ミニチュアカー ミュージアム

自動車の歴史 時代/自動車メーカー別

 

MERCEDES-BENZ UNIMOG 406 & 10t GOOSE DUMPER 1963 GERMANY

MERCEDES-BENZ UNIMOG 406 & 10t GOOSE DUMPER
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ UNIMOG 406 & 10t GOOSE DUMPER


CORGI 1145 1/48 87mm (トレーラー連結で173mm)
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.1m 全幅約2m エンジン 変速機: 6気筒 5.7L ディーゼル 85HP 6段変速 2X4段変速 4WD
性能: 最高速85km/h  データーベースでメルセデス ベンツ ウニモグのミニカー検索

メルセデス ベンツ ウニモグ 406 10t ダンプ トレーラー付 ドイツ 1963年

 

 ウニモグ(UNIMOG)という名前はUNIVERSAL MOTOR GERAT(多目的動力装置)の略で、多目的に使える作業車を意味しています。最初のウニモグは農業用作業車としてメルセデス ベンツの技術者であったアルベルト フリードリッヒによって開発されました。ホイールベースの短い4輪駆動車で、従来の農業用トラクターとは異なり運転席と荷台があり多目的な用途に使えるように設計されていました。

 

 1946年にプロトタイプのU6が完成し、初期のウニモグ 70200は工作機械メーカーのボーリンガー(BOEHRINGER)社が生産しました。1951年にボーリンガー社はダイムラー傘下となり、メルセデス ベンツ ウニモグ 401/402として生産されることになりました。 ウニモグは頑丈なシャーシ、優れた走行性能、様々な作業用装置を追加できる構造などの特徴をいかして、農機だけではなくあらゆる分野の作業車として発展してきました。ウニモグのシリーズ展開について、当方のメモとして、以下に簡単にまとめてみました。

 

 


 ミニカーは1969年に発売されたコーギー製の当時物です。ダンプ式運搬トレーラーを連結したウニモグ 406をモデル化しています。丸っこいキャビンの406のデザインがうまく再現されています。シャーシ部分はドライブシャフトや実際に可動するコイルスプリング式サスペンションで吊った車軸が、簡単には壊れない丈夫なメタル製パーツでそれらしく再現され、非常に凝った作りとなっています。またトレーラーとの連結方法も簡単ですがよく考えられた構造で、当時のコーギーが優れた製作技術を持っていたことが分かります。コーギーはバリエーションで除雪車やダンプカーなどもモデル化していました。ウニモグのミニカーは初期のボーリンガー社製から最近のU20まで非常にたくさんあります。ミニチャンプスやシュコーなどの1/43とブッシュ、ヴィーキング、ブレキナなどの1/87が多いですが、国産のトミカも406、U400、U1300をモデル化しています。 以下はウニモグ本体のフロント/リアの拡大画像と床下/車軸の拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ UNIMOG 406 & 10t GOOSE DUMPER 1
MERCEDES-BENZ UNIMOG 406 & 10t GOOSE DUMPER 2

 以下は運搬トレーラとの連結動作/運搬トレーラのダンプ動作の画像です。トレーラー先端の球状部を押し込むことで、板スプリングで球状部がロックされます。外すには少し強めに引っ張るとロックが外れます。なお本体最後部に付いている灰色のフックは別売りされていたトレーラーなどを接続する為のフックです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ UNIMOG 406 & 10t GOOSE DUMPER 3
MERCEDES-BENZ UNIMOG 406 & 10t GOOSE DUMPER 4

 以下は1971年に発売された上記のコーギー製のバリエーションでメルセデス ベンツ ウニモグ 除雪板付トラック(1/48 型番1150)の画像です。基本的な部分は上記と共通で、幌が付いた荷台を持つトラックに変更し、さらに除雪板を付けています。除雪板が上下するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ UNIMOG 406 & SNOWPLOW 1
MERCEDES-BENZ UNIMOG 406 & SNOWPLOW 2

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MERCEDES-BENZ LP1920 FULL-TRAILER 1963 GERMANY

MERCEDES-BENZ LP1920 FULL-TRAILER
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ LP1920 FULL-TRAILER


DINKY(UK) 917 1/43 206㎜ トレーラー連結で392㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約8.8m? 全幅約2.5m エンジン 変速機: 6気筒 11L ディーゼル 210HP 5段変速
性能: 最高速 不詳  データーベースで戦後のベンツ トラック(L**の名前のみ)のミニカー検索

メルセデス ベンツ LP1920 フルトレーラー ドイツ 1963年

 

 メルセデス ベンツ LP1920は1963年に登場した戦前のL5 トラックの流れをくむ大型トラックです。LP1920のLPはキャブオーバー型、19は車両総重量(GVW)が19t、20はエンジン出力200HPを示します。この当時のメルセデス ベンツの大型トラックはキャブオーバー型が標準となり、他社も追随したことから、1960年代以降のヨーロッパでは大型トラックはキャブオーバー型が一般的になりました。なおアメリカでは道路事情が違う(道が広い)ことなどから、マックやケンウォースに代表されるボンネット型大型トラックに人気があります。

 

 小型トラックでは、1950年に登場したフォルクスワーゲン T1の成功に対抗して、メルセデス ベンツは戦前のL1/L3トラックの流れをくむL319を1955年に登場させます。L319はキャブオーバー型で、180Dの4気筒1.8L(43HP)ディーゼルエンジンを搭載した後輪駆動車でした。最大積載?は1.5/1.8tで、ガソリンエンジン仕様も追加され、パネルバン、トラック、ミニバス、消防車など多くのボディ形式がありました。(実車画像→ メルセデス ベンツ L319)

 

 

 1970年代にL319よりも小型の商用車として、ハノマーク ヘンシェル社の商用車をベースにしたL206とDKW社の商用車をベースにした前輪駆動車のN1000(後にMB100)が追加されました。1967年にL319は短いノーズを持つT2シリーズ(L406/408など)に変わり大型化されていきました。1977年にはL206が短いノーズを持つT1シリーズ(L207/307など)に変わりました。小型トラックが短いノーズを持つデザインになったのも、メルセデス ベンツがその流れを作ったようです。(衝突安全性向上などが理由でしょう) 1995年から各シリーズに名前が付けられるようになり、一番大型のT2シリーズはバリオ(VARIO)、T1シリーズはスプリンター(SPRINTER)、MB100シリーズはヴィト(VITO)となりました。(実車画像→ メルセデス ベンツ L206) (実車画像→ メルセデス ベンツ N1000) (実車画像→ メルセデス ベンツ L207)

 ミニカーは1967年に発売されたディンキー(英)の当時物です。大型トラック LP1920にトレーラーを連結したフルトレーラー仕様をモデル化しています。縮尺1/43なので連結状態で全長392㎜とかなり大きなサイズになっています。ディンキーらしいがっちりとした作りで、ヘッドライトがバンパーに組込まれた特徴的なデザインのキャブが再現されています。ドアの開閉、荷台後部パネルの開閉、幌の脱着ができます。トレーラーとの連結方法は簡単な差し込み式で、頑丈な金属パーツでできています。当時のトラックのミニカーにはもう少し出来の良いテクノ製がありましたが、ディンキーのトラックも独特の魅力がありました。最近の国産ミニカーにはこの類の商用車が少ないのですが、外国産ミニカーには昔から出来の良い商用車がたくさんありました。(最近の物は結構な値段がしますが) 上述したメルセデス ベンツの商用車はシュコー、ブレキナ、ブッシュなどがフルトレーラー/トラック/バン/消防車など非常に多くの種類をモデル化しています。(ヨーロッパにはこの類の商用車マニアが多いようです) 以下はフロント/リアの拡大画像と幌を外した荷台の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ LP1920 FULL-TRAILER 1
MERCEDES-BENZ LP1920 FULL-TRAILER 2

 以下はトレーラーの画像とトラクターとトレーラーの連結動作の画像です。トラクター後部にトレーラー先端部を押し込むことで、先端の半球部が板スプリングでロックされます。外すには少し強めに引っ張るとロックが外れます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ LP1920 FULL-TRAILER 3
MERCEDES-BENZ LP1920 FULL-TRAILER 4

 以下はトレーラーを連結したフルトレーラー状態の画像です。

MERCEDES-BENZ LP1920 FULL-TRAILER 5

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MERCEDES-BENZ 230SL HARDTOP (W113) 1963 GERMANY

MERCEDES-BENZ 230SL HARDTOP (W113)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 230SL HARDTOP (W113)


DINKY(FR) 516 1/43 99mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.29m 全幅約1.76m エンジン 変速機: 6気筒 2.3L 150HP 5/4段変速/4段自動変速
性能: 最高速200km/h  データーベースでメルセデス ベンツ 230/280SLのミニカー検索

メルセデス ベンツ 230SL ハードトップ  (W113) ドイツ 1963年

 

 1963年にメルセデス ベンツ 190SLの後継車として230SLが登場しました。190SLをベースにして、スリー ポインテッド スターの大きなロゴを配したフロントグリルを持つスポーティなデザインにボディを一新していました。ソフトトップとオプションの脱着式ハードトップを備えた2シータークーペと、シート背後のソフトトップ収納部を折畳み式ベンチシートに変えた2+2シーター ロードスター(カリフォルニア クーペと呼ばれる)がありました。屋根の中央部分がへこんだ独特の形状のハードトップはパゴダルーフ(PAGODA ROOF)と呼ばれました。

 

 エンジンは220系の2.2Lを2.3L(150HP)にボアアップしたもので、最高速200km/hと高性能でした。1966年に排気量が2.5L(150HP トルクアップ)に拡大された250SLが登場し、1967年に排気量が2.8L(170HP)の280SLに発展しました。この230SLから始まったSLクラスはパーソナルな高級スポーツカーとしての地位を確立していきました。280SLは1971年まで生産され、230SLからの総生産台数は約49000台でした。後継車は350SL(R107)でした。

 

 

 ミニカーは1964年に発売されたディンキー(フランス)製の当時物です。全体的にやや細身にデフォルメされていますが、当時のミニカーとして良い出来ばえでした。ボンネットとトランクが開閉するギミック付きです。リアルに再現された独特な形状のハードトップ(パゴダルーフ)は実車同様に取り外すことが出来ます。230SLは人気が高かったので当時物のミニカーがたくさんありました。テクノ、メルクリン、ガマ(1/37)、ジク(SIKU 1/60)、マーキュリー、ポリトーイ、スポットオンなど当時の主要なミニカーブランドのほとんどがモデル化していました。最近のミニカーではミニチャンプス、ノレブの1/18、シュコーの1/43と1/72、イクソとその型を使った国産名車コレクションなどがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ 230SL HARDTOP (W113) 1
MERCEDES-BENZ 230SL HARDTOP (W113) 2

 以下は1963年頃に発売されたテクノ製の当時物 メルセデス ベンツ 230SL (1/40? 型番928)の画像です。前長が110㎜なので縮尺は1/40ぐらいで、1/43よりも少し大きめに出来ています。プロポーションが良く室内などの細部も良く再現され、230SLの当時物ミニカーとしてはベストの出来ばえでした。内装とウインドスクリーンとタイヤ以外の主要パーツは金属製で極めて丈夫にできていました。テクノのミニカーには、全てではないですが、前輪操舵ギミックと分解/組立てギミックが付いているのが特徴でした。この230SLもその一台でした。この230SLは側面からみるとボディが少し弓なりに変形していますが、これは子供のころに分解/組立てを何度もやったことの後遺症かもしれません。(またはダイキャストの材質の問題もあるかもしれません) ハードトップ仕様とそれのポリス仕様もありました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 230SL (W113) 1
MERCEDES-BENZ 230SL HARDTOP (W113) 2

  以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。エンジンは金属製です。トランク内にはスぺタイヤは収納されていて、スペアタイヤは取り外すことが出来ます。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 230SL (W113) 3
MERCEDES-BENZ 230SL (W113) 4

 以下は前輪操舵ギミック動作と床下部分の画像と分解ギミックの説明書の画像です。ボディを左右に傾けることで前輪が操舵されます。分解ギミックは添付された説明書のように十数点のパーツに分解できます。(なおこのミニカーはこれ以上分解をすると元に戻せない可能性があるので、分解した画像は撮っていません) (画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 230SL (W113) 4
MERCEDES-BENZ 230SL (W113) 5

 以下は1965年に発売されたポリトーイ製の当時物 メルセデス ベンツ 230SL (1/43 型番503)の画像です。ポリトーイ初期のMシリーズで室内などの細部も良く再現されていて、当時物としてそこそこの良い出来ばえでした。ただしタイヤが大き目でバランスが良くないです。ボンネット/ドア/トランクが開閉するギミック付きです。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 230SL HARDTOP (W113) 3
MERCEDES-BENZ 230SL HARDTOP (W113) 4

 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 230SL HARDTOP (W113) 5
MERCEDES-BENZ 230SL HARDTOP (W113) 6

 以下は2014年に発売されたアシェット製の国産名車コレクションのメルセデス ベンツ 230SL (1/43 No.225)の画像です。メーカーはイクソで、雑誌付きミニカーとして標準的な出来ばえです。ヘッドライトに組み込まれたウインカーがヘッドライトの下にある北米仕様をモデル化しています。ウインカーを上に組込んだヨーロッパ仕様の縦長異形ヘッドランプが北米では許可されていなかったので、北米仕様ではこのようにヘッドランプが変更されていました。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 230SL (W113) 7
MERCEDES-BENZ 230SL (W113) 8

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 230SL (W113) 9
MERCEDES-BENZ 230SL (W113) 10

 以下は1994年に発売されたミニチャンプス製のメルセデス ベンツ 280SL (1/43 型番430032231)の画像です。これは280SLをモデル化しています。ミニチャンプスらしいうまい造形で、実車が実に良く再現されています。フロントグリル、ロゴの付いたホイール、室内などの細部もリアルに再現されています。なおこれは欧州仕様ですので、ヘッドライト内蔵のウィンカーがヘッドライトの上に付いています。ミニチャンプスは280SL ハードトップ仕様や230SLもモデル化しています。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 280SL (W113) 11
MERCEDES-BENZ 280SL (W113) 12

 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 280SL (W113) 13
MERCEDES-BENZ 280SL (W113) 14

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MERCEDES-BENZ 200 (W110) 1965 GERMANY

MERCEDES-BENZ 200 (W110)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 200 (W110)


METOSUL 9 1/46? 104mm
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.7m 全幅約1.8m エンジン 変速機: 4気筒 2L 95HP 4段変速
性能: 最高速160km/h  データーベースでメルセデス ベンツ W110のミニカー検索

メルセデス ベンツ 200 (W110) ドイツ 1965年

 

 メルセデス ベンツ 180系(W120)は1962年まで生産されましたが、その間に排気量を拡大した1.9Lの190/190D(W121)が追加されました。さらに180系とほとんど同じデザインで一回り大きなボディに6気筒2.2Lエンジンを搭載した上級車(現在のSクラス)220a(W180)が1954年に登場しました。220aは1956年に220Sに発展し、1958年に改良型の220SE(W128)となりました。1959年に220SE(W128)は当時流行したテールフィンがついたボディを採用した220(W111)にモデルチェンジしました。このテールフィンのついたベンツは「羽ベンツ」と呼ばれました。

 

 4気筒エンジン搭載の190系も1961年のモデルチェンジでテールフィンがついたボディが採用されて、4気筒1.9L/4気筒2Lディーゼルエンジンを搭載した190c/190Dc(W110)に変わりました。W110は1965年のマイナーチェンジで4気筒2Lと6気筒2.3Lエンジンに変更されて、200/200D/230に変わりました。少しややこしいのですが、同じ6気筒2.3Lエンジンをテールフィンがついた一回り大きいボディに搭載した上級車230S(W111)も同時期に登場しました。

 

 

 ミニカーは1965年に発売されたポルトガルのメトスル製です。メトスルは他社のコピーが多いのですが、これはメトスルのオリジナルのようです。キャビン部分がかなり小さいのでプロポーションは良くありません。さらにフロント周りの造形が簡素でホイール/タイヤも実車に似合わない変な物が付いているなど、全体的に良い出来ばえとはいえません。ただし丸いライトにテールフィン ボディのW110のミニカーは少し前まではこれとジク(SIKU)ぐらいしかなかったので、その点では貴重でした。最近になってW110はミニチャンプス、ブレキナ、ノレブなどでたくさんモデル化されています。 以下はフロント/リアの拡大画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ 200 (W110) 1
MERCEDES-BENZ 200 (W110) 2

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MERCEDES-BENZ 250SE (W108) 1965 GERMANY

MERCEDES-BENZ 250SE (W108)
(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)
MERCEDES-BENZ 250SE (W108)


SUBLON 2 1/43 116㎜
 実車諸元 画像参照
外形寸法: 全長約4.9m 全幅約1.8m エンジン 変速機: 6気筒 2.5L 130HP 4段変速
性能: 最高速180km/h  データーベースでメルセデス ベンツ W108/W109のミニカー検索

メルセデス ベンツ 250SE (W108) ドイツ 1965年

 

 1965年にメルセデス ベンツ W111/W112の後継車のW108/W109が登場しました。(W109はW108のロングホイールベース版) W112は生産中止となり、W111はセダンのみがエンジンを2.3L(120HP)に変更した後期型となり1968年まで生産されました。W108/W109はシャーシはW111/W112とほとんど同じでしたが、ボディが一新されました。ウエストラインが低くなったことで窓面積が大きくなり開放的なキャビンとなり、先代の特徴であったテールフィンが無くなりました。なおW108/W109はセダンのみで、クーペとカブリオレはW111/W112が継続して生産されました。

 

 当初のエンジンはW108(250S/250SE/300SE/)が6気筒2.5L(130-150HP)/3L(170HP)で、W109(300SEL)が6気筒2.5L3L(170HP)でした。1967年にW109にV型8気筒6.3L(250HP)エンジンを搭載した300SEL 6.3が設定され、この車は最高速220㎞/hで当時最速の量産セダンでした。1968年に6気筒2.8L(160-170HP)エンジンが追加され、その後W108/W109にV型8気筒3.5L(200HP)/4.5L(225HP)エンジンが追加されるなど排気量が拡大され、W108にもロングホイールベース版の280SELが設定されました。W108は1972年にW116にモデルチェンジしました。W108の総生産台数は約36万台、W109の総生産台数は約1.9万台でした。

 

 

 ミニカーは1971年頃に発売されたベルギーのサブロン製で、250SE(W108)をモデル化しています。サブロンは米澤玩具(ダイヤペット)が代理店として輸入し、国内でダイヤペット サブロンとして販売していました。ボンネット/4ドア/トランクが開閉するフルギミックが売り物のミニカーで、プロポーションが良く当時のミニカーとしては結構良い出来ばえでした。ただしサブロンのミニカーはタイヤがホイールを溶かすという問題があったことで有名で、このミニカーもオリジナルのホイールは溶けてしまいました。(参照ページ→ミニカーの材質と経年変化) このミニカーはタイヤとホイールを別のミニカーの物に履き替えて再生させています。フロントグリルやバンパーのメッキの一部が?がれていますが、メッキのオーバーコート処理が良くなかったのでしょう。W108/W109のこれ以外の当時物としてはノレブ(プラスチック製)、ディンキー(英)、ジク(SIKU)、エディルトイなどがありました。最近の物では、ミニチャンプス、オートアートの1/18、ノレブ、ブレキナの1/87などがあります。 以下はフロント/ボンネットを開いたエンジンルームの画像とリア/トランク開閉の画像です。(画像のマウスオーバー又はタップで画像が変化します)

MERCEDES-BENZ 250SE (W108) 1
MERCEDES-BENZ 250SE (W108) 2

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