ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

MITSUBISHI COLT 2004 JAPAN

MITSUBISHI COLT
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MITSUBISHI COLT


VITESSE 29176 1/43 91㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約3.89m 全幅約1.68m エンジン 変速機: DOHC 4気筒 1.5L 98HP 5段変速/CVT  FF/4WD
性能: 最高速170km/h?  データーベースで三菱 コルトのミニカー検索

三菱  コルト 日本 2004年

 

 2002年に三菱 コルトが登場しました。1960年代に三菱車の主力だったコルトの名前が小型ハッチバックとして復活しました。ダイムラー クライスラー(当時)と共同で開発されスマート フォーフォー(2004年登場)とプラットフォームを共用する姉妹車でした。国内は5ドアハッチバックのみで、欧州では3ドアハッチバックと2ドアカブリオレがありました。外観はシンプルでセンスの良いデザインで、グッドデザイン賞を受賞しています。DOHC 4気筒1.3L/1.5L(98HP)を搭載する前輪駆動車で4WDもありました。(実車画像→ スマート フォーフォー)

 

 2004年のマイナーチェンジでフロントグリルの意匠が小変更されました。エンジンがダイムラー クライスラーと共同開発した新型のDOHC 4気筒1.3L/1.5L(105HP)に変更され、DOHC 4気筒1.5Lターボ(154HP)エンジンを搭載する高性能版のラリアートが追加されました。同時に派生車としてリアを延長して荷室を拡大したコルト プラスが登場しました。2004年に欧州でコルト CZ3/CZ5(3ドア/5ドア)として販売を開始し、2006年に電動開閉式ハードトップを備えたカブリオレ(コルト CZC)が追加されました。(実車画像→ 三菱 コルト CZC 2016) 2008年に欧州仕様車はフロントの意匠を大幅に変更した後期型となりました。2013年に国内販売が終了し、タイで生産されるミラージュー 6代目(欧州向けの名前はスペーススター)が後継車となりました。(実車画像→ 三菱 ミラージュ 2012)

 

 

 ミニカーは2006年に発売されたビテス製の当時物です。欧州仕様のコルト 5ドアをモデル化していますので左ハンドルとなっています。ビテスは2000年頃に一度倒産しましたので、これは再起したビテスの製品でした。倒産前のビテスと同様にプロポーションが正確で、シートが彩色された内装など細部まで良く再現されたレベルの高い出来ばえになっています。ビテスは3ドアとカブリオレ、後期型の3ドア/5ドアもモデル化しています。ビテス以外のコルトのミニカーははWIT'S(レジン製)のラリアート、ハイストーリー(レジン製)のラリアートなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MITSUBISHI COLT 1
MITSUBISHI COLT 2

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HONDA ELYSION 2004 JAPAN

HONDA ELYSION
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA ELYSION


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 112 1/43 115mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.92m 全幅約1.84m エンジン 変速機: V型6気筒 3L 250HP 5段自動変速  FF/4WD
性能: 最高速180m/h (国内仕様)  データーベースでホンダ エリシオンのミニカー検索

ホンダ エリシオン 日本 2004年

 

 ホンダ オデッセイ 初代は北米でも販売されましたが、現地ではサイズが小さいことであまり売れませんでした。そこでオデッセイ 2代目の北米仕様はサイズを拡大しエンジンを大型化したことで国内仕様とは別物になりました。この北米仕様のオデッセイを国内に輸入して1999年に販売したのがラグレイトでした。ラグレイトは全長約5.1mX全幅約1.94mの大型の高級ミニバンで、V型6気筒3.5L(205HP)エンジンを搭載していました。当時国内ではこのサイズのミニバンはありませんでした。ただサイズが大きすぎてあまり売れなかったようです。2005年まで販売されました。(実車画像→ ホンダ ラグレイト 1999)

 

 2004年にラグレイトの後継車としてエリシオンが登場しました。3列シートの大型ミニバンで、オデッセイ 3代目より一回り大きいサイズでしたが、ラグレイトほどは大きくありませんでした。当初のエンジンはDOHC 4気筒2.4L(160HP)160HPとV型6気筒3L(250HP)で、前輪駆動と4WDがありました。2006年のマイナーチェンジで内外装が変更され、V型6気筒3.5L(300HP)エンジンを搭載した上級仕様のプレステージが追加されました。2008年のマイナーチェンジでフロントの意匠が変更され、2013年まで生産されました。後継車はなくオデッセイ 5代目に統合されました。(実車画像→ ホンダ オデッセイ 2013)

 

 

 ミニカーは2010年に発売された国産名車コレクション製です。メーカーはイクソで、イクソがOEM生産していた京商 Jコレクション製のエリシオン(型番JC3200***)の型を流用しているようです。プロポーションが良く、フロントグリルの造形など実車の雰囲気が良く再現されています。国産名車コレクションのミニカーはコストの関係で室内の彩色処理を省略していることが多いのですが、このエリシオンはインパネなどがリアルに彩色されていて値段以上の良い出来ばえになっています。これ以外のエリシオンのミニカーは前述した京商 Jコレクションのエアロ パッケージ、トミカの1/65、Mテック カプセルの1/72、WIT'S(レジン製)のプレステージなどがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

HONDA ELYSION 1
HONDA ELYSION 2

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HONDA LEGEND 2004 JAPAN

HONDA LEGEND
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
HONDA LEGEND


EBBRO 43656 1/43 115mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.93m 全幅約1.85m エンジン 変速機: V型6気筒 3.5L 300HP 5段自動変速
性能: 最高速250km/h (輸出仕様)  データーベースでホンダ レジェンドのミニカー検索

ホンダ レジェンド 日本 2004年

 

 ホンダ レジェンドはホンダの国内最上級車で、北米ではアキュラ ブランドの高級車として1985年に登場しました。レジェンドの開発は当時業務提携していたイギリスのBL(ブリティッシュ レイランド のちのローバー)との共同開発で行われ、1986年に登場したローバー 800シリーズは姉妹車でした。外観はアコード 2代目に似たホンダ流の4ドアセダンでした。エンジンを横置き搭載する前輪駆動車で、当初はホンダ初のV型6気筒2L/2.5Lエンジンを搭載していました。1987年にV型6気筒2.7L(180HP)エンジンを搭載する3ナンバー規格車の2ドアハードトップが追加され、セダンも2.5Lエンジンが2.7Lとなりました。1988年のマイナーチェンジで、2Lにターボ仕様(190HP)が追加され、フロントグリルが大きくなりメッキモールが追加されて高級車らしい外観となりました。 (実車画像→ ホンダ アキュラ レジェンド 1985) (実車画像→ ローバー 800 1986)

 

 1990年にレジェンド 2代目が登場しました。ボディが一回りほど大きくなり、先代のアコード風のデザインから離れて高級車らしいデザインになりました。先代はエンジンを横置きしていましたが、2代目はV型6気筒3.2L(215HP)エンジンを前車軸後方に縦置き配置して「FFミドシップ」と称していました。GPSを使用するホンダ ナビゲーションシステムや専用オーディオなど高級車としての装備が充実していました。(実車画像→ ホンダ レジェンド 1990)
 1996年にレジェンド 3代目が登場しました。北米仕様はアキュラ レジェンドからアキュラ RLに名前が変更されました。2代目のプラットフォームを継承して構造的な変更は少なく、ボディがさらに高級車らしい外観となりました。エンジンはV型6気筒3.5L(215HP)に変更されました。1998年のマイナーチェンジでフロントグリルが大きくなりました。(実車画像→ ホンダ レジェンド 1996)

 

 

 2004年にレジェンド 4代目が登場しました。外観は先代のデザインを進歩させたもので、よりスポーティなデザインとなりました。エンジンは縦置き搭載から横置きに変更され、新開発されたV型6気筒3.5L(300HP)エンジンの出力は当時の自主規制値280HPを国産車として初めて越えました。前後輪の駆動力を適正に配分する4WDシステム(SH-AWD)が採用され、その高性能が評価されて2004年の日本カー オブ ザ イヤーを受賞しています。2008年のマイナーチェンジでより押し出しの強いデザインに変更されました。2010年のマイナーチェンジでホンダ車初の6段自動変速が採用されました。2012年に生産中止となり、2015年にレジェンド 5代目にモデルチェンジしました。(実車画像→ ホンダ レジェンド 2015)

 ミニカーは2005年に発売されたエブロ製の当時物です。レジェンド 4代目の初期型をモデル化しています。エブロらしいリアルな造形で、内装などの細部も良く再現されていますが、フロント周りの造形がややオーバーにデフォルメされている感じがします。(まずいデフォルメではないですが少しごつい気がする) これ以外のレジェンド 4代目のミニカーはWIT'S(レジン製)がありました。2021年にMARK43(レジン製)が初代のハードトップ、2022年に2代目をモデル化しました。 以下はフロント/リアの拡大画像です。

HONDA LEGEND 1
HONDA LEGEND 2

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NISSAN FUGA 450GT (Y50) 2005 JAPAN

NISSAN FUGA 450GT (Y50)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN FUGA 450GT (Y50)


WIT'S W468 1/43 mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.9m 全幅約1.8m エンジン 変速機: DOHC V型8気筒 4.5L 333HP 5段自動変速 FR/4WD
性能: 最高速180km/h (国内仕様)  データーベースで日産 フーガのミニカー検索

日産 フーガ 450GT Y50型 日本 2005年

 

 2004年に日産 セドリック/グロリア(Y34)の後継車としてフーガ 初代(Y50)が登場しました。従来のオーソドックスなセダンスタイルからスポーティなスタイルに変わり、ダブルアーチド フロントグリル(フロントグリルの上下がアーチ形状となっている)と変わった形状のヘッドライトが特徴で、これはリアのライセンスプレート収納部とL型テールライトにも反復されています。XVとGTの2グレードがありセドリックの後継車がXV、グロリアの後継車がGTでフロントグリルなどの意匠が異なっていました。なおフーガという名前は日本語の風雅に因んだものです。

 

 新開発されたプラットフォームはボンネットやトランクにアルミ合金を使って軽量化され、剛性が向上していました。当初のエンジンはDOHC V型6気筒2.5L/3.5L(280HP)が搭載されました。2005年にDOHC V型8気筒4.5L(333HP)エンジンを搭載する450GTが追加されました。2007年のマイナーチェンジでグレードがGTに統一され、前後バンパーとテールライトの意匠が変更されました。同時にV型6気筒2.5L/3.5Lエンジンが新型に変更されパワーアップしました。フーガ 初代(Y50)は北米ではインフィニティ M35/M45として販売され、ロシア、中東、韓国などでもインフィニティ ブランドで販売されました。2009年にフーガ 2代目(Y51)にモデルチェンジしました。

 

 

 ミニカーは2015年に発売されたWIT'S製(レジン製)です。フーガ 450GTをモデル化しています。2022年現在でもフーガ 初代のミニカーはこのWIT'S製しかないようで、ここではWEBショップの画像を借用させていただきました。(最近の新興ブランドの高価なレジン製ミニカーは出来ばえが価格に見合っていない上に経年劣化する可能性が高いので、私はほとんど購入しません) 画像を見ただけですがレジン製ミニカーの標準的な出来ばえで、実車の雰囲気がうまく再現されていると思います。

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NISSAN SAFARI (Y61) 2005 JAPAN

NISSAN SAFARI (Y61)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
NISSAN SAFARI (Y61)


JAPANESE CAR COLLECTION (IXO HACHETTE) 176 1/43 117mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約5.05m 全幅約1.94m エンジン 変速機: 6気筒 4.8L 245HP ディーゼル
 5段変速/5段自動変速 パートタイム4WD
性能: 最高速160km/h  データーベースで日産 サファリ/パトロールのミニカー検索

日産 サファリ (Y61型) 日本 2005年

 

 ジープタイプの4WD車 日産 パトロールの3代目の国内仕様車として、サファリ 初代(160型)が1980年に登場しました。(海外仕様の名前はパトロールのままでした) 頑丈な梯子型フレームを持つ本格的な4輪駆動車で、ランドローバーのようなスタイルでした。観音開きのバックドアを持つ4人乗り4ドアとショートホイールベースの2人乗り2ドアハードトップ(ハイルーフ仕様は4人乗り)と消防車仕様のダブルキャビンがありました。エンジンは6気筒3.2L(95HP)ディーゼルと消防車用の4気筒4Lガソリンがあり、駆動方式はパートタイム4WDでした。1985年のマイナーチェンジで角型ヘッドライトに変わりました。TVドラマ 西部警察の劇中車(特別機動車両隊指令車)として使われました。(実車画像→ 日産 サファリ 1980)

 

 1987年にサファリ 2代目(Y60型)が登場しました。新設計のフレーム/サスペンションでボディが大きくなりました。エンジンは6気筒4.2L(125HP)ディーゼルとそのガソリン版(175HP)が消防車に搭載されました。1988年に3段ATが追加され、1991年に3列シート7人乗りのワゴン(ハードトップは2列シート5人乗り)が設定されました。1993年のマイナーチェンジでワゴンのディーゼルエンジンはターボ付きとなりました。1994年のマイナーチェンジでフロントグリルが変更され、ワゴンハードトップに6気筒2.8Lディーゼルターボ(125HP)エンジンを搭載するスピリットタイプ I/IIが設定されました。(実車画像→ 日産 サファリ 1987)

 

 

 1997年にサファリ 3代目(Y61型)が登場しました。プラットフォームは先代を踏襲していましたが、ボディが大きくなり乗用車的なデザインとなりました。この代で消防車専用仕様は廃止されました。エンジンは6気筒2.8L(135HP)/4.2L(160HP)ディーゼルターボ、6気筒4.5Lガソリン(200HP)が搭載されました。2002年のマイナーチェンジで、内外装の意匠が変更され6気筒4.8L(245HP)ディーゼルエンジンが追加されました。2004年のマイナーチェンジで後期型に変わり、内外装の意匠が大幅に変更されました。2007年に国内販売は終わりましたが、海外仕様は販売が続けられ2010年にはパトロール(Y62)が登場しました。(実車画像→ 日産 パトロール 2010)

 ミニカーは2012年に発売されたアシェット 国産名車コレクション製です。2004年のマイナーチェンジ後の後期型5ドアをモデル化しています。メーカーはイクソで、イクソは京商 Jコレクション ブランドのOEMでサファリをモデル化していますので、それを流用して室内の仕上げを少し簡素化した廉価版です。(Jコレクション製は内装が色分けされていますが、これは黒一色です) 独特のフロントグリルやホイールなど実車がうまく再現されていて、安価な雑誌付きミニカーながら良く出来ています。これ以外のサファリ 3代目のミニカーはいずれも後期型ですが、前述した京商 Jコレクション、 RAI'Sのポリス仕様、カーネルの消防車、WIT'S(レジン製)などがあります。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

NISSAN SAFARI 1
NISSAN SAFARI 2

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