トミカの当時物 1/57、オートアートの1/43と1/18、国産名車コレクション(イクソ製)、イクソの別ブランドのトリプル9、イクソの型を流用したFIRST43、最近のレジン製ではWIT'Sやハイストーリーなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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マツダ アテンザ 日本 2008年
マツダ アテンザ 2代目が2008年に登場しました。デザインは先代を踏襲し、さらにリファンされました。先代と同じ4ドアセダン、5ドアハッチバック、5ドアワゴンの3タイプで、北米仕様はセダンのみで見た目は先代と同じようなデザインですがボディが一回り大きくなっていました。シャーシは先代を改良したもので、エンジンは4気筒2L/2.3Lから4気筒2L/2.5Lに変更されました。欧州仕様には4気筒2L/2.2L(129HP)ディーゼルターボ、北米仕様にはV型6気筒3.7L(272HP)エンジンが搭載されました。
上級車にはトラクションコントロールシステムやレーダーで後方から接近する車を検知し、車線変更時に警告する日本初の運転支援システムなどの先進機能が装備されました。初代ではワゴンだけだった4WD仕様がワゴン以外にも適用されました。2010年のマイナーチェンジで、フロントのデザインが小変更されました。2012年11月にアテンザ 3代目にモデルチェンジしました。
ミニカーは2011年に発売された国産名車コレクション製でメーカーはノレブです。プロポーションが正確で、フロントグリルやライト類の細部もリアルに再現され良い出来ばえです。国産名車コレクションではワゴンもモデル化してますが、それもノレブ製です。どちらもノレブのカタログモデルとしても発売されていて、カタログモデルでは左ハンドルのマツダ 6として内装などの仕上げが変えられています。なおアテンザ 2代目のミニカーはこのノレブ製しかないようです。 以下はフロント/リアの拡大画像と室内の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
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